プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト   作:千歳涼介

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第36話 覚醒!! 五獣の戦士

前回のあらすじ

プリキュアの力の源、レインボージュエルがカブトとアゲハに破壊され、クイーンズを除くプリキュアたちは無力化され、変身できなくなってしまった。さらに、カブトとアゲハが究極形態へ進化し、トランプの勢いはさらに激しさを増す。このまま、トランプの思惑通りになってしまうか!?

 

 

その夜 とあるバー

 

博士

「本当にレインボージュエルを破壊したのか!?」

 

甲平

「ああ。」

 

ソフィー

「それで、プリキュアたちはどうなったの? クイーンズプリキュアと名乗る、キュアビクトリアとキュアエリザベスはなんともなかったけど。」

 

健吾

「俺たちが駆けつけた頃には、全員変身が解けてて、再び変身しようにもできなくなっていた。おそらく、そのクイーンズプリキュアの2人は特殊なプリキュアだろう。」

 

マック

「それはそうと、トランプ四天王やジャックなどを失って、ソリティアとセブンとダウトに背かれてもなお、あれだけの幹部を抱えてるとは・・・。」

 

甲平

「ああ、まだまだいるってことだ。」

 

「でもどうするの!? まだ潜入を続けるの!?」

 

甲平

「もちろん続けるさ。そして、お前らのためにも帰ってくるさ。それに・・・。」

 

甲平は席を立つと、ソフィーを後ろから抱きしめる。

 

ソフィー

「きゃっ・・・。」

 

甲平

「2人で式挙げてえよ」

 

ソフィー

「甲平・・・。」←顔を赤くした。

 

健吾・蘭・マック・フリオ・李・博士・ゆい

「(このバカップルが・・・。)」

 

甲平

「それと俺たち、サンカブトとムーンアゲハに進化したんだ。」

 

博士

「サンカブトとムーンアゲハ!?」

 

ソフィー

「私たちの究極形態ともいうべき姿です。カブトはカブテリオスの甲神剣が武器として使いこなすことができますし、私のはブルームキャノンがルナキャノンに進化したんです。」

 

博士

「甲平とソフィーがパワーアップしたとなれば、君らにもパワーアップする必要があるな。」

 

健吾・蘭・マック・フリオ・李

「(無言で頷く)」

 

「それで、2人はどこまで進んでるの!!」

 

甲平・ソフィー

「何のこと!?」

 

「決まってるでしょ。2人のセッ・・」

 

甲平

「こら、何言おうとしてんだよ。フリオ、蘭とは上手くいってねえのかよ」

 

フリオ

「何分、遠距離恋愛だから・・・」

 

ソフィー

「それ、言い訳にならないから・・・」

 

健吾・マック・李・博士・ゆい

「(怖いな、蘭(さん))」

 

笑いに包まれたという・・・。

 

 

トランプ要塞

 

キング

「レインボージュエルを破壊したことで、プリキュア共は二度と戦えない。これで我がトランプは完全勝利に一歩近づいた。」

 

ロイヤル

「キング様、なぜ我々には時間稼ぎをやらせておいて、奴らにレインボージュエルとやらを破壊させたのですか!?」

 

キング

「奴らとは、ウィザードとウインクキラーのことか!?」

 

ロイヤル

「他に誰がいるんだ!?」

 

ストレート

「それに、奴らをいつまで使い続けるんだよ!!」

 

キング

「奴らはまだまだ使い道がある。用が済めば始末すればいい。」

 

フラッシュ

「確かにプリキュア共は力を失いましたが、まだまだ油断は禁物だ。」

 

フルハウス

「それに、このまま諦めるとは思えません。」

 

キング

「それはそれで対処するとしよう。残るはビーファイターと裏切り者の始末だ。今日は思いっきり飲むぞ。」

 

ロイヤル・ストレート・フラッシュ・フルハウス

「乾杯!!」

 

キングとポーカーナイツは、兵隊どもが持参した酒で、宴会を催した。

 

 

翌日 

 

キングは大胆にも全世界に自身の幻影を現した。

 

キング

「聞け、人間ども。我が名はトランプの首領、キング。我らに抵抗したプリキュアとビーファイターは、我らがねじ伏せた。」

 

