プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト 作:千歳涼介
第27話 ドキドキ! プリキュア抹殺指令!!
トランプ要塞
キング
「ジャックはいるか。」
ジャック
「ここにおります。」
キング
「お前が取ってきたドキドキ!プリキュアとやらの資料を分析したところ、奴らは大貝町という町で活躍してることが分かった。」
ジャック
「なんと、そこまで分かったのですか。」
キング
「それだけではない。兵隊を向かわせたところ、謎だったキュアソードの正体も分かった。」
ジャック
「誰なんですか!?」
キング
「名は剣崎真琴、アイドルをやっとるそうだ。」
ジャック
「アイドルですか。そういえば、プリキュアの中にもキュアレモネードがアイドルをやっていますね。」
キング
「そこで今回の作戦を伝える。ウィザードを連れてそのドキドキ!プリキュアを抹殺しろ。」
ジャック
「ビーファイターと共同戦線を張れと!?」
キング
「不満か!!」
ジャック
「い、いえ、従います!!」
キング
「いけ!!」
ジャック
「御意!!」
ジャックが出撃する。
ビートルベース 指令室
健吾、蘭、博士、ゆいがいた。もちろん、甲平はウィザードとしてトランプに潜入中のため、いないことを健吾と博士以外は知らない。
蘭
「ええ!? 甲平が特別任務!?」
ゆい
「はい。しばらく特別任務で家を空けるって言ってました」
蘭
「もう、甲平の奴、いったいどうしたのよ。健吾と博士は何か聞いてないんですか?」
博士
「いや、何も連絡はないぞ」
健吾
「(本当はトランプに潜りこんでるんだがな)」
?
「Hey! 悩み事かい。」
蘭
「マック、久しぶり。」
入ってきたのはマックだった。
ゆい
「マックさん、今日はどうしたんですか?」
マック
「ニューヨーク本部から日本の状況を調査するよう言われてるからね。ところで、甲平は!?」
蘭
「それが、昨夜から特別任務でいないのよ。」
マック
「特別任務!?」
ゆい
「お兄ちゃん、特別任務って言ってたんです」
マック
「甲平、いったいどうしたんだろう!?」
その時、電話が鳴ったので、博士が受話器を取る。
博士
「私だ。何!? トランプが新たなプリキュアを抹殺しようとしてる。場所は大貝町か、分かった、すぐに対処する」
博士は受話器を置いた。
博士
「匿名の電話だ。トランプが大貝町で新たなプリキュアを抹殺しようとしているそうだ」
蘭
「匿名って、誰からの情報からですか!?」
博士
「いいから早く行くんだ。手遅れになる前に」
健吾
「了解! いくぞ」
健吾、蘭、マックは出動した。
大貝町 とあるライブ会場
ここで、人気上昇中のアイドル、剣崎真琴のライブが行われる。ジャックは中の人の持ちネタの一つである白○任○郎(名○偵コ○ン)に化けていた。
ジャック
「いいか、俺たちの目的はドキドキ!プリキュアとやらの暗殺だ。しくじるんじゃないぞ」
ウィザード
「分かってる」
ジャック
「それと、俺はキング様と違って、お前たちを信用してるわけじゃない。妙な真似すれば俺の手で粛清する。そのことを忘れるな」
ウィザード
「ああ」
ジャック
「トイレに狙撃銃を用意してある。それを使え。それから、覆面しておけ」
ウィザード
「分かった」
ジャックとウィザードは任務遂行の準備にとりかかった。
控室
ここに1人の少女がいた。彼女の名は剣崎真琴、トランプ王国に伝わる伝説の戦士、プリキュアの1人で、キュアソードと名乗っている。あとで紹介するが、相田マナから「まこぴー」と呼ばれている。
真琴
「今日もいくわよ。」
DB(ダビィ)
「がんばってね、真琴!!」
観客席
ここに三人の少女がいた。
?
「いや~、さすがまこぴーだよ。お客さんいっぱいだもん。」
?
「ちょっとマナ、はしゃぎすぎよ。」
?
