プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト   作:千歳涼介

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第29話 財閥テロを阻止せよ!!

トランプ要塞

 

前回、ソリティアが敗北、改心したのを受け、キングは相当苛立っていた。

 

キング

「おのれ、ソリティア、プリキュアに敗れた上に改心するとは・・・。まあいい、次の作戦を考えねばな。ジャックはおるか!!」

 

ジャック

「ここにおります。」

 

キング

「次の作戦の前に、これを見ろ。」

 

キングが手渡したのは、これまで四天王が集めてきたプリキュア全メンバーのデータだった。ドキドキ組はジャックが集めたものだが・・・・。

 

ジャック

「キング様、これが何か・・・。」

 

キング

「プリキュアの中には財閥令嬢なり、御曹司と繋がりを持つ奴もいるようだ。」

 

ジャック

「では、今回の作戦は・・・。」

 

キング

「そうだ、キュアアクアの水無月財閥、キュアパインと繋がりを持つ御子柴財閥、そしてキュアロゼッタの四葉財閥の3つの財閥を標的にテロを起こせ。」

 

ジャック

「しかし、財閥を襲撃するとなれば、それ相応の人員と時間を要します。その点は大丈夫でしょうか!?」

 

キング

「人員なら既に用意してある。来い!!」

 

キングが呼びだしたのは、自分に似たロイド軍団だった。

 

ジャック

「ロイド軍団ですが、見たことがありません。」

 

キング

「当然だ、こいつらは我が分身とも言うべき親衛隊、キングロイドだ。」

 

ジャック

「キングロイド!?」

 

キング

「戦闘能力は一般の兵士とは格が違うのだ。ジャック、こいつらを連れて、直ちに作戦の準備にかかれ。」

 

ジャック

「ははっ!!」

 

 

大貝町内

 

甲平が歩いていた。

 

甲平

「俺がトランプのウィザード、ソフィーがトランプのウインクキラーだということは、健吾、蘭、博士しか知らねえ。さてと、次の作戦は・・・・」

 

トゥルルルル・・・・

 

甲平の携帯が鳴る。

 

ピッ!!

 

甲平

「はい」

 

ジャック(電話)

「ジャックだ。ウィザード、キング様から作戦指令が出た。すぐに来い!!」

 

甲平

「了解、行くか」

 

ジャックがその一言を言うと電話が切れた。甲平は走っていき、大貝町から消えた。

 

 

翌日 サンクルミエール学園

 

のぞみたちプリキュア5が通う女学校である。のぞみたちのクラスはどういうわけかざわついていた。

 

のぞみ

「今日はどうしたんだろ。」

 

くるみ

「今日は新任の先生が来るんだって。」

 

りん

「新任の先生って、ココ以来じゃない!?」

 

のぞみ

「そうだよね。」

 

そこへ、小々田が入ってきた。

 

小々田

「ホームルームに入る前に、今日からこのクラスの副任を担当される先生を紹介する。入ってきてくれ。」

 

小々田がそう呼ぶと、1人の先生が入ってきた。その姿を見て、のぞみ、りん、くるみの3人は驚愕した。

 

のぞみ

「えっ!?」

 

りん

「嘘でしょ!?」

 

くるみ

「あれって、シュガー!?」

 

そう、正体は人間姿になったシュガーなのだ。

 

翔二

「今日から皆さんのクラスの副担任になる、佐藤翔二だ。教科担当は英語だ。よろしく。」

 

生徒(のぞみ・りん・くるみ以外)

「きゃあああ!!」

 

教室は大騒ぎである。

 

 

昼休み テラスハウス

 

シロー

「で、なんでシュガーがのぞみたちのクラスにやってくるんだよ。」

 

シローは相変わらず、素っ気なかった。

 

シロー

「大きなお世話だ。」

 

うらら

「シロップ、誰に言ってるの!?」

 

シロー

「誰でもいいだろ。」

 

小々田

「本人が要望してきたんだ。のぞみたちをもっとよく知りたいと。」

 

のぞみ

「そうなんだ。」

 

こまち

「でもシュガーさんって、りんさんと気が合いそうね。」

 

りん

「急に何を言い出すんですか、こまちさん。」

 

こまち

「だって、シュガーさんって、りんさんと同じ炎の属性を持ってるから。」

 

くるみ

「言われてみればそのとおりね。」

 

りん

「くるみまで、そりゃそうかもしれないけど。」

 

うらら

「そうですよ。りんさんなら気が合いますよ。」

 

のぞみ

「恋人が出来て良かったね、りんちゃん。」

 

りん

「もう、あんたたちときたら、いつもこうなんだから。」

 

かれん

「それはそうとみんな、今度の週末、大丈夫かしら!?」

 

