Final Fantasy XV, Return of the King(旧題 ファイナルファンタジー15 新世の王)   作:レレレのレイド

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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
ここまで小説を見ていただきありがとうございます。

設定等を生かした物語の構築を目指し完結まで頑張っていきたいと思います。


では6章どうぞ


6章「代償」

王城から飛び降りたノクトに対し、バハムートもノクトの後を追いかけついてくる。

目の前に地面が迫る中、落下に焦る事無く冷静に己が内に眠る力を解放する。

 

「・・・・集え。王の力よ!!」

 

ノクトの言葉と共に先程同様にファントムソードが全展開される・・・・が今回は状況が違った。

ファントムソード展開と同時にノクトにも光が集まると落下が止まり宙に浮く。

さらにとんでもないことをノクトは続ける。

ノクトの横を高速で通り過ぎるバハムートの体の一部にシフトで移動し掴んだのだ。

ノクトが掴まったところでバハムートは真下から向きを変え、インソムニアに侵入しようとする大型魔導船とダイヤウエポンの一団に向かい飛び去る。

進行ルート上にいた小型魔導船をその大剣で切り裂き破壊しながらバハムートは大型魔導船とダイヤウエポンに急速接近する。

 

こちらに接近してくるバハムートを撃墜しようと大型魔導船やダイヤウエポンが砲撃を行うが空を俊敏に駆けるバハムートにはかすりもしない。

魔導船が目と鼻の距離になった頃合いでノクトはバハムートから離れ宙を舞う。

 

「一緒にやるぞ。バハムート!!」

 

その言葉とを発するとともに魔導船に吊るされあまり身動きの取れない哀れなダイヤウエポンにノクトとバハムートがそれぞれ襲い掛かった。

 

ファントムソードを絨毯爆撃のように射出しダイヤウエポンを攻撃する。

刺さる事無く文字通り爆破されダメージを負うダイヤウエポンは肩の砲門を開こうとするが・・・・

 

「させるかよ!!」

 

ノクトが先回りしており砲門内部にシフトブレイクし内部をズタズタに切り刻み、これでもかと容赦なく剣の爆撃を浴びせる。

もがき苦しむダイヤウエポンの全身を王の武器で切り込み、爆撃していく。

ノクトは止めにとファントムソード全てを集結させダイヤウエポンの中心に叩き込む。ついでに直上の大型魔導船の動力部にもファントムソードを叩きこむ。

 

「これで一体・・・残りは・・・」

 

辺りを見回すとダイヤウエポンがあと十体前後いた。

だが、そのうちの二体はバハムートになます切りにされ、直後両断され胴体を貫かれ消滅していく光景があった。

帝国側も無抵抗でやられる訳がなく、王都城壁内部の森林地帯に次々とダイヤウエポンを投下しバハムートとノクトを迎え撃つ準備を整える。

地面に着地した複数のダイヤウエポンは両肩の砲口を開き、仲間を切り刻み撃破した敵に対して光弾を射出する。

が、その光弾をノクトはシフトで回避、バハムートに至っては大剣の一薙ぎで複数の光弾を纏めてかき消す。

 

「バハムート!!」

 

絨毯爆撃のような光弾を辛うじて回避したノクトはダイヤウエポンに攻撃を加えつつ、バハムートの名を叫ぶ。

ノクトの叫びに呼応するかのようにバハムートは上空遥か高く飛び上がり、背中の剣を展開。

インソムニア近辺に展開している全ての帝国軍大型魔導船、残りのダイヤウエポンに照準を合わせ己が持つ大剣を振り下ろした。

 

バハムート最大にして最強の攻撃。

 

 

アルテマソード

 

 

大剣の振り下ろしと共に展開していた剣が全て射出され、帝国軍とダイヤウエポンへ雨の様に剣が降り注ぐ。

回避運動が間に合うはずもなく、降り注ぐ剣に貫かれ轟音と共に爆散、または炎上し墜落していく数多くの大型魔導船。

数本の剣が脳天から突き刺さり沈黙し消滅していくダイヤウエポン。

わずか数十秒で戦力の大半を失うという帝国軍にとっては悪夢と呼べる光景がそこにはあった。

 

「やっぱスゲーわ。」

 

