プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト 作:千歳涼介
トランプ要塞
クイーンは自らの親衛隊、セブンとダウトを呼びだしていた。
クイーン
「セブン、ダウト、呼ばれた理由は分かってるわね。」
セブン
「キングが苛立ってるからだろ。」
ダウト
「そうなの!?」
クイーン
「それもあるけど、キング様からあなたたちにこれを渡せって言われたわ。」
クイーンが2人にあるものを渡した。それは・・・
セブン
「これは、赤い髑髏のジョーカー!?」
ダウト
「てことは・・・」
クイーン
「そう、あなたたちにもう後がないという最後通告よ!!」
渡されたのは、赤い髑髏のジョーカーだった。つまり、次負けたら死を意味するのだ。
セブン
「くっ・・・」
ダウト
「クイーン様!!」
クイーン
「これがあなたたちに与えられた最後のチャンスよ。覚悟しときなさい。」
セブン
「いくぞ、ダウト!!」
ダウト
「え、ええ・・・」
セブン・ダウトが出撃する。
クイーン
「さあ、あなたたちがどれだけやってくれるのか、見せてもらうわよ。」
通路
ダウト
「セブン、私たちは本当に最後なの!?」
セブン
「これで最後にしてたまるか!! 何としても決着をつける。」
翌日 四つ葉町
フレッシュ組が広場でいつものように雑談していた。
ラブ
「トランプの新幹部、ウィザードか」
美希
「でも、現実よね。実際に私たちに攻撃してきたから。」
祈里
「何か、訳があるんじゃないかな。」
せつな
「訳ね。どんな訳があるの!?」
祈里
「それは、私にも分からないわ。」
美希
「いずれにしても、心してかからないと、確実にやられるわ。」
ラブ
「それはそうだけど・・・」
その時だった。
ヒューン!! ズサッ!!
ラブ・美希・祈里・せつな
「!!」
どこからか、氷が飛んできて、広場に突き刺さったのだ。
ラブ
「氷!?」
美希
「これってまさか!?」
祈里
「セブンとダウトがここを突きとめて!?」
氷から、市川真実(演:河西智美)の立体映像が映し出された。
せつな
「あなたは・・・」
真実
「もはや、私たちに後はない。決着をつける時がついに来たのよ。」
ラブ
「みんな・・・」
美希・祈里・せつなが無言で頷く。
真実
「明朝8時、お前らの町のはずれにある森に来い。東せつな、キュアパッション、待ってるぞ。」
せつな
「私を指名してくるとは、何かの縁かしら!?」
ラブ
「せつな・・・」
せつな
「ラブ、ここは私に任せて。」
ラブ
「だけど、せつな一人じゃあ・・・」
せつな
「分かってる。だけど、私を指名してきてる以上、負けるわけにはいかないわ。私を信じて。」
ラブ
「分かったよ、せつな。」
せつな
「ありがとう、ラブ。」
同じ頃 加音町
調べの館で響のピアノレッスンの真っ最中だった。
奏
「うまくなってるじゃない、響。」
響
「まだまだだよ。」
エレン
「私も聴いてるけど、上達してると思うよ。」
アコ
「響にしては上達してるわね。」
ガシャーン!!
