ホグワーツの錬金術士   作:THE・藻

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あっはは、何やこれお気に入り35件と10評価2つって… マジでありがとうございます。 今ならanotherの世界で生き残れる気がする。

あ、質問が来る前に答えとくと上級生たちは錬金学では細かい内容をカットして授業をすることでそれぞれの学年に適した勉強をしています。




ハロウィーンパーティー

「はい? ポッターがクィディッチの選手? え? シーカー?」

 

俺が職員室で資料をまとめていた時に、マダム・フーチがポッターがシーカーになったと報告があった。

 

「ええ、彼の才能は類を見ませんよ。 間違いなくジェームズの血を引いています。」

 

ジェームズ・ポッター。 彼はポッターの父親で、かなり優秀なクィディッチのプレイヤーだったと聞く。

 

「マダム・フーチ… 俺の記憶が正しければ次の行事はハロウィーンで、ハロウィーンとは仮装をして菓子をねだる収穫祭の筈です。 エイプリルフールはまだ先ですね。 しかも今は午後だ。」

 

知っている人も多いと思うがエイプリルフールとは午前に嘘をつき、午後にそれを嘘だと明かす日だ。 だが間違いなく今日は9月13日、それも全ての授業を終えた夜だ。

 

「いえ、嘘でも冗談でもなく、彼は本当にシーカーになったんです。」

 

そのあとマダム・フーチに説明を聞くと、どうやら本当らしい。

 

ハァ… ミネルバは出来るだけ公平に振る舞っちゃいるが意外とグリフィンドール贔屓なんだよなぁ… 俺もスリザリン贔屓しとこうかな? いや、バランス的にはレイブンクローとハッフルパフか。

 

「マジですかい。 …グリフィンドールの中では喜ばれるかもしれませんが、おそらく他寮の1年からは疎まれるとおもいますよ? 特にスリザリン中でもマルフォイあたりに。」

 

今回のマルフォイは本当にドンマイとしか言えないな… ポッターを貶めようとしたところ英雄にしちまうとは。

 

「それにしても1年のクィディッチ選手ですか… 確か前例がありましたよね?」

 

「ええ、100年以上前にありましたね。 その人も優秀な選手だったと聞きます。」

 

将来有望だなあポッター。 スリザリンからのブーイングにはまあ頑張って耐えろ。

 

 

【10月31日】

 

 

さて、今日は全生徒がお楽しみのハロウィーンだ。

学園内には朝からかぼちゃの旨そうな匂いが漂い、飯は全てかぼちゃメイン。 まあ去年は甘味ばかり食って吐きそうになったんだが…

 

それで今はハロウィーンパーティーの真っ只中で、生徒たちは食堂でハロウィーンメニューを楽しんでいる。 俺も教員席で飯を食っていたが、あることに気づいた。

 

あれ? 1年生の仲良しトリオ(ポッター、ロナルド、グレンジャー)、グレンジャー足りなくね?

 

あいつらは少なくとも飯の時間は隣り合った席で食べていたはずだ。 それにグリフィンドールの席を見回してもグレンジャーは見当たらない。

 

疑問に思った俺は直接訪ねてみることにした。

 

「よう、ポッター&ロナルド。 グレンジャーはいないのか?」

 

「さあ、地下のトイレで泣いてるんじゃないかな?」

 

おおぅ、何やらとんがった返事。 俺はスリザリンの教師ということもあってこいつには嫌われてるが、これは俺へじゃあなくてグレンジャーへの嫌悪か?

 

「喧嘩でもしたか?」

 

俺がそう聞くと、ポッターが事情を話してくれた。 どうやら妖精術の授業で、うまく魔法が使えないロナルドに対しグレンジャーがいつも通りの態度で(偉そうに)指導をしたらしい。

 

「はー… なるほどね。 お前らの時期じゃあレビオーサか? あんなん使えても大したことねえっての。」

 

と、そこまで言ったときに、クィリナスが食堂の扉を開けて入ってきた。

 

「地下にトロールが!! お伝えしなければと…思って…」

 

そこまで言うと、気の弱いクィリナスは倒れてしまった。 そしてその言葉を聞いた生徒たち… 特に下級生が騒ぎ出した。

いくら愚鈍で馬鹿なトロールと言ってもまだ練度の低い下級生からすると脅威であり、それが学校内にいるとなると安心などできないだろう。

 

そう言えばあいつ居なかったな、なんてことを考えていた俺だったが、その言葉を聞いて1つ嫌な予感がした。

 

グレンジャーはどこにいた?

 

「静まれ!!」

 

ダンブルドアが生徒達を落ち着かせて、寮監にそれぞれの寮に帰るよう指示する。

 

「おい! 待てポッター、ロナルド!!」

 

俺と同じことを考えたのかポッターとロナルドが列から離れて走り出した。

 

生徒にたった2人で行かせるわけには行かない!!

 

そう思った俺は、地下へと走る2人の後を追いかけた。

 

「おい馬鹿ども、さっさと寮に戻れ! グレンジャーは俺が避難させるからお前らは寮で待ってろ!!」

 

走りながら何度も説得を試みるが、首を縦に振らない。

 

話す途中でわかった… こいつら俺のことまで心配してやがる。 ホグワーツの教員舐めんなよ。

 

「ッ! 止まれ!」

 

廊下の壁にトロールの影が見えて、2人に静止するよう言った。

 

「俺が行ってくるからさっさと寮戻れ!」

 

廊下を横切ったトロールの後を追っていくと、トロールが女子トイレの中に入るのが見えた。

 

「おいおいおいおい、ついてなさ過ぎんだろ!?」

 

トイレの中からグレンジャーの悲鳴が聞こえて、俺は急いで戸を蹴り開けた。

 

トイレの中には、頭を抑えて地面に座り込んだグレンジャー、棍棒を振り上げたトロールがいた。

 

「レクス・カタパルタ!!」

 

地上にジャンプ台の効果を持つ錬成物質を作って天井まで跳んだあと、もう一度錬成物質を作り前方に飛び、トロールの後頭部に取り付く。

 

「何やってやがる!! 早く逃げろグレンジャー!!」

 

トロールの後頭部に錬成物質を生み出しながらグレンジャーに言うが、震えているだけで動かない。

 

「クソ! 腰抜かしたか!?」

 

トロールの頭を横に蹴り飛ばし、飛び降りる。 頭に衝撃を受けたトロールが横によろめいている隙にグレンジャーを担いで離れる。

 

「マックス!! 後ろだ!!」

 

トイレのドアの近くにいたポッターが声を上げる。

 

「ああ、後ろだろうな。 …エリクシル。」

 

俺が右手を握りしめると背後から赤黒い閃光が散った。 これは巨大な錬成物質が爆発したときに起こる現象だ。

 

トロールが横向きに倒れて、壁に体をぶつける音を聞きながらグレンジャーを地面に下ろした。

 

「怪我はねえな。 ったく、馬鹿やりやがって。」

 

グレンジャーを地面に下ろして、一息つくとミネルバやセブルスが駆けつけてきた。

 

まあ、無事終了かな?




主人公は身長高めの銀髪ソフトモヒカンです。 何故って? 私が使っているddonのキャラがそうだからですよ。
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