ポケットモンスターspecial~心をかよわせる者 作:渚砂
ではどうぞ
レイと別れたイエローたちは島の反対側まで来ていた。
そして、そこで知っている人の気配がしたので調べると
そこにはついさっき別れたグレンタウンのジムリーダーカツラ、
レッドのライバルで少しの間イエローを鍛えてくれたグリーン、
さらにかつてレッドやグリーンと戦った
ロケット団のジムリーダーのマチス、キョウ、ナツメの5人がいた。
「「「こんにちは」」」
「ナツメ、キョウ、マチス!! おまけにグリーンにカツラ!」
「イエローくん、よく来たな、言いたいところだが一緒にいる2人は誰じゃ?」
「この人たちはブルーさんとマサキさんです、どうやらボクを追ってきてくれたみたいで」
「それで、あのう・・・そっちの人たちは?」
イエローも疑問に思うのも当然だ、なんせこの中で唯一知らないのだから
「ム・・・」
「マチス、キョウ、ナツメ、元ロケット団だ、俺たちも今ここではち合わせたところだが」
少し答えるのを渋った、カツラのかわりにグリーンがかわりに答えた。
「ククク」「ウフフ」「ハハハハハ」
「なぜオレ達がここにいるのか知りたいか?
べつに難しい説明など全くない俺たちも四天王を倒すためにここにきた・・・
ただそれだけのことだ」
「「「!」」」「四天王を倒すだと!? 」
「ああ、いい機会だから教えてやろう、
オレ達ロケット団を壊滅させたとお前らは喜んでいただろうが、
そんなものとんだ思い違いよ」
「シルフカンパニービルが完全に崩れきる寸前、私たちはあの場所から去ったわ、
そして今まで復活の準備をし、その時を待っていたのよ」
「ところが・・・だ、今カントーは四天王の攻撃を受け、人びとは消されようとしている・・・
オレ達が制圧するはずの場所で勝手なことは許さん!! 」
「アナタたちも打倒四天王をかかげてこの場所に来たのでしょう? 邪魔をしないと言うのなら、
今この場は手を組んであげてもいいわよ!」
「……敵の敵は味方、という訳か」
ナツメ、マチスがそう言う、カツラがどうしようか考えていたが、
グリーンがそれをさえぎった。
「手を組んでやってもいい・・か、それはこっちのセリフだ」
「ホウ」
「オレはオーキド博士と因縁のあるという四天王を倒すために来た、
それだけだ、その邪魔をしないなら、お前たちがどこでなにをしようが知ったことじゃない」
「ウフフ、決まりね、フーディン!!」
そういい、ナツメはフーディンを出しそれぞれにスプーンを配った。
どうやら、それは運命のスプーン曲げというやつでそれによりそれぞれのペアーが決まった。
イエローとカツラ、グリーンとキョウ、ブルーとナツメ
「曲がってへん」「オイ!オレも曲がってないぜ」
だがそのスプーンは戦う意思の無い者、組むべき相手がいないものには作用しないらしい。
「大丈夫です、もう一人ここに来ます!」
その彼の言葉にすぐにブルーとマサキは囮となったレイの姿を思い浮かべる、
「もう一人だと?…俺達以外にまだ誰かこの島に来てるというのか?」
その事を知らないグリーンがイエローへ詰め寄る。
「はい、グリーンさん。ボクはレイと一緒にこの島まで来たんです……
でもボク達が移動する時囮になって敵を引きつけてくれるって……」
「レイ・・・あいつか、奴ならかなりの戦力となるな」
そうグリーンがつぶやく
「……っへ、そんないつ来るか分からない野郎待ってても時間の無駄って奴だぜ、
おいお前もスプーン曲がって無いんだよな!数合わせだ、来い!」
「あ!あわわわ!?なんでこうなるんや~!?」
「あっ……行っちゃった……」
「さて、オレ達の調べによればこの洞窟は迷路のように奥に続いているらしい、
ここで4組にわかれて、本拠地に目指そう。」
こうして、それぞれ別の道で本拠地をめざした。
そのころ、レイはというと
「さて、蹴散らしたのはいいが、イエローはどこにいるんだ?」
そう現在、彼はイエローを見つけられず、迷子になっていた。
「地図はイエローに渡してしまったし、でも確かこのあたりだと思うんだがな」
そう、思っていると、突然近くの草むらが揺れた。
「誰だ!?」
そういうと、そこから自転車に乗った少年が出てきた。
「お前レッドか」
「おお、お前なんでオレの名前を」
そうそこにいたのは、オレ達がずっとさがしていたレッドだった。
「ああ、そうか悪い悪い、オレはレイ、イエローとお前を探すためにここに来たものだ」
「そうだったのか……でもイエローって名前には心当たりが……」
「そうなのか?じゃあトキワの森でコラッタ一緒に捕まえてあげた子って言えば分かるか?
