ハイスクールU×O   作:あいーんチョップ

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光もあれば闇もある。

闇を否定すれば光を否定することとなる


闇のリング

「はあ、はあ……まさか使い魔の森で出会った怪獣以外にもあんな化け物がいたなんてね」

 

「全くにゃ、どうやら本当にアレの復活があるかもしれないにゃね」

 

「イッセー先輩に無理をさせたくないのですが今の私たちじゃあサポートがやっとですね」

 

「フフッ、龍王最強と謳われた私がこんなザマとはな、つくづく化け物に遭遇するな」

 

リアスたちはバルパーが聖剣を使うのはイリナたちからの情報で知っていたがバルパーがある物を出したらリアスたちは驚くと同時にある化け物と戦うこととなった。

 

「さて、そろそろこのパーティーをお開きに……やっと来たか」

 

バルパーがリアスたちにトドメを刺そうとするが何かに気づき顔を歪ませて視線を変えた。

 

「お前がバルパー・ガリレイか」

 

「そうだよ、兵藤一誠くん。それにしてもまだ君は私に楯突くつもりかな?たかが実験のモルモットの分際で」

 

イッセーがバルパーを睨むとバルパーは嬉しそうに微笑むが祐斗には用済みの道具を見るかの目をする。

 

「今度こそ貴様が生んだ犠牲の仇を討つ!」

 

「それでは君にコレを贈ろう」

 

バルパーの軽口に動じない祐斗にプレゼントを贈るように懐から青い結晶の入ったビンを投げる。

 

「君たちが犠牲になるはずだった聖剣計画が台無しになったのでね。だから他にも犠牲になってもらった。これはほんの名残りだ。あの世の土産にするといい。」

 

祐斗が手にすると結晶は光り輝くと同時に雪のように広がり祐斗の周りに浮かび人の姿となった。

 

『どうかアイツを倒して欲しい』

 

『私たちの仇を取って!』

 

『君たちなら奴に勝てる!』

 

 

光が祐斗を包み込むと祐斗の体から力強い鼓動が鳴り、祐斗はある言葉をバルパーとの戦いのゴングとして放つ。

 

「行くぞ!禁手化(バランス・ブレイク)!!」

 

祐斗の言葉と同時に白と黒のオーラが祐斗の手に集まり1つの強大なオーラを放つ剣となる。

 

禁手(バランス・ブレイカー)双覇の聖魔剣(ソード・オブ・ビトレイヤー)!!みんなの絆と力を込めたこの剣であなたを斬り裂く!」

 

「それが君の切り札か。それにしても聖と魔が混ざるとはこれも神の影響か」

 

バルパーはクツクツと笑うと懐からあるモノを取り出す。イッセーと祐斗はそれに目を疑った。

 

「俺の……」

 

「イッセーくんのオーブリング!?」

 

バルパーが取り出した其れは確かに形状はオーブリングに酷似していたが、装飾の部分は藍色で、輪の部分は赤くなっており、纏うオーラは漆黒の闇そのものと言っても過言ではない程のものだった。

 

その名は光のオーブリングと対をなすアイテム—ダークリング。

 

 

「褒美だ。今度は私の切り札を見せてあげよう」

 

するとバルパーはいつの間にか持っていた一枚のカードをダークリングに翳す。

 

「フン」

 

〈MAGA‐GRAND KING〉

 

オーブリングとは異なる禍々しい音声が鳴り響くと同時にカードから解放された闇の粒子が徐々にある姿を形作っていく。

 

そしてーー

 

「グオオォォォン!!」

 

「なんてこった……」

 

「生徒会の結界が壊れたのも部長たちが負けたのも納得できる……」

 

 イッセーと祐斗の前に現れたのは、青銅色に染まった体の左手には三本の鉤爪を、右手には大鋏を装備しており、背中から尻尾にかけては角の様な突起物があり、額には赤い結晶が埋め込まれている土の魔王獣-マガグランドキングだった。

 

「祐斗、バルパー・ガリレイはお前が倒せ。俺はこのデカブツを片付ける!」

 

イッセーはマガグランドキングの元へ駆け付け祐斗は聖魔剣をバルパーに向けて

 

「今度こそケリを着ける!」

 

「ほざけ小僧が!」

 

イッセーはホルダーからある2つのカードを取り出すと目を瞑る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「人間の名前を言ってなかったな、私は郷秀樹だ。そしてコイツは」

