ソードアート・オンライン~桐ヶ谷和人の幼馴染~   作:隆斗

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レベルの設定は適当です。あまり気にしないで下さい。



ホルンカ

ホルンカ

 

 

 

赤いローブの人物が、消えてから始まりの街の広場は混乱に包まれた。誰かか悲鳴を上げ、それが連鎖的に広まっていった。そんな中、キリト達七人は広場から繋がる裏道にいた。

 

「いいかみんな、今から俺の言う事をよく聞いてくれ」

 

「(原作でクラインにした説明)という事だ。だから一緒に来てくれ」

 

キリトの言葉にクラインたちは困ったような顔をする。キリトの顔は、来いと言うより来てほしいと言っているように見えたからだ。

そんな中、カユラの心は決まっていた。

 

「私はキリ君と一緒に行く」

 

カユラがそう言った瞬間、みんなが彼女に注目する。皆が見たカユラの目にはしっかりとした決意が宿っていた。

 

「わりぃ、俺は行けねえや」

 

「……そうか」

 

「すまねえな」

 

「いや、無理に言って悪かった。そのかわりこれを」

 

そう言ってクラインにメッセージを飛ばすキリト。

 

「? これは……!!? おいキリトこれって」

 

「ああ、βの時の情報だがないよりましだろう。そしてそれを出来るだけ広めてほしい、それだけで死者は減る筈だから。そのかわり俺が情報源だなんて言うなよ」

 

「へへ、分かったよ。じゃあなお前ら、生きてまた会おうぜ」

 

キリトの最後の照れ隠しを、彼より年上ゆえに理解したクラインはそれについては何も言わなかった。

そう言ってクラインは広場の方へ戻って行った。そしてキリトはみんなの方に向き直ると、みんなの目にカユラと同じ決意が宿っているのが分かった。

 

「俺と一緒に来るんだな?」

 

最後の確認をすると、皆は無言で頷いた。

 

「分かった。まずここからホルンカっていう村に向かう。付いて来てくれ」

 

キリトが先頭になって先を行き、殿をカユラが勤めながらキリト達一行はホルンカへと向かった。

 

 

 

〰〰〰〰〰〰ホルンカ〰〰〰〰〰〰

 

 

 

ホルンカについたキリト達はまず、道具屋で来る途中の先頭で消費した回復アイテムなどを補充した。

 

「これからアニールブレードっていう強化すれば第三層ぐらいまで使える片手用直剣を、取る為にクエを受ける。これは売ると金になるから、要らなくてもみんな受けてくれ」

 

一軒の家の前でキリトがそう言うと、皆で目に前の民家に入って行った。数分が経つとみんなクエストを受け終わったので、ネペントを狩りに森に向かった。

 

「ネペントは花付と実付きと普通の奴がいる。実付きの奴は実を割ると、他の奴らがよって来るがこのメンバーなら十分に対処できる。実を割ったら焦らず俺かカユラに言ってくれ。ちなみに俺らのターゲットは花付の方だ。それと、これはレベル上げも兼ねてるから、全員がレベル五になるまでやる」

 

キリトが移動途中そう残りのメンバーに説明する。彼らはそれぞれ短く了解と言った。

 

「しっ!」

 

突然キリトが止まり茂みに身を隠す。後ろについて来たカユラ達もそれに倣う。

 

「いた!」

 

キリトが小声でつぶやくのが聞こえたカユラ達は、彼が見てる方に目を向ける。するとその視線の先には、実付きと花付のネペントがそれぞれ一体ずついた。

 

「どうするんだ?」

 

「みんな今レベルはどのくらいだ?」

 

キリトがそう聞くと、彼女たちはそろって三と答えた。彼は自分のメニュー画面を呼び出し、自分のレベルが三であることを確認すると、少し考え込む仕草をしてから言った。

 

「俺とカユラで実付きを抑えとくから、その間に花付を倒してくれ」

 

彼女たちは了解と頷くと、気を引き締めた。

 

「行くぞ!」

 

キリトの短い掛け声で、彼らは一斉に飛び出した。

 

「はぁっ!」

 

彼らの中で一番俊敏値が高いアスナを皮切りに、キリトとカユラを除くメンバーは数分でネペントを倒した。アスナ達がキリトとカユラの方を見ると、二人はまだ戦っていた。しかしネペントのHPはレッドゾーンだ。だが二人は中々とどめを刺そうとしない。気になってリズが二人に問うた。

 

「何でさっさと片づけ無いのよ?」

 

「いや……」

 

「実を割るか割らないかで悩んでるのよ」

 

歯切れの悪いキリトの代わりに、カユラがそう答えた。

 

「何でそんなので悩むんですか?」

 

シリカが代表して聞くとキリトが答えた。

 

「割ったらネペントが結構な数来て倒せれば経験値稼ぎになるけど、その分死ぬ確率も上がるからみんなに聞いた方がいいかなって思ってたんだよ」

 

キリトの言葉に彼以外のメンバーは納得したようだ。

 

「で、どうする?」

 

「割らない?」

 

カユラがみんなに聞くと、まあいいか的なノリで他のメンバーも賛成した。

 

「エギル、ソードスキルなしの上段でやってくれ」

 

「それで倒せるのか?」

 

大丈夫だとキリトが言い、それを聞いたエギルが斧を上段に持っていき振り下ろす。するとキリトの言ったとうり、実が割れた直後にネペントもポリゴンの欠片となって消えた。それと同時に彼らの周りに五体のネペントがPOPする。

 

「気を抜くなよ!」

 

『おう!』

 

キリトの声に、それ以外のメンバーが気合を入れた声音で返した。

結局その日は、午後八時頃に全員がレベル十になるまで続いた。

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