昔お前に手伝って貰ったって言ってたけど」
「……あぁそう言えば昔一度あったな!あのときの娘か!」
「そう、その娘(こ)だ、・・・ん?娘?、やっぱりあいつ女なのか?」
「え?知らなかったのか、あいつは女だぜ」
そうか、なんかそんな気はしていたが、まあいいか
「それより、早く向かおうぜ、それでお前はどこに向かってるんだ?」
「ああ、俺はこのスプーンに従って向かってるんだ、
そしておそらくそこには四天王の一人シバがいるだろう」
「そうか、だったらお前はお前で迎え俺はイエローのもとに急ぐ、」
「わかった」
「死ぬなよレッド」
「お前もな」
そういい、俺はレッドと別れイエローのもとに向かう。
しばらく、進んでいると、別れ道が見つかった。
「おそらく、この道それぞれに四天王がいる、こっちはレッドが向かったほうかだったらでてこい、
ウィン、シャドウ!」
『『おうよ』』
「さてウィン、シャドウ、お前たち誰がどこにいったかわかるか?」
『レイ、こっちからはあのカンナとかいう四天王のにおいがする』
「そうか、じゃあ、ウィンお前はそこに向かえあの時の決着をつけてこい」
『おうよ』
そういいウィンをカンナのところに向かわせる。
『レイ、こっちからはオレと同じゴーストの気配がするぜ』
「シャドウ、そうか、だったらそっちには四天王のキクコがいるだろう、
そしてグリーンもキクコは姑息なことをしてくるからなそれを助けてやってくれシャドウ」
『シシシ、ゴースト使いなら俺に任せとけ、本当の戦い方というのをおしえてやる』
そういい、それぞれの方にウィンとシャドウを向かわせる。
「さて、ということは必然的にこっちにイエローがいることになるか・・・
俺も急ぐか、でてこいピジョ!」
俺も俺でイエローのもとへと急いだ。
ところ変わってグリーンはというと
キョウと一緒に進んでいた。
「ククク・・・、2年前になるか、お前と戦ったのは・・・
あのときも目つきのわるいガキだと思ったが今はそれ以上だな」
「・・・・・・」
「だんまりもあの時以上か」
「・・・キョウ、戦いの前にあずかりものを返しておく」
そういい、グリーンはゴルバットを返した。
「・・・ククク、かたじけない! 」
そして、そのゴルバットは“ちょうおんぱ”によって
口に作り出したまくに探知した様子を映し出した。
「さあ、教えてくれゴルバットよ、オレ達の戦いの相手はどこにいる!?」
そういうと、後ろのほうが光ったように見えた。
「ム!! そこか!! 」
そういい、その光ったところにキョウは手裏剣らしきものをなげた。
そして、そこからアーボックがでてきた。
「アーボック!ということは相手は・・・」
「「キクコ! 」」
「だったら・・・」
「おっと、」
ポケモンをだそうとする、グリーンをキョウは止めた。
「もう、オレのポケモンが相手をしに行っている! 」
出てきたアーボックの後ろを見ると、さっき投げた手裏剣が光っていた。
「あれは! 」
「ククク、そうだ、オレの忍びの極意のひとつ・・・、ボール手裏剣!!」
そう、その手裏剣にはボールがついており、そこからこちらもアーボックが出てきた。
これにより蛇(アーボック)VS蛇(アーボック)の対決が始まった。
「フェ・・・フェフェフェ!!“にらみつけて”しまいな我がアーボックよ!!」
キクコのアーボックの“にらみつける”により防御力が下げられてしまう。
「どこかから隠れて命じているな、しかし、こちらの防御力を下げる“にらみつける”か・・・
ならば、ゴルバット“くろいきり”」
そうしてゴルバットの“くろいきり”によりさきほど下げられた防御力がもとに戻る。
「さあ、どうした!? ・・・いつまでも姿を隠していないで出てきたらどうだ!?」
「フェーッフェフェ、全く身の程知らずでうるさい連中だよ、わざわざがん首をそろえて・・・
この四天王の計画を邪魔するなんて10年早いんじゃないかぇ」
「アタシの攻撃をくらいな! “いわなだれ”!!」
そういい、上からたくさんの岩や石が降ってくる、それに
「おお、言い忘れていた、普通なら岩だけだがここではそれだけじゃないから気をつけな!」
そうここは鍾乳洞、岩だけじゃなくつららも降ってきていた。
「く! ゴルバット!」
それをかわしきれずキョウのゴルバットにあたり次の攻撃をかわせずにいたがあぶないところで
グリーンが救い出す。
「すきだらけだよ“したでなめる”」
「!?」
しかし、そのため出来たすきを見逃すはずも無くゲンガーの“したでなめる”が
グリーンに直撃し目がマヒしてしまった。そしてキョウはグリーンを助けようとするが
またも“いわなだれ”により邪魔され、二人は分断されてしまった。
「フェフェフェ・・・はじめまして・・・とでもいっておこうかねぇ、
セキチクジムジムリーダーのキョウ」
「四天王、キクコだな?」
「あんたも蛇使いとは、少し親近感がわくねえ、だけど、
同じポケモンを使っていてもジムリーダーと四天王とじゃあ全然実力が違うんだよ!