 

「コイツ呼ばわりするな。俺はランだ」

 

白い空間に郷とランが現れイッセーは2人に近づく。

 

「イッセーくん、君は今回あくまで怪獣を倒すだけなのかい?」

 

「はい」

 

「やれやれ、今回のメインはあのナイトか。まぁ、付き合ってやるよ」

 

ランはイッセーの行動に嘆息するが悪い感情は籠っていなかった。

 

「行こう、イッセーくん」

 

「俺たちの力、貸してやるよ!」

 

すると郷とランの体が光りだし、戦士としての姿に変わる。

 

「私はウルトラマンジャック」

 

郷であった者はハヤタのウルトラマンと似た姿となりー

 

「俺の名はウルトラマンゼロだ」

 

ランであった者は鋭い黄色の双眼に赤と青の体を持つ姿となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フッ!」

 

イッセーがオーブリングを構えると青が混ざった宇宙空間となり、イッセーはカードを手にする。

 

「ジャックさん!」

 

〈ULTRAMAN JACK!〉

ーシュアッ!ー

 

 イリナから託されたカードを翳すと、カードが緑の光の粒子となって飛んで行き、イッセーの左後ろに”変幻自在に武器を操る巨人”【ウルトラマンジャック】が現れる。

 

「ゼロさん!」

 

〈ULTRAMAN ZERO!〉

 

ーデエェェヤッ!ー

 

今度は祐斗から譲り受けたカードを翳すと、青い粒子が右後ろに飛んで集まると”始まりと終わりを表す数字を名に持つ巨人”【ウルトラマンゼロ】となり、輪の部分が左右で緑と青の輝きを放ち始める。

 

「キレの良いやつ、頼みます!」

 

挙げた右手は胸元に、真横に伸ばした左手は耳元に添える様に持っていった後にオーブリングを掲げ、トリガーを押す。

 

〈FUSION UP!〉

 

ーシュアッ!ー ーデエェェヤッ!ー

 

輪が緑、青、群青の順に輝くとジャックとゼロもそれぞれ緑と青のオーラを纏い、光に包まれたイッセーと重なる。

 

そして光が消えると戦士はまた新たな姿となっていた。

 

赤・青・黒を主とした体はやや細身で頭部には二本一対のブーメラン型の刃を装備しており、額のクリスタルは青く輝いている。

 

それは吹き荒れる嵐の如く数多の技で総てを薙ぎ払う姿。

 

その名は――

 

〈ULTRAMAN ORB!HURRICANE SLASH‼〉

 

――ウルトラマンオーブ・ハリケーンスラッシュ。

 

戦士は色鮮やかな閃光が幾重にも飛び交う時空間から飛び立つと音もなく着地し、頭部の刃—スラッガーを煌かせながら構える。

 

「光を越えて闇を斬る!」

 

「グオオオオオ!!!」

 

オーブが構えを取る前にマガグランドキングは口元にエネルギーを凝縮しレーザーを放つ。

 

「フンッ!」

 

レーザーが当たる直前、オーブは消えた。速さの例えではなく物理的に完全に消えたのだ。

 

「どこに消えた!?」

 

「余所見とは随分余裕だね!」

 

バルパーはオーブを探すが祐斗はその隙をついて攻撃するも聖剣によって防がれた。

 

「スラッ!」

 

「グオオオオ!!!」

 

突然現れたオーブはマガグランドキングに 鋭い蹴りを何発も叩きつけるが然程ダメージを受けていない様子だった。

 

マガグランドキングは土を禍々しく乱せし巨大な魔物、または土の魔王獣とも言われた存在。故に防御力もかなり高いのだ。

 

「ハッ!」

 

オーブは頭部のスラッガー2つを飛ばしマガグランドキングの関節など強硬な装甲が薄い部分に攻撃する。

 

「グオオオオオオ!!!!」

 

「チッ!」

 

しかし関節にスラッガーは当たったが予想以上の硬度で弾かれオーブの手に渡った。

 

「ガアアアアアア!!!」

 

「ハッ!」

 

マガグランドキングの尻尾による攻撃をスラッガーを当ててそらし再び投擲し、ダメージを与える。

 

「ギィアアアア!!!」

 

「芸がない奴め!」

 

マガグランドキングのレーザーをスラッガーを目の前に回転させレーザーを防ぐと動きを激しくしある武器を創造した。

 

