テイルズ・オブ・ザ・レディアントマイソロジー3・闇は破滅か救世か? 作:にゃはっふー
あの世界は最悪だ。
知りもせず罵倒し、分かろうとせず避難し、知っているはずなのに去っていく。
分からない、知りたくない、うるさい、うるさい!!
もう聞きたくない、やめろ、うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!
ああ、消えないッ。どの世界でも、異世界でも消えない雑音ッ。
うるさい、うるさい、うるさい、うるさい!!
ああホントに、嫌になる・・・
「・・・人里はこっちか」
雑音を聞きながら、ふらふらと奥へと進む。とある坑道、最近帝国が資源狙いで色々と荒らしに荒らしている中で、ふらふらしている自分。
よく帝国軍と衝突するが、その際、あの力で暴れに暴れていた。
うるさいんだ、彼奴らは。ただでさえうるさいのに、余計にうるさくする。
目障りだった、本当に・・・
「精霊か、赤い霧のこと分かればいいが、道ねぇ~」
とか言うが、ただの岩壁に似せて作られた、人工物。
剣撃で粉砕し、先へと進む。
しばらく歩いていれば、聞こえる。
「・・・三人か、出てこい」
その言葉に、一人の男、赤い服、二刀流の剣士が現れ、後ろに金髪の、光の翼を持つ少女が現れる。手にはチャクラムがある。
「ここから先は立ち入り禁止だっ、お前はウリズン帝国の、ってわけじゃないようだけど、何者だ!?」
「ただの荒くれ者だ、精霊に話がある。悪いが先に行かせてもらう」
「それはできません」
静かに、小さな忍者少女が現れ、武器を構える。
「ここから先は、信用に値する者だけが進む道です。ですので」
「行かせられない、当然、ならやることは一つ」
「おいおい・・・仕方ない、コレット、すず、行くぞ」
「う、うんっ」
「ほ『ホーリーソング』」
強さが増すが、黒い光を纏い、技を連発するリュウ。
その勢いのまま、静かに二刀流の、ロイドを押す。
「お前、どうして精霊に会いに来たんだ!?」
「ん? 少しるっせぇから、雑音消すためだ」
「雑音!?」
「外じゃいま、赤い霧なんてもんの所為で、雑音がうるさくてな。その正体知ってそうなもん、精霊に賭けてみるってところだ」
「ん? じゃ、お前、里を荒らす気は無いのか!?」
「めんどくせぇなそれ、ま、部外者入る時点で、アウトだろッ」
「ぐっ」
剣の力をより込めて追撃、二本の剣で防ぐロイドだが吹き飛ぶ。コレットはあわあわしている。
「そ、それって、あまり悪い人じゃないってことだよね? 戦って良いのかな」
「彼が言うことは最もです、部外者が里に入る時点で問題ですよ」
「そうだけど、つえぇし、なにより、悪いことするためじゃないんだけど」
「まあ、精霊にあってなんか知ってるか聞くだけだし」
「精霊は、いま里にいませんよ」
「・・・おい、俺らの戦う意味をここで問うッ」
これでも数時間かけて戦っていたのだが、それを聞き舌打ちする。
「ご、ごめんなさいっ」
「気にするな、ってか、精霊マジでいないのか?」
「ああ、周りが星晶を取る所為か、精霊が姿を見せなくなったんだよ」
「ウリズン帝国・・・いや、確か他にもいたな。ちっ」
内心もう少しボコボコにすればよかったと、金髪と赤い白い騎士や、その他の顔を思い出す。まうあの白いのは渋々行動していたが気にすることではない。
「なら帰る、ここのことは言わないから、大人しく帰してくれればもう戦わない」
「本当か!?」
「戦う気なんてねぇよ、めんどくせぇ・・・それに、少し聞きたくない声が聞こえてるしな」
そう言い、奧の方を見る。ロイド達は声?と首を傾げるが、聞こえないだろう。
「じゃな、俺はこれで」
「お、おい。あんた、名前は」
ロイドの制止も聞かず、彼は駆け出す。
それと共に、近くの軍事勢力、大国の横暴に軍隊の証拠などが民間人などに漏洩かつ、何者かの攻撃を受ける。
曰く、黒い光を纏う、禍々しい剣士との目撃例があった。
「はあ、リュウったら・・・」
アンジュ達は頭を痛め、シンクはロイドに尋ねる。
「それじゃ、ロイド達の時、その、黒い光は」
「ああ、すっげぇ使いやすそうにしてたぜ。もう自分の力にしてたし、話聞く限りじゃ、みんなが知っている時より、強くなってる」
「そりゃ、大国の騎士や軍隊相手にしてれば、嫌でも強くなるわよ」
ハロルドの言葉に、黙り込み、心配するカノンノとセレナ。
コハクやマルタなどが心配する中、アーチェとチェスターは尋ねる。
「俺らが来る前の奴だろ? 異世界から来たって」
「その道具や知識を使ってるわね、きっと。彼の道具も一部持ってけど、娯楽用の機能しか分からないし、下手に分解もさすがに気が引けるしね」
「さらりとひどいこと言わなかったかな・・・」
ルカが顔を引きずる中で、アンジュはぱんぱんと手を叩く。
「ともかく収穫はあったわ、彼もまだ、赤い霧について情報を探ったりしてる」
「それって」
「リュウに会うには」
「赤い霧を追ってれば、いずれ会うわ。その時に、お仕置きすればいいの♪」
「あっりゃりゃ、こりゃ少年ピンチじゃないの?」
レイヴンの言葉に、そうねと微笑むジュディス。
周りの中に殺る気に満ちた者達やら、色々いる中で、カノンノとセレナもまた、がんばろうねとお互いに言い合う。
その中で、アンジュはうふと微笑む。
(ホント、何考えてるんだか)
彼の行動の中に、記憶喪失の少女を捜していたり、景色について詳しく聞いていたり、とある二人組に深く関わる情報も探っていることにも気づく。
これは内緒にしておいてあげると内心呟き、お仕置き用に隠しておく。
「・・・? これは・・・」
そんな少年は、一つのチラシを壁から外して、睨み、握りつぶす。
「急ぐか」
そう呟き、彼は走る。
赤い霧の目撃例、そのチラシの場所へ、一目さんに・・・
本当に出せないのが申し訳ない。あの子、元の世界のことを言わないですから・・・
ともかく、色々動く彼です。別行動して飛行船の行動よりも早いのは、彼が色々裏技を使用してるからです。
本来忌むべきものすら、利用する。それがこの子です。利用できるならなんでも利用する、ですから剣で砂を巻き上げて目つぶしやら、モンスターを盾にしたり、平然とできます。
・・・この子好かれてますよね? いまのところダーク部分しか出せてない。
それでは、お読みいただきありがとうごさいます。