プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト   作:千歳涼介

57 / 62
エピローグ 次の戦いへの序曲

数ヶ月後 都内某所

 

鳥羽家の結婚式の日

 

新郎控え室

 

タキシードを纏った甲平と健吾の姿があった。

 

甲平

「まさか、俺たちが義兄弟になる日が来るとはな・・・。」

 

健吾

「全くだ。年下の義兄(ぎけい)と年上の義弟(ぎてい)が誕生するとはね・・・。」

 

甲平

「義兄弟に歳は関係ねえだろ。」

 

健吾

「そうかもしれないな。ところで甲平、お前どうするんだ!? 日本に残るのか!?」

 

甲平

「俺はフランスに戻るよ。ソフィーと共に過ごすにはフランスの方がいいからな・・・。既にパリでの永住権も取得したしな・・・。」

 

健吾

「そうか・・・。」

 

義兄弟となったことに実感がわかない新郎2人である。

 

そこへ、マック、フリオ、李、博士が入ってくる。

 

博士

「まもなく時間だ。準備は出来てるか?」

 

甲平

「おう!!」

 

健吾

「無論です。」

 

甲平と健吾が立ちあがる。

 

 

新婦控え室

 

ウェディングドレスを纏ったソフィーとゆいの姿があった。

 

ゆい

「ねえ、ねえ、ソフィー姉さん。どうですか!?」

 

ソフィー

「すごく素敵よ。」

 

ゆい

「ソフィー姉さんも綺麗ですよ。」

 

ソフィー

「ありがとう。」

 

ゆい

「お兄ちゃんとソフィー姉さん、フランスに戻るんですか!?」

 

ソフィー

「そうよ。まあ、甲平は去年からフランスで過ごし始めたから・・・。」

 

ゆい

「ラブラブなんですね・・・。」

 

ソフィー

「お互いさまよ・・・。」

 

互いに顔が赤い新婦2人である。

 

そこへ、蘭が入ってくる。

 

蘭

「そろそろ時間よ、2人とも、準備はできてる?」

 

ソフィー

「もちろんよ。」

 

ゆい

「私もです。」

 

ソフィーとゆいが立ちあがる。

 

ソフィー

「蘭もいい加減結婚したら?」

 

ゆい

「フリオといい雰囲気でしょ」

 

蘭

「余計なお世話よ」

 

甲平とゆいが兄妹ということで、甲平・ソフィーと健吾・ゆいは義兄・義姉と義弟・義妹の関係となる。トランプとの戦いを終えた後、甲平とゆいはアメリカにいる両親にそれぞれ結婚することを報告し、ソフィーや健吾を紹介したところ、大変気に入ったようで、2組の結婚をあっさり認めたようだ。もちろん、甲平はソフィーの両親、ゆいは健吾の両親に挨拶を済ませている。まあ、成年に達しているので、親の同意なしに婚姻できるのだが・・・。

 

全ての準備を終え、鳥羽家の結婚式が盛大に行われた。甲平とソフィー、健吾とゆいの晴れ姿に招待客は大興奮だった。特に甲平の高校時代の級友たちから手荒く散々いじられたという。この時の4人は幸せの絶頂だった。新たな門出を迎えたのだから・・・・。

 

 

太平洋・幽鬼島

 

ザッコス

「そうか、トランプが壊滅したか!!」

 

グロノス

「ああ、プリキュアとビーファイターの間に軋轢を残してな。キングはDr.スピードっていう奴に裏切られて、薄汚ねえ生ゴミのように無様に焼却処分されたようだ。」

 

ギガロス

「プリキュアオールスターズも大半がビーファイターの裏切りで粛清されたと聞きました。」

 

ヘルゲロス

「その死んだ奴らは幽魔霊界から甦り、キュアマリスとしてビーファイターに復讐しようとしてますぜ。」

 

ゼドーサ

「ついに、私たちの出番と言うわけね。」

 

ゼデス

「皆、いよいよ我ら、ヘルダーク族の時代が来る。トランプとの協定に基づき、我らで地球征服を成し遂げるのだ!!」

 

ザッコス・グロノス・ゼドーサ・ヘルゲロス・ギガロス

「おおーっ!!」

 

