ゲート・忍者来れり   作:体は大人!心は中二!

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前回のあらすじ。

バサラ「うさ耳が危ない!!超火力でねじ伏せるんだお!!」

ゾルザル「なんだあの化け物は!?」

バサラ「今から72時間…貴様の股間を蹴り続ける」

ゾルザル「ふぉぉおおおおおお!!」

こんな感じです。


12話

バサラの木遁で生まれた分身たちの半数は、須佐能を顕現させて帝国軍を蹂躙し、残りの半数は敵を体術や幻術で戦闘不能にしながら、捕まった女たちの救助をしている。

そんな中、バサラの生み出した幻影の世界では……。

 

「ふぉあぁあぁああぁあぁ!!!!???」

 

汚い皇子の悲鳴がこだましていた。

股間をつま先で潰されては再生、潰されては再生を何度も繰り返した。

この鬼のような所業は休むことなく続いて居たが、ついにこの幻影は最後の蹴りとゾルザルの乳首が切られた事でようやく終わりを迎えのだ。

 

「……」

 

現実へと帰って来たゾルザル。

彼は股間と乳首を襲った激しい痛みに失禁し、気を失った。

 

「ゾ、ゾルザル様ぁあああ!?ナゼェエエエ!?」

 

ちなみに近くに居た兵士たちもゾルザルより数秒遅れて現実にカムバックした。

彼らが見たのは幻影。

百人を超えるスタイリッシュなポーズを決める全裸のゾルザルに全身を隙が無いレベルで執拗に舐めまわされたのだ。

 

彼らもまた、あまりの恐怖に意識を飛ばしてしまった。

こうして、物理とおぞましい幻影にゾルザルの兵は壊滅したのであった。

 

………。

 

数日後、帝国の元老院にてゾルザルが病気になったと発表された。

もちろん、ゾルザルは病気などなっていない。

ゾルザルはヴォーリアバニーとの戦争にて行方不明となったのだ。

現在は捜索隊が編成されており、彼の妹が指揮を執っている。

 

 

☆☆☆

 

 

「それで…この男はどうしますか?

一応、ヴォーリアバニーの女たちは処刑を求めているようですが……」

 

「まあ、処刑したい気持ちも分かるのだがな……」

 

バサラは簀巻きにされたゾルザルの処遇に困っていた。

何故ならバサラはゾルザルの記憶を見てしまったのだ。

 

本当の兄弟のように育った義兄が自分の父親に責め殺されたその日から、ゾルザルは王族や貴族に恐怖を覚えたのだ。

自身もいつか義兄のように殺されるのではないか?

自分の弟が殺しに来るのではないか?

それ以降、彼は無能を演じた。

 

しかし、使えぬと判断されれば殺されるとも彼は幼い頭で考えて己を鍛えた。

戦争では使える無能……つまり物語に出てくる脳みそ筋肉な英雄を目指したのだ。

今回の奴隷狩りも彼なりに判断した英雄らしい行動だったのだ。

 

それを知ったバサラは幻影の世界での拷問を串刺しから、金的に変えたのだ。

まあ、途中でバリエーションを増やして乳首切りも入ったが……。

 

「ガイ、この男はお前に預ける。根性を叩きなおしてやれ」

 

「おお!!このような下種男にも慈悲を掛けるとは……このマイト・ガイ!感動いたしました!!

早速日の国へと連れ帰り、根性を叩きなおします!!」

 

 

うぉおおおお!!

 

敬礼した後、ゾルザルを抱えたガイは獣の様な雄叫びを上げて、日の国へと向かって走り出した。

わざわざ八門遁甲のリミッターを外して……。

ゾルザル……お前には厳しい修行の日々が待っているだろうが、頑張ってくれ。

バサラは、土煙を上げながら速度を上げるガイの背中を見ながらゾルザルに黙とうを捧げた。

 

「さて、我々も行こうか」

 

『はい』

 

ゾルザルの魔の手から命を救われたヴォーリアバニー。

だが、彼女たちの国はゾルザルによって復興が難しい状況にあった。

そこで、バサラが提案したのは彼女たちの移住だ。

日の国の農業地域に彼女たちを移住させることにしたのだ。

 

彼女たちは故郷を去る寂しさを感じながらも、命の恩人であるバサラの提案を承諾。

日の国に獣人の国民が誕生したのであった。

 

 

 

そして、ゾルザルの子孫がお亡くなりになった日から一週間。

 

 

 

