戦艦棲姫になっちゃったよ。   作:烈華

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お久しぶりです!


本土奇襲作戦in時雨ちゃんたちの鎮守府。その3。

レオが連れてきたのは6人の少女でした。まぁ艦娘です。

レオから聞いた話によるとこの娘たちは練度が足りていないのに出撃命令を出されたとか。

……ここの海域を奪還してもいないのにこんなことするなんてね。相変わらずクソだな。クソ以下認定証を顔面にぶち込んでやりたいわ。

それよりも艦娘たちのケアなるものをしなくてはいけない。

一応、高速修復材もといバケツは5個ある。あるのはいいんだけど…。

 

「あー、浴槽がない…。どうしよう」

 

そうなんですよ。浴槽がないんですよ。まぁ仕方ないっちゃ仕方ない。

よく考えなくても分かることなんだけどこんな無人島に浴槽なんてあると普通思う?思わないでしょ。

と言うわけで…

 

「作りますか、浴槽」

 

なんでこんな考えに至ったのかが自分でも分からない。アホだろ私。

魚のさばき方とか料理の仕方なら分かるけど何かを組み立てる工作?建築?とかは全然分からないのですよ、はい。

 

『こちらようせいさんです〜。せんきさん、いまのじょうきょうはどうですか〜どうぞ〜』

 

あ!耳掛け用の通信機のことすっかり忘れてた。妖精さんに聞けばよかったんだ。そうだそうだ。

 

「妖精さん?道中?まぁクソ鎮に行く途中で艦娘を見つけたの。1人だけ中破で入渠装置を作りたいんだけど浴槽の作り方がさっぱりなの。どうすればいいかな?どうぞ〜」

『しゅうふくするのをあきらめてそのかんむすをごえいすればいいとおもいます〜。どうぞ〜』

「それだけじゃ心配なんですよ〜。どうすればいいですか〜?どうぞ〜」

『つうしんしながらはむりです〜。がんばってください〜いじょうで〜す』

「あ、あれ?妖精さん!?妖精さん!?おーい妖精さーん!?…はぁ、逃げられた」

 

嘘でしょ…。妖精さんに見捨てられた…。まぁ事が事だからしょうがないか!だって妖精さんたちは私たちの家を守ってくれているんだから。お世話になってるんだから少しぐらいは自分たちでやらないと!よぉし!浴槽作るぞー!

 

「…なにをすればいいんだろ。材料から集めるかな。時雨ちゃーん!」

 

1人だけで作るのは寂しいから時雨ちゃんを呼んでみた。

材料を探すのにも一苦労しそうだし、それなら人呼んじゃえばいいじゃんの考えです。

 

「どうしたの戦姫?」

「レオの近くにいるあのセーラーバニーの娘、えーっと…「島風のこと?」そうそう島風ちゃんの傷を治すために入渠装置作りたいんだけど絶賛作り方が分からないんですよ。だから手伝ってくれないかな?」

「僕でよければ手伝うよ」

「ありがとう時雨ちゃん!大好き!」

 

私はあまりの嬉しさに時雨ちゃんを抱きしめてしまった。

や、柔らかい…!いい抱き心地ですわ〜。なんか疲れ取れたような気がするんだけど気のせいかな?

 

「く、苦しいよ戦姫」

「あ、ごめんごめん」

 

私から解放された時雨ちゃんの顏を見ると頰が真っ赤だった。

これは……強く抱きしめすぎたようです。それにしても顔が赤い時雨ちゃんも可愛い。

あぁ反省しないと。

 

「まぁ、いいけどさ。今度するときはちゃんと言ってよ?」

「了解しました!」

 

ななななんと!時雨ちゃんが言ってくれれば抱きついてもOKというなんともありがたい言葉をいただきました!イェーイ!

というわけで早速。

 

「ぎゅーっとさせてもらうよ!時雨ちゃん!」

「わわっ!もぅ戦姫ってば…」

 

やっぱり抱き心地は最高ですわ時雨ちゃん。

もう毎日寝るときに抱き枕になってほしいぐらい抱き心地がいいよ。

こうして1時間くらい時雨ちゃんを抱きしめていた戦姫だった。時雨ちゃん可愛い。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「さて、浴槽作りをしますか!」

「う、うん…。なんか知らないけどもの凄く疲れた気がするよ…」

 

時雨ちゃん…。それは気のせいだ。うん。断じて私のせいではない。時雨ちゃんが可愛くて抱き心地がいいのがいけないんだ。そうだそうだ。

……そんな目で見ないでよ時雨ちゃん。私悲しくなっちゃうよ?泣いちゃうよ?

