ハイスクールU×O   作:あいーんチョップ

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今回も駄文ですがお付き合いください


紅の炎

「始まっちゃったね」

 

「悔しいですね」

 

「私も同じですよ」

 

「同感にゃ」

 

祐斗、アーシア、白音、黒歌は悔しい思いに耐えながら自分たち主の結婚を見送るしかなかった。

 

「残念でしたね」

 

祐斗たちが振り向くと黒いショートカットの眼鏡の少女がいた。

 

「会長」

 

「あなたたちの戦いは見事でした。しかし今一歩ライザー殿に及ばず惜しかったですね」

 

祐斗たちは未だに納得できなかった。なぜフェニックスとはいえあんなに攻撃を受けたのに無事でいられたのか?それにあんなに余裕でいたのはなぜなのか?

 

祐斗たちの疑問を余所に始まってしまった。

 

「皆様、私ライザー・フェニックスの「その結婚、異議あり!!!」」

 

急な登場に驚く悪魔たちだが祐斗たちはその声を聞くと待っていたと言わんばかりに微笑んだ。

 

「なんだ貴様は!」

 

「せっかくの神聖な儀式を邪魔するな!」

 

兵士の服を着た悪魔たちがイッセーを取り押さえようとするが

 

「待ちたまえ、彼の行為は私が頼んだものだよ。それとグレモリー眷属と彼とライザーくん以外出て行って欲しい」

 

紅髪の青年の一言に兵士たちと他の悪魔たちは渋りながらも大人しく立ち去った。

 

『サーゼクス様!?』

 

サーゼクスの登場と彼の言ったことに一同は驚くがライザーはサーゼクスを説得しようと近づいた。

 

「サーゼクス様、これは一体どういうことでしょうか?私は条件通りリアスと戦い、勝利しました。それには何の問題もないのでは?」

 

「反則の勝利なんて問題しかないと思うが?」

 

イッセーの一言にライザーの顔色は彼の服装と真逆の青色になるがリアスたちはイッセーが言ったことに疑問が出来た。

 

「反則?イッセー、どういうことなの?」

 

「それからは私が言います」

 

「待て……ウグッ!?」

 

レイヴェルが事の顛末を話すのを阻止しようとするライザーだがイッセーは光の剣を作りライザーの首元に当てがう。

 

「お兄様はフェニックスの涙を不正に使いましたの。あなたたちに残り2つを兄様からリアス様へ送ろうとしました。しかし」

 

「部長たちはライザーが予想出来ていないほど強くなっていた。だからコイツは元々持っていたフェニックスの涙1つと部長たちに渡す涙2つをバレないように使用していた」

 

イッセーとレイヴェルが話したのが真実だったらしくライザーは床に這いつくばった。

 

「情けないな、反則使わなきゃ女1人を手に入れられねえなんて………テメェはそれでも男か!?」

 

「そこでだライザーくん、無様な君に最後のチャンスをあげよう」

 

サーゼクスから与えられた最後のチャンスに地獄に仏と言いたいほどライザーの顔は輝く

 

「この兵藤一誠くんを戦い勝利したら今回の件は目を瞑ってあげよう。しかし負けたらリアスとの結婚はなしだ!」

 

サーゼクスもライザーの反則について相当頭にきたらしく、リアスと同じ滅びの魔力が溢れ出た。

 

「い、いいでしょう。小僧!さっさと表へ出ろ!」

 

ライザーの傷付けられたプライドの怒りは格安の線香花火のようなくだらない逆ギレの火の怒りだが

 

「………」

 

イッセーの内包する誰かの為に怒る誇り高き憤怒は地獄の燚のようにウルトラマンたちと共に燃え続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イッセーくん」

 

「行きましょう、あの卑怯者を倒しに」

 

「ハイ!」

 

イッセーは頷きながら返事をすると同時に、光太郎たちの体が光輝き本来の姿へと変わる。

 

「私の名前はウルトラマンタロウ!」

 

光太郎は2本の角が生えた赤いウルトラマンになり

 

「僕の名前はウルトラマンメビウス!」

 

ミライは赤と銀のウルトラマンとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「小僧!貴様を殺してリアスを手に入れてやる!」

 

ライザーの三下漂う声を無視し、イッセーは怒りに体を震わせながらオーブリングを翳すとイッセーの周囲は黄色が混じった宇宙空間となる。

 

「タロウさん!」

 

〈ULTRAMAN TARO!〉

 

ータアァ!ー

 

グレイフィアから渡されたカードをオーブリングに翳すと、赤い輝きと共に飛び立った光の粒子がイッセーの左後ろに集まると”大いなる意思と力を受け継いだ巨人”【ウルトラマンタロウ】となる。

 

 

「メビウスさん!」

 

〈ULTRAMAN MEBIUS!〉

 

ーセァッ!ー

 

今度はレイヴェルから受け取ったカードを翳すと変換された白い光の粒子が右後ろに飛んでいき、”無限の進化を遂げ続ける巨人”【ウルトラマンメビウス】が現れると、輪の部分が赤と白の光を放ち始める。

 

「熱いヤツ、頼みます!!」

 

