プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト 作:千歳涼介
前話、プリキュアがトランプの親衛隊、セブンによって洗脳されたことにより、形勢は不利と化したビーファイターだが、こんなことでへこむような奴らじゃない。
ビートルベース
博士がニューヨーク本部への出張から帰ってきた。
博士
「な、何だって、プリキュアがトランプに洗脳されて、敵に回った!?」
甲平
「ああ。」
健吾
「プリキュアの力は今、奴らに悪用されようとしています。」
蘭
「しかも、操ってるのがクイーンの親衛隊、セブンよ。」
甲平
「またの名をフリージングドルフィン。」
博士
「しかし厄介だな、プリキュアが敵に回ったとなれば、事態は最悪だぞ。」
健吾
「分かってます、そのためにも、俺たちがやらないといけません。」
甲平
「だよな。前回は蘭とソフィーも操られたもんな。」
博士
「操られた!? どういうことだ!?」
健吾
「実は、セブンが変身するフリージングドルフィンには、女性をギャルと化して操るマインドコントロールが備わっていて、プリキュアはもちろん、蘭とソフィーも操られてしまい、同士討ちされました。」
甲平
「まっ、可愛かったけどな。」
蘭
「それは恥ずかしいから、言わないで。」
博士
「女性限定のマインドコントロールか。」
マック
「Hey! 久しぶりだね。」
そこへ、マックが来たようだ。
甲平
「マックかよ、久しぶりじゃねえだろ。」
マック
「冷たいな、ニューヨーク本部から伝令を預かってきたというのに。」
博士
「伝令!? それはいったい!?」
マック
「甲平と健吾には、アストラルセイバーとガイストアックスを武器としても使いこなせるよう、それぞれ修行しろと。」
甲平
「アストラルセイバーとガイストアックスを、」
健吾
「武器として使いこなす!?」
博士
「それはいったい!?」
マック
「使いこなせば、さらなる高みを極められるって、言ってたよ。」
甲平
「本部がそんなことを。」
健吾
「信じよう、俺たちの力を、可能性を。」
蘭
「そうね、そこは信じましょう。アストラルセイバーとガイストアックスを使いこなせるのは、甲平と健吾だけだから。」
博士
「よし、早速取りかかってくれ。」
甲平・健吾
「おう(はい)。」
甲平・健吾はアストラルセイバーとガイストアックスを持って、早速修行に取り掛かる。
セブンのアジト
セブンは人間態・七海の姿でいた。
七海(セブン)
「何ですって、ビーファイターが生きてる!?」
アクア
「はい、私たちが去った後、死体が消えていました。どうやらビーファイターは生きていたようです。」
?
「な~んだ、セブン、しくじったの!?」
七海(セブン)
「ダウトか、何しに来た!?」
現れたのは、セブンと並ぶクイーンの親衛隊、ダウトだった。もちろん、セブン同様、人間態・市川真実(演:河西智美)に変化することもできるのだ。
真実(ダウト)
「チユウは様子を見に行けとクイーン様から言われたのよ。」
七海(セブン)
「クイーン様は気づいてるのか!?」
真実(ダウト)
「さあ、チユウにはわからないよ~。」
七海(セブン)
「とにかく、心配ないとクイーン様に伝えろ。」
真実(ダウト)
「分かった~。でも油断しないでね~。」
真実(ダウト)は要塞へ帰った。
七海(セブン)
「ったく、喰えねえ奴だ。それにしても、ビーファイターの女2人の洗脳が解けるとはな。」
もちろん、テントウ・アゲハのことだ。
七海(セブン)
「アクア、ベリー、マリン、ビート、ビューティ、今日はお前らが行って来い。」
アクア・ベリー・マリン・ビート・ビューティ
「は~い!!」
今回は青キュアの5人が出撃するようだ。
その頃 甲平・健吾
甲平
「修行しろって言われても、どう使いこなせって言うんだ!?」
健吾
「とにかく、超重甲だ。」
甲平と健吾はコマンドボイサーを取りだす。
甲平・健吾
「超重甲!!」
甲平はカブト、健吾はクワガーに超重甲した。さらに、アストラルセイバーとガイストアックスを手にした。
カブト
「おりゃ!!」
クワガー
「はぁぁ!!」
カブトとクワガーは斜めに切り裂くように振ってみたが、何も起きなかった。
カブト
「あれっ!?」
クワガー
「そんな簡単にはいかないよな。」
その頃 市街地
ビューティ
「プリキュア・ビューティブリザード!!」
ビューティが市街地を凍らせていく。
マリン
「マリン・シュート!!」
アクア
「プリキュア・サファイア・アロー!!」
ドカーン!!