その時、どこかのガラスが割れ、氷が飛んできて突き刺さった。
響
「氷!?」
奏
「どういうこと!?」
氷から、渋谷七海(演:板野友美)の立体映像が映し出された。
アコ
「この人、渋谷七海よ。」
響
「渋谷七海って、世の女性を魅了するカリスマギャルの!?」
奏
「いったい何なのかしら!?」
七海
「もはや、一刻の猶予もない。決着をつける時がついに来たのよ。」
エレン
「決着って何のことかしら!?」
七海
「明朝8時、お前らの町の海岸に来い、黒川エレン、キュアビート、待っているぞ。」
エレン
「私を指名してくるとは・・・」
アコ
「どうしてエレンなの!?」
エレン
「分からない、これも何かの縁かもしれない。」
響
「エレン、行くの!?」
奏
「罠かもしれないのよ。」
エレン
「分かってる。だけど、放っておくと何をするか分からないわ。みんな、私を信じて。」
響
「分かってるわよ。」
奏
「私たちは仲間じゃない。」
アコ
「そうね。」
エレン
「ありがとう、みんな。」
翌朝 四つ葉町のはずれの森
せつなは1人でやってきた。そして、その先に市川真実が待ち構えていた。
真実
「来たね、東せつな。」
せつな
「あなたは何者なの!?」
真実
「この姿では初めましてだね、私は市川真実、またの名を・・・」
真実は変身し、元のダウトの姿になった。
ダウト
「トランプの妃、クイーン様に仕える親衛隊、ダウトよ。」
せつな
「人間態は仮の姿と言うわけね。」
ダウト
「そういうことだよ。そろそろ始めよう。」
ダウトはライガーブレスを取りだす。
ダウト
「ライガー、ライトニングリヴァース!!」
ダウトは三大戦士の一人、ライトニングライガーに変身した。せつなもリンクルンを取りだした。
せつな
「チェインジ・プリキュア・ビートアップ!!」
せつなもフレッシュ組の一人、キュアパッションに変身した。
パッション
「真っ赤なハートは幸せの証、熟れたてフレッシュ、キュアパッション!!」
こうして、ライガーとパッションの一騎打ちが始まろうとしていた。
同じ頃 加音町の海岸
スイート組が来てみると、既に渋谷七海が待ち構えていた。
七海
「来たね、スイートプリキュア。」
エレン
「あなたが渋谷七海。」
七海
「ご名答、この姿を見せるのは初めてだからね。」
響
「この姿って、まさか!?」
七海
「そのまさかよ。」
七海はセブンの姿に変化した。
奏
「セブン!!」
セブン
「そう、私はトランプの妃、クイーン様に仕える親衛隊、セブンよ。」
アコ
「そんな、カリスマギャルがトランプだったなんて!!」
セブン
「そろそろ決着をつけようじゃない。」
セブンはドルフィンブレスを取りだす。
セブン
「ドルフィン、フリージングエボリューション!!」
セブンは三大戦士の一人、フリージングドルフィンに変身した。
響
「カリスマギャルをかたって、」
奏
「世間の女性を騙すなんて、」
響・奏・エレン・アコ
「絶対に許さない!!」
スイート組がキュアモジューレを取りだすと、フェアリートーンが現れた。
響・奏・エレン・アコ
「レッツプレイ! プリキュア・モジュレーション!!」
4人はそれぞれキュアメロディ、キュアリズム、キュアビート、キュアミューズに変身していく。
メロディ
「爪弾くは荒ぶる調べ、キュアメロディ!」
リズム
「爪弾くはたおやかな調べ、キュアリズム!」
ビート
「爪弾くは魂の調べ、キュアビート!」
ミューズ
「爪弾くは女神の調べ、キュアミューズ!」
メロディ・リズム・ビート・ミューズ
「届け、四人の組曲! スイートプリキュア!」
ここでも、スイート組とドルフィンの戦いが始まろうとしていた。
町はずれの森
パッション・ライガー
「はああああ!!」
パッションとライガーが同時にパンチを放つ。
ボカッ!!
両者の拳がぶつかる。
パッション・ライガー
「うわあああ!!」
衝撃波が発生し、両者吹き飛んだ。
ライガー
「ライガークロー!!」
ライガーがパッションを切り刻もうとするので、必死にかわす。
ライガー
「サンダースラッシュ!!」
ドーン!!
雷を纏った斬撃がパッションを襲うが、得意の瞬間移動でかわす。すると、木々に直撃して、切断されて倒れたではないか。
パッション
「(なんて威力なの。あんなのくらったら、確実にやられる。)」
ライガー
「いつまでかわし続けられるかな。」
加音町 海岸
ドルフィン
「さ~て、4対1か。あの悪夢を再現してやろう!!」
ドルフィンが右手を翳すと、青白い光を発した。そう、フリージングコントロールである。
メロディ
「あ、頭が痛い。」
リズム
「気持ち悪い。」
ミューズ
「また、ギャルになっちゃう。」
ビート
「どうしたの、みんな!?」
なんと、ビートを除くメンバーが苦しみ出した。またギャル化していく。
ビート
「貴様!!」
ビートがドルフィンに向かっていく。
ドーン!!
