ガンダムアーキテクトレイヴンズ 自堕落な一個人   作:人類種の天敵

6 / 16
どうも、今回は戦術歩行プラモデル戦闘機だー!!
私は不知火及び不知火弐型、武御雷C型、ラプター、タイフーン、グリペンとかが好きです。サンダーボルトと海神も好きです。



戦術歩行プラモデル戦闘機

 

「では、今日の1時間から4時間まで、時間の限りガンプラビルドを頑張って下さい」

 

「「「「はーい」」」」

 

時間割り木曜日課。

一日の教科全てガンプラビルド系の授業に当てる曜日であり、ビルダーとファイターで好き嫌いの差が出る日その2でもある。

基本的にガンプラ学園という専門校は、最初の一年間を基礎的な授業と並行してガンプラビルドやガンプラファイトの技術指導も受ける。

 

その理由はそれぞれにあって、ビルダーはファイターの立場を体感することで、ファイターごとに合わせたガンプラの調整やオプションの充実など、技術の幅を広げること。

そしてファイターはビルダーと同じように自らのガンプラを作製してみることで、ガンプラのギミックに対してビルダーの考えを汲み取ってみたり自分のアイデンティティやオリジナリティを持たせることを狙っているようだ。

 

そこから一年間を過ごして2年に進級すると、一学年3〜4クラスの生徒はそれぞれ、ガンプラ技術を専門に指導を受けるビルダークラスや、元世界ランカーなどに教えを請い、実践で腕を磨くファイタークラス、最後に、高水準のガンプラビルド技術とガンプラファイターとしての戦闘技術を併せ持つ生徒を厳選し、ガンプラ学園の“エリートランカー”に教職から推薦された者だけが在籍出来るビルドファイタークラスに選別される。

 

まあ、どちらが良いかというと、そう簡単に断言出来るわけではないが、ビルダークラスでは歴代ガンダムアニメのデザインや設定などを担当したデザイナーや世界ランクのビルダーなどが授業に招かれることが多いらしいし、ファイタークラスはそれこそ世界ランカーの胸を借りて全力の戦闘指導を行える。

かの有名な3代目メイジン・カワグチも毎年3回か4回はファイタークラスに招かれて指導をしてくれるらしい。

更に去年はメイジンと同じく伝説的なビルドファイター、イオリ・セイも招いたことがあるようだ(まあ、本人の希望でビルダークラスに指導しに行ったらしいが)。

そしてビルドファイタークラスは、一週間に数度、ガンプラ学園のソレスタルスフィアと対戦を行い、そこで実力を認められた生徒はガンプラ部に部員や顧問直々に勧誘されるという噂も聞く。

 

 

………結論として、クラスとか別にどうでも良いんです。

話がだいぶ逸れたが、今言いたいことは今日は一日中ホワイト・グリント製作に充てるだけ、以上。

 

「早速始めようか。まずは胴体と脚部から作ろう」

 

自作した資料集片手にスクラッチ。

ホワイト・グリントの中で一番簡単そうなのがコアフレームで、続いて頭部、腕、脚、最後にバックパック。

脚は可変式大型スラスターやミサイルコンテナ、武器弾薬を載せながらキチンと立てられるようにしなければならないので一番の強固さを強いられるだろう。

 

「烏丸〜♪烏丸〜♪」

 

いざ作製……の所で真凛か。

 

「不知火が完成したんだっ!見て見てっ♪」

 

「……………」

 

真凛の新しいガンプラ、正式名称94式不知火は、俺のガンプラACと同じく、異質なフォルムをしている。

円弧状の頭部と二本の大型センサー、カメラアイはツインバイザー型で、顎部分がやけに長く、尖っている。

 

機体全体はとてもスマートでメインカラーは水色。

両肩はガンダムSEEDのデュエルガンダムに似ていて、腕部に中型の突起物が固定されている、聞けばこの突起物はナイフを格納しているシースで、展開時はこれがバカっと開いてナイフが飛び出すらしい。

 

脚部はジンクス、ただしスラスターは本来のものではないので自作したんだろう、今まで見たことのない形だ。

背部にスラスターの類が見えないのでバクゥやガンダムマッドロックのようなホバー移動の陸上型だろうか?