マリン、アクアが破壊していく。
人々
「キャー!!」
人々が逃げていく。
ベリー
「プリキュア・エスポワールシャワー!!」
ドカーン!!
ビートルベース
電話が鳴り、博士が受話器を取る。
博士
「私だ。何、プリキュアがF地区で暴れてる!?」
マック
「Why!? なぜ、プリキュアが暴れてる!?」
蘭
「行くわよ。」
マック
「OK!!」
蘭
「甲平と健吾にも伝えなきゃ!!」
博士
「私から言っておく。蘭とマックは先に行ってくれ。」
蘭
「はい。」
蘭・マックが先に出動する。
博士は再び受話器を取り、連絡を取る。
博士
「カブト、クワガー!!」
カブト・クワガー
カブト
「何だって、プリキュアが街で暴れてる!?」
博士
「今、蘭とマックが先に向かってる。2人も向かってくれ。」
クワガー
「了解。」
カブト
「行こうぜ。」
クワガー
「ああ。」
カブト・クワガーも出動した。
市街地
ドカーン!!
相変わらず、ブルーチームが破壊の限りを尽くしていた。
ビューティ
「そろそろ、ビーファイターの皆さんがきますね。」
アクア
「そうね。」
蘭
「そこまでよ。」
マック
「Oh,my god! 君たち、プリキュアなのに、なぜこんなことをするんだ。恥ずかしくないのか!!」
ビューティ
「私たちは目覚めたんです。バッドエンドにしようとする者がいる限り、永遠にハッピーエンドは来ません。」
アクア
「そして、ビーファイター、あなたたちの力はいずれ世界を滅ぼす。」
蘭
「何を言ってるの!?」
マック
「僕たちの力が、世界を滅ぼす!?」
ベリー
「でも、あなたたちは完璧に死ぬのだから、別にいいんだけど。」
マック
「そうはいかないよ。」
蘭
「行くわよ。」
蘭・マックがコマンドボイサーを取りだす。
蘭・マック
「超重甲!!」
蘭はテントウに、マックはヤンマに超重甲した。
マリン
「力ずくで止めようとする気だね。」
ビート
「かかりなさい。」
ビートの一声で、ポーンロイドが現れた。
テントウはインプットカードガンを取りだすと、ブライトポインターを装着した。
テントウ
「ブライトポインター、インパクトフラッシュ!!」
ヤンマ
「トンボウガン!!」
ドカーン!!
テントウ・ヤンマの銃撃で、ポーンロイドは全滅した。
マリン
「所詮、雑魚は雑魚だね。」
ビート
「ビートソニック!!」
いつの間にか、ラブギターロッドを手にしたビートが攻撃を仕掛けた。
ドン!! ドン!!
テントウ・ヤンマ
「うわあ!!」
ビートの光の矢で、テントウ・ヤンマがダメージを受ける。
アクア
「プリキュア・サファイア・アロー!!」
ビューティ
「プリキュア・ビューティブリザードアロー!!」
ベリー
「プリキュア・エスポワールシャワー・フレッシュ!!」
マリン
「プリキュア・ブルーフォルテウェイブ!!」
ビート
「プリキュア・ハートフルビートロック!!」
ブルーチームの総攻撃が迫る。
ヤンマ
「Oh,no!」
テントウ
「あんなのくらったら、ひとたまりもないわ。」
?
「諦めんじゃねえ!!」
テントウ・ヤンマ
「!?」
?
