という訳で早速本編へどうぞ!
そして、翌日。
「よし!物は全部持ったな!」
つまり、転入当日。
「おーい!俺、いってくるぞー!」
「うん。行ってらっしゃい、お兄ちゃん!」
なっ!?返事があるだと!?ヤバい。軽く泣きそうだ。
「──おう。行ってくる。」
十数分後。
蓮庭高校職員室にて。
「えっと、本日からこの高校に通う蘇我竜音です。よろしくお願いします。」
「あぁー!あなたが蘇我君ね?私は2年B組の担任の前園玖美(まえぞの くみ)
です。よろしくね?」
前園玖美と名乗った女性は見たところどうみても20代やそこらにしか見えないのにこれでも学年主任だと言う。
「あ、あの、失礼ですが。先生って何さ───」
「あのね、蘇我君。いいこと教えてあげる。初対面の女の子に年を聞くのは失礼極まりないことなんだよ?」
ヤバい。目がニコリともしてない笑顔で言われた。怖い、超怖い。
「すいませんでした。」
「うん!わかればよし!」
スゲー怖かった。
「それじゃ。紹介するよ?この子が学級委員長の神崎明莉さん。こちらが今日からこのクラスに転入してくる蘇我竜音君だよ。」
「よ、よろしく神崎さん。」
「明莉でいいよ?よろしく、竜音君!」
「ああ、わかったよ明莉。」
「それじゃ、蘇我君は今教室行くから、廊下で待っててねー。」
「あ、はい。」
そして廊下で待つこと十分。
「それでは、みんなに大事なお知らせがあるよー。なんと!転校生がいまーす。入っていいよー。」
「はーい。」
クラス中の視線が俺に注がれる。
「えっと、今日からこのクラスでみんなと一緒に勉強する、」
黒板に自分の名前を書く俺。
「蘇我竜音です。よろしくお願いします。」
「それじゃあ蘇我君の席はどうしようかなー、あ!明莉さんの隣が開いてるわね?じゃあそこで。」
あれ?俺の隣って明莉と・・・る、瑠璃!?
「ヤッホー、よろしく!りゅーちゃん!」
「お、おう、よろしくな。」
「あれ?お二人さんは知り合いかな?ならいいや。それじゃ、転校生の蘇我君のために、この学校の対抗戦及び決闘、その他諸々の説明をしよー。」
どうやら、この学校では特殊能力を活用した、練習試合的なイベントが幾つかあるらしい。
「まずは、今月行われる対抗戦についてかな?とりあえず、代表から決めようか?この対抗戦ではね、各クラスから二人ほど代表選手を選んで代表戦をするんだよー。まぁこれは、交流戦みたいなものだから、そこまで気にしなくてもいいよー。じゃ!誰か立候補する人いないかな?」
───シーン。
「はい!」
「おぉー。神崎さんですねー。あともう一人誰かいませんか?」
「私は竜音君が良いと思います!転入生としてクラスに早く馴染むためにも、竜音君が適任だと思います!」
「なるほどー。では、蘇我君はどうですか?」
「いや、別に俺は良いですけど。」
「それじゃあ。このクラスの代表は神崎さんと蘇我君でいいですかー?」
パチパチパチパチ───
「はーい!みんなありがとねー!ということで、このクラスの代表は神崎さんと蘇我君に決定ー!」
「よろしくね?蘇我君!」
そして、休み時間。
とうとう来たか。長年の転校生活で最も面倒な時間。それは、転校生タイム(俺が名前をつけた)だ。説明しよう!転校生タイムとは、読んで字のごとく転校生がたくさんの生徒から質問攻めにされる、ドラマやアニメなんかでよくみるアレだ。
「ねえねえ、どんな食べ物が好き?」
「今まで誰かと付き合ったことある?」
「ほら!こんな風にね!」
「どうしたの?急に。」
「あ、いや。どうもしないよ。ただ、どの学校でもこれあるんだなって思ってさ。」
「へーどの学校でもあるんだー、これ。」
「まあな。今まで無かったことはないな。」
「へー。そうなんだー。」
さっきから俺と話しているこの子達は、黒沢麻里夏、村上美鈴、大島美乃里といって、蓮庭の森三中と呼ばれている(顔は可愛い方だけど、名字から)。クラスどころか学校でもとても仲がいいと評判でさらにクラスのムードメーカー的存在として、一人ずつにファンがいて校内でしばしば派閥争いが起こるほどだと言う(瑠璃にこの3人について聞いたら不満そうに教えてくれたが今度お礼をするといったらとたんに嬉しそうになった)。
さらにその周りに何十人もの生徒が輪をつくっている。
「ご、ごめん。ちょっとトイレ行ってくる!」
俺がそういうとみんなが一列分だけ道を開けてくれた。このクラスどんだけ統率とれてんだよ。
なんだかんだで授業を終えて 部活の勧誘を掻い潜りやっとのことで家についた。やっぱり転入初日は苦手だな。寿命が縮んだ気がする。
今回から、やっとバトル要素が入りましたね。
多分バトル2、ラブコメ7、ギャグ1位で進んでいくと思われます。