なんとなくFate   作:銀鈴

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シルヴァリオ・ヴェンデッタをクリアしたせいか何かが再燃して投稿。
fgoでギフト持ち円卓に勝てないので初投稿です。



まだ回らないフェイト

「私は自己紹介したし、マスターの事も教えてくれると嬉しいな」

 

 最悪な燃費という現実を叩きつけられて意識をどこかへ飛ばしかけていた私は、そんなキャスターの声に引き戻された。あぁうんそうだよね、私個人情報ちょびっとしか明かしてないもんね。

 

「えっと、名前は銀城愛鈴。リューノスケの代わりにマスターになっちゃった、前世の記憶があって、ほんの少しだけ魔術回路のある一般人だよ。フルブリンガーでもホムンクルスでもないよ」

 

 そう言う私の目にはハイライトなんて無かっただろう。だって覚えてる限りFate/zeroには救いなんてない。いや、ウェイバー君だけはギリギリ例外か。私にも素質は米粒くらいならあるのだし、桜ちゃんの事も知ってる以上原作介入とやらをしてみたいと思った事も勿論あった。

 だけど相対しなきゃいけないのは、テロリストと元祖セイバー顔アルトリアさん、麻婆神父と確か百貌のハサン、優雅と慢心王、ウェイバー君と征服王イスカンダル、ケイネスと輝く(自害の)貌ディルムッド、雁夜おじさんとランスロさん、後は今はいないけど狂気ペア。

 五次よりは良いけどそんなのに一介の幼女が介入なんて不可能だ。大災害から生き残るが限界だろうし、もしそれでもと思うなら鯖に頼るしかない。だけど目の前にいるのは謎だらけの鯖。沖田さんとか小次郎とかならまだしも、バサカレヴェルの魔力が必要? 詰みですね分かります。そして干物エンドへ。

 

「あの、マスター大丈夫? さっきから黙っちゃってるし…その、凄く絶望って感じの顔してるけど…」

「大丈夫ダイジョウブ万事おっけー。断じて私≒雁夜おじさんなんて思ってナイナイ。神様なんで転生特典をくれなかったの?」

 

 普通デフォルトだろう記憶すら曖昧だし、士郎ですら26、7本くらいあった魔術回路がギリギリ二桁あるかどうかだし、よりにもよってzero世界だし。ごめんなさいやっぱ転生だけで十分なので一に還る転生(アミタ・アミターバ)とか撃たないでください消えてしまいます。

 

「一応、冬木だから魔力に関してはマスターに頼る事はあんまり無いと思うんだけど……」

「マジ?」

「まじ」

 

 真剣な表情で言ってくれてるから、一応干物エンドだけは避けられるっぽい。それなら生き残る希望だけは見えてきた。ならもう少しと欲望を持ってしまうのは多分人間の(さが)的サムシングなんだろう。

 よくないよくないよくないなぁ!って内心唾吐いてたそんな考えを私のサーヴァントは見抜いたように言った。

 

「まあその方法は追い追い説明するとして、この聖杯戦争に参加するにあたっての目標、決めよっか?」

「そんなの、私が持ってもいいのかな?」

「勿論! 私をサーヴァントとして召喚したんだから、それくらいの事はどんとこーいなんだよ!」

 

 そう私と同じくない胸(大草原)を張ってキャスターは言ってくる。そんなに言うなら、私にだって願いはあるし言いたいけど…勿論、聖杯に願わない方の願いだよ?

 

「うーん…じゃあ、まずは大前提として生き延びる事。その次がここを特異点Fにしない、ないし人理焼却の時に生き延びるかカルデアに居られる様にする事」

「それは私にだって分かってるよ。けどこう、もうちょっと踏み込んだ答えが私は欲しいんだけど…」

 

 自分じゃこれでも精一杯の考えだったのに、もっと個人的なお願いを教えてってなんでさ(困惑)まあ、何か意味はあるんだろうし考えるけど……

 

「そうなると、考えつくのは雁夜おじさん救済とまではいかなくても、桜ちゃんの蟲蔵からの救出と臓硯の消滅だけど…」

 

 アレがいなくなっても、ワカメの出番が消えるくらいで人理焼却まではいかないだろう。せいぜいかIFルートって所で。だけどキャスターの戦闘力も分からない以上、あんな魔窟に突撃するのは鯖的にもマスター的にも無謀極まりない願いな訳であって…

 

「りょーかい。私の目的地も同じだったし、喜ぶといいマスター、君の願いはようやく叶う」

「その麻婆のセリフ確か未来だから、まだ愉悦を得てないから!」

 

 アッサリと言い放ったキャスターにツッコミながら、ここまで気を抜いて本音で喋ることが出来ることに気づいた。なんだろう、やっぱり他人に感じないからだろうか? 凄い非常(識)事態に巻き込まれてるはずなのに笑えてくる。

 

「マスター、気でも振れた?」

「ううん、なんかキャスターの言ってた通りだなって思って」

 

 なんでか目の端に滲んでいた涙を拭って、私はちゃんとキャスターに向かい合う。これから一切のバトルは任せる事になるだろうし、そんな相手に召喚した時の気絶しかけの挨拶じゃ申し訳ない。ならやる事は一つだろう。