のぞみ

「私は空いてますけど、どうしたんですか!?」

 

かれん

「実は今度、うちと取引している御子柴財閥や四葉財閥との合同の船上パーティーがあるから、みんなを誘おうと思ってるけど、どうかしら!?」

 

のぞみ

「ぜひ行きたいよ~。」

 

りん

「もう、のぞみったら。私も今度の週末はフットサル部の練習試合もないし、店の手伝いも入ってはいませんよ。」

 

うらら

「私も仕事の予定はありません。」

 

こまち

「私も特に用事はないわよ。」

 

くるみ

「私もよ。ナッツ様にも言っとかなきゃね。」

 

のぞみ

「よ~し、パーティーにいくぞ~、けってーい!!」

 

のぞみはいつもの口癖とポーズを決める。

 

りん

「のぞみ、声が大きいって。」

 

 

同じ頃 四つ葉町 四つ葉中学校

 

ラブ

「え~、御子柴君、パーティーをやるの。」

 

御子柴健人

「そうなんです。今度の週末、僕の家が所有する豪華客船で水無月財閥や四葉財閥と合同の船上パーティーを行うんです。それで、桃園さんと東さんにお願いがありまして、」

 

ラブ

「ブッキーを誘ってほしいのね。」

 

健人

「そうなんです。」

 

ラブ

「分かった、ブッキーに話してみるね。」

 

知念大輔

「健人、俺もいくぜ。」

 

沢裕喜

「俺も、蒼乃さんが来るなら。」

 

ラブ

「分かったよ、美希たんを誘ってみるよ。」

 

せつな

「でもラブ、こういう時に限って、何か起きるじゃない!?」

 

ラブ

「大丈夫だよ、せつな。私たちがついてるから。」

 

せつな

「それもそうね。」

 

その放課後、ラブとせつなは広場で一連の話を美希と祈里に話した。

 

祈里

「健人君の家がパーティーをやるの。」

 

ラブ

「そうなんだよ。大輔も裕喜も来るって言っちゃって、みんなは今度の週末、空いてる!?」

 

祈里

「私は大丈夫だけど。」

 

美希

「私もモデルの仕事は入ってないし、大丈夫だけど。」

 

せつな

「隼人と瞬も誘ってみようかしら。」

 

ラブ

「大歓迎だよ。」

 

 

同じ頃 大貝町 四葉邸

 

学校の放課後だったので、ドキドキ組が集結していた。あれだけの怪我をしたにも拘らず、快方に向かっていた。

 

ありす

「今日皆さんに来てもらったのは、他でもありません。今週末、私の家と取引している水無月財閥や御子柴財閥との合同の船上パーティーを御子柴財閥が所有する豪華客船で行うことになりましたの。それで、皆さんを誘っているのですわ。」

 

マナ

「私、いくよ。」

 

六花

「マナ、返事が早い。」

 

マナ

「だって、ありすの誘いを断るわけにはいかないでしょ。」

 

六花

「それはそうだけど。」

 

ありす

「六花さんと真琴さんはどうでしょうか!?」

 

六花

「マナが行くなら私もいくわ。」

 

真琴

「私は・・・。」

 

ダビィ

「真琴、行きたいビィ!?」

 

真琴

「うるさいわよ、ダビィ。それはまあ、行きたいわよ。」

 

マナ

「まこぴーも来るなら、もっと楽しくなるよ。」

 

六花

「もう、マナったら、はしゃぎ過ぎよ。」

 

ありす

「でも、マナちゃんらしいですわね。」

 

六花

「そこ感心するとこじゃないと思うけど。」

 

ランス

「ありす、パーティーって何でランス!?」

 

ありす

「実際に行ってみればわかりますわ。」

 

シャルル

「私も行きたいシャル!!」

 

ラケル

「僕もケル!!」

 

マナ

「もちろんだよ。」

 

 

夕方 ジャックのアジト

 

ウィザード、ジャックらが集結した。

 

ジャック

「今、サンクルミエール学園、四ツ葉町、大貝町にそれぞれ潜り込んでる密偵から報告があった。奴らは今週末、御子柴財閥が所有する豪華客船で合同の船上パーティーを行うことが分かった。」

 

ウィザード

「それで、今度の作戦指令は俺たちもその船をジャックするのを手伝えってか!?」

 

ジャック

「そうだ、その豪華客船をシージャックする。海上だからな、奴らも逃げ場はない。」

 

ウィザード

「けど、それは俺たちも同じじゃないか。」

 

ジャック

「それも承知の上だ。脱出手段も考えてある。」

 

ウィザード

「一番厄介なのはキュアパッション、奴の能力はテレポートだ。」

 

ジャック

「テレポートか。確かに厄介だな。」

 

