ポケモンの力を貰った人が異世界から来るそうですよ?   作:ゴロゴロ鼠

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第22話

サラから話を聞いた大河達は〝アンダーウッド〟に来ている〝ポケットモンスター〟の同士を全員集め巨人族の襲撃に備えていた

 

「敵が来るまで休んでいたいんだけどな」

 

「仕方あるまい、先ほどの奴ら、目の前に突然現れたぞ。どうやら敵に空間系の恩恵を持つ者が居るらしいな」

 

「めんどくせえ奴らだ」

 

「だがそれに見合う報酬、〝バロールの死眼〟を提示された。適合者は少ないだろうが強力なギフトだ」

 

「・・・おい」

 

今まで黙っていたパルキアが口を開く。それがどういう意味か、その場の全員が知っている。

 

当たり前の話だが、空間を司るポケモンを相手に転移の様な物で襲撃など

 

「来るぞ」

 

これから攻撃するぞと合図を出して動き出すに等しい

 

 

 

 

 

 

~~~~

 

「めんどくさい奴らだ」

 

巨人族の大軍を相手にしながらパルキアはそう言った。元々が子供達を安心して祭りを楽しませるために先に来た者達、全員が戦闘慣れしておりこの程度の巨人が何人いようと敵ではない。しかしいくら敵ではないと言っても巨人全員が〝ポケットモンスター〟を狙っているわけではないので大河達の手が足りず〝一本角〟と〝五爪〟に被害が出ている

 

(『りゅうせいぐん』なんかで一気に倒したいが味方に当たったら不味いからな)

 

パルキアがそう考えていると少し離れたところが何やら騒がしくなってきたと思うと今度は前回と同じような濃霧が出てきた。勿論そんな事でパルキアが遅れを取るはずもなく巨人達を倒していく。

 

濃霧が出たと思ったらすぐに無くなった。どうやら春日部耀が相手のギフトを奪うのに成功したらしく、その後は巨人族は逃げ出し直ぐに決着がついた

 

「おーい」

 

声のした方を見ると大河と〝アンダーウッド〟に来ているポケモン全員がいた。

 

「リーダー、お前たちも無事だったか」

 

「あたりまえでしょう」

 

「こんな奴らに負けていては三桁に居られませんよ」

 

「全員無事でよかった。しかし」

 

「ああ、ここまでの騒ぎになると子供たちを連れてくれないな」

 

「あの子たち楽しみにしていたみたいですけどね」

 

「コミュニティ内で何かするだろうが・・・あの子たち若い世代にはもっと沢山の種族の者達に触れあってほしかったのだが」

 

子供たちに色々な物に触れいつか立派なコミュニティの同士として成長してもらいたいと考えている者達は今回の収穫祭に子供達を連れてこれない事に少し残念そうに話し合っている。

 

「!?」

 

「何だ、今の気配は!?」

 

「空だ!!」

 

空を見るとそこには

 

「な、何であんなのが、龍の純血種がこんな所に!?」

 

その全身は大きすぎて見えず体の一部が見えるだけだったが気配と体の特徴から最強種の一角だと直ぐに分かった。それだけでも大変だったが龍は自分の鱗を雨の様に地上にばら撒いた、すると鱗の一枚一枚が大蛇などの姿となり街を襲い始める

 

「直ぐにあいつらを片付ける!散らばるが決して一人になるな!」

 

「「「了解」」」

 

「・・・おい嘘だろ、もうお腹いっぱいだってのに」

 

大蛇を倒していく大河達の頭上から鱗と一緒に降り注ぐ魔王の証とも言える大量の黒い〝契約書類〟が降り注ぐ

 

『ギフトゲーム名〝SUN SYNCHRONOUS ORBIT in VAMPIRE KING〟

 

・プレイヤー一覧

・獣の帯にまかれたすべての生命体

※但し獣の帯が焼失した場合、無期限でゲームを一時中断とする。

 

・プレイヤー側敗北条件

・なし(死亡も敗北と認めず)

 

・プレイヤー側禁止事項

 ・なし

 

・プレイヤー側ペナルティ条項

 ・ゲームマスターと交戦したすべてのプレイヤーは時間制限を設ける。

 ・時間制限は十日毎にリセットされ繰り返される

 ・ペナルティは〝磔刑〟〝串刺し刑〟〝分刑〟からランダムに選出

・解除方法はゲームクリア及び中断された際にのみ適用。

 ※プレイヤーの志望は解除条件に含まず、永続的にペナルティが課される。

 

・ホストマスター側 勝利条件

 ・なし

 

・プレイヤー側 勝利条件

一、 ゲームマスター・〝魔王ドラキュラ〟の殺害

二、 ゲームマスター・〝レティシア=ドラクレア〟の殺害。

三、 砕かれた星空を集め、獣の帯を玉座に捧げよ。

四、 玉座に正された獣の帯を導に、鎖につながれた革命主導者の心臓を打て。

 

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。

                              〝       〟印』

 

「・・・情報量が多すぎる!」

 

大河は一旦考えるのを止め大蛇達を倒すことに専念した

 

 

~~~~

「きゃあ!」

 

ギルガルドたちが大蛇たちの所に向かうと大蛇の一匹が子供を襲おうとしている所だった

 

「その子から離れろ!!」

 

ギルガルドは直ぐに子供と大蛇の間に入ると大蛇の攻撃から子供を守り敵を切り捨てる

 

「ギルガルド様!この辺の魔獣はそいつで最後です」

 

「分かった!お嬢さん、お怪我は無いかな?」

 

「は、はい」

 

「それは良かった。ここにはお嬢ちゃんだけかい?」

 

「い、いえ友達と一緒に居たら突然魔獣が降ってきて、それでバラバラに・・・」

 

「そうかい、でももう大丈夫私たちに任せない」

 

ギルガルドは優しく泣きそうな子の頭をなでポケモンの二人に指示を出す

 

「この子を避難所に、敵が魔獣だけとは限らないから周りには気を付けて連れていけ」

 

「「了解です」」

 

少女はポケモンに抱きかかえられると避難所へと連れていかれる

 

「あ、あの!お名前は」

 

「〝ポケットモンスター〟所属のただの年老いたギルガルドさ」

 

「前方から新たな敵が来ます!」

 

「急いでその子を連れていけ!!」

 

少女が行くのを見て少し安心するギルガルド。横を見ると弟子であるニダンギルがフフフと笑っていた

 

「どうした?」

 

「いえ、ただの年老いたギルガルドと言うのが可笑しくて」

 

「事実だろ、お前は私が青年の年にでも見えるのか」

 

ちなみにギルガルドなど一部のポケモンは見た目から年齢を測るのはとても難しい

 

「『ただの』ではないでしょう?」

 

「ただ長生きして経験があるだけだ」

 

「その銀色のスカーフを付けて経験だけとは言えないでしょうに」

 

「そろそろ無駄口をたたくのを止めろ、来るぞ」

 

「了解」

 

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