消滅していくダイヤウエポンを傍目に改めて六神の強さを実感するノクト。

だが気を緩める時でないため気を引き締め、こちらに向かってくるバハムートに対し行きと同様シフトし、しがみつく。

ダイヤウエポンを一掃したノクトらはルナフレーナらが待つ、王城へと空を駆ける。

 

王城 入り口前

 

バハムートとともにルナフレーナやグラディオらがいる王城上階に向かう。

途中でノクトはふと階下の広場に目をやった先に大勢の魔導兵が王城広場に集結しているのが目に飛び込んできた。

 

「バハムート。ここまででいいわ、助かった。」

 

そう言い。バハムートから離れる。直後、バハムートの声が響く。

 

{うつろわざる真の王、ノクティス。其方の危機には我、剣神バハムート。力を貸すべく参上しよう。時の狭間にて眠る真の肉体を呼び起こすべく、残りの四神からの啓示を受けよ。そして・・・世界を真の闇から守るのだ。}

 

バハムートは言い終えると王城を旋回しながら上空遥か彼方へと飛び上がっていった。

それを横目で見ながら王城入り口にエンジンブレードを投げシフトする。

 

 

 

魔導兵が王兵の守りを破り王城に殺到しようとするその時、それは起きた。

入り口付近にシフトによる転移現象が起き、一人の黒ずくめの男が立ちふさがったのだ。

そう、ノクトである。

ノクトは悠然と階段を下り、恐れることなく魔導兵達に近づく。

ノクトを敵と認識した魔導兵達は一斉に銃撃を行うも銃弾は見えない何かに阻まれ全く通じない。

 

「こっから先には誰一人行かせねえよ。」

 

ノクトは右手を差し出しエンジンブレードを召喚し魔導兵に投げつけシフトブレイクを行い貫く。

魔導兵を貫く周囲の魔導兵にファントムソードの雨を降らせつつ獅子王の双剣を召喚する。

双剣を召喚するとノクトは駆け出し前方の魔導兵を前進しつつ切り裂く。

今度は双剣を分離させて後方に飛びつつ投擲。

着地と同時にノクトは父王の剣を召喚し魔導兵の一体にシフトブレイクを叩き込む。振り向きざまに武器を覇王の大剣に持ち替え、周りにいた魔導兵を纏めて切り飛ばした。

 

「くれてやるよ!!」

 

懐からトウテツの牙を用いて精錬したサンダラのマジックボトルを取り出し投げつけ炸裂させ、別の方向にいた魔導兵たちには加減なしのファイアをお見舞いする。

マジックボトルを使用しない魔法は出力の加減が難しく扱いが難しいので普段は使用しないが今回は違う。

加減なしのファイアは人二人が入りそうな大きさの火球を形成し轟音と共に周囲にいた魔導兵を巻き込みながら爆発する。

爆風をもろともせず神凪の逆鉾を召喚し魔導兵へとシフトで移動しつつ突撃を行う。

 

「ハアッ!!」

 

神凪の逆鉾で魔導兵の一体を突き刺し、その魔導兵が持っていたマシンガンを奪い銃弾を周囲の魔導兵にばら撒く。

マシンガンを己の武器として手元から消しシフトですぐさま階段まで後退する。

 

残存する魔導兵の数体がノクトに対してロケットランチャーを使用しノクトの排除を試みる。

しかし、ノクトは回避する素振りを見せずにその場に立ち尽くし、ロケットが命中する。

ノクトがいた位置を中心に爆炎が立ち上るが、またしてもファントムソードが攻撃を遮りノクトは全くの無傷であった。

 

「・・・・・もう少しだな。」

 

再度、エンジンブレードを魔導兵に投げつけシフトブレイクし貫く。

シフトブレイクの勢いを利用し魔導兵の肩を掴んで飛び上がりエンジンブレードで別の魔導兵を切り伏せる。

右手から来る魔導兵三体には飛王の弓を召喚し三連射させ射る。

 

「これで最後!!」

 

修羅王の刃を投げつけ頭上から最後の魔導兵を叩き切りノクトは広場の魔導兵すべてを排除することに成功したのだった。

そしてノクトの姿が30歳の姿から20歳の時の姿へと戻る。

 

 

 

・・・・・・・・

 