ウィザード

「いずれにしろ、多くの人手がいるよな。」

 

ジャック

「それは当日のお楽しみだ。ウィザード、今度こそ仕留めるぞ。プリキュアはもちろんだが、他に邪魔する奴がいたら、始末しろ。」

 

ウィザード

「了解!!」

 

こうして、ウィザードはジャックの命令に従いながら、シージャックの計画を進めていった。もちろん、このことを博士に報告したのは言うまでもない。

 

 

パーティー当日

 

御子柴財閥所有の豪華客船が港から出港した。メンバーはちゃんと正装してきたようだ(そらそうだが・・・。)。しかし、この時はまだ、トランプの兵隊が数名変装して紛れ込んでいたことは知る由もなかった。

 

のぞみ

「わ~い、パーティーだ。いただきま~す。」

 

早速、食事に入った。何という食欲旺盛なんだろうか。

 

うらら

「のぞみさん、楽しそうですね。」

 

りん

「全くあんたは、はしゃぎ過ぎよ。」

 

こまち

「のぞみさんらしいわね。」

 

シロー

「ところで、かれんとくるみはどうした!?」

 

「あいさつ回りだ。」

 

小々田

「そうか、財閥の合同パーティーだからな。」

 

翔二

「このパーティーのどこが楽しいやら。」

 

「あっ、のぞみちゃん、りんちゃん、うららちゃん、こまちさん。」

 

5GoGo!組が声のしたほうへ振り返ると、フレッシュ組(祈里は健人に同伴)がいた。隼人や瞬らも別行動である。

 

のぞみ

「あっ、ラブちゃん、美希ちゃん、せつなちゃんも。」

 

うらら

「あれ、祈里さんはどうしたんですか。」

 

ラブ

「ブッキーは健人君に同伴してるの。」

 

のぞみ

「そうなんだ。」

 

せつな

「あれ、その人は!?」

 

りん

「ああ、あたしたちの学校の副担任やってる、佐藤翔二先生よ。」

 

翔二

「佐藤翔二だ。またの姿を・・・。」

 

ポン!!

 

妖精の姿になった。

 

シュガー

「パルミエ王国のシュガーだガガ。よろしくガガ。」

 

タルト

「あんさん、妖精やったんか。ワイはスウィーツ王国の王子、タルトや。こっちはシフォン言いますのや。」

 

タルトとシュガーは握手を交わす。

 

うらら

「あれ、皆さん、あれを見てください。」

 

りん

「どうしたのうらら!?」

 

こまち

「うららさん!?」

 

うらら

「あそこにいるの、アイドル歌手の剣崎真琴さんですよ。」

 

うららが差した方角にいるのは、ありすを除くドキドキ組の3人だった。

 

美希

「剣崎真琴って、今話題を呼んでる!?」

 

うらら

「そうです。」

 

うららや美希以外は「誰!?」と首をかしげるだけだった。そのドキドキ組はというと・・・。

 

マナ

「さすがは四葉財閥が取引してるだけあるね。」

 

六花

「マナ、そこは感心するとこじゃないと思うけど。」

 

真琴

「これが、パーティーなの!?」

 

マナは大喜び、六花は呆れながらツッコミ、真琴は困惑していた。

 

その頃、かれんとくるみ、祈里は健人と共に、ありすと会話していた。

 

ありす

「初めまして、私は四葉財閥の令嬢、四葉ありすと申します。」

 

かれん

「初めまして、私は水無月財閥の令嬢、水無月かれんです。こちらは親友の・・・。」

 

くるみ

「美々野くるみよ。」

 

健人

「僕は御子柴財閥の御曹司、御子柴健人です。」

 

祈里

「私は健人君の友達の山吹祈里です。」

 

ありす

「これからよろしくお願いいたします。」

 

かれん・くるみ・健人・祈里

「よろしくお願いします。」

 

こちらはこちらで楽しんでるようだ。

 

 

海上

 

船を潜水艦で追跡してるのは、ジャック率いる強襲部隊だ。

 

兵士A

「目標捕捉!!」

 

ジャック

「よし、攻撃開始!!」

 

兵士B

「魚雷発射!!」

 

ドーン!! ドカーン!!

 

潜水艦から魚雷が発射され、船に命中した。

 

人々

「キャー!!」

 

船内はたちまち大パニックになった。

 

ジャック

「もう一発!!」

 

兵士C

「はっ!!」

 

ドーン!! ドカーン!!

 

2発目の魚雷が命中した影響で、船は強制停止となった。その隣に潜水艦からジャック率いる強襲部隊が現れて、襲撃してきた。さらに上空からヘリが現れて、そこからウィザードたちがロープで降下してきた。

 

 

操舵室

 

船員A

「船底が攻撃を受け、第1、第2ブロックが破損!!」

 

船長

「すぐに封鎖しろ!!」

 

船員A

「はっ!!」

 

ドン!!