ビート
「あっ・・・」
ビートの両膝に氷が着弾したかと思うと、すぐに凍りだした。そう、ドルフィンライフルで発砲したのだ。
ドルフィン
「あとはお前たちに任せる。」
ドルフィンはそういうと、海に潜っていった。すると、メロディ・リズム・ミューズがすっかりギャル化してしまった。
メロディ
「ビート、ほんとウザいんだけど。」
ビート
「メロディ、どこがギャルなの!?」
メロディ
「これは黒ギャルよ。分からないの!?」
見れば、メロディの肌の色はすっかり日焼け肌になっていた。
ビート
「(全然分からない。)」
リズム
「もう、私の魅力、分からないの。」
リズムのは普段よりも肌白くなっていた。
ビート
「あんまり変わってないけど・・・」
リズム
「これは白ギャルって言うのよ。」
ミューズ
「もう、ギャルってこれでしょ。」
ミューズは体が成長した上に濃いメイクだった。
ビート
「メイクがすごく濃い。姫様、なんて格好してるんですか!!」
ミューズ
「うるさいわね。私だってやってみたかったのよ。」
ビート
「みんな、目を覚まして・・・」
メロディ
「ビート、あんたもギャルにしてやる。」
メロディ、リズム、ミューズがビートに襲いかかる。
ビート
「はああ!!」
ビートは高く跳びあがる。
ゴン!!
メロディらがぶつかる。
メロディ
「何やってんのよ!!」
リズム
「そっちからぶつかってきたんでしょ!!」
ミューズ
「誰に向かって言ってんのよ。ムカつくんですけど!!」
メロディらが口論となった。
ビート
「ギャル化しても、喧嘩になるのね・・・・」
ビートは呆れ果てていた。
町はずれの森
ライガー
「サンダーフォース!!」
雷を球状に集めると、投げてきた。
パッション
「はっ!!」
ドーン!!
パッションがかわすと、大爆発を起こした。
パッション
「なんて破壊力なの!!」
ライガー
「よそ見するとは、余裕だね。」
パッション
「!!」
ズサッ!!
ライガーがパッションの左腕の衣装を切り裂いてきた。辛うじてかわしたが、かすってしまった。そのせいで切られてしまった。
パッション
「なんて切れ味!!」
ライガー
「チユウのライガークローなら、一発でスパッと切り落としちゃうよ。」
パッション
「くっ・・・」
ライガークローの切れ味に戦慄を覚えるパッションだった。
ライガー
「次は当てちゃうよ。」
パッション
「1つ聞きたいわ。どうしてあなたはトランプに入ったの!?」
ライガー
「そうだね、私たちの正義のためと言ったとこかな。」
パッション
「あなたたちの正義!?」
ライガー
「私とセブンは幼いころからの親友同士で、気に入らない奴らを2人で叩き潰してきたんだよ。私たちの正義を貫きとうしてね。」
パッション
「気持ちは分からなくはないわ。私もかつてはラビリンスの一員として、ピーチやベリー、パインと敵対していたわ。全てはメビウスのためにってね。」
ライガー
「へぇ~、あんたもプリキュアと敵対した時期があったんだね。」
パッション
「でも、ピーチとの最後の戦いを経て、自分に素直になれて、私はプリキュアになった。」
ライガー
「何が言いたいの!?」
パッション
「間違っていたら、何度だってやり直せるわ。」
ライガー
「私たちはもう、やり直しなんて効かないんだよ!! ハァァァ!!」
ライガーが切りかかる。
加音町 海岸
メロディ・リズム・ミューズがまだ喧嘩していた。
ビート
「これじゃあ、時間の無駄ね。一気に決めるわ。弾き鳴らせ、愛の魂! ラブギターロッド!」
ビートはラブギターロッドを取ると、ラリーを召喚し、装着する。
ビート
「おいで、ソリー! チェンジ、ソウルロッド!」
さらにソリーを装着し、ソウルロッドに変形した。
ビート
「翔けめぐれ、トーンのリング! プリキュア・ハートフルビートロック!」
ビートはギャル化したメロディらに技を放ったのだ。
メロディ・リズム・ミューズ
「きゃあああ!!」
ビート
「三拍子! 1・2・3! フィナーレ!」
ドーン!!
