プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト 作:千歳涼介
模擬戦もいよいよラストとなった。
クワガー
「傷つけずに変身解除に追い込むなんて、ミンにしかできない業だ。」
ミン
「私は戦いは嫌だから、最小限に止めたまでよ。」
カブト
「次で最後だな。アゲハ、きっちり締めてくれよ。」
アゲハ
「任せて。」
一方、プリキュアは・・・。
ハミィ
「みんな、お疲れニャ。」
響
「悔しいな~。変身解除に追い込まれるなんて。」
奏
「もう一歩、及ばなかったわ。」
エレン
「でも、戦いたくないのに、どうしてあの人はビーファイターになったのかしら!?」
アコ
「そこが分からないわ。」
ハッピー
「最後は私たちだね。みんな、行くよ。」
サニー・ピース・マーチ・ビューティ
「うん。」
キャンディ
「みんな、頑張るクル。」
最後はアゲハとスマイル組の対決となった。
サニー
「ウチらの相手は蝶やな。」
マーチ
「む、虫は嫌~。」
アゲハ
「随分と失礼な子ね。」
ピース
「すいません。」
ビューティ
「マーチは虫が大の苦手なのです。」
ハッピー
「でも、5人いれば、大丈夫だよ。」
マーチ
「ごめん、みんな、取り乱しちゃって。」
アゲハ
「もういいかしら、そろそろ行くわよ。ブルームキャノン!」
ビューティ
「皆さん、攻撃がきます。」
アゲハ
「ビームシャワー!」
ドカーン!!
アゲハが先制攻撃を仕掛けたが、ビューティの一言で、咄嗟にかわした。
アゲハ
「いない!? どこ行ったの!?」
ハッピー
「プリキュア・ハッピーシャワー!」
アゲハ
「上!?」
ハッピーの必殺技がくるも、アゲハは咄嗟の判断でかわした。
アゲハ
「ビームシャワー!」
ドカーン!!
ハッピー
「きゃあああ!」
サニー
「次はウチや、プリキュア・サニーファイヤー!」
サニーことあかねはバレー部所属のため、必殺技もバレーボール状にして撃ってくるのだ。
アゲハ
「ビームシャワー!」
ドカーン!!
サニーファイヤーとビームシャワーが激突するが、すぐに打ち消され、サニーに命中した。
サニー
「きゃあああ!」
ピース
「今度は私だよ、プリキュア・ピースサンダー!」
ピースの雷がアゲハに迫る。
アゲハ
「これはまずいわ。」
アゲハはかわしていく。
アゲハ
「ビームシャワー!」
ドカーン!!
ピース
「きゃあああ!」
マーチ
「次は私だ、プリキュア・マーチシュート!」
マーチことなおは女子サッカー部所属のため、必殺技もサッカーボール状にして撃ってくるのだ。
アゲハ
「ビームシャワー!」
マーチシュートとビームシャワーが激突するが、ビームシャワーに勝てるはずもなく打ち消され、マーチに命中した。
マーチ
「きゃあああ!」
ここまで4人連続で防いできた。
アゲハ
「残るはあなたよ、キュアビューティ。」
ビューティ
「いいえ、私だけではありません。ハッピーたちはまだ戦えます。」
アゲハ
「えっ!?」
ビューティの言うとおり、ハッピーたちは立ちあがっていたのだ。
アゲハ
「さすがはスマイルプリキュアね。これで倒れてたらどうしようもないわ。」
ハッピー
「みんな、行くよ。」
サニー・ピース・マーチ・ビューティ
「うん。」
5人はそれぞれレインボーキュアデコルを使用し、手を重ね合わせた。
ハッピー・サニー・ピース・マーチ・ビューティ
「プリキュア・レインボーヒーリング!」
アゲハ
「マキシムブラスト!」
レインボーヒーリングとマキシムブラストが激突する。
アゲハ
「これは!?」
ハッピー・サニー・ピース・マーチ・ビューティ
「はああああ!」
ドカーン!!
アゲハ
「きゃあああ!」
ハッピー・サニー・ピース・マーチ・ビューティ
「きゃあああ!」
両者とも吹き飛ばされた。
アゲハ
「なかなかやるわね。」
ビューティ
「あなたもです。」
アゲハ
「だけど、他の4人はどうかしら?」
気づけば、ビューティ以外は倒されていた。
ビューティ
「今度は本当に私だけですね。」
アゲハ
「ビームシャワー!」
ビューティ
「プリキュア・ビューティブリザード!」
ビームシャワーとビューティブリザードがぶつかる。そして・・・。
ドカーン!!