王城入り口にまで戻ったノクトは周囲を見回し。

 

「・・・・俺らのために尽くしてくれて、ありがとうな。お前たちの死は無駄にしねえ。・・・・だから少し力を借りるわ。」

 

王城への侵入を防ぐために魔導兵と戦い散っていった王兵の遺体にへ近づくと光耀の指輪を向ける。

光耀の指輪が仄かに輝き、指輪を通じてノクトは王兵の遺体から何かを吸収し始める。

輝きが収まるとノクトは身を翻し、皆の待つ展望階へと向かうことにした。

 

 

王城   展望階

 

「ノクティス!!」

「「「「ノクト!!!」」」

「「「「「ノクティス様!!」」」」

 

展望階テラスに出ると親父やルーナ、イグニスにグラディオにプロンプト、親父の部下が駆け寄ってくるのが見えた。

 

「六神との共闘も見ててすごかったけど、下での戦闘もやばかったよー。あの姿といいあの力といい何したのさ?」

「・・・・・この場を切り抜けるために神様から力を借りた。ま、色々代償は払わねえといけねえみたいだけどな。」

「代償?」

 

真っ先に絡んできたプロンプトと話しながらこの後しなければならないことを思い浮かべノクトはプロンプトの顔から眼を背ける。

 

「代償・・・・?ノクティス様、それは一体・・・」

「ああ・・えっと・・・・詳しいことは・・・・ルーナごめん。王の間で話す。」

「王の間で?ノクト王子、一体何を考えてるんですかねえ。軽くでいいから教えてくれませんかい。」

「今後の対策って言えばいいか?ニックス。時間がねぇしとりあえず全員王の間に行くぞ。」

 

本当のことを言えばルーナやニックスはもちろんこの場にいる全員が阻止してくるのは容易に想像できた。

ただでさえ皆、気が立っているのだ。そこで代償にほぼ死ぬも同然の対価を支払いに行きますなどこの場では到底言えない。

だからノクトは周囲を強引に説得してでも王の間に行く必要があった。

 

「ノクト、その打開策とは?」

「ノーコメント。イグニス。ここでは話せない。」

「ちょっとぐらいいじゃねえか。」

 

 

 

王城  王の間

 

王の扉を開ける。

ノクトの感覚ではつい1日前まで10年後の王城で使命を果たし命を落とした場所なのだ。

色んな感情が胸の内を渦巻くが、手入れの入ったほぼ無傷のきれいな王の間を見るのは久々だった。

 

「ああ・・・そうか・・・あれはニックスだったんだな。」

「は?」

 

王の間に入って思い出した。

アーデンによって作られた人形のことを。

イドラ・エルダーキャプト、ルーナ、親父の三名まではわかったが残る一名の人形が衣服から王の剣の隊員であることはわかるのだが、それが誰なのか皆目見当がつかなかった。

だが逆行してきて、王の剣のメンバーと会ってようやくわかった。

あれはニックス・フリックを模した人形であったことを。

アーデンがどういう意図で配置したのかはもう今となっては不明ではあるが。

 

「ノクト王子。俺に何か用で?」

「いや・・・・ちょっと考え事してた。悪い、独り言だから忘れてくれ。」

「はあ・・・?」

 

未来のことなど言えるはずもなく手を振り誤魔化す。

王の間に全員が入るとクレイラスやイグニスが王兵にエレベーターホールの警護をするよう指示を出しているのが聞こえた。

それに構わずノクトは玉座付近まで近づくと振り返りルナフレーナ達を見つめ声を張り上げる。

 

「皆はここで止まってよく聞いてくれ。・・・・今から、先ほど言った代償について話す。」

 

光耀の指輪から光が溢れノクトとルナフレーナたちの間に不可視の壁が出現する。

 

「何のつもりだ!!ノクト!!」

「代償ってのはさ・・・まあ・・・そうだな・・・この世界における俺の寿命・・・ってとこか?」

「ノクト・・・・何を・・・・言って・・・?」

「馬鹿なことを言うなノクティス!!お前の使命は!!聖石に選ばれし王として世界を闇から救うことだろう!!」

 

ノクトの言う「代償」に騒然となる一同に対しノクトは内心色んな感情が渦巻いてはいたがあくまでも冷静だった。

 

