プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト 作:千歳涼介
ビートルベース 指令室
トランプ四天王のクラブ、ダイヤの実力を身を持って思い知らされた甲平たちはフリオ、李、ソフィーを招集して討議していた。
マック
「奴らの実力は予想以上だ。クラブはサイボーグ、ダイヤはクリスタルを使った攻守に優れている。」
甲平
「クラブ、ダイヤと来て、残りは謎のままだろ。」
健吾
「うん、四天王というから4人のはずだからね。」
ソフィー
「次は誰が来るのか、まったくもって予想がつかないわ。」
李
「クラブかダイヤなら、対処法が分かるが、新手なら対処しようがないね。」
蘭
「それに、トランプは四天王だけとは限らないし、四天王以上の実力者がいるなら、事態はさらに深刻になるわ。」
フリオ
「それが上層部の者なら、なおさらだね。」
博士
「とにかく、奴らに関する情報が少ない。もっと情報を集めなければならない。それに、プリキュアたちの実力も未知数だ。もしかしたら、我々の想像を遥かに超えた力をもっているかもしれん。」
甲平・健吾・蘭・マック・フリオ・李・ソフィー
「・・・・・。」
そこへ、ゆいが入ってきた。
ゆい
「みんな、お茶が入りましたよ。」
甲平
「ゆい、お前、緊張感がねえのかよ。」
博士
「まあいいじゃないか。ゆいちゃんにはゆいちゃんのできることをやってもらっているんだからな。」
蘭
「そうよ。ゆいちゃんのサポートがなかったら、甲平、高校卒業もなかったかもしれなかったんだから、少しは感謝しなさいよ。」
甲平
「ちぇ、分かってるよ。」
ナッツハウス
プリキュアメンバーが集結していた。
のぞみ
「ダイヤ!? ダイヤモンドのこと!?」
ドテーン!!
いきなりののぞみのボケに一同がずっこけた。
なぎさ
「違う、トランプ四天王のダイヤよ。」
りん
「はぁ~。どうしてあんたはいつもこうなのよ。」
ほのか
「とにかく、話を続けるわね。そのダイヤの攻守は主にクリスタルを使用しているの。」
かれん
「クリスタルか。鏡の国を思い出すわね。」
こまち
「でも、クリスタルを攻守に使うなんて、かなりの難敵よ。」
うらら
「そうですね。」
ひかり
「しかし、クリスタルシールドは超硬度を誇るとダイヤは言ってましたが、ビーファイターの皆さんの総攻撃で破れました。」
咲
「ねえ、ビーファイターって、結局のところ、強いのかな!?」
舞
「咲!?」
咲
「だって、見たこともない武器や飛行機でトランプをやっつけたんだよ。」
舞
「飛行機というよりは、戦闘機だけどね。」
ラブ
「じゃあさ、ビーファイターと戦ってみようよ。」
美希・祈里・せつな
「えっ!?」
つぼみ
「戦うって、ビーファイターの皆さんと私たちがですか!?」
えりか
「嫌だよ、虫と戦うなんて。」
なお
「私も、虫は大の苦手なのよ。」
れいか
「お2人とも、ビーファイターの皆さんは昆虫の戦士なんですよ。失礼ではありませんか!?」
いつき
「そうだよ、えりか。こんなことじゃ、先が思いやられるよ。」
あかね
「せや、せや。なおもこのままやとトランプには勝たれへんで。」
えりか
「いつき、何それ!?」
なお
「どういう意味なの!?」
やよい
「つ、つまり、これからビーファイターと共に戦う機会も多くなるから、今のうちに克服しないと、まずいんじゃないんかなと思って。」
アコ
「情けない。」
響
「ア、アコ!?」
アコ
「ビーファイター相手に怖がってるようじゃ、トランプには勝てないわ。」
えりか・なお
「・・・・・。」
ゆり
「それで、えりかはどうするの!?」
えりか
「やるっしゅ。ビーファイターに虫が苦手だと思われるのはいやだよ。」
みゆき
「なおちゃんはどうなの!?」
なお
「やってやろうじゃないか。」
エレン
「決まりね。」
奏
「でも、ビーファイターのみんなって、普段はどこにいるの!?」
ラブ
「基地みたいなのにいけばいいんだよ。」
美希
「ちょっとラブ、簡単に言うけど、その基地がどこにあるのよ!?」
ラブ
「そこはせつなのアカルンがあるでしょ。」
全員
「あっ・・・。」
ラブ
「せつな。」
せつな
「ええ。みんな、私の周りに。」
そう、これからアカルンの力で瞬間移動するのだ。しかし、28人と妖精18匹がいたのではさすがに窮屈になるが、それはさて置こう。もちろん、行き先は・・・。
せつな
「ビーファイターの基地の指令室に。」
その瞬間、全員がナッツハウスから消えた。
ビートルベース 指令室
甲平たちが考え込んでいた。そこへ・・・。
パッ!!
