テイルズ・オブ・ザ・レディアントマイソロジー3・闇は破滅か救世か? 作:にゃはっふー
すいません、言うしか出せる術が無いので。
裏でクイッキーなどがスマホでツヴァイウィングの歌聴いてます。
看板で傷が癒えたカノンノは、すぐに彼の元に来る。
「リュウ、薬草ありがとう♪」
「・・・」
なにも言わないが、貴重な薬草を持ってきたのは彼だと、だいたいの人間は確証しているし、なにより、ジェイドは何故かにやにやしている。その理由が分かるため、不愉快極まりない。
そんな雰囲気を無視するように、アンジュに尋ねた。
「それで、いまからなにするんだ?」
「貴方がいない時に話し合ったことなんだけど、ラザリス。彼女の存在を調べるために、こっちも色々手を尽くしたの。それでまずは、この世界と共に生まれた精霊に尋ねることにした。これは貴方もそうね」
「だけど、精霊は世界が生まれてからで、精霊が生まれる前。つまり、生まれる前でのラザリスとこの世界の関係は知らないのよ」
リタはハロルドと共に装置を設置しながら、説明し始める。
「だけどセレシウスの話じゃ、創世、この世界から色々世界から話を聞いたって言う『ヒトの祖』と言う存在がいるの」
「んで、その存在の情報が眠る遺跡、天空にある宮殿『ヴェラトローパ』って遺跡に出向きたいの」
だけどと付け加えるハロルド。リタは静かに、
「ヴェラトローパは非物質の存在なのよ」
「・・・存在しない、てか、有る時空間が違うのか?」
「ほぼ正解。よく分かるわね」
リタはにやと笑い、後ろに控える何人かか?が浮かんだり、理解できない顔をする。それにあーと頭をかく。
「つまりヴェラトローパは普段、紙の中にある遺跡ってことだ。紙の中に入れないだろ? 普通」
「おおっ、さすが異世界人。以外とわかりやすい例えね」
「いま私達はしてるのは、その紙の中にあるヴェラトローパを、この世界に取り出すようなものって思って」
なんとなくわかり始めたりし出すメンバーを無視しながら、リタはリュウを呼び、物を運ばせたりし出す。
そして、
「それじゃ、いまからヴェラトローパをこの空間に呼び出すわよ~」
「リュウ、そのレバーを引いて」
「・・・はいはい」
リュウがレバーを引く。
――――――――――――――――
「・・・・・・・・・・・リタ?」
「触媒が足りないのかしら? 手伝ってリュウ」
「へーい」
「ん~それじゃ」
がちゃがちゃとし始める様子に、カノンノもセレナも心配そうにしていると、
「ん? 誰か尋ねてくるぞ」
「えっ」
その時、バンエルティア号に一人の影が、それに何名かが驚く。
「げっ、フレン」
「フレン!?」
「フレン隊長」
それはガルバンゾ国の騎士、フレンであった。
「エステリーゼ様、アスベル、ユーリ」
「ん、待て」
「「「えっ」」」
なにかしらの再会に、リュウが横やりを入れた。
空を見ながら、静かに、
「・・・なんで空から困惑と驚愕の感情が聞こえる?」
『えっ?』
その時、空から飛来する人影を見つける。チェスターなどの弓兵を得意とする者達。それにおいおいと慌て出す。
「誰か急いでチャットにッ」
「分かった!!」
「!? いや、ここに落ちるぞ」
「!」
そして四人の人影は、フレンの上に落ちてきた。
しばらく全員が固まるが、それを無視するリタとハロルドは、装置の調整をしていて、ともかく、
「・・・異世界人か?」
「空からだから・・・たぶん」
「あっはは・・・」
カイル、リアラ、ロニ、ジューダスの四人は、ある凶悪な男と交戦中にこの世界に呼び込んでしまったらしい。
元の世界に戻すために色々と調べたりするが、いますぐは無理と学者組の意見であり、カイル達本人達も、この世界の異変優先で構わないとのことで、一度保留。
ただ、カイル達と交戦していた凶人に対して、どうなったか不明なのが気がかりである。
「で、リタ次の資料は?」
「ん~んじゃ」
リュウは学者組と共に色々調べ物したり、飯を運んだりしている。
そこに、カノンノ、セレナ、ユーリ、すずが帰ってきた。
「お、お帰り」
「ただいま」
「ただいまリュウ。そっちはどう?」
「リタやハロルドが息詰まってるな。なにぶん、本来は存在しないもんに関わろうとしてるから、手がかり一つ無い。そっちは?」
「ヘーゼル村の方々、ティトレイさん達がいた村の方が、砂漠を越えて移動するするため、危険な魔物を討伐しました」
「そうか・・・サレを始め、帝国は労働力確保で村からヒトを連れて行くって聞いてたから、それがか」