「オーブスラッガーランス!!」

 

オーブが手にしたのは銀色のギアレバーと赤いスイッチがある黒い柄にスラッガーを模した刃が特徴的な三叉槍で、その周囲には常に風が吹き荒れている。

 

 

「スゥラアアアア!!!!」

 

「ギシャアアアア!!」

 

オーブはマガグランドキングにランスで斬り払い、時には強烈な鋭い突きを喰らわせるがマガグランドキングには効果がなかった。

 

「ガアアアアア!!!」

 

「ウオッ!?」

 

マガグランドキングはレーザーを連射しオーブはランスを振り回し攻撃を逸らす。

 

「ッ!!」

 

オーブは驚きの声を出すとランスを構える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハハハハハ!!!そんな攻撃で私のマガグランドキングの装甲が破れるわけないだろう!!」

 

「イッセーくんは必ず破るよ」

 

「はぁ、本当にしぶといね」

 

祐斗の執念と不快な言葉にバルパー若干の苛立ちを積もらせたがそれでも余裕を崩さなかった。

 

「まぁいいさ。君たちを殺したらあの少年を回収してその力を解読させてもらうまでだ」

 

バルパーの言葉に動じず祐斗は聖魔剣を構える。

 

「はああああ!!!」

 

「フン」

 

祐斗の聖魔剣の一撃に何の苦もせずに弾くバルパーだがその体に少しずつ異変が起きているのを本人は未だに気付いていない。

 

「つまらない鍔迫り合いも飽きた。そろそろ終わりに……!?」

 

バルパーが持っていた聖剣の輝きが消えた。それどころか

 

「ど、どこへ行く!?」

 

「え?」

 

「何だ?」

 

加勢に来たイリナとゼノヴィアの手に渡りバルパーは丸腰となり形勢は逆転した。

 

「マガグランドキング!こちらを加勢し………」

 

バルパーの顔は希望から絶望の顔へ変わった。なぜなら

 

「ガ……ギ……」

 

マガグランドキングの体は既にスクラップに近い状態だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「コカビエルさんや部長たちとティアの必死に残してくれた思いは無駄に出来ないな!」

 

オーブがランスをマガグランドキングに突き刺した場所は

 

「ギアアアアアアアア!!!!!!!」

 

胸にあった僅かなヒビだった。

 

「お前がレーザーを連射したり、尻尾を鞭のように振り回したのはコレをかばっていたからか」

 

オーブがランスのレバーを引くと柄から刃先へエネルギーが溢れ第一の必殺技が発動する。

 

「オーブランサーシュート!!」

 

「ギュアアアアアアアア!!!!」

 

0距離の必殺にマガグランドキングは苦痛の声を放ち、装甲もヒビから穴が空くが貫通まで至っていなかった。

 

「ギアアア「フンッ!」ガッ!」

 

オーブはレーザーが発射する口にランスを突き刺しレバーを2回引くと第一の必殺技(オーブランサーシュート)より遥かなエネルギーが槍に暴れ出す。

 

「ビックバンスラスト!!」

 

オーブの必殺技にマガグランドキングの頭部は完全に破壊されており、その姿は明らかにスクラップ寸前であった。

 

「トドメだ!」

 

オーブがランスのレバーを3回引くと先ほどまでの技とは比べものにならないほどエネルギーが狂い出し、最大の必殺技を放つ。

 

「トライデントスラッシュ!!」

 

オーブの目にも止まらぬ速さの連撃がマガグランドキングを粉々にし、闇の粒子に変化すると同時にバルパーの手元に戻った。

 

「さてと祐斗は……終わったらしいな」

 

オーブの視線の先にはバルパーに一閃を決めた祐斗の姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ……こんなことがあってたまるか」

 

「終わりだバルパー・ガリレイ」

 

祐斗はバルパーにトドメを刺そうとするがバルパーは最後の悪あがきかリングを使おうとするが

 

「が…ひゅ……」

 

バルパーの喉元に光の槍が刺さっており物の言えない死体と化した。

 

「コカビエルさん……」

 

「お前がこれ以上手を汚す必要はない。お前は充分にやった」

 

祐斗はコカビエルの言葉に涙を流し、胸の中でこれまでの犠牲者の冥福を祈った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「随分と面白いことになってるじゃないか」




ハリケーンスラッシュは出しましたがサンダーブレスターは次章に出しません。

もう少し待ってて下さい。
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