〜司令室〜
「では、前回予告していた潜水凄姫について提督に教えたいと思います。」
榛名が自慢げな顔で提督を見た。そこでふと提督は思ってしまったことを言った。
「榛名、始める前で悪いんだけど潜水凄姫ってなに?」
榛名は提督の言葉に絶句したのか元の顔に戻って話し始めた。
「提督はイベント攻略という言葉をしっていますか?」
「一応、名前くらいだけだけど挑んだことはないな」
「だから、潜水凄姫を知らないのも無理はないですね。ほらメモ帳を返しますからしっかりとメモしてくださいね。」
提督は榛名に返してもらったメモ帳を広げてみた。すると最後の方に大淀さんからのメッセージが書かれてあった。
『提督、今回の授業は100点中90点です。とてもよく艦娘のことがわかっている証拠です。』
「大淀ったらこんなのまで用意して…全くしょうがないやつだな。」
「提督、大淀さんのメモも大事ですが今は潜水凄姫についてです。」
「おう、ばっちりメモの準備はできているぜ。」
「どこからそんな自信が生まれるのか…まあいいでしょう。潜水凄姫とは艦これ2015年秋季イベント『突入!海上輸送作戦』の第四海域E-4『西方海域戦線 ステビア海』のボスとして初登場した深海棲艦です。潜水艦を模した巨大な鯨のような艤装が特徴的な敵艦で、敵の潜水艦としては初の姫クラスであり、戦艦棲姫・空母棲鬼・駆逐棲姫・軽巡棲鬼と各艦種に鬼・姫クラスが続々と登場する中、いずれ潜水艦のボスクラスも登場するだろうと予想されていたのが現実となり登場しました。」
「ほへ~そんな最近にできたキャラクターなんだ。イベントやらないからわからなかったよ。」
「はじめに登場した2015年秋季イベントにおいては、 勿論難易度によってステータスは異なりますが、3桁のHP(丙:110、乙:130、甲:160)を持っていて、対潜装備無しでの撃沈は困難とまでいわれた潜水艦です。 特に最高難易度である甲作戦で最終形態として出現するタイプは、2年前のコラボイベントで登場した霧の艦隊のイオナが敵として現れたかの如き異様な硬さを誇ります。また、難易度を問わず新型機を搭載した空母ヲ級改フラグシップ、または戦艦棲姫を伴って登場してきました。さらに、甲作戦最終形態ではこの2隻が一度に両方出現し、お供の潜水ソ級が単縦陣で開幕雷撃を放ってくるという阿鼻叫喚の様相を呈することになります。別名『イタイッ!ヤメテヨォォ…!』となるくらい… しかしながら、初登場時に限って言えばイベント最大の見かけ倒しのボスだったのです。何故なら先制雷撃を撃ってこない上、連合艦隊だと夜戦でも対潜攻撃が通るため連合艦隊の数の暴力で撃沈可能です。また、駆逐艦や軽巡洋艦は潜水艦への攻撃を優先する為、随伴のヲ級改や戦艦棲姫に攻撃が吸引されることはないので、つまり逆ダイソンという別名も…さらに、随伴の潜水艦は(甲最終形態以外)ノーマルであり、こちらも開幕雷撃をしてくることはないため、実質昼間は上3隻が置物同然であり、下のヲ級(or戦艦棲姫)と駆逐艦2隻を戦艦・空母で殴ることで安全に処理可能出来るようになりました。もっと言えば、前回の夏季イベントの防空棲姫に見られた装甲破砕ギミックが取り入れられており、同じ海域の港湾棲姫と泊地水鬼を倒し、空母機動部隊でボスへ向かうことで装甲が弱体化するようになりました。
この時に破砕効果があるかどうかは、登場時のグラフィック・台詞・戦闘BGMの違いで判別可能です。丙・乙作戦では姫の装甲値が低いため上述のギミックを使わなくても撃沈可能ですが、上述の甲作戦最終形態は使わないと厳しい…とはいえ、充実した対潜装備を持ち十分なレベルと対潜値を持った軽巡洋艦と駆逐艦が揃っていれば、甲作戦最終形態でもギミックを使わずに攻略が可能なのです。『ギョライヨ…ギョライ…ウッフフフフフ!』的な状態ですね(笑)」