ユーリは胸くそ悪そうにああと言い、リュウはすずの頭を撫でる。恥ずかしそうにするすずに対して、無視する。
「資料渡しのついでに、クレアに見てもらってるデザートも持ってくから、お前らも食え。んじゃな」
「「デザートっ♪♪」」
リュウのデザートは元は異世界、しかも異文化が混ざり、色々な発想などで高まった美味しい物ばかりのため、女性達にとって魅惑の一品と言われる物ばかりで、カノンノとセレナは頬をほころばす。
この世界流にアレンジしているが、それでも、いままで食べたことのない絶品で、みんなが時折頼み込んでいるが、たいてい彼は嫌な顔をする。
「なんで、いつも嫌な顔するんだ?」
ユーリが肩に手を回して聞くと、
「・・・脂肪が~ぜい肉が~って、真夜中聞こえるんだ・・・」
「あー・・・分かったすまん」
不満の声も聞こえることが分かり、それにもの凄く嫌な顔をするユーリ。
聞こえなくてもかなり内容が凄まじいことだけは分かるのに、実際聞こえるとなると、ストレスが半端ないのは分かってしまう。
「悪いわね、荷物運び頼んで」
「いやいいさ、俺も用事があるがある」
「そう」
リタの荷物持ちのため、町に下りる二人。とりあえずどうするか考えてから、リタは一人で問題ないと聞いているので、離れて、情報屋へと向かう。
「あいよ、なににする?」
「『赤い羽根、風の骨一本』」
「・・・裏に回りな」
合い言葉と共に、裏に回る。しばらく地下室で持つと、情報屋が現れる。
「黒剣士さんだね、こうして会うのは始めましてだね」
「黒剣士? ああ」
黒い闘気を纏い、色々やらかしているため、そんな名が付いたのだろうと判断する。そう思いながら、若い女性が静かに向かいの席に座るが、けして座らず、用件だけ聞くことにする。
「欲しい情報はいつもの定義の物だけでいい」
「あいよ。風景情報、行方不明少女情報、暁の従者情報、帝国情報だね。暁と帝国は高いよ?」
「問題ない、それと、少女の方は分かったから今後は仕入れなくっていい。これが報奨金、足りない分は言え」
「はいはい」
情報に目を通しながら、しばらく考える。
(まずカノンノの風景画の景色は存在する場所はないか。暁の従者は、まあ少しは改め始めてる節があるか、それはいいとして帝国か)
やはり色々と面倒だとしか言えない。いまだに星晶の独占を行い、侵略行為やそれらしい政治行動。頭が痛い。
一部、それに反発している派閥があるが、
「ああそれ、お得意さんで言うけど、反発派は期待できないよ」
「そうなのか?」
「ん~できないとかじゃなくって、うまくチャンスができないってのが正解かな。反発派が祭り上げようとしてる王族、母方が一般人でね」
「・・・王族って嫌い」
「同感。だけど娘さん、騎士として教育受けてるんだけど、やっぱり駆け引きとかがね・・・上に立つ者としての経験が無いんだよ」
「それを祭り上げるって・・・善意じゃねぇな」
「その通り。ただ自分の発言を強くしたい奴しか周りにいないから、本当に国のこと考えてるその騎士のお姫様や、その周りの人がうまく動けない。結果変わらない」
指を鳴らし、さすがお得意さんと言う情報屋。リュウは呆れながら書類を見る。
「そう言えば、灯火に、か~な~り怒りの矛先向けてるよ。ラズベリーがね」
「・・・ご忠告どうも」
警告情報としてガルドが入った袋を置いて去る。
「まいどあり~大佐にもよろしく言っておいて~♪」
それには振り向かず、手を振るだけにしておく。
リタに頼まれた資料色々持って帰ると、人手が増えてる。
そんな船の中で、荷物を運び終えてから、その若手と知り合いが尋ねる。
「おおっ♪♪ これは新型の計測器じゃないか♪ 凄いな」
「だろ~」
「ルーク彼は?」
「俺はガイ、ルークの家の使用人だ。こんな物まで仕入れるなんてな」
「それでも前に行くか分からないんだよな」
「そうなのかい?」
もう一人の王族、放浪の騎士として活動していたウッドロウ。その側にチェルシーと言う、弓矢使いがいる。
「元々この次元に無い物の情報だ、どう足掻いても難しいし、ほぼ個人の研究だ。まあ、頭と資材はそれなりに高くても難しい」
「うむ、そうだね」
考え込むウッドロウ。チェルシーは挨拶を交わして、胸を張る。
そしてソフィが現れ、子供の会なるものに引っ張られていく。
しばらくリタの研究に振り回されたりするリュウ。それでも進展がない。