 

「それはさておき…。戦姫はどういう浴槽にしたいんだい?」

「うーん…檜の浴槽?」

 

手作りの浴槽と言ったら檜風呂でしょ。

いいよね〜あれ。檜の香りも楽しめて気持ちいい、あれほど素晴らしい浴槽は滅多にないよ。長湯する人じゃないけどさ。

 

「それはちょっと難しいかな…」

「ですよねー」

 

うーむ…どうすればいいんだろう…。この沖ノ島海域ってところの今いる島には木が生い茂っているからなにか作ることはできるんだけどなぁ。

 

「一先ず木を切り倒して持ってこよう。それから考えればいいよ」

「…それもそうだね。少し人を呼んでこないと」

 

え?別に私1人でも十分だと思うんだけど。自分で言っちゃなんだけど結構力持ちだと思うよ?

 

「戦姫だけじゃ時間かかっちゃうでしょ?それなら僕の他にもう3人くらい人を呼ばないと」

 

なるほど…確かに一理あるね。それじゃあヲウカとレオに手伝ってもらいますか。

 

「ヲウカー!レオー!ちょっと手伝って欲しいことあるんだけどいいー!?」

「分カリマシター!」

「分カッタゼー!チョット姫様ニ呼バレチマッタヨ。コノアト沢山話ソウナ?」

「早く戻ってきてよねーレオさん」

「オウヨ!」

 

トタトタトタトタ……

 

ヲウカは保護した艦娘を舐め回すように見てたからいいけど、レオに関しては謝っとかないと。話の邪魔をしちゃったしね。

 

「ナニカアルンデスカ?」

「トットト終ワラセテ島風チャント話ヲシタイゼ」

「本当にごめんねみんな。傷付いている艦娘のために入渠装置を作ろうと思ってるのよ。レオも分かるでしょ?島風ちゃんのあの傷」

「アア…早ク治シテ元気ニナッテ欲シイゼ。ソノタメニ俺トヲウカヲ呼ンダノカ?」

「はい、そうです」

「ナラ仕方ネェナ!」

「ありがとねレオ。ヲウカはどう?」

「コレハ手伝ッタ方ガイイノダロウカ?実際ノ事ヲ考エルト今ノ姿ノ方ガ凄ク萌エルノデスガ…。イヤ待テヨ?入渠装置ヲ作ッタ後ニ天使ガ入ルトスルト…。!?裸ガ見レルジャナイカ!姫様ハ天才カ!姫様!手伝イマス!ハァハァ…」

 

いやいや欲望丸出しじゃん。何が裸が見れるじゃないか!ってただの変態かよ。あ、変態だったわ。

まぁなんとかヲウカとレオの手を借りることができた。じゃあいっちょ木を落としてきますか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「この板は下に敷いといた方がいいんじゃない?」

「ソノ前ニ穴掘ラネェト。火ヲ入レルコトガデキナクナッチマウ」

「それもそうだね。じゃあまず穴を掘ろう。戦姫、円匙ってある?」

「円匙?なにそれ?」

「シャベルノ事デス姫様」

「そうなの?ごめんね時雨ちゃん。それは持ってないの」

「ナクテモ大丈夫ダロ」

「それもそうだね、誰が掘るんだい?」

「「姫様」」

「でしょうね!」

 

木を落とすと言ってから約2時間。

板を沢山量産したのはいいけど色々足りない。鋸はあるんだけど釘やら(のみ)がないからね。あっても私じゃ何もできないけどね!

