今度はゲームの方もやり直そうと思います。
第四話デートのお誘い
「はぁぁぁぁぁぁー」
僕は教室の机に頬杖をついて、聞いた方がうんざりする様なため息を吐いた。
今は授業中。世界史の教師が黒板を埋め尽くしていた。
いきなり来ヶ谷さんなんて…上手くやれるだろうか。
そんな感じで来ヶ谷さんの事を考えているとうっかり来ヶ谷さんの方へと視線を向けてしまった。
来ヶ谷さんはまったく手を動かさずにボーッとしていた。
世界史の先生、いつも結構な速さで黒板を埋め尽くしていくんだけど大丈夫だろうか。
来ヶ谷さんの方を見ていたら、来ヶ谷さんは僕の方へ首を動かして来た。
「っ⁉︎」
目が合ってしまった。
授業中ずっと来ヶ谷さんの方を見ていたなんて思われないだろうか?
いや、絶対に思われた!
だって凄くニヤニヤしてるしっ!
いざターゲットになると意識してしまって顏を上手く見れなかった。
そのせいで朝から来ヶ谷さんに不審がられてたみたいだったし。
もっと自然に接しないと。
「じゃあ今日はここまで。」
「あっ」
授業をまったく聞けなかった。
一時間なんて気を抜くと一瞬で消し飛んでしまうという事を学んだよ。
授業も終わって今は昼休み。教室も騒がしくなってきた。
「理樹、今日は野郎共で昼飯だ!」
いつもはリトルバスターズメンバーで食べている昼ご飯だけど、しばらくは恭介たち四人だけで食べる事になりそうだ。
「今行くよ。」
そして今、四人で僕の部屋にいる。
「おい理樹。お前今日来ヶ谷に話し掛けたか?」
「いや、まだ…」
「まあ待て真人。何事も焦るのは良くない。」
謙吾は普段から女子生徒には人気があるし、やっぱりそう事には詳しいのかな?
「その前に一つ確認しないといけない事がある。」
それは来ヶ谷さんがあっちの世界の事を覚えてるかどうかだ。
「覚えているだろうな。」
「来ヶ谷さんだしね。」
来ヶ谷さんはどこか恭介と似ている。
自分でも何て言えば良いのか分からないんだけど雰囲気かな?確かに何か恭介と同じ物を持っている。
来ヶ谷さんは絶対に覚えている。そんな気がした。
「俺たちに出来ることは協力するが、お前から行動を起こさない限り何も始まらない。」
「何か緊張しちゃって。」
「そんな事をあろうかと俺たちがちゃんと考えて来てやったぜ。」
この三人が考えて来たのか…究極に失敗しそうな気がする。
まあ僕一人じゃ何も思いつかないから結局聞くしかないんだけど。
「どうすれば良いの?」
「簡単な事さ。明日は土曜で休日だ。だから明日来ヶ谷と出かけて来い。」
「なっ⁉︎」
恭介、君は僕に来ヶ谷さんとデートに行けと言うのかい?
なかなかの無茶ぶりだ。
付き合っていた時は一緒にいる事がとても楽しかったし幸せだった。
だけど今はとてもあの頃の様に出来る自身が無い。
もちろん来ヶ谷さんはそりゃあとても魅力的な女性だと思う。
「どうやって誘えば良いかな?」
「それは俺が考えてある。」
ロマンティック大統領(自称)に任せても大丈夫だろうか?
「理樹は何も心配する事は無いぜ。なんたって俺たちとこの筋肉が付いてるからな!」
筋肉はいらないよ…
「でもいきなり明日だなんて急じゃ無いかな?」
「確かにそれもそうだな…」
部屋に三十秒程沈黙が続いた後、最初に動き出したのはやっぱり恭介だった。
「ちょっと借りるぜっ」
「あっ」
恭介が机に置いてあった僕の携帯を奪った。
「何をする気なのさ?」
「ちょっと待ってろ。」
恭介はしばらく携帯をいじっていたが、それもすぐに終わった様だ。
「ほらよっ」
「 何をしてたの?」
なんだろう?とても嫌な予感がするよ。
「あの来ヶ谷でも一瞬で落ちるようなクールなメールを送ってやったのさ。」
「なんだって⁉︎」
恭介は何て事をしてくれるんだっ‼︎
僕が携帯の液晶を見ると、
「「突然だけど明日暇かな?
勉強を教えて貰いたいんだ。数学でちょっと分からないところがあってさ。
来ヶ谷さんって数学得意だったでしょ?
もし都合が合ったら連絡下さい。」」
割と普通だった。
「「追記。
別に、来ヶ谷さんの部屋に勉強と言う口実を使って入りたいとかそんなんじゃないからね!
二人きりとか考えて緊張しつつもワクワクしたりとかしてないからね!」」
「後半おかしいでしょっ‼︎」
僕は頭を抱えた。
僕は佐々美もリトルバスターズのヒロインの中でかなり好きなんですが、この物語では今のところ書けそうにありません。
ですが、書けるようになんとか頑張りたいと思います!