メロディらはこの影響で正気に戻った。
メロディ
「あれ、私たち、またギャルになってたの!?」
ビート
「なってた・・・」
ミューズ
「恥ずかしい・・・」
ビート
「ギャル化しても喧嘩はするのね・・・」
リズム
「やだ、またギャルになってたのね・・・」
ビート
「リズムは覚えてないんだ。それより、そろそろ出てきなさいよ。」
ドバーン!!
ビートは海に向かって叫ぶと、ドルフィンが現れた。
ドルフィン
「へぇ~、解放できたじゃん。今回はビートに絞るためにある程度コントロールを制御したからね。」
ビート
「1つ聞きたい。どうしてあなたはトランプになったの!?」
ドルフィン
「あたしたちの正義のためだよ!!」
ビート
「正義!?」
ドルフィン
「私とダウトは幼いころからの親友同士で、気に入らない奴らを2人で叩き潰してきたんだよ。私たちの正義を貫きとうしてね。」
ビート
「正義か。私もかつてはノイズに操られて、マイナーランドの一員としてメロディやリズム、ミューズ、ハミィと敵対してたわ。不幸のメロディを完成させて、歌うのが私の正義とも思ってたわ。でも、ハミィは私がいくら騙しても親友だと信じてくれた。その思いが私をプリキュアに覚醒させたのよ。だから、間違ってたって、何度でもやり直せるんだよ。」
ドルフィン
「間違いか。私たちのやってることが間違ってるとでも!?」
ビート
「あなただって、やり直したい気持ちがあるんじゃないの!?」
ドルフィン
「私らはもう、あとには引けねえんだよ!!」
ドルフィンが猛攻を仕掛けようとしていた。
町はずれの森
パッション・ライガー
「はああああ!!」
両者、パンチやキックの応酬だった。
ライガー
「こんなはずじゃなかった、あんたさえ邪魔しなければ、クイーン様に使い捨てにされなかった。この気持ち、あんたに分かるか!!」
パッション
「分かるわ、私も失敗続きでメビウスに寿命を縮められて、ピーチと最後の戦いのあと、和解しようとした瞬間に寿命で死んだのよ。」
ライガー
「!!」
パッションのこの一言に、ライガーが動揺した。
ドガッ!!
ライガー
「ぐわぁ!!」
パッションのパンチがヒットし、大きく飛んだ。
ライガー
「それがなぜ、プリキュアになった!?」
パッション
「あのあと、シフォンがアカルンを呼びよせて、私を転生させた。最初は戸惑ったわ、私がプリキュアになるなんて、思ってもみなかったから、今さら仲間にはなれないと拒絶したわ。でも、ラブや美希、祈里と一緒にいるおかげで、私は変われた。」
ライガー
「私も変われると言うのか!?」
パッション
「変われると思うわ、きっと!!」
パッションが伸ばした手を、ライガーが取ろうとした、その時だった。
ヒューン!! ドスッ!!
パッション
「!!」
どこからか、何かが飛んできて、地面に刺さった。
ライガー
「これは、黒い髑髏のジョーカー!!」
パッション
「何それ!?」
ライガー
「トランプを裏切った者に死を宣告するときに渡すカードよ。」
?