プリキュアたちが現れた。
博士
「な、何事だ!?」
マック
「What's happen!?」
甲平
「急に現れやがった。」
健吾
「いったいどうやってここに!?」
蘭
「信じられないわ。」
突然の出現に混乱しているようだ。
ビット
「たぶん、瞬間移動してきたんだよ。」
ソフィー
「そんなことできるの!?」
ビット
「でも、それしか考えられないよ。」
李
「確かに普通の人ならありえないね。」
フリオ
「もしかして、君たち全員がプリキュアなのか!?」
のぞみ
「そうだよ。私たちみんながプリキュアだよ。」
りん
「ちょっと、のぞみ。」
博士
「君たちがプリキュアか。ちょうど今、君たちの話題をしてたところだったんだ。」
えりか
「おじさんたち、誰なの!?」
博士
「おじさんとは失礼だろ!! 私はビーファイターの司令官でこのビートルベースの責任者の小山内勝博士だ。」
甲平
「自己紹介がまだだったな。俺は鳥羽甲平、ビーファイターカブトだ。」
健吾
「俺は橘健吾、ビーファイタークワガーだ。」
蘭
「私は鮎川蘭、ビーファイターテントウよ。」
マック
「僕はマック・ウィンディ、ビーファイターヤンマだ。」
フリオ
「僕はフリオ・リベラ、ビーファイターゲンジだ。」
李
「私は李文(リー・ウェン)、ビーファイターミンだよ。」
ソフィー
「私はソフィー・ヴィルヌーブ、ビーファイターアゲハよ。」
ゆい
「私は鳥羽ゆい、ビーファイターのマネージャーです。」
甲平
「そして、俺の妹だ。」
のぞみ
「えーっ!!」
うらら
「えーっ!!」
りん
「こらこら、あんたたちはそれかい!?」
ビット
「そして、僕はビット、ビーファイターのサポートをやってるんだ。」
りん
「何か喋った!?」
ビット
「失礼だな。僕は人工生命体なんだよ。」
甲平
「これでこっちの紹介は済んだぜ。じゃあ教えてもらうぜ、おまえらがこのビートルベースに来た目的をな。」
ラブ
「それは、ビーファイターのみんなと戦いたいからだよ。」
甲平
「俺たちと戦う!? それは、俺たちビーファイターとお前らプリキュアで模擬戦をやるってことか!?」
ラブ
「そうだよ。」
博士
「確かに君たちの能力は未知数だしな、これは見てみたいな。」
甲平
「ちょうどいいじゃねえか。こっちも俺たちの実力をお前らに思い知らせてやりてえと思ってたとこだ。ついてこい。」
一行は訓練場に向かった。
訓練場
甲平
「ここならいいだろ。それじゃあ、早速行くぜ。」
各自、変身アイテムを取りだす。
甲平・健吾・蘭・マック・フリオ・李・ソフィー
「超重甲!」
なぎさ・ほのか
「デュアル・オーロラ・ウェイヴ!」
ひかり
「ルミナス・シャイニングストリーム!」
咲・舞
「デュアル・スピリチュアル・パワー!」
のぞみ・りん・うらら・こまち・かれん
「プリキュア・メタモルフォーゼ!」
くるみ
「スカイローズ・トランスレイト!」
ラブ・美希・祈里・せつな
「チェインジ・プリキュア・ビートアップ!」
つぼみ・えりか・いつき・ゆり
「プリキュア! オープン・マイ・ハート!」
響・奏・エレン・アコ
「レッツプレイ! プリキュア・モジュレーション!」
みゆき・あかね・やよい・なお・れいか
「プリキュア・スマイルチャージ!」
各自が変身を遂げる。
カブト
「ビーファイターカブト!」
クワガー
「ビーファイタークワガー!」
テントウ
「ビーファイターテントウ!」
ヤンマ
「ビーファイターヤンマ!」
ゲンジ
「ビーファイターゲンジ!」
ミン
「ビーファイターミン!」
アゲハ
「ビーファイターアゲハ!」
ブラック
「光の使者、キュアブラック!」
ホワイト
「光の使者、キュアホワイト!」
ルミナス
「輝く命、シャイニールミナス!」
ブルーム
「輝く金の花、キュアブルーム!」
イーグレット
「煌めく銀の翼、キュアイーグレット!」
ドリーム
「大いなる希望の力、キュアドリーム!」
ルージュ
「情熱の赤い炎、キュアルージュ!」
レモネード
「はじけるレモンの香り、キュアレモネード!」
ミント
「安らぎの緑の大地、キュアミント!」
アクア
「知性の青き泉、キュアアクア!」
ローズ
「青い薔薇は秘密のしるし、ミルキィローズ!」
ピーチ
「ピンクのハートは愛ある印、もぎたてフレッシュ、キュアピーチ!」
ベリー
「ブルーのハートは希望の印、つみたてフレッシュ、キュアベリー!」
パイン
「イエローハートは祈りの印、とれたてフレッシュ、キュアパイン!」
パッション
「真っ赤なハートは幸せの証、熟れたてフレッシュ、キュアパッション!」
ブロッサム