 

ウィザードが入ってきた。

 

船員B

「だ、誰だ!?」

 

船長

「おい君、ここは立入禁止だ。」

 

船長が問い詰めるが、ウィザードは銃を出して向けてきた。

 

ウィザード

「動くな、命が惜しければここから退室しろ!!」

 

船長

「くっ・・・。」

 

船長以下船員たちは操舵室から退室させられた。

 

ウィザード

「さてと、お手並み拝見といくか」

 

ウィザードは不敵に笑う

 

 

機関室

 

ドン!!

 

こちらに入ってきたのは、キングロイド軍団だ。

 

機関員A

「誰だお前たち。ここは立入禁止だぞ。」

 

機関員たちが抗議するが、キングロイドは銃を出して向けて発砲、機関員たちを射殺した。その後、キングロイドが機関室で何かの作業を開始した。それは爆弾を設置することだった。

 

 

パーティー会場

 

ドン!!

 

扉が開かれると、ジャック率いる強襲部隊が現れた。

 

ジャック

「人間どもよ、我が名はジャック、地球征服を企むトランプに仕えし者だ。」

 

マナ・六花・ありす・真琴

「トランプ!?」

 

ジャック

「この船はたった今、我らトランプが占拠した。死にたくなければ言うことを聞け!!」

 

キングロイドが会場一室を包囲し、その中をジャックが歩く。

 

ジャック

「主催者はどいつだ。」

 

健人

「僕ですが・・・。」

 

健人が立ちあがる。

 

ジャック

「来い!! 貴様は人質だ。」

 

ジャックは健人を人質にして、壇上に立った。

 

ジャック

「諸君に言っておく。既にこの船に爆弾を仕掛けた。抵抗したり妙な真似をする者がいれば爆破して沈めてやる。」

 

ラブ

「(変身したいけど・・・。)」

 

祈里

「(ダメよ、健人君が人質に取られてるのよ。)」

 

美希

「(迂闊に動けないわね。)」

 

せつな

「(美希の言うとおりね。)」

 

ジャック

「いいか、俺たちの言うことを聞かんと、こいつの命は保障出来んぞ。まずは、一般人を退場させろ!!」

 

ジャックがナイフを取り出すと、健人の首に突き付ける。そして、プリキュアメンバーと妖精たち、その協力者(隼人や瞬など)を除いて、キングロイドによって全員退場させられた。

 

健人

「あなたたちは、何が目的なんですか!?」

 

健人が恐る恐る尋ねる。

 

ジャック

「口答えするな!!」

 

ボカッ!!

 

ジャックが健人を殴り飛ばす。

 

大輔・裕喜

「健人!!」

 

祈里

「健人君!!」

 

大輔、裕喜、祈里が健人に駆け寄る。

 

ジャック

「どうやら、死にたいようだな。」

 

ジャックが大輔、裕喜、健人、祈里にナイフを投げようとしたその時だった。

 

「キュアキュア、プリプー!!」

 

突然、謎の声と共に食べ物や飲み物が宙に浮いたと思いきや、全てジャックにぶつかった。そう、これはフレッシュ組にとって、おなじみのシフォンのいたずらなのだ。飲み物とはワインなどがほとんどで、ジャックは散々な目にあった。

 

ジャック

「ぐわっ、何だこれは!? 何とかしろ!!」

 

シャルル

「マナ!!」

 

ラケル

「六花!!」

 

ランス

「ありす!!」

 

ダビィ

「真琴!!」

 

シャルル・ラケル・ランス・ダビィ

「変身するシャル(ケル)(でランス)(ビィ)!!」

 

妖精たちはラブリーコミューンに変身していた。

 

マナ

「行くよ!!」

 

六花・ありす・真琴

「うん!!」

 

ドキドキ組の4人はラブリーコミューンにキュアラビーズをセットする。

 

マナ・六花・ありす・真琴

「プリキュア、ラブリンク!!」

 

シャルル・ラケル・ランス・ダビィ

「L・O・V・E!!」

 

4人はそれぞれ変身を遂げる。

 

ハート

「みなぎる愛! キュアハート!!」

 

ダイヤモンド

「英知の光! キュアダイヤモンド!!」

 

ロゼッタ

「ひだまりポカポカ! キュアロゼッタ!!」

 

ソード

「勇気の刃! キュアソード!!」

 

ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード

「響け! 愛の鼓動! ドキドキ! プリキュア」

 

ハート

「愛を失くした悲しいテロリストさん、このキュアハートがあなたのドキドキを取り戻して見せる!」

 