 

「ニヤニヤ。もしかしてホバー移動しか出来ないと思ってる?じゃじゃーん!これが真凛ちゃんの開発したオリジナルスラスター。その名も“跳躍ユニット”でーす」

 

腰部の見慣れないスラスター、これで機体を浮かすのか。

触ってみると、この跳躍ユニットは既存の物に比べて可動範囲がとても広い。

これならガンダムやACよりも遥かに飛行の自由度が高いものに違いない。

 

「武器は?」

 

「スクラッチ。まあ、似てた銃が在ったし、真凛ちゃんってば器用なんで小物作りは大得意なんだ〜♪ぴーすぴーす」

 

「………へぇ……」

 

良いこと考えた、こいつ引き込もう。

ナイフシースを見た限り、小さな展開式のギミックなど、精度・繊細さは俺のビルド技術とは天と地の差がある、こいつに変形ギミックを任せて俺は基本フレームを担当した方がクオリティ的にもいい。

 

「真凛、手伝え」

 

「え……、ヤダ♪」

 

「……………」

 

こいつ……。

 

「ヤダヤダやーだー!烏丸、私のビルド手伝ってくれなかったしガンプラバトルでリベンジするために不知火完成させたんだから、まずバトルが先!」

 

なるほど、俺に雪辱を注ぐために完成させたわけか、なら一度バトルして2度と俺に逆らわないまでに叩きのめした方がいい。

 

「良いぞ。俺は前回使った03-AALIYAHのカスタム機で行く。場所は市街地で良いな?」

 

腕部とバックパックを変更した03-AALIYAHカスタム……ACネーム ラファールをGPベースに置いてダメージ判定をC、対戦フィールドを市街地に設定する。

 

「いーよー!んっふっふ、今日が烏丸の命日だぜ〜♪」

 

「あ、ちょっとー、ガンプラビルドの時間に何で対戦するのー!?」

 

ちっ、担任か……いや、あの女講師は確か、押されに弱いチョロ講師と有名ではなかったか。

 

「新作の評価試験でーす♪使っても良いですよね?」

 

あざとい上目遣い、女講師は少し考え、ウンウンと頷いた。

 

「そうなんだ!うん、じゃあ大丈夫ねー。使っても良いよ!」

 

何が大丈夫かは分からないが、兎にも角にもバトルスタートだ。

操縦桿を引いてバックパックに火を灯し、市街地を疾走する。

 

「パーツの干渉は今の所ない、これなら行ける」

 

ラファールの腕部に決めたギャプラン[フライルー]のフルドドIIとデュエルガンダムアサルトシュラウドバックパックが干渉していないのを見てホッとする。

当初取り付けた時はギッチギチになっていてちゃんと動くか不安だったが、今の所問題はない。

更に右腕に持ったドッヅランサー実弾仕様のランス型突撃銃“04-MARVE”と左腕に取り付けたGN-レーザーブレード“02-DRAGONSLAYER”も可動良好である事を確認してセーフティを解除、戦闘態勢を整える。

 

「さて、真凛の奴は何処だ……?」

 

独特な複眼が市街地のビル群を見通す。

灰色の世界に水色の機体色は目立ちやすいはずだが…………、

 

「見つけた」

 

距離凡そ1㎞先、水色の機体色がこちらへ猛然と突っ込んでくる。

フライルーに装着した支援ユニット、フルドドIIに懸架されている折り畳み式のレーザーライフルを真っ直ぐに組み立て、銃口を向ける。

 

『 Charging ! 』

 

銃口に青い光が凝縮していく。

 

『 Charging ! 』

 

機体のエネルギー出力がグングン減っていくのと反比例して青い光は更に大きく肥大化していく

 

『 Charging end !! 』

 

チャージ終了、真凛の機体は既に目と鼻の先。

脚部をホバーモードにしてスケートのように横へずれるも、速射性の高い実弾火器で追撃をかけられる。

致命傷は何とか避け、避けきれない弾丸はムーバフル・シールド・バインダーで弾く。

こちらも応戦するために04-MARVEとレーザーブレードライフルであるドラゴンスレイヤーを速射する。

 

『当たらないもんねーー!』

 