「まあ、その使命の行き先も結局のところ俺の命なんだけどな。」

「何だと!?」

 

使命の内容をある程度知っているレギスやルナフレーナ以外から驚きの声が上がる。

 

「俺の使命ってのは六神からの啓示を受け王の力を集め、クリスタルの力を10年・・・光耀の指輪に蓄え、後ろの玉座で人柱として歴代のルシス王に貫かれ死ぬことで・・・・闇が浄化され果たされる。まあ、親父もルーナも俺の使命がどんなもんかなんとなく知ってただろ?ま、それに今回は使命とはまた別の要件だし。」

「別・・・・・ですか?」

 

大まかに自分の使命を説明しつつ今回の「代償」について説明しつつ玉座の階段を上る。

 

「まあ、使命に関してはバハムートから教えてもらったもんだから気にすんな。今回の代償は歴代のルシスの王様たち曰く俺の寿命の10年を捧げることなんだとさ。あと、死ぬほど痛いらしいんだわ。」

「そんなのは断じて容認できぬ!!よせ、よさぬか!!ノクティス!!」

「すまねえ親父。これは俺も引けねえんだよ。」

 

玉座に掛けたノクトは目を瞑ったあと、「以前」同様にと父王の剣を召喚し呼びかける。

 

 

「歴代のルシスの王よ!!集え!!」

 

 

父王の剣を床に突き立てるとともに以前と同じく円を描くようにファントムソードが出現し歴代ルシス王の幻影が現れる。

 

「ウツロワザル真ノ王、ノクティス。ソナタノ呼ビ掛ケニ応ジ我ラココニ参上シタ。今コソ其方ノ肉体ヲ呼ビ戻ス時也。」

「時ヲ超エタソノ代償・・・・今、此処デ払ッテモラオウゾ。」

 

歴代のルシス王がそれぞれ己の武器を手に持つ。

前回と異なるのはルシス王が持つファントムソードが全て実体化しているということだ。

 

「デハ行クゾ!!」

 

賢王の剣を持つルシス王がノクトの胸に剣を突き立てる。

それを皮切りに各ルシス王がノクトの体に剣や槍などを次々に突き立てていく。

 

「ガアッ!!」

「グウッ!!」

 

「歴代のルシスの王よ。頼む。やめてくれ!!・・・頼む!!」

 

レギスの懇願に歴代のルシス王の一人が振り向き無情の一言を告げる。

 

「ナラヌ。真ノ王ノ覚悟ヲ踏ミニジルコトナドデキヌ。真ノ王ヲ育テタ父王ヨ、オ前ガ最後ノ一撃ヲ加エルコトデ真ノ王ノ帰還ト指輪ノ覚醒ガ為サレルデアロウ。」

「そんな・・・・そんなこと、私にはできませぬ!!」

「ナラバ、真ノ王ハ無意味ノ死ヲ遂ゲルコトニナロウ。父王ヨ、慈悲ハ時トシテ毒トナル。ヨクヨク考エルコトダ。」

 

ルシス王は言い切ると同時に夜叉王の刀剣を掲げノクトに突き立て姿が霧散する。

それと同時にレギスを招き入れるかのように障壁の一部が解ける。

レギスは不自由な足を懸命に動かしノクトの下に歩み寄る。

玉座に座るノクトの姿はさも磔に遭っている罪人のような姿を呈していた。

 

「・・・・ッ!!」

「親父・・・・あと・・・頼む・・・・わ・・」

 

全身を串刺しにされ息も絶え絶えな状態のノクトは朦朧とする意識の中、父レギスに介錯を頼む。

 

「ああ・・・・わかった・・・ッ。後は父に・・・任せろ・・・ッ!!」

 

震える手でレギスは父王の剣を召喚し構えたのち・・・・ノクトに突き立てた。




王城の戦闘シーンは頑張った。(あれ?
参考にした元ネタはあります。

ダイヤウエポン戦はどうしても地対空でバハムートは縦横無尽に飛べるんで一方的な展開になるのは仕方なかったり。

シナリオ編のアルティマニア買ったんですが最初の数ページしか使えなさそうで困惑してる。
バトルの方は色々使い道があるんで活用していこうと考えています。
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