今回は物凄く遅れましたが、見て貰えたら幸いです。
破壊された城壁の周りには少なくは無い巨人の死体が転がっており、その体から蒸気を出しながら朽ち始めていた。
「まだまだ来るぞ!!」
民家の屋根の上にいるヴァモアが6メートル級のうなじを狙撃しながらガルバランに伝える。
「まったく・・きりがないな」
ガルバランはそう言いながら5メートル級の片足を殴って破壊する。
そして片足を破壊されて倒れた5メートル級のうなじを踏み潰し、襲い掛かってきた4メートル級に向かって、体内で生成した液体窒素を吐き出す。
液体窒素を浴びた巨人は瞬時に凍りつき、ガルバランによって粉々に砕かれ絶命した。
「数が一向に減らないな」
「そうだな」
ガルバランの声にヴァモアは10メートル級のうなじを撃ち抜きながら答える。
「他のやつらは大丈夫だと思うか?」
「大丈夫だろう。それより今はこれ以上、町に巨人共を入れないようにするんだ!!」
「分かった!!」
そう言いながら2体のゾアノイドはシガンシナ区に侵入しようとする巨人達の迎撃を続けていった。
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「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」
シガンシナの街中を1人の女性が息を切らしながらも走っていた。
突然の巨人の襲来に家族とはぐれてしまった女性は、巨人の目を逃れるために路地に入り、身を潜める。
(父さんや母さんは大丈夫かな・・)
女性は、はぐれてしまった家族の安否を心配する。
しかし何か気配を感じ、辺りを見回すが何も見当たらない、そしてふと上を見上げると。
「え?」
屋根の上から自分を見下ろす巨人が居た。
巨人は女性に向かって腕を伸ばす。
「あ、あぁ」
女性は突然の事に逃げる事も忘れ、ただ自分に向かって伸ばされる手の動きを見ていた。
そして巨人の腕が女性を掴もうとした瞬間、二つの『何か』が物凄い勢いで巨人に飛び掛る。
『何か』に飛び掛られた巨人は体勢を崩し、屋根の向こう側に消える。
そして巨人の落ちた方向から大きな物音が響く。
「あれは・・何?」
「あれは俺の仲間だぜ」
「え?」
女性は声のした方を向くと、『体毛に包まれた、口が裂けた様な化け物』が自分を見つめていた。
「あぁ」
女性は気を失い、倒れそうになる。
「おっと」
怪物ことラモチスは女性が地面に倒れる前に、受け止めた。
「人の顔を見て気絶とか酷くないか?」
「まぁ、何も知らない人間から見れば、俺達の姿は巨人以上に化け物だからな」
女性を受け止めたラモチスの言葉に別のラモチスが答える。
「それはそうだけどさ・・・お前なんで馬車なんて引いているんだ?」
女性を抱えたラモチスが、大きな馬車を引いているラモチスに言う。
「たまたま見つけてな、避難民を乗せるのに使えると思ったんだ。それに今二人乗せているしな」
そう言われラモチスが中を覗くと、40代くらいの男性と女性が倒れて気絶していた。
「この二人は?」
「ちょうどこの馬車を見つけた時、に巨人に襲われていたから助けたんだ」
「じゃあ、何で気絶してるんだ?」
「怪我が無いか聞こうと振り向いたら、その女性みたいに気絶された」
「それは・・・災難だったな」
「別に気にしてない」
「そうか、まぁいいや。早くアイツらと合流しよう」
「そうだな。向こうも巨人を始末しているだろうしな」
そう言うとラモチス達は仲間と合流するために、馬車を引きながら移動を開始したのだった。
因みに保護した女性と二人の男女は後で、巨人襲撃の際に離れ離れになっていた家族だという事が分かるのだった
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別の場所でウォール・マリアに向かって逃げていた避難民達が4体の巨人に追い詰められていた。
「来るな!!来るなぁぁあああ!!!」
「来ないでよ!!!」
「死にたくない!?」
避難民達は恐怖と絶望に染まった顔で叫ぶが、巨人達はお構いなしに向かってくる。
「もう!駄目だ!!」
避難民の一人が諦め、そう叫んだ瞬間。
先頭を歩いていた巨人のうなじが光に貫かれ。巨人は力なく倒れる。
「え?」
誰かの口から気の抜けた声がするが、そうしている間にも謎の光は次々と巨人達のうなじを貫いていき。4体もいた巨人達は地面に倒れ付し、体から蒸気を出し朽ち始めていた。
「何なんだ・・あの光は?」
「分からない・・けど巨人が居なくなった今のうちに逃げよう!!」
「そ、そうだな!」
謎の光の事はとりあえず後回しにし、彼らはウォール・マリアにむかって再び駆け出した。
そんな彼らを遠くから見ている者が居た。
「OK、避難を再開したぞ」
カメレオンの様な姿のゾアノイド、ロッシュは避難を再開した人々を見ながら隣に居る、ヴァモアに伝える。
「そうか・・しかし、相変わらず目がいいな」
「まぁ~伊達に斥候型ゾアノイドはやってないからな。三時の方から新手が3体だ」
「了解」
そう言うとヴァモアは巨人達に向かって、レーザーを照射していった。
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ゾアノイド達によるシガンシナ区脱出支援はまだ続くのだった。
それでは次回もかなり遅れるかもしれませんが・・・それでも見て貰えたら幸いです!!