テイルズ・オブ・ザ・レディアントマイソロジー3・闇は破滅か救世か? 作:にゃはっふー
それでは続きをどうぞ。
ガルバンゾ国と言う国の王女、エステリーゼ。
彼女は自国で隣の国との緊縛状態で、ある鉱石『
その際、とある発掘地で生体変化が起きた。
ある学者は
それを知った王女は、その現場を調べに、とあるギルドから、二人の信頼できる者と共に調べに来たら、敵国の騎士に見つかった。
「んで、近くの村に物資を届けに出かけていたシンク達が見つけて、交戦か」
「ああ、リュウが来てくれて助かったよっ、ありがと」
「はっ、別にいい。あれの声は気に入らない」
そう言いながら、手のひらの傷をカノンノに癒してもらいながら、その様子にエステリーゼも申し訳なさそうな顔をする。
「テメェもめんどいな、気にすんなよ」
「あぁ? なにをあんたっ、口悪いわよっ」
「リタもだろ? 俺はユーリだ、よろしくなリュウ大先生」
そんな話をしつつ、どうもこの三名を戦力にくわえるアンジュ。抜け目がないと言うかなんと言うかだが、
「で、アドリビトムはどうすんだ? 念のため俺も行くか?」
「あら? 貴方も出向いてくれるの?」
「えっ、それは」
「来ない奴は船ん中の奴から聞け、俺も少し知識がある。なんか分かるかもな、俺の事情と、別の知識がな」
そしてエステル(本人がそう呼んで欲しいと言うので)と、フィリア、リッドと、なぜかジャンケン大会して勝ったセレナが付いてくる。
こうして
「・・・この世界でこんな光景は普通か?」
「・・・いえ」
神官のフィリアは首を振り、エステルもリッドも絶句する。
場所は鉱石のようなものでできた、何かが、近くにある花らしいものも、何もかも、まるで、
「異世界、ここに来たときみたいな感覚だ」
「異世界です?」
「ああ、いまエステル達が感じる、普段のここじゃないここにいる感覚。なにより、なんだこりゃ?」
そう言って、境目のように地面を見る。少し掘ったりして見る。
「やっぱりおかしい」
「なにか分かりますか?」
「フィリア達の世界の知識基準が分からないが、まだなんとも言えないが、まるでくり抜いたように場所と場所が違うんだ。境目のように、ここからここが違う空間って感じだな」
まるではっきり別れているように見える地層。いくらなんでも自然に地層が違う、なんてことが素人目でも分かるほど、異質な地層である。
「おいおい・・・一体どうなってるんだ?」
「知るか、魔法なんてもんがある時点、俺からすれば十分未知だ・・・そこから見てる、獣人みたいなもんもな」
その言葉に、木々の間から、黒い虎の獣人が、緑髪の男と共に現れる。
剣をすぐに構えるが、リッドが待て待てと止める。
「知り合い?」
「ああセレナ、ガジュマのユージーンと、ヒュトレイ。この近くの村の人だ」
「? 確か無理矢理
「そのことなんだが、彼奴ら、盗るだけ盗って、とっとと出ていきやがったよ」
その話を聞きながら、いまはこの現象についての話し合い。これの所為で獣や草木などの、自給自足が難しくなる始末であり、色々問題が浮上している。
このことを伝えるため、二人は村からアドリビトムに活動を移すと説明していた。
「はあ、こりゃ、アドリビトムで活動してた方が気楽かな?」
そう呟きながら、石化したような景色を見ながら、考え込む。
「リュウ?」
「ん? セレナ、どうした」
「ううん、なんでもない。行こ」
「ああ」
それから数日が経つ中、俺は剣士、戦士などの者達から、セレナと共に訓練していた。
「おっらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「ちっ、ウッゼェェェェェェェェェェ」
戦闘時、性格が変わるエミルと剣を交えるリュウ。その猛攻に、クレスなどは難しい顔をする。
「リュウ、少しは防御を考えないとっ」
「るっせぇ、こっちは斬撃飛ばしたりまか不思議なことできるかッ」
「ハッ、ならこれで沈めッ」
