モンスターストライク・コンバット   作:織戸

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 モンストの映画見てきました。普通に面白かったです。


他の契約者

 キーンコーンカーンコーン

 

 授業やっと終わった。

 俺は部活に入ってないし、いつも通りさっさと帰ろっと。

 待てよ。そういや昨日お菓子が尽きたな。スーパーに寄って当分の量買ってくか。

 

 玄関で靴を履き替え、校門を出ようとするといつも決まってある人物がいるようになった。おそらく今日も多分いる。

 

「・・・やっぱ、な」

 

 白いパーカーに短パン。フードを深々を被っていて顔はよく見えない。

 が、そんな恰好してる奴、俺はここ最近で一人しか知らない。

 

「あ、トーリ」

 

「よ、ルシファー」

 

 ルシファー。

 俺の契約モンスターで、今同棲中の可愛い女の子。

 

「毎回思うけど家で待ってればいいんじゃない?」

 

「暇なのよ。仕方がないじゃない」

 

 暇なんだね。

 まあ昨日の話聞く限りモンスターと戦う時以外ルシファー出番無いからな。

 

「あ、そ。なんでもいいけど俺スーパーマーケット寄ってくから先帰ってていいぞ」

 

「スーパーバスケット?」

 

「スーパーマーケット。どんなバスケットだよそれ」

 

「そこには何があるの?」

 

「んー、日常用品みたいなものがたくさん売ってる。昨日お菓子切らしちゃったから買いに行くんだ」

 

「私も行く」

 

「え、マジで?」

 

「行く」

 

「足疲れるし家にいた方が―――――」

 

「行く」

 

「あ、はい」

 

 なんか押し切られたな。

 

 

 ☆

 

 

 都内パイナップルランド

 

 買い物かごを持ちながら食用品売り場を重点的にまわる。

 

「チョコは安定だろ。飴、たけのこの里、ポテチ、スルメ」

 

 目に入ったお菓子全部買っていく俺氏。

 

「ねえトーリ」

 

 ルシファーの声が耳に届く。

 顔を向けるとルシファーはあるお菓子を持ってた。

 

 お菓子の名前は『ミニクレープ』

 

 あ、やっぱあの時食べたクレープが忘れられないんだな。

 

「これも欲しいんだけど」

 

「はいはい」

 

 暖かーい目でミニクレープを受け取り、買い物かごに放り込む。

 

「一個だけでいいの?」

 

「じゃ、じゃあ二個買う」

 

 もう一つ持ってきて俺に手渡す。

 これもしかして二個だけでいいの?って言ったら三つ目もってきそう。

 

 試してみるか。

 

「二個だけでいいの?」

 

「え!?じゃあ三個買う」

 

 やっぱり。

 本当にクレープ好きなんだね。

 

「じゃ、レジ行くか」

 

 大量のお菓子が乗ったカートを引いて向かおうとした瞬間――――

 

 ズズンッ!

 

「うおっ」

 

 この重い音、変わる風景。

 そして周りの人間が一人残らずフリーズするこの現象。

 

「モンスターね」

 

 俺が言うよりも早くルシファーが言ってくれた。

 前のビゼラーのような何かを破壊する音は聞こえないが、今回も結構ヤバいやつだと感じる俺。

 

「倒せそう?」

 

「さあね。見てみるまでわからないわ。さ、というわけでいくわよトーリ」

 

「待て。まだ会計が済んで、おい引きずるな。ちゃんと払ってから―――――」

 

 俺の言う事なんて知るかと言わんばかりに襟を引っ張るルシファー。

 この体験前にもしたことがあるようなないような。

 

 

 ☆

 

 

 外に出てみると、風景はやっぱり変わってた。

 前回と同じく薄暗い風景に。

 いや、外に出る以前にスーパーの中も薄暗かったから今更言う必要無いか。

 

 俺とルシファーはこの間と同じく建物の屋上に行き、モンスターを見つけた。

 

「ハッハー!ニンゲンドモヨ!ヒレフセェ!!」

 

 カエルの怪人が棒を振り回して歩いている。

 今俺以外の人たちはフリーズしているからひれ伏しようがないんだがなあ。

 

「カエル怪人『フロッギー』余裕過ぎて欠伸が出そう」

 

 屋上から地上を歩いているフロッギーに向けて指を向けるルシファー。

 きっと前回やったあれをやる気だ。

 

 ビゼラーを倒し、俺を殺しかけたあのレーザー。

 あれ本当に死ぬかと思った。

 

「ちなみ聞くけどルシファー、前回といい今回といい、もしかしてあまり力出してないんじゃ」

 

「はあ?当たり前でしょ。あまりっていうより全然、全く、これっぽっっっっっっっっちも、出してないわよこんなの」

 

 彼女の全くと言っていいほど焦りようの無いこの言葉。おそらく本当なのだろう。

 ルシファーの本気って、一体どれくらいなんだろ。やっぱ大陸吹っ飛ぶのかな。あー怖い。

 

「さっさと終わらせ・・・ん?」

 

「どうしたルシファー?」

 

 指先に力を溜めて、レーザーを放つ直前に彼女の動きが急に止まった。どうしたんだろ。

 

「・・・驚いた。私たちの他に契約者が紛れ込んでるなんて」

 

「マジで?どこどこ」

 

「あそこ。丁度フロッギーと対峙してる」

 

「あらほんと」

 

 フロッギーの前に俺が通ってる学校の制服を着た男子生徒が立っていた。

 

 ・・・あれ、あいつどこかで見覚えがあるようなないような。

 

 なんて考えてるとフロッギーの前に立っている男子生徒の前に赤く燃え盛る炎が現れる。

 その炎を消し去るようにして、別の誰かが現れた。

 

 あれがあいつの契約モンスターか。名前は――――

 

「『アグナムート』」

 

「火属性のモンスターだよね確か」

 

「そうよ。あの子、中々良いモンスターと契約したじゃない」

 

 アグナムート、か。

『女戦士』っていう言葉が似合いそうだな。

 

「んで、どうするルシファー?このままお前が打って即刻ケリつけるのもいいけど、俺としては他の契約者がどうやって戦うのか観てみたい」

 

 俺の場合ルシファーのレーザー一発で終わってるからね。参考までに他のも、って思ったまでだけど。

 

「いいんじゃないそれで。私もたまには傍観者の立場になってみたかったのよ」

 

「決まりだな」

 

 上から目線で悪いが、観させてもらうよ。

 




 ちなみに私はアグナムート持ってません。なのでキャラ作りはオリジナルでいく予定なので悪しからず
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