これでも人間だけど文句ある!? あるなら掛かってこいやぁ!   作:血塗ろ/(・x・)\

4 / 4
お待たせしました(´・ω・`)


Episode.3 藤丸君イケメソ

 

 

 あの後、街の手前で俺はジョブを変えた。

 装備変更画面が出るのだから、とジョブを変更し、今はアサシンのジョブで街を歩いている。

 街、と言っても彼方此方が破壊されているということは既にこの街に人はいないんだろう。

 死体もないと言うことは、ワイバーンが喰い尽くしたかリビングデッドになったのを主人公たちが倒し終えたか。

 

「えぇー.......このまま主人公たちに会えなかったらどうしよう...........」

 

「下手すると、この時代が修正し終わってもここに残るかもにゃ」

 

「うえぇ.........」

 

 それだけは何とか阻止したいけどーーーーーー

 

 

 

「にゃにゃぁっ!!?」

 

「ん? フィーア"ぢゃん"っっ!!!?」

 

 フィーアちゃんが軽くなっていっていると思ってたら、フィーアちゃんの体が足先から光になって消えている........!!?

 あれ、これってサーヴァントが消える時の演出じゃ

 

「こ、この特異点の修復が完了したみたいにゃ、だからサーヴァントが座に戻されるのにゃ!!」

 

「待って、それアンノウンの俺どうなんの!? フィーアちゃん消えてってるけど俺何にもなってないけど!?」

 

「わ、わからないにゃ.......」

 

 ちょ、嘘だろ、俺本当にここに取り残されんの...........!!!?

 もう首元まで消えているフィーアちゃんを何とか離さないように生首を抱き締める。

 置いてかないで......!!!!

 

『あらあら.............可哀想な子』

 

「........え?」

 

 フィーアちゃんが消える寸前、いつの間にか涙で歪んでいた視界に少女の姿が、見えた気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 ドサリ、と音がした。

 腰に響く鈍痛から漸く自分が尻餅を着いたことに気づく。

 

「いってぇ........あれ、ここ.........」

 

 喧騒が耳を突き、反射的に顔をあげたこの目に映ったのは。

 光。影すら消してしまう程に強く、眩しい太陽だった。

 やがて光に目が慣れてくると、目の前に少年が立っていることに気づいた。

 真っ青な、青海よりも深い青色が俺を貫いている。

 

「.......あの、大丈夫ですか?」

 

「え........あ、あぁ、うん」

 

 瞳は兎も角、黒い髪と微妙に低い鼻と顔立ち、服装から日本人のような印象を受ける少年だ。

 .............ん? 黒髪青目? 日本人っぽい顔立ち、って

 

「あの、本当に大丈夫ですか?」

 

「き、君の名前って、藤丸立香で合ってる!?」

 

「うぇっ!? な、何で俺の名前.........」

 

 驚く藤丸少年の肩を右手でしっかりと掴み、左手でガッツポーズをする。

 よっしゃ、やっと見つけたよかった........!!

 涙がちょちょ切れそう.........って、あれ? でも確かオルレアンってもう修正したんじゃ............フィーアちゃんは、どこに行ったんだ? 何で俺はここにいるんだ?

 

「あ、あの........」

 

「...........あ、あぁ、ごめんね。いきなり掴んだり叫んだりして」

 

「い、いえ...........あの、どうして俺の名前を?」

 

 色々と分からないこともあるが、まずは藤丸少年とコミュニケーションをしなければ。

 ............ど、どうやって言い訳しよう。まさかそのままここがゲームの世界だから、なんて言えないし.......

 

「実は、俺もよく分かってないんだ」

 

「分かってない?」

 

 スッゲェ訝しげな顔してるよ藤丸少年........兎も角、誤魔化し続けるしかない!

 

「あぁ。気づいたらここにいたんだ。ここローマ帝国で聖杯戦争なるものが開かれ、君、藤丸立香君の味方をしろって........まるで何かに直接、頭に刻み込まれたように、ね」

 

「頭に刻み込まれたように............もしかして、英霊なのか..........? 確かに古代らしくない武器も持ってるし.......」

 

 ブツブツと呟きながら悩んでいるらしい藤丸少年。

 何とか、騙しきれたか........?