「沈むのはテメェだ二重人格!!」
だが剣士達は、リュウの天性の腕前に、少しばかり目を見張る。
応用力も高く、いま剣を振り上げたエミルの剣の柄を蹴飛ばし、剣を手放して、首もとに刃を置く。
「ま、参ったよ・・・」
「お前のそれはなんなんだよ・・・」
呆れながら剣をしまい、静かに会議が始まると全員を呼びに、カノンノが来る。
「今後の活動で、新しいメンバーも帰ってきたわよ」
「キール、メルディ♪」
ファラはそう呼ぶ二人は、外で大学などを通じて活動していたギルドのメンバーらしい。話を聞くと、持続可能な社会の研究がテーマらしい。
いま現在、アドリビトムはいくつかの村でそれを活動している。
「異世界人であるリュウからすれば? 貴方の意見も参考になると思うんだけど?」
「ん? 俺んとこもかわんないな。いや、お前らがいるだけまだマシかもな」
こちらの世界も、石油などの自然が長い年月をかけて作り出す資源の枯渇など問題視されている。
なにより、ノイズと言う自然災厄もあると説明する。
「のいず?」
「見た目カラフルのなんかだな、俺は見たことないし、見た奴はたいてい炭化する」
「炭化? 炭になるの?」
「ああ、俺の世界じゃ13年前から実在する災厄として、触れればノイズもろとも炭化する。逃げて向こうが炭化して消えるまで逃げるしか無いって扱いだ。現代兵器じゃ、ノイズは行動を阻むことはできても、倒すことはできないって話だ」
その話にゲッと言う顔になる者達や、青ざめる者達もいる。
「まあ、そのうえよく分からないって言う現状の中だな。世界各国何考えてるか分からない。だから憶測や推測、風評程度しか世間は知らないもん。お前らみたいに前考えてる奴がいるだけマシだなこの世界は」
そう投げやりに答える中、それはともかくと、スマホを取り出す。
タブレットで一応画面に撮して、撮影した光景を見せる。
「ともかく、この事態だろ? この世界は?」
「まあそうね・・・結局、この現象について、情報が足りなすぎる」
「そのことだが、情報がある」
キールが持ち帰った情報では、採掘所など、生物変化現象が起きた場所に、謎の赤い霧の目撃例があり、至急関連性を調べるべきと判断。
スマホ操作のため、リュウもかり出され、ルビア、ウィル、カノンノで、火山地帯へと歩く。
「暑っついぃ・・・」
「ルビア、水分はこまめに取れ、ここじゃ休めそうにないな」
「ん~ありがと、リュウ」
先を歩く中で、考え込むウィルへと向かう。どうも色々と考えているようだ。
「どうだウィル?」
「いや、いまのところなにもないな。発掘の際の有毒なガスと考えられることもある、だが」
「火山地帯のここはともかく、他はってことか」
「ああ、全部
「俺の世界じゃ、石油って資源は元は長期に渡って変化したもんだ。
「
「言われてるだけだろ? 実際実証された訳じゃ」
男性二人が口論、話し合いしている。ウィルはいい刺激のように彼の意見に耳を傾けている様子を、離れてみる二人。
「リュウって変よね」
「えっ、そうかな?」
「そうよ、口は悪いし、がさつで乱暴者かな?って思ったけど、クエスト一緒にする時とか、アイテムとか呼び持っててくれたりとか、足場が悪いと手をさしのべたり、カイウスと違って、女性のエスコートできてるもの」
「ああ、優しいよねリュウ」
「ホント、男の人って面倒ね」
こちらも雑談をしている時、辺りが揺れ、その時、側にいるリュウは二人をすぐさま支えた。
「っと、二人とも」
「ああいうところがカイウスと違うのよね」
「何の話だ、ともかく平気か?」
「う、うん。いまの」
「火山地帯で地震か・・・近年安定した状態と聞いているが?」
その言葉を聞き、カノンノは少しふさぎ込む。
「カノンノ、考えても変わらないぞ。動け動け」
「リュウ・・・」
「ともかく動け、それしかないだろ」
「・・・うん」
しばらく歩くと、発掘現場跡地へとたどり着く。周りを見渡してみるが、赤い霧、ガスのようなものは見えないが、