「とうとう裏切りましたね!!」
1人の男がやってくる。
ライガー
「おまえは、デッキ!!」
パッション
「デッキ!?」
ライガー
「トランプの交渉人と呼ばれてる奴よ!!」
パッション
「交渉人!?」
デッキ
「でもまあ、そのおかげで形勢はこちらに傾いたんでね。裏切った以上、プリキュアもろとも死んでもらおう!!」
加音町 海岸
ドルフィン
「くらえ、ドルフィンライフル!!」
ドルフィンがライフルを連射してくる。
ビート
「ビートバリア!!」
ビートがすかさず、バリアを張る。
ドルフィン
「チッ!!」
ビート
「もうこんなことはやめて!!」
ドルフィン
「お前らこそ、ギャルになってた時はノリノリだったじゃないか!!」
メロディ
「そ、それは恥ずかしかったのよ!!」
リズム
「そうよ、自分が自分じゃなくなってたのよ!!」
ミューズ
「私なんかまだ小学生よ!!」
ビート
「そりゃそうでしょ!!」
ドルフィン
「仮に私と和解して、お前らは後悔しないのか!?」
ビート
「後悔しないよ。私はマイナーランドの幹部だったころは後悔ばかり残った。でも、プリキュアになったことは決して後悔はしてないから。」
メロディ
「私たちはそれでノイズやメフィスト、トリオ・ザ・マイナーも救ってきたんだから!!」
ドルフィン
「ふっ、私たちにもそういう仲間が欲しかった。」
ドルフィンがビートの差し出した手をつかもうとした、その時だった。
ヒューン!! ドスッ!!
ダウト同様、黒い髑髏のジョーカーが飛んできた。
ドルフィン
「これは、黒い髑髏のジョーカー!!」
ビート
「何なの、それ!?」
ドルフィン
「裏切り者に送られる死の宣告のカードよ!!」
?
「あ~あ、ユーもダウトも裏切るとは・・・」
?
「信じられませんね。」
ドルフィン
「お前らはエースとデュース!!」
現れたのはエースとデュースだった。
ビート
「何者なの!?」
ドルフィン
「トランプの中でも暑苦しい師弟だ!!」
エース
「暑苦しいとは失敬だな。」
ドルフィン
「ホントのことだし、ウザい。」
デュース
「プリキュアもろとも始末してくれる!!」
ドルフィン・ライガー
「私たちはもう、お前らの言いなりにはならない!!」
その時だった、ドルフィンとライガーに異変が起こりだしたのは・・・
ドルフィン
「これは・・・」
ライガー
「なんだか、体が軽くなってると言うより、暖かい光だ。」
ドルフィンとライガーの体が光り出したのだ。すると、七海と真実に戻り、こう叫んだ。
七海・真実
「プリキュア・クイーンズ・エボリューション!!」
なんと、プリキュアに変身したではないか。
?
「全ての闇を晴らす光の女王、キュアビクトリア!」
?
「輝く王家の称号、キュアエリザベス!」
ビクトリア・エリザベス
「我ら、クイーンズプリキュア!!」
パッション
「キュアエリザベス!?」
ビート
「キュアビクトリア!?」
エース
「セブンとダウトがプリキュアになっただと!!」
デッキ
「腕ずくでも連れ戻すのです!!」
デュース
「いきますよ!!」
ビクトリア・エリザベス
「そうはいかない!!」
町はずれの森
エリザベス
「はあああ!!」
エリザベスがパンチをデッキに叩きこんでいた。デッキはガードしているが・・・
デッキ
「なんてことだ、一発一発がこんなに重いとは・・・」
エリザベスのパンチは一発が重いため、ガードしていても痣が残るのだ。
エリザベス
「エリザベスクロー!!」
エリザベスは自分の武器、エリザベスクローを手にすると、デッキに猛攻を仕掛けた。
デッキ
「おのれ、これでもくらえ!!」
デッキはカミソリのようなカードを次々と飛ばすが、全て叩き落とされた。
デッキ
「バ、バカな!!」
エリザベス
「今度はこっちの番だよ。プリキュア・エリザベス・ブレイク!」
ズバッ!! ズバッ!! ズバッ!!
