FAIRY TAIL 〜Dの意志を継ぐ者〜   作:fortissimo 01

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魔導士狩り

翌日ーー。

 

「ただいまー!」

 

「ただいま戻った」

 

「おかえりなさい、二人とも」

 

あの後、ルフィとエルザは何事もなく裁判からギルドに帰ってきた。その二人をギルドのメンバーは安堵した表情で迎える。

 

「ミラー! 飯飯!」

 

「はいはい」

 

「結局形式だけの逮捕だったのね……期待して損しちゃった」

 

ルーシィは静かにほっと胸をなでおろす。ギルドの騒ぎにテーブルで寝ていたナツが目覚める。

 

「ルフィとエルザが帰ってきた!? よっしゃあ、この前の続きやるぞエルザー!」

 

「よせ、疲れてるんだ」

 

「んなもん知らねぇ!」

 

ナツはテーブルから椅子に座っているエルザに向かって飛びかかる。

 

「やれやれ」

 

エルザは静かに立ち上がり武器を取り出す。そのままナツに向かって一振りするとナツは天井に吹き飛ばされた。そんな事も知らずに武器を構えるエルザ。

 

「では、始めるか」

 

「しゅーりょー!」

 

ハッピーがベルを鳴らし、天井から落ちてきたナツは地面に激突し、ピクピクと痙攣しながら地面に伏せる。そんなナツをギルドメンバーは爆笑する。

 

「あっははは! ダセーぞナツ!」

 

「いっ、一発KO……」

 

「綺麗な終わり方だったな」

 

「あらあら、また壊れちゃったわね」

 

「がぁ……」

 

「あ、ルフィ? ご飯食べながら寝たらダメでしょ?」

 

食べながら寝るルフィを起こそうとするミラ。するとその隣にいたマスターも眠そうにあくびを出す。

 

「ふぬ……」

 

「マスターどうしたんですか?」

 

「うむ、眠い……奴じゃ」

 

「あっ……」

 

するとミラを始め、次々とギルドメンバー達が深い眠りにつく。次第にマスター以外のギルドメンバーが眠りにつく。するとギルドのドアが開かれ、深く帽子を被る謎の魔導士が入ってきた。

 

「ミストガン」

 

ミストガン、そう呼ばれた魔導士はクエストボードにある依頼を一つとりマスターの前にそっと置く。

 

「行ってくる」

 

「コレ、眠りの魔法を解かんか」

 

マスターがそう言うとミストガンは何も言わず振り返り、入り口に向かう。

 

「五、四、三、二、一……」

 

カウントダウンと共にギルドを出て行くミストガン。ドアが閉まるとギルドメンバー達は次々と目を覚ます。

 

「この感じはミストガンかっ!?」

 

「あんにゃろう、またか!」

 

「相変わらずすげぇ眠りの魔法だな……」

 

「んごご……」

 

「がぁ……」

 

「こいつらはまだ寝てんのかよ……」

 

眠りの魔法が解かれたにもかかわらず深い眠りに入るルフィとナツ。呆れるグレイをよそにルーシィは皆の言うミストガンに気になっていた。

 

「ミストガンって?」

 

「ああ、妖精の尻尾最強の一角の一人だ」

 

ミストガンを知らないルーシィにグレイとハッピーが説明する。

 

「ミストガン、どういう訳か知らないけど誰にも姿を見せないんだ。だから仕事を取る時はこうやって皆眠らせるんだ」

 

「何それすごい怪しい!」

 

「だからマスター以外、ミストガンの顔はしらねぇんだ」

 

「ーーいや、俺は知ってるぜ」

 

続きを言うように、二階からヘッドホンをした金髪の男が現れる。男の登場にギルド内はどよめく。

 

「ラクサス!」

 

「いたのか!」

 

「珍しい」

 

「あれって……」

 

「ラクサス、もう一人の最強候補だ」

 

ラクサスを知らないルーシィにこっそり教えるグレイ。

 