違う、当たらないんじゃない、ワザと外して行動を制限しているんだ。

そして、お前は4秒後に目当ての場所に行き着く。

 

……3

 

……2

 

……1

 

「そこだ」

 

フルドドIIから伸びた状態で固定されていたレーザーライフルから極大の青い閃光が弾け飛んで行く。

その太い線は真っ直ぐにビルを貫き、突然の攻撃に機体を制止できなかった真凛の水色の機体を抉った。

 

『びゃぁぁぁぁぁぁ!!?』

 

いや、惜しい。

水色の機体――不知火は寸でで地面を蹴り、極太の閃光を僅かに避けた。

なるほど、あの機体、運動性能寄りのステータスか?

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」

 

フルチャージショットを外したレーザーライフルは折り畳んで格納、ムーバフル・シールド・バインダーに内蔵されたビームキャノンを左右で交互に射撃する。

その際に某最強のスタンド使いの掛け声も真似る、ココ重要。

 

『ほっ、はっ、ふぅー!』

 

ぴょんぴょん飛び跳ねる水色の挙動に惑わされて照準がブレる。

あの機体、メインが水色で狙いやすいと思ったが、細部に市街地に紛れる明度の色を付属させることで目の錯覚を促す欺瞞迷彩なのか、ビームキャノンの連撃は悉く外れていく。

 

『今度はこっちの番ね!』

 

一声の直後に銃弾が飛んでくる。

それをムーバフル・シールド・バインダーで受けると、

 

ドガァァンッ!!

 

「っ!……榴弾か?」

 

ボロボロになった右腕のムーバフル・シールド・バインダーを見て舌打ち、しくじった。

ポンポンポンと放たれる榴弾を避けてビルの影へ。

しかし水色の機体は真っ直ぐにこちらへと突っ込んでくる。

 

『ブレーキングダーウゥン♪』

 

先日見た長刀を二本両手に持っている。

どうやら格闘戦に秀でた機体らしい。

 

「飛んで火に入る夏の虫……って知ってるか?」

 

04-MARVEを向け、フルオート。

 

『ぶっぶー、正解は蝶のように舞い、蜂のように刺す真凛ちゃんでしたー♪』

 

真凛はそれら弾丸を全て避けて懐に迫る。

 

「いいや、今のお前は、山猫に追い詰められた可愛いネズミだ」

 

右腕のランス型突撃銃を思い切り叩きつける。

どうやら真凛の機体は軽量で機体バランスが優れる代わりに全体のフレームが脆いようだ。

 

『わとと……』

 

ヨロヨロと態勢を立て直す水色の機体に全火力で追撃する。

ビームキャノンが左腕を、突撃銃が頭部を、最後にレーザーライフルの極大の閃光がコックピットを貫く。

 

『また負けたーーーー!!』

 

耐久力を全損させた水色の機体は爆散した。

 

 

 

 

 

 

「よし、俺に負けたんだから、ちゃんと手伝えよ、真凛」

 

「む、むぐぐ………いーよー」

 

「はい、これがお前の担当な」

 

ギミックの展開動作などを描き記したデッサンを真凛に寄越すと、彼女は小さく唸り声を上げる。

 

「………確かに小さいのは得意なんだけど……これ、ちょっと無理かな?」

 

マジか。

 

「にひっ♪でもでもね?こーいうスクラッチが得意なビルダー知ってるから、紹介してあげよっか?」

 

俺がやるよりかは、そっちの方が良いだろう。

 

「……ああ、そうだな。よろしく頼む」

 

「おっけ、じゃあ放課後ね♪」

 

とりあえず、ギミックは放課後、今日はコアと脚部だけにしておこう。

 

「……………ビルダーか」

 

紫色のガンダムMK-IIを握った男子生徒が、俺と真凛の話にひっそりと耳を傾けていた。

 




作ろうと意気込んだは良いけど他力本願な主人公……既にグダグダじゃねーか……。
そういえばスターオーシャンがアプリで始まりました。
ネルが欲しいのでリセマラをしまくってますが、一向に出ません。
ガチャのでなさ率はアイギスと同等のレベルかと思いますね!
最後にフルドドIIに搭載している折り畳み式のレーザーライフル……分かる人いるかな?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。