丸太を板にするのだって私だけなんにもしてないもん。丸太を5、6本担いだだけ。

そして頼まれる作業は穴掘りなど。なんか地味…だけど地味だからこそやり甲斐があるんだと私は思う、うん。

まだまだ時間がかかりそう。

 

 

 

 

 

 

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「おっそーい!だから私も手伝いますー」

「吹雪、一緒にお手伝いします!」

「まぁ仕方ないわね」

「これでもうドジっ娘なんて言わせません!」

「とか言っときながら鋸を踏んでるじゃないですか」

「頑張るにゃしぃ!」

 

保護した艦娘たちが私たちの作業を手伝うと言い出した。

 

「島風ちゃんの傷とか他のみんなの傷も痛々しいのに…。別に手伝わなくても…」

「いえ!私たちのためにここまで世話を焼いてくれる人?は初めて見たので…私たちの鎮守府では、こんな事…してくれなかったのに…」

「だから一緒に頑張ろーって思ったの。私は作業は得意だよ?なんたって一番速いもん!」

「恩を仇で返すなんてしたくはないからね。まぁ提督は別だけど」

「お世話になるのだから精一杯頑張ります!」

「睦月も頑張りますぞー!」

「もうあんなところに戻りたくないです!…でも姉が心配です」

「ありがとね、みんな。それじゃあ手伝ってもらうかな」

「「「「「はい!頑張ります!!!」」」」」

 

なんていい娘たちなんだ…。こんないい娘たちを酷い扱いするなんて…

 

「コロス…」

「どうしたの戦姫?」

「え!?なんでもないよ!?なんでも!」

「ふぅん。そうなんだ。早く戦姫も手伝ってね」

「はいはーい」

 

やべ、声に出しちゃったよ。

幸い時雨ちゃんに聞かれてなかったから良かったけど、聞かれてたら勘違いされちゃうところだった。

まぁ兎も角作業再開じゃい!

 

 

 

 

 

 

 

 

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「でーきたー!」

『わーーーい!!!』

 

ようやく出来たぜ…私特に仕事してないけど…。

出来たお風呂は焼き石を底に敷き詰めて蓋をした後に塩を抜いた水を入れれば完成する焼き石式にした。

そのまま火を焚いちゃうと浴槽が焼けちゃう。作った意味がぁぁぁぁぁ!ってなっちゃうんだよね。

 

「パッくん今大丈夫?」

「がぁがが(はい姫様)」

「この角材に火をつけて貰えるかな?」

「がぁ(御意)」

 

パァン!ぼぉぉぉ…

 

パッくんにお願いすると主砲で角材の角っちょを狙い、火をつけた。

なんだよその神技。私がやったら浴槽ごと破壊しちゃうわ。

 

「…ありがとうねパッくん」

「がぁががががぁ(お安い御用です。それでは)」

 

そう言うとパッくんは姿を消した。

ん?どうしたのみんなそんな顔して。

 

「えーっと戦姫さんでしたっけ…。さっきのなんなんですか?」

「何って…私の艤装だけど」

「マジかぁ…」

 

何そのマジかぁ…って。私と戦おうとして実力差を見せつけられたみたいな言い方!戦姫さん悲しいです!

 

「それよりも戦姫、焼き石作らないと。あと夜ご飯も」

「あ、もうそんな時間か。ありがとね時雨ちゃん」

 

時雨ちゃんに言われるまで空の暗さに気づかなかった。うん、夕暮れ。あともう少しで真っ暗。松明量産しなくちゃ。

……量産するのはいいんだけど食材どうするよ。昼レオとヲウカが獲ってきた魚はみんな使っちゃったし。今から漁に出ると今いる島の場所が分からなくなっちゃうし。どうすれば…。

 

「おーい!警備ついでに魚獲ってきたぞー」

「今日は鰯が大量ね〜」

「途中で網が切れるなんて…」

「そんな落ち込むなよな〜」

「よくやったわ天龍!これで悩んでたことが全部解消したわ!入渠装置もといお風呂も作ったし食材は調達してくれたし、あとは料理をするだけね!」

 

ナイスよ天龍たち。夜は魚取れやすいけど周りが見づらいからほんとキツいんだよね。

釣りやってる人ならわかると思うけど。あれはほんと見づらい。

 

「あれ?お前ら風呂作ったのか?」

「あらあら〜ご苦労様ね〜」

「ははは…私なんてお風呂に入る資格さえないんだわ…」

「まぁ作ったけど何か?」

 

 

 

 

 

「作んなくてもドラム缶の底温めれば五右衛門風呂できんじゃねぇか」

 

 

 

 

 

『あ』

 

 

 

 

 

 




投稿遅れて本当にすみませんでした!

うちの飛龍が92になりました。

霧島と摩耶様と大井が改2になったり5-1攻略したり、結婚カッコカリの一式書類貰ったりetc…

まぁ高校でも小説は書き続けますよ!あと艦これも!
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