プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト   作:千歳涼介

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第39話 神聖獣の試練 うららVSゴッドペガサス

うらら・シロップペア

 

時は遡り、こちらも自宅に戻ると、父や祖父の他に鷲尾浩太マネージャーもいた。理由はもちろん・・・、

 

うらら

「ただいま。」

 

鷲尾

「うららちゃん、ちょうどいいところに帰ってきてくれたね。仕事のオファーが来てるよ。」

 

うらら

「オファーですか!?」

 

鷲尾

「内容は油絵画家の雷坂勇馬さんとの対談だよ。」

 

うらら

「雷坂勇馬!?」

 

鷲尾

「知ってるのかい!?」

 

うらら

「いえ、名前は聞いたことがありましたから。それで、日時は!?」

 

鷲尾

「今度の日曜日、先方が個展をやっている美術館で対談する予定だよ。」

 

うらら

「分かりました。」

 

 

日曜日

 

鷲尾マネージャーの車で、対談場所である美術館に着いていた。そこは雷坂勇馬氏の個展が開かれていた。

 

うらら

「ここが、対談場所の美術館ですか!?」

 

シロップ

「確かに雷坂勇馬の個展が開かれてるロプ。」

 

鷲尾

「それじゃあ、うららちゃん。終わったら連絡してね。」

 

うらら

「えっ、鷲尾さんは来ないんですか!?」

 

鷲尾

「僕は別の用事があるんだ。それじゃあ、またあとで。」

 

鷲尾は車を発進させた。うららとシロップは美術館に入館していく。そこには雷坂勇馬が待っていた。もちろん、シロップはシローになっていた。

 

勇馬

「お待ちしておりました、春日野うらら、いや、キュアレモネード。そして、シロップ。」

 

シロー

「なるほど、お前がパルミエの神聖獣の1体、ゴッドペガサスか。」

 

勇馬

「いかにも、僕が「愛情」を司る雷の神聖獣、ゴッドペガサスだよ。」

 

うらら

「どうして、あなたは私とシロップを選んだんですか!?」

 

勇馬

「君たちが僕の試練を乗り越えるのに相応しいか、試すためだよ。それは他の神聖獣たちも同じ理由だよ。」

 

シロー

「お前の試練を乗り越えれば、どうなる!?」

 

勇馬

「僕の試練を乗り越えれば、君たちは雷を操る一角獣のプリキュアとして復活する。」

 

うらら

「雷を操る一角獣のプリキュア、ですか!?」

 

勇馬

「それじゃ、早速始めるよ。」

 

パチン!! ドーン!!

 

勇馬が指を鳴らすと、雷が落ちてきた。そして、勇馬は本来のゴッドペガサスの姿になった。

 

シロー

「おい、こんなところで雷を落とすなよ。」

 

ペガサス

「こんなところ!? まだ気付かないかな、自分たちが今いるところが・・・。」

 

気づけば、周りが白くなっていた。そう、異空間に転送されてるかのように・・・。

 

うらら

「いつの間に・・・。」

 

ペガサス

「ほらほら、かわさないと、感電死するよ。」

 

その通りである。雷はどこに落ちるか分からないので、かわすしかない。

 

ペガサス

「さらに、雷流奥義・雷分身!!」

 

ペガサスは雷分身で無数に分身した。

 

ペガサス

「この中から本物の僕を見つけられるかな!?」

 

雷が落ちる中で、本物を見つけろと言うから、難易度がさらに高くなった。

 

うらら

「この中でどうやって探せば・・・。」

 

ポン!!

 

シローは元のシロップに戻ると、飛行形態になった。

 

シロップ

「考えるロプ、とにかく乗るロプ。」

 

うららに乗るように促した。

 

うらら

「分かった。」

 

うららが乗り込むと、シロップは飛んだ。

 

シロップ

「ロプー!!」

 

ペガサス

「ついでにもう1つ言っておくよ。僕の分身を下手に攻撃したら、高圧電流で感電するからね。」

 

うらら

「そんな!?」

 

シロップ

「迂闊に触れると危ないロプ!!」

 

ドーン!! ドーン!!

 

雷が次々と落ちて来る中を飛ぶシロップだが、状況は過酷だった。何しろ、雷が降る中で本物を見分けろというのだから・・・。その刹那、上空の雷鳴に気付かなかった。

 

ドーン!!

 

シロップ

「ロプー!!」

 

うらら

「シロップ!!」

 

シロップの翼に雷が掠ったのだ。そのため、バランスを崩して、墜落してしまった。

 

うらら

「シロップ、しっかりして、シロップ!!」

 

シロップ

「うららこそ、怪我はないかロプ。」

 

うらら

「私は大丈夫、シロップこそ、雷が掠ったじゃない。」

 

シロップ

「こんなの掠り傷ロプ!」

 

うらら

「シロップ、私のことをいつも思ってくれて、ありがとう。」

 

うららがシロップを抱く。

 

シロップ

「うららこそ、シロップを思ってくれて、ありがとうロプ。」

 

その時、石化して砕けたはずのうららのキュアモが光りだすと、黄色に彩られた一角獣型の変身ブレスに進化したのだ。

 

うらら

「キュアモが復活しました。」

 

ペガサス

「どうやら、僕の試練の本当の意図を理解したようだね。」

 

ペガサスは分身を解いて元の空間に戻すと、雷坂勇馬になり、うららとシロップの元にやってきて説明した。

 

シロップ

「ゴッドペガサス、これはいったい何だロプ!?」

 

シロップが一角獣型の変身ブレスを指す。

 

勇馬

「それは僕の試練を乗り越えた証として、君の新たな変身アイテム、ペガサスブレスさ。」

 

うらら

「ペガサスブレス!? それじゃあ!!」

 

勇馬

「試練は合格、使い方はキュアモと同じさ。ただし、変身するには君たちが心を1つにしなければならないんだ。」

 

うらら

「心を1つに、ですか!?」

 

勇馬

「そうだ、君たちが心を1つにすれば、誰にも負けないよ。さらに、雷を操る能力と僕の武器や技が使えるようになる。」

 

シロップ

「どういうことだロプ!?」

 

勇馬

「そのままの意味さ。それとシロップ、僕は君を「愛情の王子」として選び、鍛えさせてもらったよ。」

 

シロップ

「シロップが愛情の王子ロプ!?」

 

勇馬

「これからも頼むよ、うらら、シロップ!!」

 

うらら

「はい!!」

 

シロップ

「まだよく分からないけど、任せるロプ!!」

 

のぞみペア、りんペアに続き、うららペアも神聖獣の試練をクリアした。残すは2組・・・。

 

 

 




次回予告

うらら
「私もゴッドペガサスの試練を乗り越えました。」

のぞみ
「あとはこまちさんとかれんさんだけだね。」

りん
「私たちと同じく難易度の高い試練を受けてるんでしょうね。」

のぞみ
「楽しみだなぁ、こまちさんとかれんさん。」

りん
「聞いてないし・・・。」

のぞみ
「プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト、第40話「神聖獣の試練 こまちVSゴッドグリフォン」。見て見て見てね。」

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