「ミストガンはシャイなんだ、あまり詮索してやんな」

 

「ラクサスー! 俺と勝負しろ!」

 

ラクサスの言葉を遮るように、いつの間に起きたナツは吠える。ラクサスはちらっとナツに顔を向ける。

 

「ナツか。無理無理、エルザごときに勝てねぇようじゃ俺に勝てねぇよ」

 

「なんだと?」

 

「お、落ち着けよエルザ」

 

ラクサスの言葉にカチンと来たエルザはラクサスを睨む。ギルドメンバーはそんなエルザを止める。

 

「俺が最強ってことさ」

 

「この野郎、降りてこーい!」

 

「めんどくせぇ、お前が上がってこいよ」

 

「上等だ!」

 

ラクサスの挑発に乗り、ナツは二階に上がる階段に向かう。だがその行く手を巨大な手が防いだ。

 

「まだ二階に行ってはならぬ、まだな」

 

「ぐえ……」

 

「はは! 怒られてやがるぜ」

 

「コレ、その位にせんかラクサス」

 

腹を抱えて笑うラクサスを叱るマスターマカロフ。

 

「へっ……まぁ戦う前から結果は決まってるけどな。それかルフィ! お前がやるか!」

 

ラクサスは標的をルフィに変える。ギルドメンバーはルフィに視線を向けると俯きながらも立っていた。

 

「お、やる気か?」

 

「………………がぁ」

 

『寝てんのかいっ!』

 

立ちながら深い眠りにつくルフィにギルドメンバーは思わずツッコミを入れる。ラクサスはため息を吐き頭をかく。

 

「はぁ……相変わらず調子狂うぜ。まぁ覚えておけ! 妖精の尻尾最強の座は誰にもゆずらねぇ! エルザ、ミストガン……そしてエースとあの親父にもだ! 俺が最強だ!」

 

高笑いをしながらラクサスは部屋の奥深くに消えてった。

 

 

「うめ、うめ……」

 

「あのミラさん、さっきマスターが言っていた二階に上がってはいけないってどういう事ですか?」

 

カウンターでジュースを飲みながらルーシィはミラに聞く。その横ではようやく目覚めたルフィが料理を食べている。

 

「ああ、そっかルーシィは知らないもんね。二階のクエストボードには一階とは比べものにならないクエストがあるの。その名もS級クエスト」

 

「S級!?」

 

「判断を間違えれば命を落とす依頼ばかりよ」

 

「うわぁ……」

 

笑顔で喋るミラとは反面、血の気の引くように青くなるルーシィ。

 

「S級クエストは危険だから決められたもの、S級魔導士しか受けられないの。資格があるのはエルザ、ラクサス、ミストガン、エースを含めて5人しかいないの」

 

「そうなんだ……」

 

「S級なんて目指すものじゃないわよ? ほんとにいくつあっても足りない仕事ばかりだから」

 

「はは、ですよね……」

 

ルーシィはぐっと手元にあったジュースを飲み干す。その時、隣にいたルフィが立ち上がる。

 

「ご馳走さま! 仕事に行くぞ、ルーシィ!」

 

「え? ちょ、ちょっと!? いきなりぃ!?」

 

「いってらっしゃ〜い」

 

ルフィはルーシィの腕を掴み、ギルドを飛び出す。そんな二人をミラは手を振り見送る。

 

 

 

 

 

 

 

馬車に乗り、目的地に向かう一行。依頼の内容は村を襲う山賊達の撃破。かなりの大人数らしく、更には手練れも多いと噂されている。ルーシィはそんな依頼書を眺め、ビクビクと震える。

 

「はぁ……なんで私まで」

 

「んなもん、チームだからに決まってるだろ? な、ハッピー」

 

「あい!」

 

ルフィは隣に顔を向けるとそこにはハッピーの姿があった。ルーシィは一人足りない事に気づく。

 

