『リアス・グレモリー様のリタイアを確認……このゲームライザー・フェニックス様の勝利です』
リアスは炎に包まれ涙を流し、唇を動かしながら光の粒子となった。
「どういうことだ?」
イッセーの言葉はレーティングゲームの結果ではなかった。むしろその過程に疑問を持った。
「あれだけの攻撃を受けてなんで平気だったんだ?」
これまでの流れはこうだ
序盤戦で白音、一正が体育館で3人の
しかし相手の
倒れそうになるユーベルーナだが胸元から小瓶を取り出してそれを飲むと傷が完治しており、魔力も回復していた。
聞くところによるとフェニックスの涙という回復アイテムで傷はおろか魔力まで全回復させるらしい。
形成逆転かと思いきやユーベルーナの腹部に剣で貫かれたような傷ができ、ユーベルーナはリタイアした。祐斗が透明化して油断したところに一撃で仕留めたのだろう。
そして黒歌は3人と離れライザーと戦うためにリアスと合流する。倍加の力を温存していた一正は祐斗と白音に譲渡し、残りの
最後にライザーと集団戦をするオカルト研究部たちだがここからがおかしかった。
一正の力で強化した黒歌と白音の合体仙術が直撃し、少しは痛手を受けたと思ったが何もなかったかのようにたたずむライザーがいた。
ならばと祐斗は魔剣を突き刺し地面から大量の魔剣を生み出してライザーを串刺しにするがライザーはなんとも思わないが祐斗は笑みを浮かべ指を鳴らすと魔剣が爆発した。どうやら魔剣は爆発する能力だったりらしい。
油断からの不意打ちが決まり喜ぶ祐斗だが爆炎から炎が現れ、祐斗に直撃した。そこには傷を負っていないライザーがいた。
アーシアは祐斗を回復させるがそうはさせないとライザーは回復中の2人に炎を放つ。アーシアは祐斗を回復させてすぐに突き飛ばし炎に当たりリタイアした。
リアスはアーシアの仇を取るために件の必殺技である
決まったかと思ったがライザーは無事のままだった。
ライザーは一正と祐斗に炎を放ち、黒歌と白音そしてアーシアには腹部に強烈な打撃を与えリタイアさせた。
必殺技を放ち疲労困憊のリアスに強力な炎を放ちゲームを終わらせた。これがゲームの過程と結果だった。
「おかしいわね、あれだけの攻撃をまともに受けたのなら最上級悪魔でも倒れるはずよ」
レイナーレの言葉に納得する一同だがそれでも納得出来ない部分がある。
「俺は何も出来ないのか!?」
テーブルを殴り粉々にするイッセーだがこちらからは何も出来ない。
「イッセーくん、私たちではどうすることも「………失礼します」」
朱乃はイッセーを励まそうとするが知っている声に口を噤んだ。
「グレイフィアさんとあなたたちは………」
グレイフィアと共に現れたのはスーツを着た男性と龍の顔と馬の体をした生物と大柄な男性と背中に忠と書いた侍の格好をした男性とメガネをかけた男性と見知った顔がいた。
「レイヴェル・フェニックスです」
そう、この子は確かライザーの眷属として戦っていたはず。なのに何故ここにいるのだろう。それより
「フェニックス?」
「ライザー・フェニックスの妹です」
「なるほど道理で。しかし兄と違って君は貴族らしいね」
「痛みいります」
レイヴェルは申し訳なさそうに会釈する。
「これでリアス様とライザー様の結婚が決まりました」
「それは分かっています。何故わざわざ報告に?」
グレイフィアは無表情のまま
「あなたたちが結婚に納得せずその邪魔をしないようにと釘を刺しに来たのです」
グレイフィアの言葉に怒る朱乃たちだがイッセーは変わらない表情で
「ライザー・フェニックスはあんなに強い人だったのでしょうか?あれだけの攻撃を受けて平気なんていくら不死身のフェニックスでも少しのダメージもないなんて不自然だと思いますが」
イッセーの鋭い指摘で何故かレイヴェルは気不味い顔になる。何か罪悪感を抱えているようだ。
「その顔、もしかして彼は不正行為を働いたのでしょうか?」
イッセーの追求にレイヴェルは顔を沈ませるがイッセーは2人を余所にVIPルームを出て行こうとする。
「どこへ行こうとしてるのでしょうか?」
グレイフィアを殺気を出して言うがイッセーは止まる気はなかった。
「あんな卑怯者に部長と結婚なんてさせません。あんな男と結婚したら部長が不幸になるだけです」
「この結婚は悪魔の未来を決める大事な結婚です。あなたが「聞け」」
「あんたらがやってることは悪魔の未来を汚染しているだけだ。あんなことが繰り返されるから誰かが不幸になるんだよ」
イッセーの言葉にグレイフィアは憤慨すると誰もが思った。しかし
「フフッ」
「何がおかしい?」
突然のグレイフィアの笑みにキツく返すイッセーだがグレイフィアはそんなことを気にもせず
「申し訳ありません。あなたを試させてもらいました」
「俺を……試した?」
グレイフィアの言葉に一瞬戸惑うイッセーだがグレイフィアは続けた。
「あなたがもし力に溺れた者なら
「これは!?」
グレイフィアがイッセーに渡したのはパーティーの会場へ行くためのチケットと頭に2本の角が生えた赤いウルトラマンのカードだった。
「イッセー様………これを使って兄を止めてください」
レイヴェルが渡したのは赤と銀が基調で胸から足にかけて赤いラインがあるウルトラマンのカードだ。おそらくこれが
イッセーは2人からカードを受け取ると視界が白くなった。
「君ならそう言うと思ったよ」
「やはり君は僕たちのように誰かの為に戦える人ですね」
目の前に光太郎とミライが現れイッセーのさっきの言葉をグレイフィアのように賞賛する。
「光太郎さん、ミライさん、俺に力を貸して下さい!部長を助けたいんです!!」
「ああ!」
「行きましょう!イッセーくん!!」
「イッセー様、聞いて下さい」
視界が元に戻ると同時にレイヴェルはあることをイッセーに伝えるとイッセーは怒りの表情になり、ウルトラマンたちのカードも怒っているのか強い光を放つ。
「なるほど合点がいった」
イッセーは鬼のような表情になり会場へ向かった。
次回はあのフォームが登場します!
そしてリアスの光線技の名前は鯖袋さんと蒼き天星さんのアイデアを合体しました!
鯖袋さん、蒼き天星さん、ユナイトさんアイデアありがとうございます!