テイルズ・オブ・ザ・レディアントマイソロジー3・闇は破滅か救世か? 作:にゃはっふー
塩水晶確保してしばらく、他の物について話し合いが行われる。
「まず残念なお知らせよ、リュウが言った通り、用意するべき品物は全て絶滅種である可能性が有力であると言うことが分かったわ」
リタの言葉に、全てにこの世から無くなっている物と知り、ざわめくがハロルドが静粛にと言い、静かに可能性を話す。
「まず、羽があって飛び回るってものは、完全に絶滅したツリガネトンボ草と言うものだけど、これにはまだ望みがあるわ。ルーティを始めとした人達にあるお願いがあるの」
「お願い?」
まず班分けで、遺跡周りが得意であり、かつ鑑定眼がある人達を集めて、
「必要なのはツリガネトンボ草のドクメントだ、なら、ちゃんとした状態じゃなくても問題ない。この草木があった時代なら、化石として発掘される。遺跡類を始め、そう言った学術的な価値もあるから、化石発掘で見つけだす」
「なるほどね、分かったわ」
「金品財宝がいいな~わたしは~」
「ノーマ、いまは遊んでいる暇は無いぞ」
「ブーブー、セネセネは冗談が分からない」
それを無視しながら、ウィルが次にと伝え、こちらはもはや人力に頼るしかないと説明する。
「次のロールパンのようなものは、ウズマキフスベと言う物だ。これの絶滅は近年で発表されているため、まだ望みがある。これは各自ギルド並び、情報網を持って調べている」
「はいっ」
「はいエミル」
手を挙げたエミルは、おどおどしながらも、疑問を尋ねた。
「いま他のギルドの人に協力はできるの? いま他の国のギルドは、制限されてるんじゃないんですか?」
「あーそれならキバのおかげで、休戦体制に入った。どの国もな」
そう言いながら、王族出身者と関係者が頷き、ナタリアは悲しそうに呟く。
「キバの出現を目の当たりにして、いま争っている場合ではない、みな思うようになったようですが・・・」
「悲しいです、このような事態にならなければ、ヒトは協力できないのですね・・・」
「ナタリア・・・」
「エステル・・・」
悲しむ姫君に、
「そういうもんだ」
命の負を見てきた男は、なにも感じなていない。いまもメンバー構成やらにアンジュに提出する人員を見直している。
「しかも、俺の勘じゃ、それもいまだけだ」
「!?」
王族並び、多くの人達が驚く。リュウから書類を受け取るアンジュも驚きながら、
「それはホント?」
「『怖いなにあれ』『これから先どうなるんだ?』『あ、あの大地に触れたらどうなる?』『食い物が無い、土地を捨てるしかないのか?』って言う声が大なり小なり聞こえている。近いうちに土地の奪い合いが始まる、押さえ込めるのはいまだけだ」
それにみんなが青ざめる。ナタリアなど、国や民を思う者達は、悲しそうな顔をする。しかし気にしない。
「諦めろ、命なんてそんなんだ。むしろその時間の間にどうにかしないといけない」
そう言いながら、現実的ですねとジェイドは言う中で、ジューダス、ロイド、セレナと共に、装備を調えて、
「そんじゃ、キバ探索班で、キバの側を調査してくる」
「ええ・・・リュウ」
アンジュは静かに、
「貴方の忠告、心に留めて置くわ。焦らず、素早く動きます」
真意にリュウの言葉を受け止める。彼が言う言葉は、心ない言葉としか聞こえないが、最後に彼は、その間にどうにかすると言った。
それを受け止めたリーダーは、静かに聖職者兼リーダーとしてそう言った。
彼はそれでもなにも言わず、その場からさっさと去る。
「彼奴、相変わらず面倒ね」
「ここの連中全員だろ?」
「それもそうね♪」
苦笑する中、全員が動く。
火山地帯、人気のない場所で、モンスターが凶暴化していて、それを蹴散らしながら、静かにモンスター達を見る。
「どうしたの?」
セレナが心配そうに話しかけてきて、それに、
「モンスターからも負が感じだした」
「なに?」
ジューダスは怪訝な顔になり、ロイドも驚く。
「モンスターからの負ってなんだ?」
「恐怖、世界が変えられている恐怖、自分達の命を脅かす恐怖だな」
「魔物から・・・」
セレナは倒したモンスターを静かに撫でる。
「モンスターもこの世界で生きる命と言うことか・・・」
「こいつらも生きて、俺達も生きてるんだな」
「そして殺し、殺し合うしかない」
その言葉に、静かにセレナが近づいて、裾を掴む。
「リュウ、教えて、この子達の負、世界の負」
「・・・ディセンダーだからか?」
それに首を振り、
「私は私だよ、そう、あなたが教えてくれたけど、私はこの力で、命を救いたい。それが私、セレナとしての、願いだから、知りたい」
その言葉に、だからなんだと思う。
そんなことを知ったことで、なにも変わらない。ただ苦しいだけだ。
「ただ苦しいだけだ」
そうだ、そうなんだ。
「辛くて、悲しくて、苦しくて」
ずっとそうだったのに、
「いつからか何も感じなくなる」
いつから分からなくなったんだろう?