「ところでナツはどうしたのよ?」

 

「ナツはエルザに受けたダメージが遅れて来てまして……現在ギルドでのびてます」

 

「ああ……なるほどね」

 

ナツが燃え尽き、白くなっている姿を想像しルーシィは納得する。

 

「まぁ大丈夫だろ、この三人で。泥舟? に乗ったつもりでよ!」

 

「それを言うなら大舟だよ、ルフィ」

 

「あ、そうそう大舟大舟!」

 

「不安でしかない〜!」

 

今回の依頼に不安しかないルーシィは頭を抱えるが馬車は目的地までどんどんと進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山奥に建つ山賊のアジト。その近くの草むらに三人は頭を出し、依頼場所を確認する。

 

「間違いないわね、ここが依頼された場所ね」

 

「でも外には誰もいないよ」

 

ハッピーの言う通り外には見張りの一人もおらず、更に全くアジトから声や音が聞こえずどことなく不気味な雰囲気を出していた。

 

「山賊達が建物だとしたらバルゴで地面から……ってルフィ?」

 

ルーシィはホルダーから鍵を取り出そうとすると、ルフィは草むらから出て行き腕を振り回しながらアジトに近づく。

 

「ゴムゴムの〜」

 

「ちょ!? 」

 

「ピストル!」

 

ルーシィは静止の声をかけるがルフィは扉を派手に破壊してしまう。呆然としてるルーシィにルフィは笑顔でこちらに顔を向ける。

 

「開いたぞ!」

 

「あぁやると思った……!」

 

「あい、それがルフィです」

 

大きくため息を吐き頭を抱えるルーシィとやれやれと言わんばかりのハッピー。ルフィを先頭にそのまま堂々とアジトに侵入する。

 

「あれ?」

 

建物の中に入るとそこは異様な光景が広がっていた。地面には山賊達であろう者達が倒れていた。一同は首をかしげる。

 

「全員、倒れてる?」

 

「一体誰が?」

 

「……あん? まだ仲間がいたのかよ……ったく」

 

突然声が聞こえ、三人は声が聞こえた方に顔を向ける。そこには倒れている山賊に座っている刀を持った男がいた。頭に黒手拭を巻いており、両手に刀が握られている。男は鋭い目つきでこちらを睨む。

 

「「ひぃ!?」」

 

「なんだ、あいつ?」

 

まるで肉食動物のような鋭い視線にルーシィとハッピーはビクビクと震える。男は刀を一本口に加え、残り二本を両の手で握ると地面を蹴り、自分に一番近かったルフィに近づき刀を振る。

 

「ふんっ……!」

 

男は刀を振るうとルフィの首から上が消え、麦わら帽子が宙に浮く。

 

「きゃあぁぁ!?」

 

「ルフィ……!?」

 

ルーシィは悲鳴をあげながら尻餅をつく。ハッピーは呆然と首がないルフィを見つめる。しかし切った男の顔は曇っていた。

 

「手応えがねぇ……」

 

「……なんちゃって」

 

突然首のないルフィが喋りだすと、にょきっと首が現れる。どうやら斬られる前に首を引っ込ませていたようだ。ルフィは宙に浮く帽子を手に取り、頭にかぶせる。

 

「「ルフィ!」」

 

「ルーシィ、ハッピー! 下がってろ!」

 

安堵した二人に下がるように言うとルフィは男に飛びかかる。

 

「ゴムゴムの〜、ピストル!」

 

「腕が伸びた!?」

 

突然伸びた腕に気を取られ、男は腹部に拳をくらってしまう。男はルフィを睨むと両の手にある刀を強く握る。

 

「三刀流、竜巻ぃ!」

 

「うおぉ!?」

 

それはまさに暴風。男が体を回転させると突如として周りに風が集まる。風はルフィの身体を宙に浮かせ、天井に向かって吹き飛ばす。ルーシィとハッピーはそれぞれ物にしがみつく。

 