「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁもう、ヴェラトローパのドクメントがあれば、進展するのにッ」
「無い物ねだりするな、ヒトの祖が眠る遺跡の欠片なんてもん、それこそ探し出せるかどうかだ」
「分かってるッ、分かってるけどね!!」
「荒れてるわね」
ハロルドはそう言い、リタは書類や計測器などいじる。その様子にやれやれと思いながら、寝間着などリタの世話係になっていた。
と、
「あーそう言えば最近、カノンノの絵やセレナの頼み聞いてねぇな・・・少し外れるわ」
「はーい、ついでに戻るとき、片手で食べられるものとかお願い~」
ハロルドにそう言われ、研究室から着替え類をリリスに渡しながら、セレナ達の居場所聞く。セレナは依頼で外出していて、カノンノがいまいるらしい。
「カノンノ」
「あっ、リュウ。お疲れさま、いまのところは」
「やっぱ先に進まない。スケッチの絵最近見てないだろ」
「・・・」
「? どうした」
急に黙り込むカノンノ、そう聞かれてすぐに手を振る。
「う、ううん。見てくれるって約束、覚えててくれてたんだな~って驚いて」
「そうかい」
セレナの歌聴く時もこうかなと思いながら、看板でスケッチブックの景色を見る二人に、セレシウスがこちらを見ている。
「セレシウスか」
「貴方達、なにしてるの?」
セレシウスとリヒターはけしてリュウに警戒を解かないものの、けして剣を向ける気は無い様子であった。
「ああ、カノンノが絵が趣味でな。見てくれる暇人とかが俺くらいだから見てる。カノンノ、セレシウスも見せても良いんじゃないか?」
「あっ、そっか。セレシウス、この世界に、こういった風景あるかな?」
そう言われ、セレシウスもスケッチを見るが、見たことないらしい。
それを言われ、そうなんだと落ち込むカノンノ。
カノンノの中では、これはなんとなくだが、実際ある風景として見ているため、それは少し、残念らしい。
「やっぱり妄想なのかな・・・」
「そう言うな、それでもお前の中じゃ本物だろ? にして・・・」
その時、リュウの言葉が止まる。
「・・・はっ?」
「? どうしたの?」
「どうしたじゃないっ、なん、で・・・」
その絵の中にある、カラフルな物は、
「ノイズ!? いや、なんでノイズをこうも精巧に書いてるんだカノンノ!?」
「のいず? えっと、それはたまたま書いた」
「違う!! これは俺の世界のノイズだっ。いや、なんか違う・・・」
ノイズと呼ばれるのは情報でしか伝えていない。スマホなどでもちゃんとした姿は無いため見せていない。
だが、まだ回線があったネカフェ生活中、リュウはノイズを見たこと有る。まさにそれだが、まるで空間に浮いているそれに、驚いていると、
「!? これは」
セレシウスも驚き、一枚の絵を取る。
「これはヴェラトローパ!? ヒトの祖が眠る神殿!?」
「!?!!?!?」
緊急会議が行われ、カノンノの二枚の絵がテーブルに置かれる。
一枚は、空間に漂う、カラフルな物体が浮いている空間の絵。
一枚は、何かの球体のような、不思議な絵。
前者はノイズなる、異世界の謎の厄災。後者はヒトの祖が眠る遺跡、ヴェラトローパである。
「ノイズって、間違いないの?」
「ああ、俺の世界の危険物だ。だがいまはそれより」
「ヴェラトローパの方よね・・・」
リタは考え込む中、戸惑うカノンノ。しばらく考え込みながら、
「カノンノ、貴方のドクメントを少し見せて」
「えっ、う、うん。いいよ」
リタがドクメント、形有る有を有たるモノの証。リュウからすればDNAのようなものを視覚化する魔術を使うと、学者達は驚く。
「? リタ」
「ハロルド、貴方のドクメントと比べるわ」
そう言い、ハロルドが頷くのを確認してから、展開する。
輪のように囲むそれに、素人でも分かる違いがある。カノンノの頭上のドクメントと、ハロルドのドクメントが違う。
その時セレシウスが手をかざす。しばらく沈黙してから、
「感じる、彼女からヴェラトローパを。どうして彼女の中に?」
「だとしたら、カノンノからヴェラトローパのドクメントを取り出せる・・・いやダメ、これ以上ドクメントの展開は危険だわ」
それを聞くが、カノンノは、
「ううん、お願い、リタ」
「・・・」
「ヴェラトローパを出現させるのに必要なんでしょ」
決意するカノンノに、リタは少し考えるが、だが、
「待て、もっと簡単に取り出せる」
「えっ」
その時、黒い闇を纏い、目と髪を変化させるリュウ。
