プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト 作:千歳涼介
トランプ要塞
キング
「このままでは、トランプはますます不利になる。プリキュアにはプリキュアか!!」
キングはジャックらが残した、プリキュア5とスマイルの2組のデータを闇の空間に投じた。
キング
「かつてプリキュアと戦い、散っていった闇のプリキュアたちよ、今こそ甦り、我に仕えよ!!」
ドーン!!
爆音とともに、闇の空間から、プリキュア5とスマイルの2組に酷似した、11人の少女たちが現れた。
?
「私たちは、甦ったの!?」
ドリームに似た桃色の髪の少女が呟く。
キング
「よく来たな、ダークプリキュア6、バッドエンドプリキュア!!」
そう、キングが甦らせた闇のプリキュアとは、プリキュア5が鏡の国で戦ったダークプリキュア5、オリジナルのダークミルキィローズと、スマイル組の最終決戦の時にジョーカーが生み出した、バッドエンドプリキュアだった。
ナッツハウス
ここにいたのは、のぞみ、こまち、かれん、くるみ、小々田、夏の6人(!?)だった。
のぞみ
「ねえ、ねえ、りんちゃんとうらら、遅いね!!」
くるみ
「しょうがないでしょ、りんはシュガーとデートみたいだし、うららはシロップを伴って、仕事よ」
のぞみ・こまち・かれん
「ええー!!」
小々田・夏
「・・・・」
一同、小々田と夏を除き驚愕した。
のぞみ
「りんちゃんがシュガーとデート!?」
こまち
「まあ、りんさんがデートなんて、いつ以来かしら!?」
かれん
「あの時は、百井さんがエターナルと知らずに、デートしてたかしら!!」
小々田
「しかし、シュガーの奴、りんをデートに誘うとはな・・・」
夏
「俺は興味ない・・・」
くるみ
「この小説、私たちは全員、カップル成立してる設定になってるじゃない。」
かれん
「言われてみればそうね、私とくるみ、」
こまち
「私とナッツさん、」
のぞみ
「私とココ、」
くるみ
「シロップとうらら、シュガーとりんね」
小々田
「カップルなのかな・・・。」
その頃、りんと翔二はデートの真っ最中だった。
翔二
「りんの家は花屋、そして部活はフットサルか」
りん
「ええ」
翔二
「それにプリキュアもやってるし、疲労も大きいだろ」
りん
「ええ、でもあたしはどれも疎かにするつもりはありません」
翔二
「前々から思ってたが、なぜのぞみが君たちのリーダーをやってるんだ。」
りん
「のぞみがあたしたちのリーダーをやってるか、ですか!?」
翔二
「ああ」
りん
「あたしはのぞみとは幼稚園からの付き合いで幼馴染なんです。それで、のぞみが結構ドジ踏んだりと色々とみてきました。でも、あたしやうらら、こまちさん、かれんさん、くるみがプリキュアになれたのは、のぞみが誘ってくれたからなんです。のぞみがいなかったら、今のあたしたちはありませんでした」
翔二
「そうか、それで君たちはのぞみを支えたり、支えられたりしてるんだな。のぞみについていく君たちの気持ちがよくわかるよ」
りん
「ところで、何で翔二はどうして、バーニングファルコンになったんですか!?」
翔二
「パルミエ王国がナイトメアに滅ぼされたのは、知ってるだろ。その時に3つのブレスが行方不明になった。1つは俺が持ってるファルコンブレス、残り2つはセブンの持つドルフィンブレスと、ダウトの持つライガーブレスだ。どれもパルミエ王国に伝わる大空、海、陸を司る戦士たちに変身するために必要なものだ。そして、ファルコンブレスが俺を選び、バーニングファルコンとして戦ってきたんだ。キングの呪縛魔法で洗脳され、トランプの手先としてな」
りん
「そうだったんですか」
翔二
「それよりも、りん。何も敬語を使う事はねえだろ。普通に話せばいいのに」
りん
「それは・・・」
翔二
「まあ、徐々に慣れていけばいいんだ」
りん
「そうですね・・・」
翔二に思わず敬語を使うりんだが、普通に話すのに抵抗があるようだ。
翔二
「!!」
りん
「どうしたの、翔二!?」
翔二
「あそこに誰か倒れてる」
りん
「えっ!?」
翔二が指した先には、少女が1人倒れていた。2人は迷わず駆け寄った。
翔二
「おい、大丈夫か!?」
りん
「しっかりして!!」
少女は気絶していて、意識はあるようだ。
翔二
「とにかく、ナッツハウスに連れてくぞ」
りん
「わかった」
翔二とりんは気絶してる少女をナッツハウスに連れて行った。
?