「大地に咲く一輪の花、キュアブロッサム!」
マリン
「海風に揺れる一輪の花、キュアマリン!」
サンシャイン
「陽の光浴びる一輪の花、キュアサンシャイン!」
ムーンライト
「月光に冴える一輪の花、キュアムーンライト!」
メロディ
「爪弾くは荒ぶる調べ! キュアメロディ!」
リズム
「爪弾くはたおやかな調べ! キュアリズム!」
ビート
「爪弾くは魂の調べ! キュアビート!」
ミューズ
「爪弾くは女神の調べ! キュアミューズ!」
ハッピー
「キラキラ輝く未来の光! キュアハッピー!」
サニー
「太陽サンサン 熱血パワー! キュアサニー!」
ピース
「ピカピカぴかりん じゃんけんポン♪ キュアピース!」
マーチ
「勇気リンリン直球勝負! キュアマーチ!」
ビューティ
「しんしんと降り積もる清き心! キュアビューティ!」
全員
「全員集合! プリキュアオールスターズ!」
こうして、ビーファイターとプリキュアオールスターズが勢ぞろいしたのだ。
テントウ
「よくこんなにいたもんね。」
ゲンジ
「全員揃うとこんなにもなるのか。」
ヤンマ
「それは今、置いておこう。」
ミン
「ところで、君たちのチームはいくつあるね!?」
ホワイト
「7チームよ。」
カブト
「それじゃあ、1チームにつき、俺たちは1人ずつ相手をする。悪いけど、手加減はしないぜ。」
クワガー
「そして、どちらかが変身解除となった時点で終了とする。」
アゲハ
「それでいいよね!?」
ブラック
「望むところよ。最初は私たちが相手よ。」
ホワイト
「ルミナス。」
ルミナス
「分かりました。」
ブラック
「そっちは誰が来るの!?」
カブト
「俺だ。」
Round1はカブトとMH組の組み合わせとなった。
カブト
「早速だが、先制攻撃だ。」
カブトはそういうと、インプットカードガンを取りだした。
カブト
「アタックビーム!」
ドカーン!!
カブトの先制攻撃はかわされた。これに当たるようでは、アウトである。
ブラック・ホワイト
「はぁぁぁぁ!」
ルミナス
「ブラック、ホワイト、そんなに接近したら、さっきの攻撃が当たり易くなります。」
そう、カブト相手に接近戦に持ち込む気だろうが、そうは問屋が卸さない。カブトは素早くカードを取り替えていた。
カブト
「ジャミングビーム!」
接近しすぎたのか、ジャミングビームの餌食にあってしまった。さらに、ルミナスにまで直撃した。
ブラック
「あ、頭が痛い。」
ホワイト
「それに、クラクラする。」
ルミナス
「苦しいです。」
メップル
「これは、やばいメポ!」
ミップル
「早く離脱した方がいいミポ!」
ポルン
「ルミナス、しっかりするポポ!」
ジャミングビームを浴び、すっかり混乱したMH組。しかし、カブトの攻撃はまだ終わっていなかった。インプットカードガンにトンボウガンを合体させた。
カブト
「トンボウガン!」
MH組を正確に撃っていた。本人たちもかわしていたが、それが精一杯だった。
ブラック
「このままではやられるわ。」
ホワイト
「エキストリーム・ルミナリオよ。」
ルミナス
「分かりました。」
MH組が技の構えに入ろうとした頃、カブトは・・・。
カブト
「(何か思いついたな。)そうはさせねえぞ。そうそう隙を与えるかよ。」
カブトはさらにブライトポインター、セミッションマガジンをインプットカードガンに合体させ、インプットライフルを完成させた。
カブト
「インプットライフル!」
ブラック
「何、あの銃、ありえな~い!?」
ホワイト
「あんなの受けたら、一巻の終わりよ。」
カブト
「カブトニックバスター!」
カブトの強力な一撃が、MH組に迫る。
ドカーン!!
ブラック・ホワイト・ルミナス
「キャー!!」
MH組は吹き飛ばされてしまった上に戦闘不能になってしまった。
ブラック
「なんて破壊力よ。死ぬかと思ったわ。」
ホワイト
「今回は完敗ね。」
ルミナス
「隙を突かれましたからね。」
カブト
「今回は俺の勝ちにしといてやる。悔しかったら、這い上がってこい。いつでも相手になるぜ。」
ブラック
「そうさせてもらうわよ。」
Round1はカブトの圧倒的な戦闘力の勝利に終わった。次のRound2ではどんな戦いが待っているのだろうか?
次回予告
博士
「カブトの圧倒的な戦闘力の前に戦慄を覚えたMH組。その仇を取るべく出陣するSS組の前に立ちはだかるのは、2番手・クワガー。精霊の力と参謀格の頭脳の戦い、その結末はいかに!? プリキュアオールスターズVSビーファイターカブト、第5話「Round2 クワガーVSスプラッシュスター」!! これは楽しみだ。」