ジャック

「俺はテロリストではない。トランプだ!!」

 

のぞみ

「キュアハート、キュアダイヤモンド、キュアロゼッタ、キュアソード!?」

 

かれん

「ありすたち、プリキュアだったのね。」

 

のぞみ

「みんな、いくよ!!」

 

りん・うらら・こまち・かれん・くるみ

「うん!!」

 

ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード

「えっ!?」

 

5GoGo組はキュアモとミルキィパレットを取りだす。

 

のぞみ・りん・うらら・こまち・かれん

「プリキュア、メタモルフォーゼ!!」

 

くるみ

「スカイローズ・トランスレイト!!」

 

ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード

「嘘!?」

 

5GoGo組が変身を遂げる。

 

ドリーム

「大いなる希望の力、キュアドリーム!!」

 

ルージュ

「情熱の赤い炎、キュアルージュ!!」

 

レモネード

「はじけるレモンの香り、キュアレモネード!!」

 

ミント

「安らぎの緑の大地、キュアミント!!」

 

アクア

「知性の青き泉、キュアアクア!!」

 

ドリーム・ルージュ・レモネード・ミント・アクア

「希望の力と未来の光! 華麗に羽ばたく5つの心! Yes! プリキュア5」

 

ローズ

「青いバラは秘密の印、ミルキィローズ!!」

 

ラブ

「私たちも。」

 

美希・祈里・せつな

「OK!(うん)(ええ)。」

 

フレッシュ組はリンクルンを取りだす。

 

ラブ・美希・祈里・せつな

「チェインジ、プリキュア! ビートアップ!!」

 

フレッシュ組も変身を遂げる。

 

ピーチ

「ピンクのハートは愛ある印、もぎたてフレッシュ、キュアピーチ!!」

 

ベリー

「ブルーのハートは希望の印、つみたてフレッシュ、キュアベリー!!」

 

パイン

「イエローハートは祈りの印、とれたてフレッシュ、キュアパイン!!」

 

パッション

「真っ赤なハートは幸せの証、熟れたてフレッシュ、キュアパッション!!」

 

ピーチ・ベリー・パイン・パッション

「Let's プリキュア!!」

 

こうして、5GoGo・フレッシュ・ドキドキの3組のプリキュアが勢ぞろいした。

 

ハート

「プ、プリキュア!?」

 

ダイヤモンド

「私たちの他にもプリキュアがいたなんて。」

 

ロゼッタ

「驚きましたわ。」

 

ドリーム・ピーチ

「これからよろしくね。」

 

ハート

「よ、よろしくお願いします。」

 

ソード

「挨拶はそれくらいにしなさい。来るわよ!!」

 

ジャック

「くっ、プリキュアがこんなにもいるとは、かかれ!!」

 

ジャックの命令でキングロイドが襲いかかる。ところが・・・。

 

隼人

「瞬、俺たちも戦うぞ。」

 

「分かったよ。」

 

隼人・瞬

「スイッチ・オーバー!」

 

この2人は西隼人と南瞬、いや、ラビリンスの元幹部、ウエスターとサウラーだ。この2人は元々、ラビリンスの幹部として総統メビウスのもとで、せつなと共にフレッシュ組と敵対していた。しかし、最終決戦の最中にメビウスに捨て駒にされ、デリートホールに吸い込まれたが、シフォンに救われて生還し、現在に至るのだ。因みに敵対してた時は黒を基調としていたが、生還してからは白を基調とした服装である。

 

翔二

「ほう、あの2人も協力者か、ならば俺も!!」

 

翔二もファルコンブレスを取りだす。

 

翔二

「ファルコン、バーニングフュージョン!!」

 

翔二はバーニングファルコンに変身した。

 

ピーチ・ベリー・パイン・パッション

「嘘!!」

 

タルト

「シュガーはん、バーニングファルコンやったんか!?」

 

ファルコン

「その通りだ。来るぞ!!」

 

キングロイドが襲いかかってきた。

 

ウエスター・サウラー・ファルコン

「はああああ!!」

 

3人の総攻撃でキングロイドが吹き飛んだ。

 

ジャック

「バカな、キングロイドを一撃で!?」

 

首領・キングの分身と豪語していたキングロイドを、ウエスター・サウラー・ファルコンの3人が一撃でKOさせたではないか。

 

ウエスター

「プリキュア、ここは俺たちがくいとめる。」

 

サウラー

「他を任せたよ。」

 

ファルコン

「行け!!」

 

ドリーム

「みんな、いくよ。」

 

ルージュ・レモネード・ミント・アクア・ローズ

「Yes!」

 

ピーチ

「私たちも。」

 