「カノンノ、ヴェラトローパのドクメントをセレシウスのように感じ取れるか?」
「えっと・・・」
「セレシウス、手伝えないか?」
「・・・分かったわ、いまは貴方に従う。けど、なにする気?」
「カノンノ、ヴェラトローパのドクメントに、何か不満、負を向けろ」
「えっと・・・」
「なんでもいいから、早く」
そう言われ、静かにセレシウスが手を握り、カノンノは目を瞑る。
そして、
「これ・・・いや、これか」
そう言い、闇が腕にとりつく。静かにカノンノのドクメントの側に向け、そこから闇が吹き出し、そこからドクメントを簡単に引き出す。
「これは」
「!? リタ、それがヴェラトローパのドクメントよ」
「早くコピーしろ」
「分かったわ」
急いでコピーし終え、可視化を解除する。カノンノは少し疲れたようにふーと息を整え、リタは冷や汗をぬぐう。
「あんたいまの」
「俺は負の声を聞く、もしかしたらと思ってな」
「そうか、あんたの能力で、ヴェラトローパのドクメントを声に乗せてあんたに引き寄せた・・・なら、あんたの声を聞く能力ってのは」
リタがぶつぶつ言い始め、ハロルドもピンッとひらめいた。
「リュウの声を聞くのは、ドクメントから勝手にコピーか、もしくば引き出した情報を処理した結果なのかもね。それなら生き物、心ある命から全ての負の情報を得ることは可能だわ」
「そうか、リュウの負の声は、見えないドクメントから勝手に読み上げた結果・・・リュウの声の正体は、ドクメントの干渉および解読なのね!!」
それを聞き、学者達が騒ぎ出す。それもそうだ、リュウはドクメントの干渉なぞ、安易に出来るのだから当然だと、リタは言う。
「本来、回復、呪いと言った行為は、ドクメントに干渉して起きる現象。だけどそのための準備がある。だけどリュウはそんな肯定を無視してできる。今回はヴェラトローパの情報を乗せた負のドクメントを、リュウが引き出したから、カノンノに負荷がかからなかった」
「結構な荒技だけど、なんでできるって思ったの?」
「負にも種類があるからな、もしかすればヴェラトローパと言う情報を負として捉えれば、引きずり出せるか? って思って」
「そうならそうと早く言いなさい!! それならもっと早くしてたわよ!!」
リタにそう怒られる光景を見ながらも、カノンノは少しだけ複雑そうにしている。
その様子にハロルドは、
「そう言えば、カノンノ。あんたヴェラトローパの負になに混ぜたの?」
「ん? そう言えば、初めて意図的に負を読み込もうとしたからか、分からなかったな」
「え、えっと、なんでもいいでしょっ。リュウのバカっ」
「解せぬッ」
ジュジィスはその光景にくすくすと微笑みながら、レイヴンはおっや~と言う顔をしていた。
「これは青春かね」
「そうね、リタばかりにリュウが構ってるから、セレナも含めて、何か不機嫌だったもの・・・もしかしてヴェラトローパの負は」
取り出す際、終始リュウとリタを見ていたカノンノ。何名か気づいてほほえましく見ているのだった。
「後方のジャンケン組無視したい」
「遊びに行くんじゃないんだぞ・・・」
「あらあら」
リタとハロルドは機材整備のために残り、他はジャンケンしていまメンバー参加している最中。
何故か燃えているのは、カノンノとセレナだった。
「勝ったっ」
「ううっ~」
「カノンノ、荒技だからってドクメント視覚化してたんだから大人しく休めよ」
「は~い・・・」
嬉しそうに剣を振るセレナ、準備万端である。
そしてかなり高い上空に来ると、シンクが驚く。
「ヴェラトローパって空にあるの!?」
「だろうな、それに別次元空間にあるから、誰にも知られず、侵入されずってことだ。なにあるか分からないな。キール平気か?」
「考古学分野、それに、物から情報を読みとれるジュジィスが居なきゃいけないからな。足は引っ張らないよ」
「それでも、頼りにしてるわね。リュウ」
「うんっ、お願いねリュウ」
セレナにそう言われて、へいへいほ~と言うリュウ。そして、
「ヴェラトローパのドクメントが反応してる、それじゃ、出現させるわよ」
「おう」
「うんっ」
「ああ」
「ええ」
進行組四人の返事と共に、機材は機動。
空間から現れるヴェラトローパに驚くと共に、天空の宮殿に足を踏み込む。
オリジナル要素、さてと・・・
・・・シンフォギアが出せません。出てきた情報屋とか誰でしょうね。
それでは、お読みいただきありがとうございます。