バサラはヴォーリアバニーたちを引き連れて日の国へと帰還した。

帰還するとそこにはピチピチの緑色のタイツに根性の額あてをした金色のオカッパ頭の男が門で待ち構えて居た。

男の姿に引いているヴォーリアバニー。

バサラは男の髪の色を見て、誰なのかを判断して冷や汗を流した。

 

バサラ達が自身に気づいたと思った男はバサラ達の元へ、全速力で駆け出し……。

 

「すみませんでしたーーーーーー!!!自分が間違っておりましたーーーーー!!」

 

土煙が巻き起こるスライディング土下座を行った。

 

「自分が間違っておりました!!自身の弱さに負け、優秀な弟と妹に恐怖してあのような蛮行を……。

本当にすみませんでした!!!……ハァハァ」

 

地面に頭を何度も打ち付けて謝罪しながらハァハァする男に対して、誰なのか分かっていないヴォーリアバニー達は生理的に受け付けないようで震える体を寄せ合っていた。

 

「まだだ、ゾルザル!!そんな謝罪では彼女たちの恐怖は拭えないぞ!!」

 

「オッス!!」

 

『えぇええええええ!?』

 

突如、男の近くに現れたガイの言葉によって、ようやく自分たちにひたすら謝る変人がゾルザルと知って驚愕するヴォーリアバニー達。

あの帝国の次代皇帝となる傍若無人の化身にして、自分たちを滅亡の一歩手前まで追い込んだ男の成れの果て。

驚くなというのが無理だろう。

 

特に、彼と面と向かって話した事のある女王のテューレは顎が外れそうになっていた。

 

「申し訳ありませんでしたぁああああ!!」

 

土下座から逆立ちを披露したゾルザルは、頭部を地面にごっ、ごっ、とリズムカルに打ち付けながら斬新な謝罪を披露。

若干顔が赤くなっているのは、頭に血が上っているせいだと思いたい。

 

ゾルザルの奇行に激しい険悪感を隠しきれないヴォーリアバニー達の視線を受けさらに表情がおかしくなるゾルザル。

謝罪をしているつもりかもしれないが、全くの逆効果であった。

結局、謎の奇行に耐えきれなくなったヴォーリアバニー達は『早くどこかに行け』という気持ちを込めて、ゾルザルの謝罪を受け入れた。

もはや謝罪という名の脅迫である。

 

「先生!!自分はやりました!!自分ルールって最高ですね!!」

 

「演習場百周やりきった成果だ!!おめでとうゾルザル!!」

 

そして、許された事を喜び、強く抱擁しあったガイとゾルザルはバサラに親指を立ててこう言った。

 

「「応援ありがとうございました!!!」」

 

彼らの青春脳が黙って傍観していたバサラの姿は応援しているように見えたらしい。

しかし、バサラは見ていた。

抱き合っている時、ゾルザルがガイの背中を撫でまわしていた所を……。

どうやら、あの幻影の世界を経験した事でゾルザルの性癖がかなり危険なものへと変貌したらしい。

 

「さあ!ゾルザルよ!!次は演習場二百周だ!!」

 

「はい!!二百周やりきったら、国に帰って弟と妹と正々堂々勝負します!!

出来なかったら腹筋二百回です!!」

 

「よく言った!!さあ、俺たちの青春はまだ、始まったばかりだ!!」

 

「はい!!先生ぇえええええ!!!」

 

バサラ達を完全に置いてきぼりにして二人の世界に入ってしまった二人は、新たな修行を行う為に演習場へと走っていった。

 

 

やべぇ……選択を間違えた。

 

 

 

はじめは立派な先生をしていたガイならゾルザルを更生させてくれると信じて預けたバサラであったが、取り返しのつかない状態のゾルザルを見て、激しい罪悪感に襲われた。

 

 

 




減り始めた評価とお気に入りに心がへし折れそうになりましたが、金的効果で上昇。
やる気も上昇。
気分が乗ってもう一話投稿してしまいました。
それと『シン・ゾルザル』のかるいプロフィールも作ってみました。

シン・ゾルザル

髪形・金髪のオカッパ

服装・ガイの弟子になった時にもらったお揃いの緑のタイツと根性の額あて

好きなもの・修行により発生する苦痛とガイ

好きな異性・ガイ?

好きな同性・ガイ

極めたい体術・千年殺し

股間と乳首に激しい痛みを与えられたことにより新たな性癖への扉を開けたシン・ゾルザル。
不能となった事で綺麗な心を手に入れたぞ!!

以上。

誤字報告をしていただける読者様!本当に感謝しております!!
これからも応援よろしくお願いします!!


※感想と評価をお待ちしております。
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