「何あれ、魔法!?」

 

「あいつ、強いよ! ルフィ!」

 

「ゴムゴムの〜、銃弾!」

 

「ぐおっ!?」

 

壁に激突する前に腕を伸ばし、男の顔面命中する。そのまま男を吹き飛ばし、お互い壁に激突する形になった。

 

「いてて……」

 

頭を抑えながら立ち上がると刀の男も同時に立ち上がる。

 

「……てめぇもしかして悪魔の実の能力者か」

 

「おう、ゴムゴムの実を食べたゴム人間だ」

 

「ゴム人間? なるほどな」

 

納得したように男はにやりと笑う。その目は強敵を見つけた獣のそれだった。ルフィは拳を突き出す。

 

「そろそろ終わらせるぞ、山賊!」

 

「あ? 山賊はお前だろ! これで終わりにしてやるよ!」

 

ルフィの言葉に一瞬、顔を曇らせるがすぐさま表情を戻しルフィに斬りかかる。それをよそに男の反応に疑問を抱くルーシィ。

 

「上等だ! ゴムゴムの〜!」

 

「鬼……!」

 

「バズーカ!」

 

「斬りぃ!」

 

両者の技が放たれ、衝撃がアジト内を走る。近くに倒れていた山賊達はその衝撃で吹き飛ばされる。

 

「うぐぐ……!」

 

「て、てめぇ……!」

 

「ちょ、ちょっと待ってよ、あんた達!」

 

「あぁん!? うっせぇぞ、女!」

 

「そうだぞ、ルーシィ! 邪魔すんな!」

 

「じゃ……ま……?」

 

二人の言葉に止めに入ろうとしたルーシィは顔をふせる。心配そうにハッピーはルーシィの顔を覗く。

 

「ルーシィ? ……ひぃ!?」

 

何故かハッピーがビクビク震えていると、ドタドタと大勢の足音が聞こえてくる。すると外から大柄の山賊が部下を率いてアジトに入ってきた。

 

「な、なんだこの有様は!? お、おい、お前ら!」

 

倒れている部下に聞くとルフィと男の方を指差す。大柄の男は怒りの表情を浮かべ腰にある剣を抜く。

 

「あいつらがやったのか! 野郎共、行くぞ!」

 

部下達を率い、大柄の男は二人に飛びかかる。

 

「部下達の恨みぃ! この俺、サーベルト……」

 

「「ごちゃごちゃうるせぇなぁ!」」

 

ルフィと男はギラリと山賊達をひと睨みすると大男の顔面に拳を叩き込む。

 

「「勝負の邪魔だぁ!」」

 

『ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!?』

 

大男を殴り飛ばし、後ろにいる部下達をまとめて吹き飛ばす。

 

「……さてとケリつけるか」

 

「おう!」

 

ルフィは腕に力を溜め、刀の男は刀を握る力を強める。そして同時に自信の武器を思い切り振るう。

 

「「うおぉぉぉぉ!!」」

 

「やめんかぁ!!」

 

「「ぶっ!?」」

 

二人はルーシィに殴られ、地面に叩きつけられる。二人の戦いはルーシィの介入で幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「私達は山賊じゃないの、依頼されてここに来た魔導士なの。わかった? 」

 

ルーシィは目の前で座っているたんこぶだらけの二人に言う。二人は納得のいかない表情を浮かべる。

 

「ちぇ……なら、最初から言えよ」

 

「そうだそうだー!」

 

「……何か言った?」

 

「「いえ、なんでも……」」

 

ルーシィがひと睨みすると二人はルーシィに頭を下げる。その様子を見ていたハッピーは唖然とする。

ルーシィは男の破かれた服から露出する右肩にあるギルドマークを見て確信する。

 

「そのギルドマークに三本の刀、貴方、『蛇姫の鱗(ラミアスケイル)』のロロノア・ゾロ……でしょ?」

 

「ん? 知ってるのか、俺のこと」

 

