リトルバスターズafter story   作:カフェモカ

3 / 20
今更で申しわけないですが、一応言っておきます。
この物語は佐々美ルートはまだ始まって無いことになってます。


第三話ミッションスタート‼︎

「はぁぁー」

 

僕は朝ご飯を食べながらそれはそれは大きなため息を吐いた。

 

「大丈夫ですか?リキ。」

 

「ため息すると幸せが逃げちゃうよー」

 

僕の前に座っているクドが心配そうな顏で、小毬さんはいつもの幸せスマイルで言ってきた。

 

僕が思うにリトルバスターズに常識人はこの二人しかいないと思う。

 

恭介は遊びの事しか頭にないし、真人は筋肉だし、謙吾はああ見えて本性はバカだし、鈴はツッコミかと思ったら実はめちゃくちゃボケるし、人見知りはだんだんマシになってはきたけど色々ズレてるし。

 

来ヶ谷さんは変態だし、葉瑠佳さんは行動に脈絡が無くてなに考えてるか分かんないしボケは真人に匹敵するし、西園さんは一見常識人だけど腐女子だし。

 

それに比べたら二人はリトルバスターズで数少ない常識人じゃ無いだろうか?

 

「二人ともありがとう。別になんでも無いよ。」

 

「元気ねえな理樹。どうしたんだ?」

 

「大丈夫か?俺ならいつでも相談に乗るぞ!」

 

「おいおい理樹。朝からため息なんて吐いてどうしたんだ?」

 

君たちのせいだよ‼︎

 

「ちょっと来てっ‼︎」

 

僕は恭介たちの手を引いてみんなから離れたところまで引きずっていった。

 

「昨日の作戦は何なのさっ!」

 

僕が朝からため息なんて吐いていたのは昨日恭介たちが言っていた作戦のせいだ。

 

「説明しただろ?それよりどうしたんだ理樹、体調でも悪いのか?」

 

「僕がこんななのはその意味の分からない作戦のせいだよっ!」

 

「何っ!昨日の作戦に不備でもあったのか⁉︎」

 

恭介が大袈裟に驚いた。

 

「安心しろ理樹。実は俺は巷ではロマンティック大統領という名で通っているんだ。」

 

前にも聞いたよ…というか絶対嘘だよね?

 

「それに俺の筋肉もあるぜっ‼︎」

 

「逆に不安になるよっ‼︎」

 

「おいおい理樹。一体どこが不満だって言うんだ?」

 

昨日の夜に説明された作戦、

[真実の愛とは?トゥルーラブオペレーション‼︎]

とは簡単に言うとこんな感じだった。

 

まず虚構世界で僕が付き合ってきたみんなからクジで順番にターゲットを決める。

 

しばらくはそのターゲットに積極的に近づいて行きデートとか、とにかくその人と一緒にいる時間を増やす。

 

その過程で虚構世界での事を謝って事情を説明する。

 

それを繰り返していって本当に好きな人を選び出す。

 

こんな感じだ。

 

恭介たちの役目はその作戦を行う上での僕のサポートだ。

 

「確かにあの作戦は本当の好きな人をちゃんと選べるかもしれない。」

 

「そうだろ?」

 

みんなの中から一人を選ぶとしても一度好きになって付き合った人たちだ。

 

僕が恋してしまうほどの魅力をみんなは持っている。

 

本当に情けない話だが、そう簡単に一人を選べる自身が僕にはない。

 

この作戦をやってみんなとの距離を近づければ確かにもっと彼女たちのもっと知る事が出来るかも知れない。

 

それが僕の背中を押してくれることだろう。

 

「安心してくれ理樹。この俺が付いている限り絶対に失敗はさせないさ。」

 

「俺の筋肉も付いてるぜ、理樹。」

 

頼もしくはあるんだけど、不安でもあるな。

 

「絶対楽しんでるでしょ?」

 

すると恭介がいつもの笑顔ではなく、なかなか見ることの出来ない真剣な表情で言った。

 

「俺たちは確かによくふざけたり、悪ふざけしたりする。だがそれはみんなで楽しむためだ。あいつら本気でお前の事が好きなんだ。俺はそんなあいつらの思いを自分の悪ふざけで台無しにする様な事は絶対にしない。」

 

「…」

 

確かに恭介は自分から故意に人を傷付ける様なことはしない。それは僕もよく分かっているつもりだ。

 

今回だって恭介は僕の問題を本気で考えてくれている。

 

「そうだよね。」

 

今回の作戦でみんなの中から一人を選ばないといけない。

 

他のみんなを傷付けてしまうかもしれない。

 

それでも僕は選ばなければならない。

 

それに僕にはこんなにも頼もしい友達がいる。

 

出来ない事なんてないんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今僕は夜ご飯を食べ終えて僕の部屋にリトルバスターズの男メンバーで集まっていた。

 

「早速クジを引くんだ理樹!」

 

 

テーブルには四角形の箱に女子の名前を紙に書いて折って入れた簡易なクジ用意されている。

 

出来れば最初は来ヶ谷さんや二木さんとかは来ないで欲しい。

 

クドとか小毬さんが良い。癒されたい。

 

行くぞ僕っ!この手に運を込めるんだ!

 

「えいっ!」

 

「どれどれ、貸してみろ理樹。」

 

引いたクジを恭介に渡す。

 

「…」

 

折られた紙を開くと恭介の顔が少し引きずっていた。

 

「俺にも見せてくれ。」

 

「…」

 

続けて見に行った謙吾の顏も少し引きずっていた。

 

「おいどうしたんだよ。二人して固まりやがって。」

 

「…」

 

二人から紙を取り上げた真人は少しどころでは無く、確実に引きずっていた。

 

なんだかとても不安になってきた。

 

「僕にも見せてよっ!」

 

反応を返さない真人から紙を取り上げるとそこには、

 

「…」

 

来ヶ谷唯湖と書かれていた。




前回予告していた来ヶ谷編は次回になりそうです。
すみません{(-_-)}
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。