 

「三流というか三下マスターだけど、これからよろしくね?」

 

 私はそう言って手を出す。聖杯戦争を勝ち抜くなんて気はない、でも最大限楽しんで糧にはしたい。こんな考えで参加するのは失礼かもしれないけど、やっぱり自分が大切なのだ。

 多分英霊(キャスター)相手には見抜かれちゃうだろうこんな浅ましい考えを分かった上でこの手を取ってくれるっていうなら、無いなりに全力を尽くして戦う事を私は誓おう。一種のケジメだね。

 

「うん、これでちゃんと契約したって感じになったよ!」

 

 なんの躊躇いも無く、キャスターは私の手を取ってくれた。確か第六特異点辺りで、三蔵ちゃんが限界できた事が既に奇跡って言ってたからあんまり関係ないのかもだけど…やっぱり嬉しいものは嬉しい。

 

「そ れ じ ゃ あ …」

 

 そんな感情に胸打たれてる私の前で、キャスターの紅眼がピキュイーンと十字に光った様に見えた。いや、どこぞの神星の一枚絵みたいに普通に光ってる。途轍もなく嫌な予感がする、逃げなきゃ…握手してる無理だ(察し)

 

「一日くらいしか時間はないけど、私を運用して耐えられる様にがっちり鍛えてあげるから覚悟してね!」

 

 そう(悪魔の)笑顔で言うキャスター背後に半透明の門が浮かんだ瞬間、倦怠感が襲って来た。宝具の展開だけでこれって、つくづく私ってショボいなぁ…じゃなくて!!

 

「改造ってなに!? ショッカー?魔星?鬼虫?吸血鬼?それとも天魔でも合成されるの?型月…人形…禁忌人形(バンドール)か!」

「よくそんなマイナーな作品ばっかり…それにマスターにそんな事はしないよ? でも、ねぇ?」

 

 可愛らしい八重歯を見せて笑うキャスターの手を振りほどいて、思いっきり後ずさる。そうだよ!お皿まだ洗ってないし学校だっていかなきゃ!! それに相手はサーヴァントなんだ、私には最大最強の武器がある!

 

「我が手に輝く令呪をもって命ずーー」

「はいティアgo!」

「Jawohl!」

 

 令呪を使う前に、後ろから冷んやりした手で口を塞がれてしまった。と言うか、なんでドイツ語っていうか濡れてるし洗剤の匂いがするって事はお皿洗っててくれたのか!(錯乱)

 

「んー!!んー!!」

「大丈夫だよマスター。ちょっと色々魔術回路を植え付けたり、竜種の幼体とバトって貰うだけだから」

 

 それちょっとって言わない!特に後者死ぬから!竜種って幼体って言ったって絶対死ぬから! 後今更だけど私の口を押さえてるの誰!?

 

「大丈夫、マスターはスパルタだけど、効果は覿面」

「テルモピュライ・エノモタイア!!出てくるのはクトゥルフだけどね!」

「耐性付けるのには、手っ取り早い」

 

 スパルタはスパルタでもそっちですかいな。でもモウヤメルンダァッ!あ、でも、竜種=龍之介:ジル=クトゥルフ…って考えるとそこそこ似てる?似てるな(諦め)というかこれじゃなんかおかしい比率じゃないか、ちゃんとしろ私の頭。

 

「朝ごはん食べた時点で、もう改造は始まってたのさ! 神代の食材なんて、普通は食べれないんだからね!」

 

 その時点でもう手遅れだったのか(絶望)混迷を極める頭のまま行ったじたばたという最大の抵抗もむなしく、私はあっけなくキャスターの宝具の中に連れ込まれてしまった。

 

 拝啓、前世と今生のお父様お母様姉ちゃん。思った以上に早く私もそちらに行きそうです。




もうやだ、暴走モーさんも不夜ガウェインも辛い。
HPと攻撃力はカットしました。何に影響されたからお察し。
このイオリは配布鯖に違いない。

Fate/Grand Order風にしてみたステータス

活動報告のステータスを参照

レア度 ☆4
Cost 12

所有カード
Buster ×2
Arts ×2
Quick ×1

保有スキル
高速神言 A(9T)
・自身のNPをものすごく増やす
刈り取る者 B(8T)
・敵単体のチャージを中確率で減らす
・スターを獲得
永劫破壊(擬)B(7T)
・自身の弱体耐性をアップ(3T)
・自身のHPを中回復
・自身の防御力をアップ(3T)
・自身の攻撃力をアップ(2T)

クラススキル
陣地作成 B
・自身のArtsカード性能をアップ
道具作成 EX
・自身の弱体成功率アップ
神性 B
・自身に与ダメージプラス状態を付与

宝具『幻想世界(スヴァルトアルフヘイム)戦乱の剣(ダインスレイフ)
ランク B+
種類 Arts
種別 対城宝具
効果
敵全体の攻撃力ダウン(5T)防御力ダウン(5T)クリティカル発生率ダウン(5T)〈オーバーチャージで効果UP〉
&自身に回避状態を付与(1回)
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