「そんなものを知らなくていい」
そう静かに言う中、それでも、
「それでも知りたい、私は、命を救いたい・・・貴方も、含めてだよ、リュウ」
セレナはそう言いながら、静かに黙り込む。そのまま静かに歩きながら、モンスターが思っている、世界の魔物達、草木が放つ負を口紡ぐ。
それを受け止めるセレナ。側にいる二人も、ルミナシアの住人であるロイドは受け止める。
キバの世界が広がる風景、水晶か何かのようだが、命を感じない。声が無い空間があった。
「・・・リュウはラザリスの世界をどう思う」
「別に何も感じない」
そう言うが、ロイドは静かに考え込む。
「俺は少し、綺麗だと思う。だけど」
「ああ、だがこれを放っておくことはできない」
「俺ずっと里にいたから、世界のことなんて知らなかったけど、こんなに学ぶことがあるんだな」
「世界なんて学ぶことが多いってロイド、異世界飛んで見ろ。とんでもねぇからな」
「確かにな、あの、すまほと言う機械なんてものもそうだな」
これからこれからと言いながら、ロイドはドクメントを取りながら、静かに頷く。
「できればもっと学ぶよ」
「できればなのか?」
「・・・いいや、俺、もっと勉強するよ。苦手だけどなっ」
苦笑するロイドに、そうかと言うと、
「? セレナ」
その時、セレナの身体が光り輝き、辺りの景色が変わる。キバ以外の全てが元に戻り、それにセレナが倒れる。
「セレナっ」
「力を使いすぎたのか? すぐに戻るぞ」
「ああっ、ロイド、ジューダス頼むぞ。俺が背負う」
「分かったッ」
セレナを背負い、とっとと走り抜ける。だから呆然となり、聞こう無かった声に気づかなかった。
「・・・あの方は・・・」
そう呟く、一人の騎士がいたことに・・・
バンエルディア号で、セレナを寝かせながら、話を纏めているが、
「ロイド達の先生と友達?」
「おう、ジーニアスとリフィル先生って言うんだ。先生はここの先生になるらしいぜ」
「そう言えば、学業受けてそうな奴多いからなこの船」
そう思いながら、マオと言う、ユージーンが面倒を見る子も増えて、ソフィ子供会が増量する。
そんな話をしながら、リタの方に来ると、
「ん、あんたもカノンノの絵を見に来たの?」
「あん? も?」
その話に、ジュディスやリタと共にカノンノを含めて話し合う。
どうもカノンノは絵以外にも、知らない文字も知っていると、それを見ながら、それに驚いていた。
「スペイン語か」
「分かるの!?」
「ああ、こっちは・・・もろ日本語? いや中国語かな? あとは知らないが」
見知らぬ言葉を知り、見知らぬ景色を知る。カノンノはそれを改めて分かりながら、
「てい」
「いた」
軽く叩く、
「気にするなとは言わないが、別に困ることじゃないだろ? 知らない、世界の言葉や景色がお前の中にあることが」
「リュウ・・・」
不安そうな顔のカノンノにそう言うが。リタは呆れていた。
「だけどあんたねぇ・・・」
何も知らないことを知っている。それがどんなことか分からない。ジュディスは絵やメモを見ながら、静かに、
「ニアタ・・・彼なら何か分かるかも知れないわね」
「えっ、けど彼はラザリスに」
「いや、あれは末端機関だ。本体は別世界にあるんだ、もしかすればまた交流できるかも知れない」
その言葉に全員が驚き、リュウはカノンノを見る。
「お願い・・・私、ニアタに会いたい」
「・・・はあ、リタ、ドクメント解析はどーせキバはジルディアって世界へかえるパイプだろうから、報告はいい」
「報告はいいってあんた」
「セレナには土産にニアタ持ってくるって言ってくれ」
「あ、あんたねぇ!?」
そしてカノンノの手を掴み、そのまま船の操縦室へ連れて行く。
「あ、彼奴何を」
「あらあら。ほんっと、素直じゃないわね」
そう言いながら、彼は占拠して、勝手にニアタの元に船を動かし、とっとと船から飛び降りる。
「わーーーーーー僕のバンエルディア号がーーーーー」
「リュュウゥゥゥゥゥゥゥゥ」
「そこの二人っ、待ちなさい!!」
「わ、私もっ、私も行く!!」
「セレナ、貴方は待機ですッ。許しませんよ!!!」
そんな後ろから聞こえる声を聞こえながら、その手を握りしめながら、ゲーテへと変貌する。
「・・・」
だけど、カノンノが見た彼は、怖くも何もなく、ただ、
「ありがとう・・・リュウ」
『・・・ふん』
とても嬉しかった・・・
マルタとルビア「愛の逃避行っ♪」
リアラ「羨ましい・・・」
クロエとシャーリィ「・・・」頬を赤くして想像中
セレナ「わ、私も・・・私も」泣きそう
アニー「ダメです♪」
アンジュ「あらあら♪」お仕置き用の依頼を整理中
この事態が分かる男性達(うわぁぁ・・・)
チャット「僕のバンエルディア号がーーーーー」
リュウ(背後から様々な負が)
カノンノ「・・・」顔が真っ赤
お読みいただきありがとうございます。