デッキ
「ぐわあああ!!」
デッキはかまいたちのようにズタズタに斬られた。急所が外れて、致命傷にはならなかったものの、かなりの重傷を負った。
デッキ
「おのれ、覚えてなさい!!」
デッキは撤退した。
加音町 海岸
エース・デュース
「ダブル・ダイナミック・インパクト!!」
エースとデュースが蹴りで襲いかかる。スイート組とビクトリアは難なくかわす。着地したとこには、足が突っ込んで、穴があいた。ところが・・・
エース
「しまった。足が抜けない!!」
デュース
「これじゃあ、脱出不可能ですよ。」
衝撃が強すぎて、足が抜けなくなってしまった。
ビクトリア
「なんてアホなの、こいつら。ビクトリアマグナム!」
ビクトリアは自分の武器、ビクトリアマグナムを取りだすと、エース・デュースに連射した。
ドカーン!! ドカーン!!
エース・デュース
「ぐわあああ!!」
倒れたおかげか、ようやく足が抜けた。
ビクトリア
「これで終わりよ、プリキュア・ビクトリア・ブラスト!!」
ビクトリアがマグナムを発砲すると、エース・デュースを撃ち抜いた。
エース・デュース
「ぐわあああ!! キング様に、トランプに栄光あれ!!」
エース・デュースは断末魔に叫びながら、消滅した。
トランプ要塞
デッキは何とか帰還した。
デッキ
「まさか、裏切り者がプリキュアに覚醒するとは、早急に何とかしなければ・・・」
そのデッキを待ち構えていたのは、ジャックだった。しかも、自分に銃口を向けていたのだ。
デッキ
「な、何の真似だ、ジャック!!」
ジャック
「耄碌(もうろく)したな、デッキ。裏切り者を始末しそこなった上にエースとデュースも失うとはな・・・」
デッキ
「エースとデュース!? な、何のことだ!?」
ジャック
「あいつら、プリキュアとセブンに返り討ちにあって、死んじまったよ。トランプの交渉人も、ここまで落ちぶれるとは・・・」
デッキ
「よ、よせ。私を殺すとトランプはますます崩壊を早めるぞ。それに交渉人である私を殺すと、お前の立場も・・・」
ジャック
「悪いな、キング様から伝言を預かってるんだ。お前はもう用済みだとな。」
デッキ
「な、何だって!?」
ジャック
「じゃあな、デッキ、ずいぶん楽しかったよ。」
ドーン、ドーン、ドーン!!
こうして、デッキは射殺され、無念の最期を遂げた。
町はずれの森
パッション
「エリザベス、あなたはいったい!?」
エリザベス
「悪いけど、私はあなたたちの仲間にはなれない!!」
パッション
「待って、エリザベス!!」
パッションの呼びかけもむなしく、エリザベスは去っていく。
加音町 海岸
ビート
「ビクトリア、あなたはどうするの!?」
ビクトリア
「悪いけど、仲間になるなら、お断りだ。」
ビクトリアは去っていく。
メロディ
「待って、ビクトリア!!」
メロディが追うとするが、ビートに止められる。
ビート
「今はそっとしておきましょう。」
リズム
「そうね。」
ミューズ
「かつてのビートみたいだわ。」
ビート
「そう、かつての私そのものよ。」
ついに、新たなプリキュア、キュアビクトリアとキュアエリザベスが覚醒した。だが、仲間になることを拒否し、2人は去ってしまった。果たして、今後の戦いはどうなってしまうのか!?
次回予告
博士
「セブンとダウトがプリキュアになって離反し、エースとデュースを失い、デッキも粛清したキングは、ジャックに自身の精鋭部隊、ポーカーナイツをつけて、地球侵攻を急がせる。ポーカーナイツの恐るべき実力に大苦戦するプリキュアたちに勝機はあるのか!? そして、甲平ことウィザードにもプリキュア狩りの指令が下される。プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト、第32話「ポーカーナイツ襲来!!」。今度もヤバいかも。」