 

同じ頃 某所の古城

 

内部はかなり廃れた様子であり、そこにはDr.スピード・ブリッジ・アマゾンの3人がいた。

 

ブリッジ

「Dr.スピード。こんな城に来て、どうしたんですか?何もなさそうですけど・・・。」

 

Dr.スピード

「忘れたわけではあるまい。この地球が奴に、マーズファルコンにブレイジングバッファローへの合体の力を与えたことがどうも気になるんだ。まるで地球そのものがビーファイターやプリキュアよりも、奴に助けを求めているような気がしてならない・・・。」

 

Dr.スピードは、地球上に眠る大自然の力がマーズファルコンにブレイジングバッファローへの合体の力を与えた事に疑問を抱いているようだった。

 

Dr.スピード

「それが何なのかを知りたくてな・・・。ある資料から、この城の存在を知ったんだ。ここは、パルミエ王国がこの世界に作った城だ・・・。」

 

アマゾン

「パルミエ王国がこの世界に作った城?」

 

Dr.スピード

「その通りだ。そして、ここは当時の国王の部屋だ。あそこに王座がある・・・。」

 

Dr.スピードの指した方向には、王座らしき場所があり、その後ろの壁には王国の紋章が彫られたレリーフが飾られていた。

 

Dr.スピード

「ブリッジ、あのレリーフを取り外してみろ。」

 

ブリッジ

「え?あのレリーフをですか・・・?」

 

ブリッジは言われた通りにそのレリーフを壁から外した。

 

ブリッジ

「見た感じ、ただのレリーフにしか見えませんけど・・・。」

 

Dr.スピード

「ブリッジ、どこを見ている?お前が見ているのはレリーフの表だけだ。裏側を見てみろ・・・。」

 

ブリッジはレリーフの裏側を見ると、それをDr.スピードとアマゾンに見せた。レリーフの裏側には、何かの文字が彫られていた。

 

アマゾン

「何か彫られていますね。見た事もない文字・・・。パルミエ王国の古代文字でしょうか?」

 

Dr.スピード

「『全てのパラレルワールドを歪ませる悪魔の呪いをこの城に永遠に封じる』。そう書かれている・・・。」

 

ブリッジ

「読めるんですか、こんな訳の分からない文字・・・。一体、『全てのパラレルワールドを歪ませる悪魔の呪い』って・・・。」

 

Dr.スピード

「この城に何かが隠されている筈だ。パルミエ王国がこの世界に来た時、その呪いとやらをこの城に・・・。」

 

アマゾン

「それは何処に?」

 

Dr.スピードは部屋を見回していると、1ヶ所だけ形が違う壁の模様を見つけた。

 

Dr.スピード

「ブリッジ、そのレリーフをあの壁の模様に填めてみろ。1ヶ所だけ形が違う壁の模様だ。」

 

Dr.スピードはその壁の模様に指す。

 

ブリッジ

「あれか・・・?こいつをここに填めるんですか?」

 

ブリッジは指示通りにレリーフを1ヶ所だけ形の違う壁の模様に填め込んだ。すると、突如部屋が揺れ始め、レリーフを填めた壁が崩れ出した!

 

ブリッジ

「これは・・・?」

 

崩れた壁の中に、燃え盛る炎に7色の目玉が縦一列に浮かび上がったような不気味な盾があった。

 

アマゾン

「これって盾かしら?」

 

ブリッジ

「何だか、脆そうな盾だな・・・。」

 

Dr.スピードは盾が設置されている台座にも文字が彫られているのを確認し、その文字に目を通した。

 

Dr.スピード

「不滅の盾・・・。これは「不滅の盾」と呼ばれる物らしい・・・。」

 

ブリッジ

「しかし、この盾に何の呪いが?」

 

Dr.スピード

「気になって仕方がない・・・。こいつを持ち帰って、調べる必要がある。」

 

トランプとの戦いを終えたプリキュアとビーファイター。しかし、次なる敵が既に動き始めてることは、この時はまだ知らない・・・。

 

博士

「どうも気になるな。あの戦士。一体何者なんだ?」

 

プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト Fin

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。