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今回はいろはすと八幡のデート編です!
追記
2018/2/14
1話と同様です。
「…はっ…はっ……。」
どうして休日の午前中から走っているのか。次の電車に何としてもならなければいけないからだ。なぜその電車に乗らなければいけないのか。集合時間に間に合わないからだ。一色いろはとの。
駅について改札を通り階段を全力で駆け上がっていると無情にも電車のドアが閉まる音が聞こえた。
「はぁっ…はっ…はっ…。………メールしとくか。」
「遅いなぁ・・・。」
いつもなら時間前か、遅くとも時間通りには来るのに今日はもうすでに5分すぎている。デートが楽しみすぎて集合時間よりも30分も早く来てしまったこともあって余計に待ち時間が長く感じる。
うざいって見捨てられちゃったかな…。
でももう先輩と学校で会えないと思ったら寂しすぎて、
昨日いつの間にか無意識にデートに誘ってしまっていた。
気づくと目にはうっすら涙が溜まっている
「もっといろんなことしたかったな…。」グスッ...
「…何をブツブツ言ってるんだ?」
「ひゃっ!!??」
「そ…そんなに驚かないでくれ…。トラウマになっちゃうだろ。。。」
「せ…先輩遅いです!待ち合わせ時間に遅れるなんてさいてーです!!…………もう来ないかと思っちゃいました…。」ボソッ
「いや、悪い。でもメールしただろ?」
「…へ?」
携帯の画面を見て見ると
20XX/3/15 9:57
from 先輩
Re:件名なし
遅れる。
本当だ。
気づかなかった…。
それにしてももっと書くことなかったんですかね…。
まぁ先輩らしいですけど。
「でもでも!私超待ちました!罰としてまたデートしてくださいね!」
「またするのか…ってかそこは全然待ってないって言わないとダメなんじゃなかったのかよ。」
「いつものお返しです!!!」プイッ
まぁまたデートの約束ができたので許してあげます!
……やっぱり私先輩のこと好きなんだなあ。
わかっていることだけどつい考えてしまう。だっていつも猫背だし、顔も全然タイプじゃないし、目は腐ってるし、でもその中にある下心のない純粋な優しさが好き。
決してきれいなだけのものじゃないけれど
私はそれに憧れているんだと思う。先輩のいう『本物』に。
とりあえず今日は先輩との、デートを楽しもう!!
「ほら!行きますよ先輩?」
そうして私は先輩の手を取って歩き出した。
…一色は一体どうしたんだろう。
集合場所に来てみたら一人で何やらブツブツ呟いていたので声をかけると、一瞬、ほんの一瞬ではあるが今まで見たことがないほど悲しそうな顔をしていた。まぁ本当に一瞬だったので見間違いじゃないかと言われらの否定はできないのだが。
「…まぁいいか。」
今は楽しそうに俺の手を引っ張っている。
ん?一色が俺の手を…?
「っ//」
急に恥ずかしさが襲って来たので慌てて手を離す。
「なんで離すんですかー?デートなんですから手繋ぎましょう!あ、ちなみに拒否権はありませんよ?」
結局強引に手を握られる。
「っていうかどこに向かってるんだ?」
「そんなの決まってるじゃないですか〜?」
いや、全くわかんないんだけど。
一色の足が止まったのは卓球台の前だった。
「この前のリベンジです!あ、私が勝ったらもちろんお昼は先輩のおごりですよ?」
「…手加減なんてしないからな?」
「…ふぅ。」
なんとか勝てた。危なかったー。
「むむむ……しょ…しょうがないですね。今回は私の負けってことにしてあげます。」ムスッ
「いや、完全に負けだから。あと今回『は』じゃなくて今回『も』な?」
「次は負けません!」
なんだかんだで1時間以上たっている。そろそろ腹も減ってきた。
「せんぱーい、お昼どうしますか?」
「今日はお前が決めてくれー。」
「そうですねぇ……あっ!じゃああそこ行きましょう。」
『カップル限定!ラブラブランチセット』あります❤️
そんな張り紙がしてある。
嫌な予感が…。
「先輩!ここで食べましょう!」
的中した。。。
店に入ると中では多くのカップルがイチャイチャしている。
俺一人では絶対に入らない場所だ。
「ご注文はお決まりですか?」
「この『カップル限定!ラブラブランチセット❤️』お願いします!」ニコッ
「え、いや、俺らカップルじゃな……いたっ!?」
足を踏まれて一色の方を見るとこっちを向いて睨んでいる。
怖い!なんで口は笑ってるのに目はあんなに冷たいの!?
いろはすこっわ!
「それではラブラブランチセットでよろしいですね?」
「はい!!」ニコッ
デートに入る前のくだり長すぎましたね。。。笑
一応次でデートは終わらせるつもりです!
あとこのキャラ出して欲しいって方いらっしゃったらどんどん言ってください!
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