「魔法を使わずに魔導士相手に三本の刀で戦い、その戦う姿はまさに猛獣、『魔導士狩りのゾロ』……結構有名よ」

 

「へぇ〜お前すげぇんだな」

 

「そうみたいだな」

 

呑気に会話をするルフィとゾロにこけそうになるルーシィだが、気を取り直しゾロに質問をする。

 

「で、あんたがここにいるって事は依頼されて?」

 

「いや、仕事帰りに寝床を探してたらここに来ただけだ」

 

「は? 寝床?」

 

「寝床を探してたらこんなところに来る普通?」

 

「あぁん? ……って猫が喋ってるぅ!?」

 

呆れたように言うハッピーを見たゾロは目が飛び出るほど驚いた表情を浮かべる。ルフィはハッピーの頭に手を置く。

 

「おう、こいつはハッピーって言うんだ、よろしくな!」

 

「あい!」

 

「珍しい生き物を連れてんだな、お前ら……」

 

妖精の尻尾はこういう奴らばかりなのか? と物珍しそうにルフィ達を見る。するとそうだ! とルフィはゾロに身体を向ける。

 

「俺は妖精の尻尾のルフィ! こっちのうるさいのがルーシィ!」

 

「誰がうるさいよ!」

 

「本当の事じゃねぇか!」

 

子供みたいな喧嘩をするルフィとルーシィにゾロは小さく笑うと突然立ち上がった。

 

「ゾロだ。一応『蛇姫の鱗』の魔導士だ、それじゃあな」

 

「ん? もう行くのか?」

 

「お前と戦ってたら眠気が覚めたからな、ババアがうるさいだろうから大人しくギルドに戻るとする……ルフィ、また会えたら喧嘩でもしようぜ」

 

「おう、望むところだ!」

 

にやっと笑うゾロに頷き、拳をならす。ゾロは正面を向き、歩みを始める。ゾロは右手を上げるとそれを小さく横に振る。

 

「じゃあな〜ゾロ!」

 

「じゃあね、ゾロ!」

 

「またね〜」

 

笑顔で見送るルフィ、ルーシィ、ハッピー。

 

「またなルフィ、ハッピー………………ルイージ!」

 

「ルーシィ!! それと出口はこっち!」

 

「何ぃ!?」

 

ゾロは慌ててルーシィの指差した方向に走って行った。

ルフィ達の仕事はゾロの介入により、迅速に終わらせたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おもしれぇ奴だったなぁ〜」

 

「可憐な乙女の名前を間違えるなんてどうかしてるわよ、全く!」

 

「可憐? 乙女?」

 

ギルドに報告し終えた三人は暗くなった夜道を歩く。どんどん歩いて行くとルーシィの家に着いた訳だったのだが。

 

「なんであんた達もいるのよ!?」

 

「飯食わせてくれ!」

 

「オイラもー!」

 

「何でよ!? ちょ、待てー!」

 

勝手に自分の家に上がる二人を追いかけるルーシィ。家に入るとリビングのドアが開けられており、ルーシィはリビングを覗く。そこにはルフィとハッピー、そして何故かナツがくつろいでいた。ルーシィの存在に気がつくと手をあげるナツ。

 

「おう、遅かったじゃねぇか!」

 

「きゃあぁぁぁ!? 不法侵入!!」

 

「ぐえっ!?」

 

ルーシィの回し蹴りを顔面にくらいソファに激突するナツ。その表紙にナツの懐から一枚の紙が地面に落ちる。

 

「なんだこれ?」

 

「依頼書?」

 

ルフィとハッピーが紙の内容を読もうとするとナツは紙を掴み、立ち上がる。

 

「おう! ルフィ、ハッピー、ルーシィ! S()()()()()()行くぞ!」

 

「「「……え?」」」

 

ナツの言葉にきょとんとする三人。

それは新たな冒険の始まりだった。

 

 

 

 

 

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