なんとなくFate   作:銀鈴

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なんだかんだで始まったgrand order編

けど他の鯖との絡みが辛いので、始まりはガバガバです。寧ろ全体的にガバガバです。
あ、終章までのネタバレあります。

本編はzeroだったから、こっちは読まなくても大丈夫だよ!
本当に読まなくても大丈夫だよ!




Fate/grand order編
アバンタイトル


 七つの特異点を巡り、数多の英霊と絆を結んだ人類最後のマスターよ。

 

 あなたのおかげで魔術王の企みは潰え、人理焼却による滅亡は回避された。

 

 あなたの行いは正しい。間違ってるだなんて誰にも言わせない。けれど…特異点で死した人は決して蘇らないのもまた事実。

 

 謝れとは言わない。償えとも言わない。あなた達を手伝えなかった私に、そんな事を言う資格なんて一片たりともありはしない。

 

 けれど、私の親友は、仲間は、大切な人達は、その尽くが命を失い歴史の闇へと消え去った。 

 

 さあ、人理継続保障機関フィニス・カルデア。あなた達には、私の八つ当たりに付き合って貰おう。

 

 これより特異点を彩るは、異界の法則、異界の英霊、私しか知り得ない世界の記憶。

 

 あなた達を、私は最大の敵意を以って迎えよう。

 

 だが、どうか半ばで死んでくれるな。

 

 この特異点に清い聖杯はなく、魔神柱も存在しない。

 

 特異点を形成するのは、我が身が放つ魔力のみ。

 

 だから願う、私を殺せ。満足の出来る死を寄越せ。

 

 それが不可能と言うのなら、

 

 ただ惨たらしく死に絶えろ。

 

 

 人理継続保障機関フィニス・カルデア、魔術だけでは見えず、科学だけでは計れない世界を観測し、人類の決定的な絶滅を防ぐ為の各国共同で成立された特務機関。

 魔神王ゲーティアとの戦いが終わり、冠位時間神殿を攻略したカルデアには、人理焼却中とは違い物寂しさが湛えられていた。一部の物好きを除きサーヴァント達は座に帰り、空白の1年の対応に追われ、人材を含め未だに復旧がままならない状況であったからだ。

 

 猫の手も借りたい程の忙しさと少しの空虚感。けれど確かに平穏で、平和だったこの状況を壊したのは、なる筈のない緊急警報とダ・ヴィンチちゃんからの呼び出しだった。

 

「特異点の位置、特定しました! え、嘘…なんで!?」

「状況は正確に報告! 観測した結果をそのままでいいから!」

「りょ、了解しました!

 観測した特異点は、特異点Fと80パーセント相似! 更に、人理定礎の揺らぎが30パーセントを上回っています! 七つの特異点とほぼ同じーー」

 

 カルデアの管制室は、その場にいる全員が忙しなく動いていた。

 ある筈のない特異点の際発生、観測、更にはレイシフトの準備…誰1人として手を抜ける状況でない事は明らかであった。

 

 久しぶりに見るこの光景に懐かしさを覚えつつ、気を引き締め到着した事を伝える。

 

「マシュ・キリエライト到着しました!」

「立香君! マシュ!」

 

 ダ・ヴィンチちゃんが俺達が部屋に入ってきて早々に告げたのは、特異点の際発生というあり得べからざる事実だった。

 

「そんな…!?」

 

 聖杯はもう全て回収した筈だ。それに、元凶だった魔術王だって…

 

「ああ、分かっている。

 これは確かにあり得ない出来事だ」

 

 続けてダ・ヴィンチちゃんは語る。

 そもそも特異点が発生した時点で危険だという事。七つの特異点を修復したからといって、ゆらぎはそう簡単に収まる物じゃないという事を。そして、魔術協会の連中は未だにカルデアに到着していない事を。

 

「つまりーー」

「……その通り! 立香君、キミに特異点修正を頼むしかない」

 

 国連や協会にも、既に話は通してあるらしい。色々とある制約も、データを送れば問題ないだろうという事だった。

 

「つまり、もう一度軽い気持ちで世界を救ってくれ、という訳だよ、立香くん!」

「そんな…また先輩が戦わなければいけないんですか…!!」

 

 そう食い下がるマシュを手で制する。

 

 大丈夫、居残ってくれたサーヴァントもいる。マシュとは一緒に行けないけど、オレしかマスターはいないんだから。

 

「先輩…」

 

 大切な後輩の心配そうな目を受け、なんだかとても申し訳ない気持ちになる。そして、どうやらマシュが、ロマンの様にバックアップをしてくれるらしい。

 

「それは心強い。何の心配もいらないね」

「離れても、私の心は先輩と一緒に戦い続けます。

 だから、先輩も……帰ってきてくださいね!」

 

 それは勿論だ。マシュを置いて逝くなんて出来ない。

 

「けふんけふん。

 それはともかくとして、だ」

 

 漂い始めていた甘い空気が、ダ・ヴィンチちゃんによって霧散させれた。確かに、急がないといけない現状、こんな事をしている場合ではなかったと反省する。

 

「これからキミがレイシフトする先は、2004年の冬木市。つまりは特異点Fと同じ年代同じ場所だ。

 何らかの要因で再活性化したのかもしれないし、全く関係のない要因で特異点と化したのかもしれない。

 釈迦に説法、ダ・ヴィンチちゃんに絵画指導みたいなものだが、立香君には慎重を期して欲しい」

 

 ダ・ヴィンチちゃんが、そうオレに忠告をしてくれた。

 

 今までの特異点で、一つだって慎重じゃなかった場所はありません。

 

「アッハッハ、それもそうだね。

 それじゃあ、準備はいいかい立香君?」

 

 少しだけその姿がロマンに重なり、目に涙が滲んだ。でも、今悲しみに囚われている様じゃ、彼にあまりにも申し訳が立たない。

 

「大丈夫です!」

「オッケー、それじゃあコフィンへ搭乗だ!

 サーヴァント達も同時に到着出来るようにするから、安心してくれたまえ!」

 

『アンサモンプログラム、スタート。

 霊子変換を開始 します。

 レイシフト開始まで あと3、2、1…

 全行程、完了。

 アナライズ・ロスト・オーダー。

 人理補正作業 検証を 開始します』

 

 

 変貌特異点F 異界戦役都市 冬木

 『幻想の太陽』

 A.D.2004  人理定礎値 --




レイシフトまではダイジェストでお送りしました。

-追記-
オルガショックで筆が進まない…
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