大爆発を起こした。
アゲハ
「きゃあああ!」
ビューティ
「きゃあああ!」
ハッピー・サニー・ピース・マーチ
「ビューティ!」
両者とも吹き飛ばされたが、それでも立ちあがった。
アゲハ
「ハァ、ハァ。(これ以上長引かせるのは危険ね。)」
ビューティ
「ハァ、ハァ。(さすがに限界ですね。)」
アゲハ
「マキシムブラスト!」
マキシムブラストをスマイル組目掛けて放った。
ドカーン!!
ハッピー・サニー・ピース・マーチ・ビューティ
「きゃあああ!」
5人は吹き飛ばされ、変身解除された。
アゲハ
「ハァ、ハァ、さすがに疲れた。」
ビートルベース 指令室
博士は模擬戦の一部始終をモニター越しに見ていた。
博士
「こりゃまた、派手にやったな。しかし、プリキュア達の実力は侮れんな。甲平たちに勝るとも劣らん。」
スタッフA
「博士」
博士
「どうした!?」
スタッフB
「先程、ニューヨーク本部から連絡がありまして、博士が提案されていたネオビートマシンの改良計画が正式に承認されましたそうです。」
博士
「そうか、承認されたか。」
博士はネオビートマシンが復活した時から、改良を考えていたようだ。
スタッフC
「それから、ニューヨーク本部でも新ビートマシンの開発に着手することが正式に決定されました。」
博士
「新ビートマシン!?」
スタッフD
「はい、トランプとの戦いの激化に備えてのことです。」
博士
「分かった。了解したと伝えてくれ。」
スタッフE
「それでは、失礼します。」
スタッフたちが去っていく。
ビット
「博士、いつのまにネオビートマシンの改良を計画してたの!?」
博士
「ああ、これからトランプの地球侵略は本格化してくる。備えあれば憂いなしだ。それに、」
博士はアストラルセイバーとガイストアックスを見た。
博士
「カブテリオス、クワガタイタンも近いうちに復活するだろうからな。」
演習場
全員がソフィーとスマイル組の周りに集結していた。
甲平
「ソフィー、大丈夫か。」
ソフィー
「甲平。」
ソフィーは甲平に抱きついた。
甲平
「ソフィー、みんなの前で抱きつくなよ。おまえ、俺のことになると一切、周りが見えなくなるよな。」
マック
「そうだよ、そこは2人とも自制しないと。」
甲平
「おい、そこは俺もか。」
蘭
「当たり前でしょ。」
甲平
「そういう蘭だって、フリオとうまくいってんのかよ。」
蘭
「こら甲平、なんでここで言うのよ。」
フリオは無言だが、明らかに赤面していた。
のぞみ
「みんな、仲良いんだね。」
甲平
「ベ、別にそういうわけじゃねえよ。」
こまち
「でも、顔が赤いのね。ビーファイターの皆さんって。」
蘭
「みんなじゃないと思うけどね。」
甲平
「健吾もゆいと交際してるしな。」
健吾
「おい、ここで言うなよ。」
全員
「ははははは。」
健吾
「笑うなー。」
全員が大爆笑の渦に包まれた。
その頃、トランプ要塞では・・・。
?
「お呼びですか、キング様。」
ある者がキングに呼び出されていた。
キング
「来たか、ソリティア。これを見ろ。」
キングはあるものをソリティアに見せた。
ソリティア
「これは?」
キング
「我がトランプの計画を阻まんとする奴らだ。しっかりその眼に焼きつけておけ。」
それは、クラブとダイヤが取ってきた、プリキュアとビーファイターのデータだった。そのうち、5GoGo!組のデータを見た瞬間、ソリティアの顔色が変わった。
ソリティア
「こいつらがパルミエ王国のプリキュアか。」
キング
「どうかしたのか?」
ソリティア
「私の獲物が決まりました。」
キング
「そうか、これから頼んだぞ、ソリティア。」
ソリティア
「はっ。奴らに目に物を見せてごらんにいれましょう。」
キング
「おれのほうも、やることがあってね。」
こうして、プリキュアVSビーファイターの模擬戦が終わった。だが、この間にもトランプは新たな作戦を画策している。地球の平和と未来、人々の笑顔を守るために戦え、プリキュア&ビーファイター。
次回予告
博士
「模擬戦を通して、より結束を固めたプリキュアとビーファイター、そんな中、トランプの女四天王2人が手を組んで、攻めてきた。しかも、兵も暴走族集団でプリキュアとビーファイターは悪戦苦闘。それに対抗すべく、蘭とソフィーがレディースとなって、女四天王に立ち向かう。果たして、その結末はいかに!? プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト、第11話「レディースVSレディース」!! 女性を怒らせると怖いぞ。」