ハイスクールU×O   作:あいーんチョップ

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お待たせしました。とうとうウルトラマンオーブ登場です!


光の化身

「なんだよこれは?外れろ!外れやがれ!」

 

ドーナシークに連れ去られた一正は自分が十字架に磔にされたことに気づき暴れるが一般人に過ぎない一正に太い鎖が外れるワケがない。

 

「クソッたれめが!こうなったら………おいドライグ!さっさと目覚めて俺に力をよこしやがれ!!」

 

一正は自分の左腕に怒鳴りつけるがなんの反応もない。

 

「どういうことだ!?なんで赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)が出ねえんだ!?」

 

一正は悪魔になっていなくても自分だったら人間のままでもドライグの力を使えると勝手に思っていた。

 

「お目覚めかね?兵藤一正くん」

 

「テメェ!ドーナシーク!!」

 

一正がドーナシークの名を言うと驚いた顔になったがすぐに元に戻った。

 

「まさか私の名前を知っているとは思いもしなかったぞ。まあ君はこれから死ぬんだからどうでもいいことだが」

 

ドーナシークの言葉に動揺するがそれより気になることがあった。

 

「なんだと?テメェ、レイナーレたちはどうした!?」

 

本来の原作通りであればレイナーレがアーシアの神器を奪ってアーシアを殺すのだが肝心のアーシアとレイナーレがいなかった。

 

「レイナーレたちは最早どうでもいい。私の本当の狙いはね君だ兵藤一正くん」

 

「は?」

 

ドーナシークが何を言っているのか理解出来なかった。なんで自分なんだと

 

「正確に言えば君に宿っている力だ。君はさっきこう言っていたよね?『なんで赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)が出ねえんだ!?』と、つまり君はあの赤龍帝で神滅具(ロンギヌス)所有者なわけだ」

 

自ら墓穴を掘った一正だがもう遅い。ドーナシークは狙いを定めた。

 

「それじゃあ君の神器(セイクリッド・ギア)を貰うとしよう。これで私はあの腑抜けたレイナーレに代わり至高の堕天使になれる!!」

 

ドーナシークは狂気の笑みを浮かべながら術式を組み立てた。

 

 

 

 

 

 

「ここね。黒歌、協会にいる人数は?」

 

「10から20ってところにゃ。それと地下には堕天使と人間の気配がするにゃ」

 

リアスは黒歌は仙術を発動を命じて協会の人数と一正の位置を把握させ、次の策を練った。

 

「祐斗、あなたはレイナーレたちと一緒に兵藤くんのお兄さんに救出に向かって陽動は私たちがするから迅速に一正くんを連れ戻して!」

 

「分かりました!魔剣創造(ソードバース)!!」

 

祐斗は剣を隠密班のメンバーと同じ数を作りその剣を掴むと祐斗の体が徐々に透けた。レイナーレたちもそれを倣うと透けていった。

 

「さて私たちは…………」

 

リアスは赤黒い魔力を迸らせ標的の天井めがけて

 

「滅びなさい!!」

 

魔力を発射すると光の膜のようなものがガラスのように砕け散った。

 

「悪魔だ!殺せ!!」

 

その言葉を皮切りに神父の服を着た人間が10人ほど現れ銃を構えて戦闘態勢となった。

 

「さあて行くわよ!」

 

リアスは魔力を纏いいつでも撃てるように発射準備をし

 

「行くにゃん!!」

 

黒歌は気を放出して魔力と練り合わせた。

 

 

 

 

 

 

 

「ガアアアアアアアア!!!!!!!!」

 

「アーハッハッハッ!良い声だ!さてそろそろかな?」

 

一正は今まで受けたことがない苦しみを受け叫んでいるがそれでもドーナシークは笑いながら続けている。

 

「ア…………」

 

一正は糸が切れた人形のように力を無くすと一正の体から赤い光が抜け出してドーナシークの体に吸収され左腕が変化した。

 

「フフフッ、これで()は「兵藤くん!!」おやおや」

 

ドーナシークは満足気に自分の左腕を見ていると一正を拘束していた鎖は斬られ一正はレイナーレにキャッチされる。

 

「ドーナシーク!あなたなんでこんなことを!!」

 

レイナーレはかつての仲間を責めるがドーナシークは気にもせずに赤龍帝の籠手を眺めておりレイナーレは目を見張った。

 

「それは赤龍帝の籠手!?なんであなたがそれを………まさか!?」

 

レイナーレは一正を見ると最悪の考えが頭をよぎった。

 

「あなた………一正くんの神器を抜いたの?」

 

「ああ、せっかくの神滅具があんな人間が持つなんて神器がかわいそうだからな。俺が有効活用してやるよ」

 

ドーナシークは変わらない表情で言うがレイナーレは怒りの表情を浮かべ

 

「人間から神器を抜き取る………それが何を意味するかあなたは分かっているでしょう!?」

 

「ええ、悪魔なんかはともかく人間はすぐに死ぬだろうな」

 

「なんで…………」

 

「?」

 

「なんでそんなことをするの!?あなたは私たちを救ってくれたバラキエル様を慕っていたじゃない!!だから私たちは恩人のイッセー君を助けるんじゃない!!」

 

レイナーレが叫ぶと突然ドーナシークは苦しい表情を浮かべ頭を抱えた。

 

「バラキエル……イッセー……」

 

「ドーナシーク、正気に…………!?」

 

レイナーレたちは心配するがドーナシークから赤黒い闇が発生しドーナシークを包んだ。

 

「バラキエル……忌々しき堕天使バラキエル!!俺を殺した憎き兵藤イッセー!!」

 

