進撃の獣化兵~獣の咆哮~   作:たぬえもんⅡ

5 / 7
リアルが忙しい・・・・。
遅れて申し訳ありませんでした!!

それでは今回も見てもらえると幸いです。


第4話 壁

巨人達を殲滅したクロノス兵士達はトレーラーに戻り、ロッシュ達からの報告を待っていた。

 

 

「これは中々面白い仕組みだな」

「何か分かったのか?」

 

 

トレーラーの中で立体起動装置を調べていた兵士の言葉に、別の兵士が問いかける。

 

 

「ああ、簡単に調べてみたんだが。この装置はどうやらガスを動力源にして動いているようだ」

「ガス?そういえばワイヤーで移動している時にも出していたな」

「ああ、他にもアンカーの射出や巻取りにもガスの力を使っているようだ」

「でもさ、それってガスが切れたらお終いなんじゃないか?」

「そのとおりだ、それにガスを貯蔵しておく為のガスボンベも容量はあまり多くないみたいだしな」

「稼働時間の短い装備ってどうなんだ?」

「頻繁な補給が必要不可欠な事から後衛に補給部隊が居ると推測されるな」

 

 

兵士の一人がそう言った時。

 

 

「隊長、ロッシュからの通信です」

 

 

その報告に隊長はヘルメットの通信回線を開く。

 

 

「何か分かったのか?」

『はい隊長、あの兵士達の後をつけたところ彼らの拠点と思われる物を見つけました』

「よくやった、映像は送れるか?」

『はい、今から送信します』

 

 

その声と同時に彼等のヘルメットに送られてきた映像が映し出される。

 

 

「これは・・・壁?」

 

 

送られてきた映像に映っていたのは高さ50メートルはあろうかという巨大な『壁』だった。

 

 

「これが・・あの兵士達の拠点か?」

『はい、兵士の集団があの壁の中に入っていきましたし。上空から偵察したデボルドの報告によれば、壁の中に町が有る事から拠点である可能性が高いかと』

「なるほど・・・分かった、我々も今から其方に向かう。其処で待機していろ」

『了解』

 

 

隊長は通信を切ると、運転手に指示を出しロッシュ達が待機している場所にトレーラーを向かわした。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

トレーラーを暫く走らせ、小さな林で待機しているロッシュ達と合流した兵士達は『壁』を観察していた。

 

 

「確かに巨大な壁だな・・・」

「映像で見るより迫力がありますね」

 

 

映像とは違う壁の迫力に兵士達は驚いていた。

 

 

(まあ・・それでも『方舟』と比べれば小さいか・・・いや、そもそも比べるのがおかしいな)

 

 

ふと隊長がそんな事を考えるが、すぐに頭を切り替える(50mの壁と全長50km以上の方舟を比べるのもどうかと思うが)。

 

 

「隊長どうしますか」

「そうだーー」

 

 

部下の問いに隊長が答えようとした瞬間・・激しい光と地響きがクロノス兵士達を襲う。

 

 

「うおっ!?」

「何だ!?」

「雷が落ちたのか!」

「こんな雲の無い天気に雷が落ちるか!!」

「じゃあ、あの光は何なんだよ!!」

「落ち着け!?パニックになるな!!!」

 

 

取り乱す部下達を隊長が大声を出し落ち着かせる。

 

 

「とりあえず状況確認を「隊長っ!?」どうした!!」

「あれを見てください!!」

 

 

兵士が指差した方向を見た隊長達の目に驚くべき光景が映っていた。

 

 

「なんだよ・・あれ?」

 

 

兵士の1人がぽつりと言う。

彼らの目に飛び込んできた光景とは、50mの壁をも超える大きさで全身の皮を剥いだ様な姿の『巨人』だった。

 

 

「何だ・・・あの大きさは」

「でかすぎだろ・・」

「普通に50m以上はあるぞ・・」

 

 

クロノス兵士達が困惑するなか、超大型巨人は片足を後ろに振り上げる。

 

 

「アイツあの壁を壊す気か!?」

 

 

隊長の声と同時に超大型巨人は振り上げた足を壁の扉部分に叩きつけ、大きな穴を開けてしまう、するとそれが合図といわんばかりに様々な大きさの巨人達が一斉に壊された壁の穴に向かっていく。

超大型巨人は全身から蒸気を噴出し全身を覆ってき、そして蒸気が晴れると超大型巨人の姿は消えていた。

 

 

「消えた?・・・逃げたのか?」

「そのようですね」

「そうか・・総員戦闘準備」

「隊長」

「何だ?」

「我々の仕事は調査です。無駄な戦闘は避けるべきでは?」

「おいおい、無駄な戦闘は避けるべきって今まで散々巨人と戦ってきたろ?」

「あれはむこうがこちらを襲ってきたからだ、だが今回は私達を殆ど無視している。それに数自体が今までの比じゃない・・もし戦闘を行えば部隊に被害が出る可能性だってある。本部からの増援が無理な状況で無駄な戦力の消費は抑えるべきだ」

「それは・・そうだけどよ・・」

 

 

兵士の1人が言うとおり、今もなお増えていく巨人の大群に対してこちらは13体しか居ない。

もし戦うとなればゾアノイドといえど被害が出る可能性があった。

 

 

「お前の意見ももっともだ、この数であの大群に挑むのはリスクが大きい」

「ではなぜ戦闘を?」

「あのまま壁の中に巨人達が侵入し続けていけば少なくない被害がでるだろう」

「隊長・・人助け目的で戦うんですか?」

「いけないか?」

「いけなくは無いですが・・」

「まぁ、人助けが目的というのは半分冗談だ・・目的は住人の脱出支援だ」

「脱出支援?」

「そうだ、敵が攻めてきたいじょう逃げるのは当然の事だ。だからその脱出を支援する、恐らく今後壁の中の人間達と関わる事が多くなるだろう。なら多少なりとも恩を売っておいた方がいいだろう・・これが目的だ」

「分かりました・・そういう事でしたら異存はありません」

 

 

その言葉に隊長が頷くと。

 

 

「ではこれより作戦を行う・・総員獣化!」

 

 

その言葉に兵士達はゾアノイドの姿に変わる。

 

 

「行くぞ!!」

 

 

グレゴールの声と共にゾアノイド達が壁に向けて走り出す。

 

 

「ロッシュ、ジアット、デボルドは先行して先に壁の中に行け!」

「「「了解!」」」

 

 

グレゴールの指示に3体のゾアノイドは走る速度を更に上げ壁に向かっていく。

途中巨人が何体か襲ってくるがロッシュ、ジアットは巧みに回避しながら進んでいきデボルドは巨人の頭上を飛んで行きながら進んでいく。

 

 

「ヴァモアは進路上の巨人にレーザー照射!」

「「「了解!」」」

 

 

ヴァモア達は横一列に並ぶと進路上を歩いている巨人に向けてレーザーを放ち、放たれたレーザーは次々と巨人の頭やうなじ、足などに命中し巨人を殺したり、行動不能にしたりしていく。

 

 

「よし、そこそこ数は減らせたな・・レーザー照射中止!これより、壁の中に突入するぞ!!」

『了解!!』

 

 

グレゴール達は壁に向かって一気に駆け出す、途中頭や足を撃たれて行動不能に陥った巨人に止めをさしながら壁に向かう。

そして超大型巨人によって開けられた大きな穴から壁の中へと入っていった。




次回も遅れるかもしれませんが見て貰えたら幸いです!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。