「ん? ウィル、虫がいた」
「なんだと!? それはここにしか生息しない『コクヨウ玉虫』か!?」
「虫ィィィィィィィィィィィ!?!?!?!?!!」
ルビアが飛ぶほど離れ、俺は軍手を取り出してそれを取る。カブトムシくらいのそれだが、死にかけている。
「この環境で虫がいるんだ・・・」
「!?」
その時、周りから赤いガス、いや霧が現れる。
すぐに虫を置き、口元を布で隠して、全員が集まった。
スマホで様子を撮影ながら、全員が静かに周りを見る。
『・・・まっ・・・・・』
「? 誰かいま、なんか言ったか?」
「えっ、なんのこと?」
「・・・いや?」
気のせいかと思い、霧が消えるのを確認する。
「なんだこりゃ?」
撮影した霧の動きを見ると、ルビアはうぅ~と言う顔で見る。
まるで生きているように霧が動いている。そして、
「虫が・・・元気になった?」
「だからって連れ帰るのぉぉぉぉぉぉ!!?!??!??」
ルビアの叫びを無視して、学者組は生き生きとサンプルを大切に管理する。
映像の方もタブレットに移しておき、俺の仕事も終えた。
「よお少年、ここはアドリビトムで合ってるかい?」
「ん? そうだが、あんたらは?」
看板に出ると、二人組が現れる。アンジュも現れ、尋ねると、
「俺らはユーリ達がいたギルドの者よ、けどまあ、いまお姫様攫ったって疑いかけられててね」
「そう言えばそうだな、国からすれば色々とまずいってことか。めんどくせぇなどの世界も」
「どこの世界も?」
「それはおいおい説明するわ」
今日の食事当番は自分のため、食事を作る。今日は野菜中心、ヘルシー路線メニューである。
異世界だが、
「だいたい分かった」
と言って、ほぼオリジナルでの料理に、みな満足している。
「料理バランスもいいですね、カロリー計算もよくできてます」
医療班のアニーからのほめ言葉に、一部の女子が目を輝かせた。
それにうんざりするように見ながら、非戦闘員であるクレアと共に料理する。
「リュウってなんでもできるよね、前の世界じゃなにしてたの?」
マルタはそう言い、食堂にいる者達が顔を上げる。
「別に、生きてただけだな」
世界のことを少しだけ説明する。平和な日本、だが孤児院出身であり、義務教育後は放浪しながら町を転々とバイト生活していた。
それを聞きながら複雑そうにする。この世界よりマシだと付け加えておく。
「料理については料理店の仕事の方がまかないが出るから覚えただけだ。後は普通に生きてたよ」
「そうなんだ・・・」
と、
「クイッキー」
「ん? またかクイッキー」
「クイッキー」
エステルが目を輝かせるが、素通りしてリュウの頭に張り付く。エステルが羨ましいと目で訴える中、リュウはスマホを操作して、ツヴァイウィングの曲を流す。
クイッキーは上機嫌に聞いている。その様子に、向こうは向こうで大変だが、向こうは向こうで平和であると分かる。
「帰りたい、って思わないの?」
カノンノが少しだけ心配そうに見つめるが、
「ん? ねぇよ、どこもかわんねぇしな」
「ホント?」
「本当だ」
「そう・・・」
小さくよかったと呟くカノンノに、女子が聞く耳を立てていたが、
「んじゃ、またクレスらと稽古するか」
そう言って後はクレアに任せて、スマホを渡す。クレアは少しだけだが、クイッキーのために操作を覚えた。エステルとメルディも覚えようとしている。学者班に教えないと言う条件でだ。
「そう言えばなんでなの?」
「ルカ、学者に操作なんか教えた日には取られるんだよ。察しろ」
そしてまた剣を振るう中、マルタはそんな看板組を見て思った。
「そう言えば、リュウってこういうきらきらした音楽とか、女の人とか興味無いって思うけど、どうしてこうやって持ってるんだろう?」
「? そうね」
クイッキーとメルディが楽しそうに曲を聞く中、彼女らの疑問だけは取り残された。
なんで彼はツヴァイウィングの曲を持ってるんでしょうね。
それでは、お読みいただきありがとうございます。