ベリー・パイン・パッション

「ええ。」

 

ハート

「私たちも続こう。」

 

ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード

「ええ。」

 

プリキュアたちはパーティー会場を脱出した。

 

ジャック

「かかれ、こいつらを始末しろ!!」

 

ジャックは静観していた。

 

 

船内

 

ドリーム

「これからどうする!?」

 

アクア

「二手に分かれたほうがいいわね。」

 

パッション

「乗客も避難させなきゃね。」

 

協議の結果、以下のチームに分かれることになった。

 

ピンク&ブルーチーム・・・ドリーム・ミント・アクア・ピーチ・ベリー・ハート・ダイヤモンド

 

イエローチーム・・・・・・ルージュ・レモネード・ローズ・パイン・パッション・ロゼッタ・ソード

 

 

ピンク&ブルーチーム

 

ドリーム、ミント、アクア、ピーチ、ベリー、ハート、ダイヤモンドの7人が向かってる先は操舵室だった。

 

ピーチ

「ハート、どうして操舵室なの!?」

 

ハート

「トランプがジャックしてきたってことはおそらく、操舵室にも奴らの手が回ってる可能性が高いよ。」

 

ドリーム

「そうなんだぁ。」

 

ダイヤモンド

「本当に分かってるんですか!?」

 

ドリーム・ピーチ

「・・・・」

 

ドリームとピーチはまるで分かってなかったようだ。

 

ミント

「あらあら・・・」

 

アクア

「相変わらずね・・・」

 

ベリー

「ごめんなさいね・・・」

 

 

操舵室

 

ドリームたちは操舵室の前にたどりついた。

 

ドリーム

「1,2の3で突入するよ。」

 

ミント・アクア・ピーチ・ベリー・ハート・ダイヤモンド

「うん。」

 

ドリーム

「1、2の・・・。」

 

ミント・アクア・ピーチ・ベリー・ハート・ダイヤモンド

「3!!」

 

ドーン!!

 

ドリームたちが室内に突入すると、キングロイドが待ち構えていたし、何よりここを占拠していたのは・・・。

 

「ったく、冗談じゃねえ。こんなところで待たせやがって!!」

 

ドリーム

「この声は・・・、あなたは誰!?」

 

ウィザード

「トランプの新幹部・ウィザード、とでも言っておこう」

 

現れたのはウィザードだった。

 

ピーチ

「ウィザード・・・」

 

ハート

「船員たちはどこ!?」

 

ウィザード

「邪魔になるから退場してもらった。今頃は脱出してるだろう」

 

ミント

「あなたを倒せば、どうなるの!?」

 

アクア

「そうよ、この操舵室を解放しなさい」

 

ウィザード

「あいにくだが、俺も簡単にやられるほどやわじゃないぜ。くらいな」

 

ウィザードはリボルバーを取り出し、発砲した。

 

ダイヤモンド

「撃ってきた」

 

ベリー

「避けなさい」

 

ピンク&ブルーチームは必死にかわす。

 

 

イエローチーム

 

ルージュ、レモネード、ローズ、パイン、パッション、ロゼッタ、ソードの7人は避難誘導の為、乗客を甲板に集めていた。

 

ローズ

「皆さん、落ち着いて避難してください。私たちはプリキュアです。」

 

ルージュ

「これで全員ね。」

 

ロゼッタ

「でも、こんなに集めて、どうやって避難させるおつもりなのですか!?」

 

パッション

「ここは私に任せて、アカルン!!」

 

パッションはリンクルンにアカルンを差しこむ。

 

パッション

「港へ!!」

 

そういうと、パッションと全ての乗客が消えた。いや、アカルンの能力でテレポートしたのだ。

 

ソード

「消えた!?」

 

パイン

「テレポートしたのよ。」

 

しばらくして、パッションが戻ってきた。

 

パッション

「乗客は全員、港に避難させたわ。」

 

ルージュ

「私たちはパーティー会場に戻るわよ。」

 

レモネード

「はい。」

 

こうして、イエローチームの7人はパーティー会場に戻った。

 

 

パーティー会場

 

ウエスター

「とう!!」

 

サウラー

「はあ!!」

 

ウエスターはパンチ、サウラーはキックでキングロイドをノックアウトさせる。この2人は伊達にラビリンスの幹部をやっていたわけではないからだ。

 

ファルコン

「新たに手に入れた、サンシャインソードとムーンライトソード、その威力を試させてもらおう。」

 

ファルコンはサンシャインソードとムーンライトソードを構えた。そこへ、キングロイドの大群が突撃してきた。

 

ファルコン

「はあああ!!」

 

ファルコンがサンシャインソードとムーンライトソードを一閃すると、キングロイドが吹き飛んだ。

 

ジャック

「いったい何をやっておるのだ。数を生かせ、何のためにキング様の親衛隊をやっておるのだ。奴らをさっさと始末しろ!!」

 

ジャックの苛立ちは限界に来ていた、その時だった。

 

ドン!!

