これでも人間だけど文句ある!? あるなら掛かってこいやぁ! 作:血塗ろ/(・x・)\
ゴオゥッ! と音がし、真後ろでドラゴンが炎の息を吐く。圧巻の光景だ。
「ご主人様ーっ!!! 現実逃避しないでほしいにゃ、速く逃げるにゃ!!!!!」
「逃げてるよ勿論っ!!!! でもドラゴンと追いかけっこなんて勝ち目あっかよコンチクショー!!!!!」
どうも、小野寺 馨です。はい。愛猫抱えて絶賛ドラゴンと追いかけっこ中です。
森を出た瞬間、ドラゴンに見つかりました(・ω<) テヘペロ
フィーアちゃんは早く逃げろと言ったが、これでも充分速いほうだ。
先程、ドラゴンに見つかった森は既に見えず、草原のため、景色が変わることはないが風圧で草原の草が切れるぐらいには速いスピードで俺は飛んでいる。しかもメインクーンのフィーアちゃん抱えながら。
いやぁ驚きだ。ログレスの中では普通の装備してる時と同じぐらいでしか飛べなかったから、ここでもそれと変わらないと思ってたら巨大なドラゴンと肩張れるレベルで飛べるなんて。
どうやって飛んでるのか原理わからんけど。
「っ、ご主人様!! 砦が見えるにゃ!!!」
「うっそぉ!?」
フィーアちゃんの言葉に、よく目を凝らしてみると確かに砦が見える。
砦、と言うかあれは街だ。
ドンドンと近付いていく内に、ドラゴンは俺ではなく街を選んだらしい。
炎をブレスを吐くのを止め、俺ではなく街へ目掛けて飛び始める。
「ヤバイにゃ、どうするにゃご主人様! このままじゃあのドラゴン、街を襲うにゃ!!」
「んなこと言われたって、攻撃なんて...........ん? 攻撃?」
ドラゴンを追い掛けながら、思い出す。
ログレスは装備してる武器、変更可能だもんな..............よし。
「ちょっとフィーアちゃん飛ばすよ!!」
「了解にゃ!! って、ふにゃあああああっ!!!!!?」
元気のいい返事も聞こえ、思いっきり羽を動かす。
途端、今までは地面ギリギリだった体はドラゴンの上まで浮き上がった。
あ、上の方が飛びやすい。
「ま、待つにゃ、何する気にゃ!?」
「いや、ちょっと実験を」
装備選択画面を思い浮かべた瞬間、目の前に装備セットが現れた。
ヴァルキリーの中でも火力だけを集めた装備を選ぶ。
すると、今までついていた羽が消え、別の羽が現れた。
装備セットを消し、フィーアちゃんを強く抱き締める。
この世界でEPとか関係あるかはわからないけど、まぁ一応保険として。
「フィーアちゃん、しっかり捕まっててね」
「にゃ、にゃあ」
首に腕を回すフィーアちゃんを確認して、頭に浮かんでくるこの武器の必殺スキルの名を口にした。
「バニシングイフリート」
途端、俺の背後に巨大な炎があがった。
ドラゴンもそれに気付いたのか、俺を見上げる。
『しゃーないな。力、貸したるわ!』
女性の声が響き、炎がドラゴンを覆い隠した。
「にゃ、にゃにゃにゃ...........!?」
俺の背後の炎は消え、俺は未だに燃え続けるドラゴンの傍に降り立つ。
既に絶命しているらしく、ドラゴンは倒れたままだ。
「す、すごいにゃあ........これがご主人様の力にゃ?」
「いや、俺って言うか武器の力だな」
何となく、暫く炎を見ていると炎から幾つもの青い玉が現れ、俺の中に吸い込まれた。
あ、これってもしかしてEPか。やっぱこの世界でも関係あるのか........
「ご主人様、街へ行くにゃ」
「そうだな」
いつまでも燃え盛る死体を見ているのも虚しいだけだし。
そう重くはないフィーアちゃんを抱え直し、街へと飛び始めた。
........しかし、飛ぶのって案外楽だな。
そんなことを考えながら、街へ飛ぶ。ふと、疑問が頭に過ぎった。
何で俺、ドラゴンなんていうデカイ生き物を殺してこんなに平然としてんだろ........しかも、フィーアちゃんが軽いなんて今までは思ったこともなかったのに?
EP:ログレスの世界の中で、武器の必殺スキルを使うために必要なポイント。専用スキル(通常スキル)で敵を攻撃した時に得られるポイント。専用スキルのみならず発動すればEPを全回復してくれる必殺スキルもあり、今回のバニシングイフリートのように、EP0で発動出来る必殺スキルもあるが、基本的にそういうのはHPの上限が下がったり、最大EPが減ったりHPが10%以下だと本来の力を発揮してくれないから面倒。HPの表現などはまた次の話で説明します。
この小説を機に、ログレスやってない人もやってみてくださいな!! 色々とロマン溢れる武器とかジョブも沢山ありますぞい(๑ ิټ ิ)ヘヘッ
5/1/17 誤字脱字の修正及び、イフリートのセリフを変更致しましたc