 

「そうなんですか.......すみません、着いてきてもらってもいいですか?」

 

「あぁ」

 

 歩き始めた藤丸少年に着いていく。よかった........少し罪悪感があることも否めないけど、今はこうして凌ぐことしか出来ないし。

 

「えっと、お名前を聞いてもいいですか?」

 

「小野寺 馨だ」

 

「小野寺さん、ですか。どこかで聞いたことあるような........? 知識があるなら必要ないでしょうが、俺は藤丸 立香です。詳しいことは皆のところで話しますね」

 

 首を傾げつつもそう言い、藤丸少年は俺に手を差し出した。

 出された手は日本人らしい黄色い肌。男だからか少女のような柔らかさはないが、若いが故の瑞々しさがある。

 

「.......俺が言うのも何だが、そんな簡単に手を差し出してもいいのか?」

 

「え?」

 

「俺が敵である可能性もあるだろ?」

 

 藤丸少年の手を握り、力を篭めると少年の手の骨が軋む音がする。

 

「少し力を篭めただけで君の手は簡単に砕かれる。それなのに、仲間も連れずに一人でーーー」

 

「でも、貴方から殺気は感じません」

 

「........は?」

 

 微笑しながら放たれた言葉に目を見開いた。

 殺気を感じないから、って

 

「俺は、ここに来る前にある世界で戦っていました。ドラゴンや歩く骨を相手に。俺自身が戦った訳ではありませんが、ある程度は殺気とか、敵意とか分かるようになったんです。でも小野寺さんからは感じない。何より、貴方が瞼を開いて太陽を見た瞬間のあの目は、絶対に敵には出来ない目です」

 

 ただ、唖然とする。たったそれだけのことで、俺を信用に足る人物だと思ったのか。

 

「.........お人好しと言うか、何と言うか。信用してくれるのは嬉しいが殺気や敵意に関しては強い者にとってはそんなものを隠すなど簡単なことだ」

 

「でも、俺は貴方を信用します」

 

 力強い、目。俺は嘆息した。これ以上は何を言っても聞かないだろうな。

 

「わかった。でも、一応忠告としてな」

 

「........小野寺さんこそ、お人好しって言われません?」

 

「言われたことないなー」

 

 寧ろ周りのことは疑いまくってたし。

 疑いの眼差しで見てくる藤丸少年だが、事実、俺は周りを異常な程に疑っていた上に高校の交友関係は生徒のみで言えば片手で事足りてしまう。

 確かに俺はお人好しかもしれないが、それを判別出来る程の人間が周りにはいなかっただけの話だ。

 

「そうですか.......あ、おーい、皆ー!」

 

 藤丸少年が手を振る先には明らかに市民とは違う異質の存在がいた。

 英霊、サーヴァントだ。

 金髪に甲冑姿の美青年、あれはサー・ガウェインか。ガウェインが藤丸少年に駆け寄る。

 

「どこに言っていたのですか、マスター。ネロ皇帝も私たちも探していたんですよ」

 

「ごめんごめん。何か、行かなきゃって思ってさ」

 

「全く........こちらの方は?」

 

 俺の方を向き、微量の敵意を込めた視線を送るガウェイン。

 身長で言えばそんなに変わらないはずなのに結構な威圧がある。

 やっぱり、今までの経験があるからだろうな。

 FGOだけではなくFate/EXTRAでも戦っていた存在だから。

 

「えっと、こちらは小野寺 馨さん。サーヴァントかもしれない人だ。少なくとも、俺たちの味方だよ」

 

「俺自身も何故ここにいるかは分からないが.......藤丸少年の言う通り、俺は貴方たちと敵対するつもりはない。宜しく頼む」

 

 俺はそう言い、サー・ガウェインへと右手を差し出した。

 

 

 




サーヴァント:ーーーー
真名 小野寺 馨
性別 男
身長 183cm
体重 76kg
誕生日 1/1
血液型 A
属性 秩序・悪
宝具 ーーーーーー

クラススキル
神性 EX
狂化A+
対魔力 A+

保有スキル
神殺し A
カリスマ A+
天性の肉体 B

パラメータ
筋力 B
俊敏 A
幸運 A+
耐久 C
魔力 A+
宝具 EX

大体、小野寺君のステータスはこんなイメージしてます。
※ただしパラメータやスキルはジョブによって変動しますw

よくよく考えたらログレスのジョブをFGOで表そうとすること事態阿呆の所業ですねw これからは更新頑張ります........文字数ももっと増やします..........

申し訳ないです。属性については変更致しました。指摘してくださった識別・正体不明さん、ありがとうございました!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。