「そうですわ。興奮するのもわかりますが、他のお客様にご迷惑はかけてはいけませんわ。」
マナ
「だって、六花もありすも見てよ、このまこぴー人気はすごいよ。」
六花
「まったく、マナったら。」
ありす
「でも、マナちゃんらしいですわね。」
ここで3人の少女について説明しよう。マナと呼ばれた少女の名は先程出した相田マナ、大貝第一中学に在籍する2年生で生徒会長を務めている。スポーツ万能、成績優秀、しっかり者と三拍子そろった、リーダーを務めるピンクプリキュアとしては極めて異例である。さらに頼まれる、頼まれないに係わらず、進んで引き受けるというなんともオールマイティである。プリキュアとしてはキュアハートと名乗っている。六花と呼ばれた少女の名は菱川六花、小学校時代から一緒というマナの一番の大親友。こちらもマナと同じ中学の生徒会では書記を務めており、全国模試もベスト10に入るほどの秀才である。普段は裸眼だが、遠くのものや細かい物を見る場合は眼鏡をかける。プリキュアとしてはキュアダイヤモンドと名乗っている。ありすと呼ばれた少女の名は四葉ありす、マナや六花とは小学校はおなじだったが、中学では名門の私立・七つ橋学園に通う。家は四葉財閥の令嬢で、東京クローバータワーのオーナーでもある。常に執事のセバスチャンが付き添っている。プリキュアとしてはキュアロゼッタと名乗っている。
そして、ライブが始まって、真琴がステージに立って歌唱すると会場は大熱狂だった。
ウィザード
「さて、いくか」
ウィザードはトイレに用意されていた狙撃銃を取りだし、ジャックに指示されたポイントへ移動し、射撃の準備に入った。銃口はもちろん、ステージ上にいる真琴に向けていた。
観客A
「あ~あ、まこぴーってあんなに歌うまくなってたんだ。私もあんな風になりたいな。」
そうつぶやくと、心が黒く染まる。
観客A
「でも、まこぴーにはかなわないな。」
?
「なればいいじゃん。」
観客A
「えっ!?」
背後から少年のような者が呟く。
?
「お前の心の闇を解き放て!!」
観客A
「きゃあああ!!」
少年は観客からプシュケーと呼ばれる人間の心のようなものを抜きとると、ライトに憑依させて、怪物を誕生させた。
?
「ジコチュー!!」
少年の名はイーラ、ドキドキ!組が今戦ってる、ジコチューの幹部、ジコチュートリオの一人だ。中の人がゴム人間だったり、銭好きの某忍者を演じることが多い。そして怪物の名はジコチューである。
イーラ
「ジコチュー、思いっきり暴れろ。」
ジコチュー
「ジコチュー!!」
ジコチューが暴れ出して、会場はめちゃくちゃになった。
観客
「きゃあああ!!」
観客が逃げ惑う中・・・。
?
「マナ。」
?
「六花。」
?
「ありす。」
マナ・六花・ありす
「シャルル(ラケル)(ランスちゃん)!!」
シャルル
「ジコチューシャル!!」
マナ
「まこぴー!!」
マナたちは真琴のもとに向かう。
マナ
「大丈夫!?」
真琴
「ええ、これくらい平気よ。」
マナ・六花・ありす・真琴
「シャルル(ラケル)(ランスちゃん)(ダビィ)」
シャルル・ラケル・ランス・ダビィ
「わかったシャル(ケル)(でランス)(だビィ)!!」
妖精たちが変身アイテム「ラブリーコミューン」に変身すると、マナたちも謎の青年(ジョー岡田)からもらったキュアラビーズなるものをセットした。
マナ・六花・ありす・真琴
「プリキュア、ラブリンク!」
画面にL・O・V・Eとなぞるとそれぞれがプリキュアへと変身する。
ハート
「みなぎる愛!キュアハート!」
ダイヤモンド
「英知の光!キュアダイヤモンド!」
ロゼッタ
「ひだまりポカポカ!キュアロゼッタ!」
ソード
「勇気の刃!キュアソード!」
ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード
「響け!愛の鼓動!ドキドキ!プリキュア」
こうして、ドキドキ!組の4人が勢ぞろいした。
ハート
「愛を失くした悲しいライトさん、このキュアハートがあなたのドキドキ取り戻してみせる!」
イーラ
「現れたな、プリキュア。ジコチュー、いけ。」
ジコチュー
「ジコチュー!!」
ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード
「はああああ!!」
ジコチューに対して、プリキュアは見事なチームワークを発揮していた。これらの模様をジャックとウィザードが傍観していた。もちろん、ライフルの銃口はプリキュアにむけられていたが。
ジャック
「あれがドキドキ!プリキュアか、それにしてもジコチューって奴も善戦してるな。」
ウィザード
「おい、いつになったら、やる気だ!?」
ジャック
「騒ぐな。ジコチューがなくなった時が狙い目だ。それまで待ってろ。」
ウィザード
「了解!!」
そのころ、会場の外ではようやく健吾、蘭、マックが到着していた。
蘭
「ここがそうね。」
そこへ、逃げて来る人々に遭遇した。
マック
「Hey! What's doing?」
健吾
「英語で言うなよ。すいません、どうしたんですか?」
観客
「あんたらもはよ逃げな、怪物が暴れてんだ。」
観客はそういうと逃げた。
健吾
「いくぞ」
マック
「ああ!!」
蘭
「ええ」
健吾、蘭、マックは突入した。
会場内
ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード
「はあああ!!」
ドカ!!
ジコチュー
「ジコチュー!!」
散々な目にあわされたようだ。
イーラ
「情けねえぞ。ジコチュー!!」
ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード
「キュアハート!!」
ハート
「あなたに届け!マイ・スイートハート!」
ドーン!!
ジコチュー
「ラブ、ラブ、ラ〜ブ!」
ジコチューは浄化され、プシュケーも元の持ち主に戻った。
イーラ
「くそ、またしても!!」
イーラは撤退し、被害も元に戻った。その時、健吾、蘭、マックが現れた。
蘭
「健吾、マック、あれ!!」
マック
「あれが博士の言ってた新たなプリキュアか。」
その時だった。
健吾
「!! あれは!?」
ジャック
「今だ、撃て!!」
ソード
「!?」
ドーン!!
どこからかの銃撃に、ソードは素早く反応したが、遅かった。
ドカーン!!
ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード
「きゃあああ!!」
健吾・蘭・マック
「ドキドキプリキュア!!」
健吾、蘭、マックはすばやく駆け寄る。ドキドキプリキュアの4人は心臓付近を撃たれており、もう少し狙いがずれていたら、即死だった。
健吾
「救急車を4台、お願いします」
同じ頃 ウィザードは・・・、
ウィザード
「これでいいのか?」
ジャック
「これで死んだんならそれでよし。生き延びたとしても、まだチャンスはある。そろそろ引け」
ウィザード
「了解」
ジャックとウィザードは撤退した。
その後、ドキドキ組は四葉病院で緊急手術を受けて、一命を取り留めたという・・・。
それから数日後、健吾と蘭は甲平と会っていた。
健吾
「ウィザード!?」
甲平
「ああ、それが俺に与えられたコードネームだ。それと、ソフィーに感づかれて、一緒に潜ってる」
蘭
「ソフィーも?」
健吾
「こないだの俺たちの会話を聞かれたな」
蘭
「ソフィーにもコードネーム、あるんでしょ?」
甲平
「ああ、ソフィーにはウインクキラーのコードネームが与えられてる」
健吾
「博士にはそう伝えておくか?」
甲平
「頼むぜ」
蘭
「無茶しないで、必ず生きて帰ってきなさいよ」
甲平
「分かってる。それじゃあな」
甲平と健吾・蘭は分かれた。
こうして、ドキドキ組が登場したが、甲平がウィザード、ソフィーがウインクキラーとして牙を向けた。果たして、これからの戦況はどう左右するのだろうか。
次回予告
博士
「甲平とソフィーの離反を知ったビーファイター。それは悪夢の再来かと思われるものだった。そんな中、ソリティアがキングに直訴し、プリキュア5に最後の勝負を挑んできた。意地と意地がぶつかりあう中で、ついにソリティアの正体が明らかになる。プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト、第28話「ソリティア、ラストバトル!!」。いよいよ決着の時か!?」