それを今から教えてあげようかね」
「アーボックの腹の模様が変わった」
アーボックの腹の模様が変わった。
そうアーボックは腹の模様により能力がかわるポケモンだった。
「そう、私のアーボックは腹の模様を変えて能力を変えることができる、
そして今の模様は・・・」
「ム! は、はやい!・・・しまった!」
そうあまりの速さによけきれず捕まったさらにまた模様が変わり
「さらにこうすると攻撃力が高まるんだよ!」
「ク!なんとかしないと」
「そんなことはさせないよトドメをさしてやるアーボック“へびにらみ”
さらに“かみつく”でしっぽをかみきれ!」
キョウのアーボックは“へびにらみ”により怯みさらに“かみつく”により
しっぽが切れてしまった。
「これでその蛇は戦闘不能だろうよ」
「ク!ベトベトン、マタドガス“どくガス”!」
「“どくガス”で得意の「どく」をあびせようというんだね、ならばこれでいくよ」
そういい、また腹の模様が変わりアーボックの攻撃がベトベトンと
マタドガスにあたり戦闘不能にする。
「これで3匹が再起不能!」
「ク!・・・・・」
「フェフェフェ・・・お前さんの抵抗はおわりかえ」
キョウは最後のあがきかたくさんの手裏剣を投げた。
「なにをだそうとしているのか知らないが諦めるんだね」
「イヤ、まだだ」
「?」
「オレはその死化粧を破り、おまえを倒す!ハァ・・・ハァ・・・アーボック!」
そういうと、キョウのアーボックは立ち上がりちぎれたしっぽが再生した。
「ム! 傷口から新しいしっぽが」
「ハァ・・・ハァ、そうだ、お前が死化粧ならオレのは生命力の強さ、
頭が残っていれば切れた部分は再生する」
「だからなんだっていうんだい、それがアタシの死化粧を破る手立てにならないよ」
「それに、おまえが何をしようとアタシはそれに合わせて模様を変えるだけだからね・・・
それにあのグリーンもそろそろくたばっている頃じゃあねえか」
「ハァ・・・ハァ」
「ほうら、ご覧、グリーンを倒したアタシのゴルバットが帰ってき・・・」
そういい、キクコのゴルバットがグリーンを倒し戻ってきたと思われたが
それはキョウのゴルバットだった。
「なに!?アタシのゴルバットじゃない! それにグリーン!」
「フッ!」
「目が開いている!? な、なぜだ!?」
「キョウ助かったぜ」、お前がこれを送ってくれたおかげでな・・・
とりあえず礼をいっておくぜ」
「では、さっきの手裏剣は・・・!」
「そうだ、あの中には“まひなおし”を加えたおれのポケモンが入ってたのだ」
「く!」
「さて、反撃のつづきとやらをさせてもらうか!」
「キョウここはオレが・・・」
「いいやオレが先手だ“きゅうけつ”」
そういうと、ゴルバットがキョウの腕に“きゅうけつ”し血をすいとる
そして、その血をキクコのアーボックの腹に吹きかけた。
「しまった!」
「ハァ・・・ハァこれでアーボックの模様はかえられない」
「・・・おのれ」
「だが、その体力でなにができる!いけアーボック!」
「ちっ!いけ!!」
「ゴルダック“ねんりき”」
キクコのアーボックがキョウを狙うがグリーンのゴルダックの“ねんりき”が
それを防ぎ攻撃を跳ね返した。
「バ・・・バカな!」
そういうとキクコは倒れ、そして近くから何かがふってきた。
「これは!どくばり!」
「キクコはポケモンで戦うふりして影から狙っていた・・・
毒使いとはいえ体力を消耗した体でこれをうけたら命はない、借りは返したぜ!」
そういい、グリーンはキョウに肩をかした。
「ずいぶんと機嫌が悪そうだな」
「あたりまえだオレはキクコに用があった、邪魔をするなといったはずだ」
「ハァ・・・ハァ、フン! あいかわらず生意気なガキだ・・・ぐっ」
「もういいしゃべるな、ここを抜けて先に進むぞ」
グリーンたちは先に進もうとした。
後ろにいるキクコがまだ倒れていないとは気がつかずに・・・。
いかがだったでしょ?
いよいよカントー編も終わりに近づいてきました
このあとどうしようかな?
まあ、頑張って書いていきます
ではまた次回にお会いしましょう!
またね