戦艦棲姫になっちゃったよ。   作:烈華

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遅れてすんません。


本土奇襲作戦in時雨ちゃんたちの鎮守府。その4。

ザバァ…ザバァ…ザバァ…

 

夜の景色の元で波の音を聴いている戦姫です。

今は午前4時くらい。

他の深海棲艦の警戒ということで交代制の夜番をしています。

最初は島風ちゃんと漣ちゃんとレオ。2番目は山城と吹雪ちゃんと叢雲ちゃん。3番目は睦月ちゃんと五月雨ちゃんとヲウカ。そして最後に私こと戦姫と時雨ちゃん。

10時ぐらいから始まったんだけど1番最初に寝た私たちはみんなと違って少し長い時間夜番をすることになった。

ていっても5時間くらいしか寝てないから凄く眠いんですけども。

起こされたのは午前3時くらいで時雨ちゃんにまだ寝ててもいいよって言ったんだけど時雨ちゃんは

 

「僕も戦姫と一緒に起きてるよ」

 

と言ってきた。時雨ちゃんもまだ眠そうだったのに。

そして1時間後…

 

「すぅ…すぅ…すぅ…」

 

なんということでしょう。私に抱きついて気持ちよく眠ってらっしゃるではありませんか。

強く抱きしめてくれちゃってるおかげか、うまく動くこともできない。

 

「…なにしよう」

 

いやマジで本当になにしよう。こんな事なら妖精さんに釣り竿でも作ってもらえばよかった。反省反省。

釣り竿あっても海岸沿いでしかあんまり釣れないと思うけど。

 

「時雨ちゃんにイタズラでもしちゃおっかな」

 

つんつんつんつん、つんつんつんつん。

 

「んぅ…」

「か、可愛い!」

 

頬っぺたをつつかれて鬱陶しそうにする時雨ちゃんマジかわゆす。

いつ見ても寝顔が綺麗なんだよね。一緒に寝た時から。

そう思うと時雨ちゃんと最初に出会ったことを思い出してきちゃった。

あの時は髪の毛ボサボサ肌はカサカサで、暗い雰囲気を醸した出していたけど、今は髪の毛はツヤツヤサラサラで肌はモチモチしている。玉の肌っていうの?こういうの。

そう思ってるとだんだん腹が立ってきた!

なんでこんな可愛い娘たちを酷い扱いするんだろう。

軍艦の名前を持っているただの少女たちなのに。

私もそう、なのかな?まぁどうでもいいけど。ていうか私少女らしい行為してなくない?

サメもどきをぶん殴ったり戦艦の首へし折ったり玉子みたいなやつの頭砕いたりヲ級の頭ホームランしたり。

料理って言っても私がやってるのもろ主婦的な感じになっちゃってるし。

電ちゃんにお母さんって言われたこともあるんだよ?少女らしくないやん。まぁいいけど。

 

「素数でも数えよっかな…。1、2、3、5……」

 

暇だから時間つぶしとして素数を数え始めた。

数学は多少できるけど素数はどこまで数えられるんだろうかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「12…13!12……17?12……もう分からん!疲れた!!!」

 

素数を数え始めてから1時間くらい経ったのかな。もう頭の中がパンクしちゃいそう。

 

「むぅ…すぅ…すぅ…」

 

私が大きな声をあげても時雨ちゃんは気持ちよく眠っていた。

相当疲れちゃっていたのかな。入渠装置もとい浴槽作ったりドラム缶やら色々な物を運んだりしているし、疲れるのは当たり前か。

 

「私たちが時雨ちゃんの鎮守府を救ったあとどうなるんだろう…」

 

いつまでも仲良くすることだってできないかもしれない。

私やヲウカ、レオは"深海棲艦"で時雨ちゃんや天龍、龍田、山城とかは"艦娘"。

元々私たちは人間相手に敵対する存在。その存在が急に仲良くしましょうって言って信用できないでしょ普通。

 

「どうして、こんなことになったんだろう…」

 

やっぱり私たちは争うことしかできない存在なのかな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「……き……て……せ……きて……戦姫!起きて!」

「ん…むぅはぁ〜。あれ?時雨ちゃん…?」

 

あれ…寝ちゃってたか。

 

「ごめん戦姫。一緒に起きてるって言ったのにすぐに寝ちゃって…」

「大丈夫大丈夫。何も起きなかったんだから。あとぎゅーってさせて…」

 

時雨ちゃん抱き枕最高ですわ。抱き枕じゃないけど。

一家に1人いるといいかも。抱き枕じゃないけど。

 

「んぅ戦姫…。戦姫が起きないから龍田が朝ご飯作ったんだよ?あと離れてくれないかな?」

「あともう少し〜。時雨ニウムを補充しないと完全復活しませんよ〜戦姫さん」

 

まじですかいな。後で龍田さんにお礼言わないと。

あと時雨ニウムってなんだ…。自分で言ったのにも関わらず分からない。疲れているのかな。

 

「んっしゃー!時雨ニウム補充完了!」

「はぁ…朝から疲れるよ…」

 

時雨ちゃん朝から疲れるなんてまだまだですな。すみません時雨さんそんなゴミを見る目で見ないでください死んでしまいます。

龍田さんが作った料理だが滅茶苦茶美味かった。今度から龍田さんに頼もうかな、って言ったら

 

「うふふ〜そんなことないですよ〜戦姫さんのを真似ただけですから〜」

 

って言ってきた。地味に私のことを見てくれるなんて嬉しい。

見様見真似ってやって見ると普通に難しいし、そもそも私なんてやろうともしないからね。包丁研ぎは別だったけど。

 

「んー!…それじゃあクソ鎮行きますか。あ、時雨ちゃん時雨ちゃん」

「どうしたの?戦姫」

 

ずっとおもってたことがあるんだよね。

鎮守府っていろいろあるらしいじゃん。神奈川県の横須賀鎮守府、広島県の呉鎮守府、京都府の舞鶴鎮守府、長崎県の佐世保鎮守府、青森県の大湊警備府の五大鎮守府とその他もろもろがあるそうだけど。

時雨ちゃんたちはどこなのかな?