人々

「まさか、プリキュアとビーファイターが負けたなんて・・・。」

 

キング

「我らはここに、全国家の無条件降伏を要求する。拒否すれば、貴様らを最後の1人まで皆殺しにするだろう。よい返答を待ってるぞ。」

 

こう言い残して、幻影は消えた。

 

クイーンズである七海と真実を除くプリキュアたちは、拳を握るも、何もできずに歯ぎしりした。

 

 

中国 五獣の谷

 

健吾たち5人はとある目的でここに来ていた。博士とゆいは日本で留守番、甲平とソフィーはトランプに潜入中のため別行動中だ。

 

健吾

「李、ここはいったい!?」

 

「ここは、中国の神話に伝わる五獣が眠る、五獣の谷と呼ばれるところよ。」

 

「五獣の谷!?」

 

「五獣とは、青龍、朱雀、白虎、玄武、黄龍のことね。」

 

「聞くところによると、甲平とソフィー、究極の力を手に入れたしね。」

 

マック

「サンは太陽で、」

 

フリオ

「ムーンは月か。」

 

「君たち、お話はそれくらいにして、修行に取りかかるね。」

 

健吾

「それじゃ、いくぞ。」

 

蘭・マック・フリオ・李

「うん。」

 

こうして、健吾たちは五獣の谷で修行に励んだ。

 

 

その間にも各国政府や国連では連日、無条件降伏か、徹底抗戦かで揉めていた。

 

 

ナッツハウス

 

小々田

「レインボージュエルが破壊されるとは・・・。」

 

「フェアリーパークの一件以来、覚醒はなかったが、そこを突かれるとはな・・・。」

 

シロー

「それで、レインボージュエルを破壊したのは誰なんだよ!?」

 

翔二

「破壊したのは、カブトとアゲハだ。」

 

小々田

「何だって!? それじゃあ、ウィザードというのは」

 

「カブトのトランプでのコードネームか!?」

 

翔二

「そういうことだ。因みにアゲハはウインクキラーだ。奴らがレインボージュエルを破壊したせいでプリキュアたちはもう変身できない。一組を除けばな・・・。」

 

シロー

「その一組って!?」

 

翔二

「セブンとダウトが覚醒した、クイーンズプリキュアだ。奴らは既にトランプを裏切って、行方をくらませていたらしい。しかも、力を失っていない特殊なプリキュアだ。」

 

「根拠はあるのか!?」

 

翔二

「トランプについてたら、カブトやアゲハと共に俺を攻撃してたはずだ。」

 

シロー

「なるほどな。」

 

小々田

「でもこれからどうするんだ。そのクイーンズプリキュアを除いて、のぞみたちはもう変身できないし、今戦えるのはシュガー、お前だけだぞ。」

 

翔二

「奴ら以上に俺が強くなるしかないだろ。カブトとアゲハは太陽と月の力を手に入れたからな。」

 

「太陽と月の力!?」

 

翔二

「今の俺では奴らには勝てない。しばらく、特訓に出る。のぞみたちのことを頼む。」

 

小々田

「分かった。」

 

こうして、翔二は強くなるために特訓を始めた。

 

 

それから一週間後、全国家は徹底抗戦を宣言した。

 

 

トランプ要塞

 

キング

「なるほど、徹底抗戦か。Dr.スピードを呼べ!!」

 

ポーンロイド

「はっ!!」

 

数分後、黒いタキシードを着て、白いマントを羽織り、手にはステッキを持った男が現れた。

 

Dr.スピード

「お呼びですかな、キング様?」

 

キング

「我がトランプの誇る大科学者、Dr.スピード。ワシはたった今からお前をトランプの新たな最高司令官に任命する。」

 

Dr.スピード

「この私に、新たな最高司令官を!?」

 

キング

「そうだ。トランプの頭脳たるお前と、お前たちトランプ科学陣の成果を試す時が来た。例のものを世界各都市に投下しろ。」

 

Dr.スピード

「分かりました。早速、メガコング軍団を発進させます。」

 

Dr.スピードが去っていく。

 

キング

「人間どもめ、我らに楯突くとどうなるか、教えてやろう!!」

 