広げた両腕ごと左に身体を捻った後に掲げたオーブリングのトリガーを押す。

 

〈FUSION UP!〉

 

ータアァ!ー ーセァッ!ー

 

 オーブリングの輪が赤、白、黄の順に輝き、光に包まれたイッセーとそれぞれ赤と白のオーラを纏ったタロウとメビウスが重なる。

 

 

そして光が霧散すると、新たな姿が出現する。

 

赤く彩られた体には胸から肩にかけて炎を彷彿させる金色の模様があり、頭部には雄々しき双角を持っていて、額のクリスタルは黄色く輝いている。

 

それは師弟が紡いだ燃え盛る炎の絆を体現した姿。

 

その名は

 

〈ULTRAMAN ORB! BURNMITE!!〉

 

ーーウルトラマンオーブ・バーンマイト。

 

戦士は水の波紋から生まれた炎のメビウスの輪による爆発と共に時空間から飛び立つと、不死鳥の名を持つ悪魔と対峙するように降り立つ。

 

「紅に………燃えるぜ!!」

 

「姿が変わったところでフェニックスの俺に人間が勝てるわけねえだろうが!」

 

ライザーはオーブに自身が持つなかで最大の炎で攻撃するが何も脅威を感じなかったのか戦士はそれを避けなかった。

 

「ハハハハハ!!やっぱり人間のガキがフェニックス……にっ!?」

 

高笑いするライザーを襲ったのは炎を纏ったオーブの拳で重く鋭い拳がライザーの幻想と共に顔面を貫く。

 

「グボォォ!!」

 

「フンッ!」

 

「ガッ!ギッ!ゲェェェ!!」

 

オーブの攻撃の衝撃に耐えられず吹っ飛ぶライザーだが、オーブは体を捻りながら高く飛び強烈な蹴りをライザーの顔面に放ち、その反動で高く飛び今度は鳩尾に蹴りを入れ反動でライザーのどてっ腹を蹴った。

 

「苦しいか?この蹴りはお前が不正に使ったフェニックスの涙の分の蹴りだ。そしてこれは」

 

「ヒッ!?」

 

オーブは炎を四肢に纏い、ライザーに接近する。ライザーから見てみれば地獄の鬼が炎と共に襲ってきたと思うだろう。

 

「グボォッ!」

 

「弱いながらも必死にサポートをした兄さんの分!」

 

右の拳がライザーの顔面を穿つ。

 

「ゲバァァ!」

 

「戦えずとも皆を必死に癒して戦ったアーシアの分!!」

 

左の拳がライザーの鳩尾を刺す。

 

騎士(ナイト)として剣を振り続けた木場の分!」

 

「ガッ!グッ!ゴボォ!」

 

炎のラッシュがライザーの肉体を削る。

 

「姉妹協力して仙術で戦った黒歌さんと白音ちゃんの分!」

 

「ヒギィ!」

 

ドロップキックがライザーの体を歪ませる。

 

「そしてこれは!」

 

オーブは拳を握り締めて両腕を上げ炎を集中させるとライザーは見る影もない顔を晒しながら

 

みゃ()みゃて(待て)きょりぇ(これ)あきゅみゃ(悪魔)みりゃい(未来のため)でゃ()おみゃへ(お前)りょうにゃ(ような)ぎゃき(ガキ)ぎゃ()

 

「皆と修行で強くなってテメェを倒すっつう願いを踏み躙られ最後に泣いて謝った部長の分だぁぁぁぁ!!!!」

 

ライザーの言い訳も虚しくオーブは巨大な火の玉を作り終えていた。

 

「ストビュームバーストォ!!」

 

「ーーーー!?」

 

巨大な炎の玉はライザーを包み込むと爆発し城の中まで吹っ飛び無残な姿になっていた。

 

「お前みたいな悪魔なんかが増えたらそれこそ悪魔は滅びに近づくだけだバァカ」

 

オーブは変身を解いてイッセーの姿に戻りリアスに近づいた。

 

「どうして?」

 

「え?」

 

リアスは泣きながらもイッセーに近づいた。

 

「どうして私を助けたの?私はあなたに何もやれてないのに………強くしてもらったのに負けちゃったのよ?なのになんで「あなたには」?」

 

「あなたには兄さんを助けてもらいました。これは悪魔の対価です」

 

「そう……「なんてね」?」

 

イッセーの少し冷たい言葉にちょっと残念な気持ちになったがイッセーは

 

「他の悪魔だったら別にどうでもよかったです。でも部長だから俺は戦えたのです」

 

「え………」

 

リアスの顔は自身の髪の毛に負けないくらい赤くなり顔を伏せた。

 

「部長は最高な女の人なんですから。だから部長は誰にも渡しません」

 

「!」

 

イッセーの告白まがいの言葉にリアスは少女のような顔になりそして

 

「んっ!」

 

「んぐ!?」

 

リアスはイッセーに初めての唇を捧げた。

 

「イッセー!ありがとう!!」

 

リアスは年相応の笑顔でイッセーに笑い抱きしめた。

 

「………」

 

気絶したイッセーに気づかないまま

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