ガンダムアーキテクトレイヴンズ 自堕落な一個人   作:人類種の天敵

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どもども、天敵です。
頭の中でガンプラでネオニダスさんの月輪を妄想してます。
現在は頭ドム、脚ドム、背中DXて妄想してますが腕とコアがなぁ。
なんか良いの無いかなぁ、丸々としててコジマ成分たっぷりな奴。


青いXガンダム

荒廃した大地。

ビルは崩れ、地形は変形し、穴ぼことクレーターが点々とするフィールド。

そして今、クレーターの中から黒い影が飛び出し、その背中を2発のミサイルが追いかける。

 

「2発とも軌道は直進」

 

ドン、ドン!

 

「今度は俺の番だ」

 

黒い影からもミサイルが飛び出し、更に8つの小型ミサイルに分裂して青いガンプラに激突する。

 

『ギャハハハハハーーー!!?ザコのくせして中々やるじゃーん!』

 

ガン!……ドカーン

 

「ちっ、追加装甲部分でミサイルを蹴り飛ばして軌道を変えた?頭おかしいんじゃねえの?」

 

さっきからそうだけどさぁ、あの主任って奴、何者だよ。

分裂ミサ撃ってもその度に蹴り飛ばして直進変えられるんじゃ撃つ意味がないな。

爆風ダメージを狙っても良いけど、その隙を見せてくれるかも分からない、なら近付いてレーザーブレードか、レーザーブレード兼用ビームライフル『ドラゴンスレイヤー』で青いXガンダムの動きを牽制してKARASAWAでトドメのどっちか。

どっちにしろ慎重に動かないと蹴られるな。

 

『あれれ、まさかビビっちゃった?ギャハハハハハ!』

 

「はっ、よく言うよ。誰が好き好んでミサイルを蹴るガンプラに接近戦挑むか……よっ!」

 

Xガンダムから飛ばされたミサイルを撃ち落としつつドラゴンスレイヤーで主任を狙うーーが、ビームライフル弾は余り効いているように見えない。

レーザー防御性能が高い、ちっ、どこの腹黒企業(インテリオル・ユニオン)製だよ!

 

「つーか、機体の重装甲さがDXどころかガンダムヴァーチェ並みの装甲だもんな。アサルトライフルじゃちと火力が足りなくないか?」

 

多分弾かれる……かも知れん。

突き刺して撃てば致命傷コースだろうけど、それだとマーヴが壊れるだろうし。

……どうするか。

 

『おじちゃん寂しいよぉぉぉぉ!!ちゃんお俺も愉しませてくれないとおおおおおおお!!』

 

「んなっ!?自分から突っ込んで来るか!つーか、セリフ!きもい!キモいから!」

 

主任の叫び声に言い様のない恐怖を感じつつブーストからの蹴り技を回避、咄嗟にマーヴを撃ちまくる。

 

『ぁだっ!?ぁだだだっ!?ァダダダハハハハハハ!!?んほぉぉぉ!もっとだ!もっと……!』

 

「ううっ、き、気持ち悪」

 

ズバズバズバっと都合3回レーザーブレードで切り刻んだ。

右脚、左腕部、コアの3つだ。

ガンプラを容易く一刀両断できる出力で3回、それに右脚と左腕部は関節部を狙ったから無茶な機動はこれでもう出来な、

 

『ギャハッ、結構余裕そうじゃん?』

 

ドゴゥ!!!ドガンゴン!

 

「はっ!?」

 

ちっ、くそ、なんでだ?レーザーブレードを3回も喰らってまだ動けるのか!

……こっちは右腕を……マーヴごとやられた、もう使えないな。

左腕は辛うじて無事か……使えるのはドラゴンスレイヤー、KARASAWA、分裂ミサイル……そしてコジマ。

 

「コジマ粒子…安定。ラファールにも一応馴染んでる…これならいける。プライマルアーマー展開、クイックブースト……起動だ」

 

ドヒャアッ!!!ドヒャアッ!!!

 

『消えた……?』

 

「飛んだだけだ!そんでさっきのお返しだ!」

 

ドガッ!ガン!ゴン!

 

Xガンダムは蹴飛ばした、続いてKARASAWAチャージ、分裂ミサイルを速射、ドラゴンスレイヤーでも牽制しつつクイックブーストで動き回る。

 

ドヒャドヒャドヒャ!!