その直後、大量のメガコングα、β、γ、δが世界各都市に派遣された。奴らは陸を、海を、空を荒らし、破壊の限りを尽くしていた。ビーファイターは総出動してメガコング軍団の撃破に当たっていた。

 

ナッツハウス

 

小々田

「ついに始まったか、トランプの総攻撃が・・・。」

 

「のぞみたちは変身できないし、このまま黙って見てるしかないのか・・・。」

 

その時、巨大な炎の鳥人が飛び去って行った。そう、バーニングガルーダである。

 

シロー

「あれは・・・。」

 

小々田

「シュガーの奴、たった一人で立ち向かうつもりだ。」

 

「・・・・。」

 

 

東京

 

バーニングガルーダはメガコング軍団を次々と焼き払っていた。

 

ファルコン

「これ以上、お前らの好きにはさせない。」

 

メガコング軍団は数で圧倒するも、炎の鳥人・バーニングガルーダの前に全滅していった。

 

ファルコン

「奴らは世界各都市にもいるのか、ヨーロッパ、北米、南米、アジアはビーファイターがいるが、オセアニアとアフリカは不在だな。ならば、ファルコン忍法・炎分身の術!」

 

バーニングガルーダが印を結ぶと、分身体を量産し、オセアニアとアフリカへ飛ばした。その世界各地にメガコング軍団が暴れていたが、ビーファイターとバーニングガルーダの分身軍団の前に全て駆逐されたという・・・。

 

 

トランプ要塞

 

キング

「おのれソリティア、これで勝ったと思うなよ!!」

 

キングは激怒していた。せっかく送り込んだメガコング軍団がバーニングガルーダによって全て灰にされてしまったからだ。

 

キング

「まあいい。レインボージュエルを破壊したから、プリキュアどもは二度と変身できまい。すべては俺の思惑通りに事が進んでいる。完全勝利は目前だ。フハハハハハハ・・・。」

 

キングはすぐに一転して、笑い出した。

 

 

東京

 

バーニングガルーダの分身体は世界各都市でのメガコング軍団の駆逐を終え、バーニングガルーダの本体に戻った。それをカブトは見上げていた。

 

カブト

「バーニングガルーダ、かなり恐ろしいぜ。カブテリオスとやりあったらこっちがやられそうだな」

 

クワガー・テントウ

「カブト」

 

クワガーとテントウがやってくる。

 

カブト

「クワガー、テントウ、どうだったか、中国での修行は?」

 

クワガー

「俺は黄竜と「土」の力を得た」

 

テントウ

「私は白虎と「金(ごん)」の力を得たわ」

 

カブト

「そうか、俺が太陽で、ソフィーが月だよな・・・。マック、フリオ、李は?」

 

クワガー

「マックは青竜と「木」、フリオは朱雀と「火」、李は玄武と「水」の力を得た」

 

テントウ

「これで、陰陽五行思想の完成ね」

 

カブト

「まだ完成じゃねえ、ここからが本当の恐怖の始まりだ」

 

クワガー

「ああ、まだ終わりじゃないな」

 

テントウ

「ますます手強くなるわね」

 

カブト

「だが、勝つのは俺たちだ」

 

クワガー

「ああ」

 

テントウ

「そうね」

 

健吾たちが五獣に覚醒し、究極の戦士となった甲平・ソフィーと対等に渡り合うまでに進化成長した。しかし、形勢はいまだにトランプに分があることに変わりはない。それでも甲平とソフィーはトランプに染まりつつ、戦い続けるのだった。全てはトランプを壊滅させるために・・・。

 

 

 




次回予告

博士
「着々と進むトランプの地球侵略、クイーンズを除くプリキュアが戦えない今、残ったビーファイターで何とかしなければならない。そんな中、プリキュア5の元に大賢者アクガルが再び現れて、パルミエに伝わる5つの神聖獣を探し、試練を受けろと言い渡す。そして、プリキュア5に来た神聖獣からの招待。果たして、その目的は!? プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト、第37話「神聖獣の試練 のぞみVSゴッドフェニックス」。ビーファイターに追いつき、追い越せるか!?」

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