今日は月曜日、時刻は7時。
僕が目を覚ますと、いつものように真人が筋トレをしていた。
「おはよう真人」
「おう、理樹」
寮は学校から離れているわけでもないので、今から用意してもだいぶ時間に余裕がある。
いつもなら適当に時間を潰してるところなんだけど、たまには早めに登校するのも悪くないかな。
「一緒に筋トレするか?」
「いや、今日は早めに学校に行ってみることにするよ」
「えー、一緒に筋トレやろうぜー」
「いつか付き合うから今日はダメ!」
「本当か?」
「うん」
いつかは分からないけどね…
「じゃあ行ってくるよ」
「ああ、また後でな」
この時間の学校はまだ人もあまり来てなくて、静かだった。
きっと二木さんなんかは毎日この時間に登校して来てるんだろうなー
そんな事を考えていると、もう教室の前まで着いていた。
教室のドアを潜ると意外というか、そこにはクドがいた。
こんなに早くから勉強でもしているのかと思ったけどどうにも様子がおかしかった。
ここからはクドの背中しか見えないけど、自分の机に何かしているようだった。
「クド…?」
「リキッ⁉︎」
声をかけてみると、クドは驚いて机を隠してしまった。
怪しい。
「どうしたのクド?」
僕はクドの顔を覗き込むと、クドの目からは涙が流れてた。
「⁉︎」
まさかと思って机を隠しているクドの体の間を上手くすり抜けて机を見た。
「あっ」
「これは…」
クドの机には数々の過激な言葉などが落書きされていた。
机の隅々までに読むのも躊躇われるような言葉がびっしりと書き込まれていた。
「誰がこんな酷いことを…」
「わからないのです」
クドの顔はさっきまでとは違い、泣くことを隠すこともやめてぐしゃぐしゃになっていた。
「とりあえず僕が消しておくから、クドは一度寮に戻って休んだら?」
「うぅ…」
クドは頷いて教室を出て行った。
さっきはああ言ったけど、大体の予想はついてる。
まあまだ決まったわけじゃないんだけど。
前にもこんな事が起きた。
そう、あの世界。虚構世界での出来事だ。
あの時も同じような事が起きた。
その時の犯人は来ヶ谷さんに恨みを持った三人組……いや、確か杉並さんは直接関与はしてなかったから二人か。
まさかこっちでもこんな事が起きるなんて…
来ヶ谷さんならすぐに気付いて一人で対処してしまいそうだけど。
虚構世界では来ヶ谷さんのお陰でどうにかなったけど、ここは現実だ。ここであんなことをしちゃったら来ヶ谷さんの立場も危なくなってしまうかもしれない…
ここは来ヶ谷さんにはあまり伝えない方がいいかもしれない。
鈴たちに知らせて下手に動いても鈴たちが標的にされてしまうかも知れないし…
ここは恭介たちを頼るしかないようだ。
「とりあえずは机を綺麗にしないとね」
ある程度考えをまとめてから僕は、一度自分の部屋に戻ることにした。
今まで何度も間が空いてしまってすみません。
そろそろ頑張りたいと思います!