 

『ほう……凄まじい動き。こりゃちょっとヤバイかも』

 

『主任』

 

『キャロリーン。今からの戦い、ちゃんと録画しといてね!……こいつ、案外強くて今回がOWシリーズの初お披露目になっちゃいそうだからさぁ。ギャハッ!!』

 

「OWシリーズ?あのXが背負ってる改造サテライトキャノンの事か?」

 

主任のXガンダムが撤退して距離を取る。

追撃しないと不味い雰囲気だが、だからこそ主任の言うOWとやらを見たかった。

そして真正面から思い切りぶち壊してやりたくなった、奴が頼りにしている何かを。

そんな表現出来ない感情がふつふつと湧き上がっていた。

 

『よーし、おじちゃんちょっと頑張っちゃうよー?ギャハハハハハハハハ!!』

 

『不明なユニットが接続されました。システムに深刻な障害が発生しています。直ちに使用を停止してください』

 

『あ、そうなんだ。で?それが何か問題?』

 

ミサイルとビームライフルを速射しながら廃ビルの屋上に登った主任。

武器をパージして背中に折りたたんでいたサテライトキャノンをテキパキと組み立てて一本の巨大な砲身を作っていく。

 

『どうよ、俺のコレ。すーんごいデカイでしょ』

 

「す、凄く……大きいです……」

 

ついそう零してしまうほどに立派な砲身だった。

タービンらしき装置が動き出し、Xガンダムを中心に莫大なエネルギーが鼓動を始めた。

しかし、そんなことよりも俺が驚いたのは、

 

「……ス…スーパーマイクロウェーブシステムを介さずにサテライトキャノンを撃てるのかよ!?」

 

『おっ、いい所に目を付けるじゃん。んじゃもうちょっと遊ぼうかァー!ギャハハハハハハハハハハハハハハ!!?おら。来いよ、此処まで!お前にその力があるなら!』

 

青いXガンダムが持つサテライトキャノン(?)砲身部に極大のエネルギーが充填される。

ああ、これ、普通にヤバイ奴だな。

でも避けれるんじゃねえかな。

一応距離はあるし、クイックブーストあるし、横前方横なら十分避けれる気ガス。

 

『もしもーし。避けて下さいよー』

 

「はーい。言われなくてもその気でーーー」

 

ズズズズズズズズズ!!!ズガァァァンッ!!

 

ヒュゴオゥッッッッ!!!

 

「ーーーーッ!!」

 

ドドヒャドドヒャドドヒャ!!

 

ボガンボガンボゴガガァァン!!!

 

 

 

 

 

 

 

『ま、こんなもんかな。キャロリーン、撮っといてくれたぁ?ソレ、企業の宣伝に使うから。後で編集しといて』

 

「うひゃー、一面焼け野原……」

 

「すっごいねぇ…」

 

「な、なんだよ。これ」

 

廃ビル屋上から、一陣の光が差し込み、荒野の表面を瞬く間に焼き焦がした。

既に荒廃した大地は広範囲に渡って焼け野原となり、主任の青いXガンダムが使うOWという武器が如何に規格外なのかをガンプラバトルを観戦していた者全員に知らしめた。

そして、それを観戦していた中の1人、フィオナ・イェルネフェルトの言葉は、その武器のイレギュラー性を象徴する核心を突いたものとも言えた。

 

「こんなもの、人の操れる武器ではないわ……」

 

『ですが主任。良かったので?これではフィオナ・イェルネフェルトが例の粒子提携に協力するとは思えませんが』

 

『ま、良いんじゃないの?どうでも。俺としてはアイツが残ってた方が、面白いけど。……おっ?』

 

主任が笑う。

Xガンダムのノイズの霞むカメラアイが大地を吹き飛ばし、焦がし尽くしたそこに、土煙に紛れた黒い影を捉えたからだ。

ニヤリと主任の口角が釣り上がる。

奴は生きていた、それだけで主任がOWサテライトヒュージキャノンの引き金を引く理由たり得るから。

 

『ギャハッ!お前結構面白いねぇ。企業にガンプラ勝負を挑むバカさ加減もそうだけどさぁ。それ以前にぃ、お前と今こうしてぇ!!ヤリ合うのが初めてじゃないって気分になっちゃってさァ!!気分上がっちゃうよねぇぇぇぇ!!ハハハハハァー!!』

 

ズズズズズズズズズ!!!ズガァァァン!!! ヒュゴオゥッッッッ!!!

 

ギュィィィィィィン ドヒュゥゥンッッッッ!!!

 

廃ビルから核弾頭と巨大なビームが、焼け野原から青い極大なレーザーの閃光が。

それらは互いに射線上をぶつかり、衝撃と風とプラフスキー粒子を撒き散らして消滅する。

 

『そんな、まさか……ただのガンプラ風情がOWを…サテライトヒュージキャノンを相殺する威力など』

 

サテライトヒュージキャノンの威力を知っていたキャロル・ドーリーはその出来事に驚きを隠せなかった。

たかが一高校生の使ったガンプラに、“企業”が総出で開発したOWの破壊力を真っ向から相殺させられたのだ。

ガンプラに使用させる武器の威力はその武器自体の出来栄え、クオリティなどがダイレクトに反映する。

そして主任の青いXガンダムが使う専用のサテライトヒュージキャノンはそのイレギュラーさ故に実はHGデンドロビウム程の重量がある、にも関わらず主任は飄々とそれを載せ、軽々と扱っている。

 

普通なら『 重 量 過 多 』で動かせるわけが無いのだが、そこは企業の異常な技術力でカバーしている。

そして、それをわざわざ載せるのは、その重量価に見合った恐ろしいまでのバランスブレイカーだからというだけ。

……ただ、フィールド諸共自機以外全てを破壊し尽くす、ただ、それだけ。

 

『最高だ、もっと楽しませろ。俺をーーー』

 

ドドッヒャドヒャドヒャ!!