 

会場のドアが開かれ、そこにいたのは、ルージュたちイエローチームだった。

 

ジャック

「ちっ、戻ってきやがったか。まあいい、ゲームはこれからだ。」

 

ロゼッタ

「これ以上、あなたたちの好きにはさせません。」

 

あれだけキングロイドがいたのに、ウエスター、サウラー、ファルコン、イエローチームによって次々と撃破された。

 

ジャック

「くそ、キングロイドを次々と!!」

 

ファルコン

「ジャック、次はお前だ!!」

 

ジャック

「おのれ、複写眼!!」

 

ジャックは複写眼を発動した。一方のファルコンはサンシャインソード、ムーンライトソードを構えて挑んだ。

 

ジャック

「竜雷波!!」

 

ジャックは右手に雷を集めると、それを放った。

 

ファルコン

「ライトニングファイヤードラゴン!!」

 

ファルコンのサンシャインソードには太陽、ムーンライトソードには月の力が纏い、2本の剣が交差した時、太陽と月の力を纏った赤き炎の龍が現れた。

 

ドーン!! ドカーン!!

 

ジャック

「ぐわあああ!!」

 

キラーン!!

 

ジャックはまともにくらって、会場を突きぬけて、空へ飛ばされた。

 

ウエスター

「あのバーニングファルコンと言う奴、なかなかやるな。」

 

サウラー

「そうだね。」

 

パッション

「随分と片付いたわね。」

 

ルージュ

「ジャックも吹っ飛んだみたいだしね。」

 

レモネード

「ドリームたちの応援に行きましょう。」

 

ロゼッタ

「そうですわね。」

 

パイン

「タルトちゃん、シフォンちゃん、大丈夫だった!?」

 

タルト

「ワイらは大丈夫や。それより、ピーチはんたちの元へ行ってくれへんか!?」

 

タルトがそういうと、ココらも頷く。

 

パッション

「分かったわ。」

 

イエローチームは救援に向かう。

 

 

操舵室

 

ウィザード

「よけてばかりじゃ、何にもならないぜ!!」

 

ウィザードがリボルバーで発砲。ドリームたちはかわしたが、操縦室は何かと動きづらい。

 

ドリーム

「リボルバーで狙ってるなんて!?」

 

ピーチ

「まるで隙がない」

 

ハート

「どうすれば・・・」

 

ドカーン!!

 

ドリーム・ピーチ・ハート・ミント・アクア・ベリー・ダイヤモンド

「きゃあああ。」

 

ウィザード

「ばかめが・・・・」

 

ウィザードに撃たれた。

 

ドリーム・ミント・アクア・ピーチ・ベリー・ハート・ダイヤモンド

「う~ん、う~ん!!」

 

ピンク&ブルーチームが縛られ、動けずにいた。

 

ウィザード

「随分と無様だな」

 

ウィザードがリボルバーをハートの額に突き付けていた。

 

ハート

「あなたはどうしてこんなことするの?」

 

ウィザード

「貴様は何も分かってないようだな。正義は立場や見方でその形を変える。俺たちの邪魔をするなら放っておけねえな」

 

ダイヤモンド

「正義は立場や見方でその形を変える?」

 

ミント

「これが正義のやることなの!?」

 

アクア

「あなたは胸を張れるの?」

 

ベリー

「こんなの、完璧じゃないわ」

 

ウィザード

「奴らほど行き過ぎるつもりはねえよ」

 

ルージュ・レモネード・ローズ・パイン・パッション・ロゼッタ・ソード

「ちょっと待ったー!!」

 

ウィザード

「!?」

 

操舵室にイエローチームが現れたのだ。

 

パッション

「はあああ!!」

 

ドガッ!!

 

ウィザード

「ぐあっ!!」

 

パッションのキックがウィザードを直撃した。その衝撃でリボルバーを放してしまった。

 

ウィザード

「しまった、リボルバーが!!」

 

レモネード

「プリキュア・プリズム・チェーン!!」

 

レモネードのプリズム・チェーンでウィザードが拘束された。

 

パッション

「ピーチ、みんな、無事ね。」

 

ピーチ

「ありがとう、パッション。」

 

ルージュ、レモネード、ローズ、ロゼッタ、ソードがウィザードを牽制してる間に、パインとパッションがピンクチームを解放した。

 

ウィザード

「ちっ、なかなかやるな。だが!!」

 

ピッ!!

 

ウィザードは持ってたリモコンのスイッチを押す。

 

 

ドカーン!! ドカーン!! ドカーン!! ドカーン!!