 

「ぼ、僕たちの鎮守府、は…佐世保、鎮守府だよ…」

 

時雨ちゃんが自分の肩を抱きながら暗い表情で答えた。

だから私は、

 

ダキッ!

 

「大丈夫大丈夫もう怖くないから。ね?頼りない私だけどいつも時雨ちゃんの側にいるから。だから、そんな暗い顔しちゃ駄目。明るく元気な時雨ちゃんのことが、私は1番好きなんだから」

 

私は時雨ちゃんを抱きしめながら頭を優しく撫でる。

ちなみに時雨ニウムを補充しているわけではない。本当だよ?

 

「…ありがとう。少し、元気を貰ったよ」

「もーっと元気を貰っても良いんだぞ?」

「あはは、もうお腹いっぱいだよ戦姫」

 

よかった、時雨ちゃん笑ってくれたよ。

さっきより顔色が断然良くなってる。いいことだ。

 

「よしみんな!これから長崎県の佐世保鎮守府まで行きます!他の艦娘たちを助けるために全力を尽くしましょう!」

「フフ、やっとか…待ちくたびれちまったぜ」

「あらあら〜」

「扶桑姉様…待っててください…」

「キヒッ♪ヤットダナァ…」

「徹底的ニ…叩キ潰ス…駆逐艦ハ愛デルモノ…」

駆逐艦娘たち『おー!』

 

みんなも気合が入っているようだ。

そしてレオとヲウカの様子が変わった。主に目の色が。

元々は綺麗な青い色だったのに、片方だけ黄色?黄土色に変化していた。

僕たちのB☆○Sみたいなのかな?かっこいい。まぁそんなことは置いといて。

私たちは佐世保鎮守府を目指して海上を移動していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「あそこに見えるのが佐世保鎮守府ね…思ったよりもくたびれてるわね」

「鎮守府内を綺麗にする妖精さんのやる気がなくなっているんだよ。だからあんなに汚いんだと思う」

 

妖精さんに作って貰った5km先も見えるスーパー双眼鏡を片手に、鎮守府の周りを眺めている。

妖精さんに聞いたところ、鎮守府の周りには憲兵という警察の代わりみたいなのがいるはずらしいけど、

 

「人が見当たらない…どうしてだろう…」

「そんな…僕がいたときはいたのに」

 

時雨ちゃんがいたとき、無理矢理出撃させられたときにはいたと。

集会とかあるのかな?

 

「中デ、モグモグ、ナニカシテンジャ、モグモグ、ネェノ?」

「多分ソウデショウ、モグモグ…ア、コノ桃オイシイ…」

「大事なときなのに呑気になに食べてるのよ…」

「バナナ」「桃」

 

そういってるわけじゃなくてね…。まぁいいけど。

周りに憲兵がいないならまだ近づいても大丈夫そう。一気に近づきますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「思うんだけどさ、レオ、ヲウカ」

「オン」「ハイ」

「警備ザル過ぎじゃない?」

「ソウダナ」「ソウデスネ」

 

よっこいしょっと。2時間ぶりの陸。

鎮守府の船を止めておくところ、なんて言うんだっけ。えーっと…港!そう港までやってきた。

近づいたら警報が鳴るのかなって思ったけど鳴らなかった。整備怠り過ぎだろ…妖精さんのやる気がないなら仕方ないけど…。

 

「みんな揃ったかな。それじゃあ潜入、もといクソ提督を〆に行きましょう」

『了解』

 

 

ーー………や、やめて下さい…!………ーー

ーーーいいじゃねぇか…なぁ高橋さんよぉ……ーーー

ーーーママ!パパ!ーーー

ーーやめてくれ!妻と娘を離してくれ!ーーー

ーーー離せと言われて離すと思うか?バァカ!ーーー

 

 

ピキピキピキ………

 

「ねぇレオ、ヲウカ…」

「アァ…?」

「……ナンデショウ」

「私、ここまできたの初めてなんだけど…」

「奇遇ダナァ姫様…俺モダワ…」

「私モデス…」

 

レオもヲウカも同じ気持ちに至ったようだ。

今の私はモノ凄〜く頭にきている。

 

「時雨ちゃんたちは艦娘たちのいる方に行って。私たちはちょっと拳でお話しに行くから」

「う、うん。気をつけてね」

「大丈夫よ、時雨ちゃん。やわな攻撃じゃ私は死なないわ」

 

時雨ちゃんたち艦娘は他の艦娘たちの様子見に行かせた。

 

「さぁて…料理もとい清掃もといお話をしに行きますか」

 

そう言い私は声のする倉庫の壁まで近づき、

 

「オラァ!」

 

ぶん殴って壁を破壊した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




遅れて申し訳ございませんでした!
全然進まないっていうね。
それといろいろあったんですよいろいろ。
deemoっていう音楽ゲームがアプデされたんでついついめり込んでしまって。
アプデされる前にも普通にやってたんで。
deemo楽しいですよ?みなさんもやってみてはいかがでしょうか。
有料アプリですが。

あとコラボなどをしている人を毎回凄いなと思ってしまいます。
僕には文才が皆無なんで。


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