「ちょっと待て、色々言いすぎて話が見えないよ。」
「要約すると逆ダイソンということです。」
「そこかよ…んでほかのイベントはどうなの?」
「他のイベントクエストでは2016年の秋イベントに出てきています。Eー1では水上艦と共に通常艦隊で登場し、以前に危惧されていた『もし通常艦隊で登場すると、非常に少ない対潜戦力で昼戦の間に落とさなければ、夜戦で軽巡・雷巡・駆逐艦が全て無力になる』という状況が現実のものになり数々の提督たちが苦しめられたりと… しかし、本海域は甲作戦でも(遠回りをしなければ)軽巡・駆逐・潜水艦しか登場せず(水上艦混じりの1-5と思えば問題ないです)、航空戦艦&軽空母込みの対潜ガチ装備編成でストレート勝ちできたり、ドロップも豊富なボーナスステージとなるので問題は一切なかったです。 勿論、運が良ければですが… これが最悪の場合、ラストダンスでT字有利でもこちらのガン積み対潜攻撃をスイスイ避けてしまう・当たってもカスダメというわけのわからない事になるため、提督によって体感的な難易度は大きく異なってしまいました。あまりにもその時の提督の皆さんが堀を始めたせいでサーバーが落ちたりと…また言葉を借りるなら『ミズガ…モレチャウゥ…!』状態です。」
「わ、分かった。これ以上聞いたら潜水棲姫がかわいそうに思えてきた。そ、そうだ最後に容姿だけでもどんなのか知りたいなぁ」
「うーん、もっとイベントにも出てきているんですけど…まあいいでしょう。では、最後に容姿です。巨大な艤装を収める為にかなり引いた構図になっていて、拡大しないと細部が見えないくらいです。 腰から90度前傾した姿勢かつ体全体も前のめりになっていて、衣服の正面側が全く見えないのです。 長すぎる髪に隠れて、腕を含めた右上半身が全く見えないです。まあラストダンスでは右腕だけ見えるようになりますが… このため、容姿の半分以上を描き手の想像(創造)力に委ねるしかないという、珍しい状態になっています。誰ですか?この案を採用した人は。ちなみに、これもまた見えにくいが目は常に瞑っており、潜水棲姫通常、潜水棲姫ラストダンス、夏イベ限定潜水夏姫の全てで表情が異なっています。提督、以上で潜水棲姫についての勉強を終わりにします。ちゃんとメモを取っていましたか?」
「うーん、つまり今までの話をまとめると、潜水棲姫というのは潜水艦を大きくしたような存在で結構謎が多い敵艦だということで、別名逆ダイソンと言われているのは分かったよ。あと防御を固くして体力が多いというのもね。」
「大分要約したみたいですけど、十分かと思います。出撃にいる場合はしっかりと対潜装備を持たせることを重点に置いたほうがいいですね。」
「りょうかーい。んで、次回はどうするの?」
「次回は改装設計図と試製甲板カタパルトについてです。ちょうど翔鶴さんが使いますのでしっかり覚えましょう。」
だんだんとこの榛名の講師が楽しく思えてきた提督なのでした。
……To be continued
ども、咲くみょんです。風邪をひいてしばらく休むといったな?あれは嘘だ。ということで今回は一部の提督にとってはトラウマの原因となっている潜水棲姫について榛名が提督に教えているという場面でした。グラーフの時代と同時に出てきたので、堀に出かけた提督もたくさんいるかなと思いましたね。ぜひ、コメント欄が『グラーフ寄越せ』とか『みんなのトラウマ』で荒れることを期待します。それでは~