 

機関室に仕掛けられた爆弾が次々と爆発した。そう、リモコンのスイッチは仕掛けられていた爆弾の起爆スイッチなのだ。

 

 

操舵室

 

機関室の爆破はここにも伝わっていた。

 

ソード

「何、今の音!?」

 

ウィザード

「機関室に仕掛けた爆弾を爆破した。」

 

ローズ

「爆弾!?」

 

ウィザード

「今日はこのくらいにしといてやる。精々死なねえことだな。」

 

ロゼッタ

「お待ちなさい。」

 

ウィザードは操舵室から退却した。もちろん、リボルバーを回収したのは言うまでもない。

 

パイン

「どうしよう。」

 

パッション

「会場に戻りましょう。まだウエスターやサウラーが残っているわ。」

 

ドリーム

「みんな、いくよ。」

 

ルージュ・レモネード・ミント・アクア・ローズ・ピーチ・ベリー・パイン・パッション・ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード

「Yes!!」

 

プリキュアたちは操舵室を後にした。

 

 

パーティー会場

 

こちらにも爆破音は伝わっていた。

 

ファルコン

「何だ、この揺れは!?」

 

ウエスター

「地震か!?」

 

サウラー

「海上で地震なんか起きるわけないだろ。この揺れはおそらく、どこかで爆発があったんだよ。」

 

ココ

「ドリーム、みんな・・・。」

 

ナッツ

「ミント・・・。」

 

シロップ

「レモネード・・・。」

 

メルポ

「メ~。」

 

シフォン

「プリ~。」

 

タルト

「大丈夫や、ピーチはんたちは無事や。きっと戻ってくるよって。」

 

ドン!!

 

その言葉通り、会場のドアが開かれると、プリキュアたちが戻ってきた。

 

タルト

「プリキュアや。」

 

ウエスター

「イース、いったいどうなっているんだ。」

 

パッション

「爆弾が爆発して、この船は沈むわ。」

 

サウラー

「何だって。」

 

ファルコン

「ココ、ナッツ、シロップ、俺の肩に掴まれ。脱出するぞ。」

 

ココ

「分かったココ。」

 

ピーチ

「大輔、タルトをお願い!!」

 

大輔

「分かった。」

 

パイン

「健人君、シフォンちゃんも。」

 

こうして、会場に残ってたメンバー全員がパッションの周りに集結した。パッションはアカルンを召喚して、リンクルンに挿しこんだ。

 

パッション

「港へ!!」

 

パッションの一声で、メンバー全員が姿を港へ消した。

 

 

マリーナ

 

ウィザードはここからモーターボートに乗り込み、脱出を図っていた。ハッチを開け、それを確認した後で、モーターボートに乗り込んだ。

 

ウィザード

「いくか。」

 

ウィザードが操縦し、マリーナのハッチから脱出、何処かへと消えていった。乗組員らは救命艇で脱出したため全員無事だった。それを待ってたかのように、船は沈没した。

 

 

翌日の夜 博士宅

 

甲平はここにいた。

 

甲平

「とにかく博士、この件は内密に処理してくれ。」

 

博士

「それは構わんが、いったいどうなっとるんだ。船の乗組員たちはテロリストの顔は覆面してて分からなかったと証言してるそうじゃないか。」

 

甲平

「そりゃ覆面してたし、退場させてたからな。ビーファイターがテロに加担してるってことになったら、最悪だろ。」

 

博士

「それもそうだな・・・」

 

甲平

「一連の潜入捜査で分かったのは、キングとデッキは俺を信用しきっています。他の幹部はまだ信用してないようですが。」

 

博士

「信用しきっているというより、キング自身、甘いんじゃないか!?」

 

甲平

「そうとも言えます。早くキングを倒さねえと、ゆいに心配かけっぱなしだよな。」

 

博士

「ところで、ソフィーを呼んでないが、どうしてるんだ?」

 

甲平

「ソフィーはヴァイオリニストという表の仕事があるから呼んでないだけだ。来日する機会があれば参加させるつもりだ」

 

博士

「頼むぞ、甲平」

 

甲平

「ああ。」

 

こうして、プリキュアたちの活躍で財閥テロは阻止された。甲平はトランプとの決着を急がせるべく、潜入任務を続行することとなった。彼らの戦いは続く。

 

 

 




次回予告

博士
「トランプとの決着を急ぐべく、潜入任務を続行する甲平。そんな中で渡仏して、ソフィーとの甘い一時を過ごす。プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト、第30話「日仏の愛 パリの甘い夜」。次回は18禁になるかもしれんな。」

続報!!

新たなプリキュア、まもなく登場!!

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