 

「………ある時は遠距離から広範囲に渡ってあらんかぎりのミサイルによる弾幕に歓迎される時もあった。その時は超高速スピードで強引に引き千切った。まあ、先頭を撃てば全部誘爆するから、ほんと楽な仕事だったな」

 

ドドッヒャドヒャドヒャ ドドドド!!

 

ドヒュン!ドヒュン!ドヒュン!

 

ズズズズズズズズズ!!!ズガァァァンッ!!ヒュゴオゥッッッッ!!!

 

「ある時は巨大な輸送機を止めた後で無限とも言える数の蝿を相手取った時もあった。その時は全部潰して回った。あの時はGAの部隊が救援に来なくてあの人、すっげぇ怒ってたなぁ。そういえば依頼金もそのあとでふんだくってたんだっけ?」

 

ドヒャドヒャドヒャ!!!ドヒャドヒャドヒャ!!ドヒャドヒャドヒャ!!

 

『ハハハー!!スピード勝負なんてバカなマネするとはねぇ!!期待外れだ。消えろ、イレギュラー!』

 

ズズズズズズズズズ!!!ズガァァァンッ!!ヒュゴオゥッッッッ!!!

 

「ある時は超超長距離から大質量の砲弾で狙撃される時もあった。その時は勘と機動力と根性で全て避けた。初めての超高速戦闘だって言われたけど、今の感覚じゃちょっとしたジェットコースターみたいなもんだよな」

 

ドドドッヒャアァッッ!!

 

『ッ!ちぃッ、キャロル!コッチはOW使用時のシステム障害で敵機が見えない。オペレートしろ』

 

ドヒャドヒャドヒャ!

 

「ある時は揺り籠を守った後で宙からレーザーによる波状攻撃を喰らった時もあった。あの時は……流石に逃げた。ボロボロになって逃げ回って、企業に対して不信感を持った。まあ、もっと近くでアレを見たくて自分から近付いていった俺もバカだったけどさ」

 

『かしこまりました、敵機。……ッ、Sヒュージキャノンが引き起こした爆風と土煙で索敵、困難です』

 

「ある時は海上で、レーザーブレードを飛ばす相手と戦った時もあった。何のことはない、急に覚醒した斜陽企業のロケットでハメてパイルバンカーで一撃、二撃……これで終わりだ。バカだよな、インテリオルも。あんなAFで俺を殺そうってんだから、そんであの人に脅されまくったんだから」

 

『……なんだと?……クク……そうか……!ハハハハハハハハ!!!これだから、これだから面白いんだ!人間って奴はァッ!!!』

 

ズズズズズズズズズ!!!ズガァァァンッ!!ヒュゴオゥッッッッ!!!

 

「ある時は尻尾を切り落とすトカゲみたいな列車を内部から喰い破り、ある時は変態どもの変態の結晶を動きだす前に潰して、ある時は空に浮かぶ便座を叩き折り、ある時は空に浮かぶコジマの集合体を、企業の答えを、そのまま真っ向から否定した」

 

ドヒャドヒャドヒャ!!! ギュィィィィィィン ドヒュゥゥンッッッッ!!!

 

『主任、左腕部、右腕部共に損傷、Sヒュージキャノン………損壊。パージします。カメラアイ機能低下。ジェネレータ出力低下。敵機確認、ミサイルロックオン。敵極大レーザー接近、回避をーーーザーーーー』

 

配線コード、他外装が剥き出しになりボロボロになった青いXガンダムを極大な青い閃光が瞬く間に埋め尽くしていく。

それをパイロット視点で眺めながら、主任は興奮したように猛り叫んだ。

 

『そうだ!それでいい!!最高だ!貴様ぁぁぁぁ(イレギュラー)!!!!!ーーーーーーッ』

 

「……ある時は核弾頭を超速で撃ち出すガンプラを全弾避け切って潰した……ーーお前の事だよ。まあ、ほんの少しは面白かった、じゃあ、サヨナラ」

 

ギュィィィィィィン ドヒュゥゥンッッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーー……………あいむしんかーとぅーとぅーとぅーとぅとぅー。あいむしんかーとぅーとぅーとぅーとぅー……………」

 

そして誰もいなくなった。

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