「へぇ~、あれがプリキュアか。ローズパクトは私が必ず頂くわ」
だがこの時、1人の少女が陰から見ていたことには気づかなかった。
ナッツハウス
翔二とりんが入ってきた。
小々田
「おかえり・・・って、いったいどうしたんだ!?」
翔二
「ちょっと、この子を寝かせてくれ」
夏
「その子は!?」
翔二
「訳は後で説明する。早く!!」
小々田
「わ、わかった」
少女はかれんとくるみに任せ、翔二とりんはみんなに一連の出来事を説明した。
こまち
「それじゃあ、シュガーさんとりんさんがデートの最中にあの子が倒れてるのを見かけたわけね」
りん
「ええ、素性がまだ分かりませんから、なんとも言えませんけど・・・」
小々田
「しかし、何で倒れてたんだろ」
夏
「謎だな・・・」
そこへ、かれんとくるみがやってくる。
こまち
「かれん、どうなの!?」
かれん
「けがはないけど、まだ意識が戻らないわ」
りん
「そうですか・・・」
くるみ
「あの子、いったい何者なの!?」
翔二
「このへんじゃ、見かけないからな・・・」
のぞみ
「よ~し、あの子の助けになるぞ~、けって~い!!」
りん
「ちょっとのぞみ、あんたはまた、何勝手に決めてんのよ!!」
こまち
「まあ、まあ、りんさん、落ち着いて」
翔二
「いつも、こうなのか!?」
小々田
「ああ、のぞみはやると決めたら、最後までやるからな」
夏
「やれやれ・・・」
こうして、のぞみの決定で少女の助けになることになった、プリキュア5であった。
トランプ要塞
キング
「これでもう一度、奴らに吠え面かかせることができる。おまえたち、名を名乗ってみろ」
?
「私はダークドリームです」
?
「私はダークルージュだ」
?
「私はダークレモネードだよ」
?
「私はダークミントよ」
?
「私はダークアクアだ」
?
「あたしはダークミルキィローズよ」
?
「私はバッドエンドハッピーだよ」
?
「ウチはバッドエンドサニーや」
?
「私はバッドエンドピース、皆さん、よろしくお願いします」
?
「あたしはバッドエンドマーチだ」
?
「わたくしはバッドエンドビューティと申します」
キング
「お前たちを復活させたのは他でもない、憎きプリキュアに復讐させるためだ」
キングのその言葉を聞き、好戦的な者たちは喜んだが、ダークドリームとダークミントは複雑な表情だった。
Dドリーム
「(キュアドリーム、私はあなたを守ってあげる)」
Dミント
「(キュアミント、今度は私があなたを守って見せるわ)」
DドリームとDミントは表向きはキングに従いつつ、密かにドリームとミントを守ると心の中で決意した。
ついにキングはダークプリキュア5とバッドエンドプリキュアを復活させ、プリキュアへの復讐をたき付けた。しかし、この時はまだ知らなかった。DドリームとDミントが既に離反しつつあることを・・・。
次回予告
博士
「パルミエ王国の大賢者、アクガルによって異空間へ召還されたのぞみとこまち。その目的は、ココとナッツの王妃にふさわしいか試すというものだった。数々の過酷な試練を、二人三脚で乗り越えようとする2人。果たして、アクガルの真意はどこにあるのか!? プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト、第34話「王妃への二人三脚の道」。ここが正念場か!?」