「おりゃ!!」
?
「はぁぁ!!」
ドカーン!!
二つの影が現れて、ブルーチームの技を消滅させたではないか。
ベリー
「嘘!?」
マリン
「私たちの必殺技が、」
ビート
「破壊された!?」
ビューティ
「何が起こったのですか!?」
?
「俺達さ!!」
アクア
「まさか!?」
そう、現れたのは、アストラルセイバーを持ったカブトとガイストアックスを持ったクワガーだった。
テントウ
「カブト、クワガー!!」
ヤンマ
「やっと来たか。」
カブト
「悪りぃな、遅くなった。」
クワガー
「待たせたな、プリキュア!!」
ビューティ
「どうやって、私たちの技を止めたというのですか!?」
カブト
「それは、これだ。」
そう、アストラルセイバーとガイストアックスだった。
マリン
「そんな短剣と斧で破壊できたの!?」
アクア
「いや、あれはただの短剣と斧じゃないわ。」
クワガー
「キュアアクアの言う通り、これがアストラルセイバーとガイストアックス、俺たちの切り札だ。」
カブト
「って、チビに言っても分かんねえか。」
マリン
「チビって、言うなあああ!!」
マリンが突撃した。
ベリー
「マリン、待って!!」
ベリーの制止を無視して、突撃するマリンだった。
カブト
「遅いぜ、おりゃ!!」
カブトが力を込めたアストラルセイバーを一振りすると、
バリーン!!
マリン
「きゃあああ!!」
カブトがアストラルセイバーで、マリンタクトを真っ二つにし、マリンは吹き飛ばされた。
ベリー
「マリン!!」
クワガー
「よそ見してる暇はないぜ。」
ベリー
「なっ!?」
クワガー
「はぁぁぁ!!」
クワガーが力を込めたガイストアックスを一振りすると、
ドゴーン!!
ベリー
「きゃあああ!!」
アクア
「ベリー!!」
クワガーがガイストアックスでキュアスティック・ベリーソードを真っ二つにし、ベリーを吹き飛ばした。
ビート
「ベリーとマリンが、こうもあっさりと。」
テントウ
「今よ、フラッシュバリア!!」
テントウのフラッシュバリアがビートを包む。
ビート
「こ、これは!?」
ヤンマ
「トンボウガン!!」
ドカーン!!
ビート
「きゃあああ!!」
テントウとヤンマの連係の銃撃で、ビートが吹き飛んだ。
アクア
「ビート!!」
ビューティ
「散々やってくれたみたいですね。」
カブト
「まだやるつもりか!?」
アクア
「くっ、さすがに4対2ではつらいわ。」
ビューティ
「仕方ありません。今日のところはこれで引き上げましょう。ですが、次はこうはいきません。」
クワガー
「待て!!」
アクア、ビューティはベリー、マリン、ビートを連れて、セブンのアジトへ引き上げた。これをソリティアが密かに見ていた。
ソリティア
「ビーファイターは着実に力を増している。奴らと戦うのが楽しみだ。」
こういうと、ソリティアも密かに消えた。
テントウ
「逃げられたわ。」
カブト
「くそ!!」
クワガー
「それにしても、プリキュアの力は、使い方次第で世界を破壊してしまう、恐ろしいものだ。」
ヤンマ
「Don't Worry! 僕たちが必ず正気に戻すよ。」
カブト
「そうだな。」
ビーファイターとプリキュアの全面抗争がここに勃発した。これはもう、トランプどころではなくなったビーファイターに、勝機はあるのか!? そして、この抗争に終止符を打てる日は来るのか!?
次回予告
博士
「トランプだけでなく、操られたプリキュアとの戦いに突入したビーファイター。カブト、クワガーのパワーアップが進む中、今度はルミナス・レモネード・パイン・サンシャイン・ミューズ・ピースからなるイエローチームが襲いかかってきた。さらには三大戦士最後の一人も現れて、苦戦を強いられる。果たして、奴の正体とは!? プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト、第22話「最後の三大戦士現る」。こいつは手ごわいぞ。」