ドーナシークだったものは闇から出てくると闇のオーラを纏った赤い龍を模した鎧が刀身の半分を持って現れた。

 

「これは禁手(バランス・ブレイカー)!?なんで奪ったばかりの神器が至るなんてあり得ない!」

 

「ハハハハハハハハハ!これが赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)か!早速力を試してみよう!」

 

「「「レイナーレ(様)(さん)!」」」

 

恐怖に陥ったレイナーレだが3人の声で正気に戻り最善策の作戦を立てた。

 

「カラワーナ!一正くんを安全な場所に連れて避難しなさい!ミッテルトは至急堕天使と悪魔陣営に連絡を!そして木場くん!私と一緒に戦いなさい!」

 

「そんな!レイナーレ様2人でなんて無理です!ましてや神滅具の禁手相手なんて!」

 

「そうっす!ここは全員逃げるしか手立てはないっす!!」

 

カラワーナたちはなんとか説得を試みるがレイナーレは光の槍を作りドーナシークに向けると

 

「逃げたらここらはどうなるの?」

 

カラワーナたちはレイナーレの気に押され口を噤んだ。

 

「分かりました………無事に帰ってきて下さい」

 

「木場くん、レイナーレ様と一緒に戻ってくるっすよ」

 

「分かってるよ」

 

カラワーナは一正を抱きしめて飛んで行き、ミッテルトはそれに付いて行った。

 

「覚悟は出来た?」

 

「ええ、もうすでに出来てます」

 

祐斗とレイナーレはそれぞれの武器を構えドーナシークに立ち向かい、攻撃する。

 

 

 

 

 

「これで最後ね」

 

「結構時間が掛かったにゃん」

 

リアスと黒歌ははぐれ悪魔神父たちを蹴散らし祐斗たちの元へ行こうとした。

 

「リアスさーん!魔王様たちに連絡をしたから避難を!!」

 

「早くしないと2人が無駄死にっす!!」

 

突然カラワーナたちが現れ青い顔で言うがその理由が分かった。

 

「キャッ!?」

 

「何にゃん!?」

 

協会から爆発が起こりリアスたちは怯むがなんとか前を見ると

 

「うっ………」

 

「くっ………」

 

血まみれになった祐斗とレイナーレがこちらに飛ばされた。

 

「脆いなあ、クソったれの悪魔くんと忌々しい堕天使ちゃんよぉ」

 

多少の鎧に傷はあるがそれでも余裕があるドーナシークは先ほどまで勇敢に戦った祐斗たちを侮辱する。

 

「よくも、よくも祐斗とレイナーレを!!」

 

リアスは自らの滅びの魔力で攻撃し黒歌は仙術と魔力の融合技を放つがドーナシークには効かなかった。

 

「随分と弱い攻撃だな。攻撃ってのはこうするものだろうが!!」

 

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』

 

鎧から禍々しい音声が鳴り響くと同時にドーナシークの力が上がっていき赤黒い魔力が膨れ上がり右腕に集中させてそれを放とうとした。

 

「せめて!」

 

リアスたちはドーナシークの右腕に全力を振り絞って攻撃しなんとか右腕を空に向けさせ軌道を逸らした。

 

「おいおい、せっかく楽にさせようとしたのにそんなに苦しんで死にてえか!?」

 

ドーナシークは自らの攻撃を防がれたのが悔しいのか激昂した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの方向は!」

 

「「「駄目(です)(よ)イッセー(先輩)(君さん)!!」」」

 

イッセーは廃協会がある方向へ行こうとするが朱乃たちは行かせまいと必死に取り押さえる。

 

「駄目よ、あなたが死んだら私は!」

 

「そうです!私だって先輩が死んでほしくありません!」

 

「レイナーレ様たちだってイッセーさんが死んでほしくないから頑張ってるんですよ!」

 

「朱乃さん!白音ちゃん!アーシア!あのままじゃあグレモリーさんたちが!」

 

なんとか説得させようとするが3人は一向に応じなかった。

 

「どうすれば…………なんだ!?」

 

突然イッセーの胸から光が飛び出しイッセーの目の前に現れ、自らを掴めと言わんばかりの鼓動を放った。

 

「これは………」

 

イッセーはそれを掴むと光が砕け散り取手が付いた光のリングとなった。

 

「え!?」

 

「何が!?」

 

突然朱乃たちの体が光り探ると朱乃たちが持っている人型が映ったカードが光り出した。

 

「まさか!!」

 

『ただ君はまだピースを揃えてないからなんだ』

 

ダイゴの言葉が頭をよぎった。

 

「白音ちゃん、朱乃さん!そのカードを俺に下さい!!」

 

「イッセー(先輩)(君)………」

 

朱乃と白音は俯き考え込むと

 

「「分か(ったわ)(りました)」」

 

イッセーは2人からカードを手に取ると目の前が白くなった。

 

 

 

「イッセー君、どうやら見つけたようだね」

 

「イッセー君、君なら僕たちの力を貸せる」

 

「ハヤタさん、ダイゴさん………俺に力を貸して下さい」

 

イッセーは目の前の2人に頭を下げて頼んだ。

 

「イッセー君、君はこれから険しい道を辿るだろう。しかし諦めないでくれ」

 

「僕たちの力を正しい方へ使ってくれ」

 

「はい!!」

 

イッセーは誓うと2人は笑みを浮かべ

 

「それでは見せよう私たちの本当の姿を」

 

「これからもよろしく頼むよ」

 

ハヤタとダイゴの体から強力な光を発するがイッセーは目を瞑らずハヤタたちを見ていた。

 

「私はウルトラマン」

 

ハヤタは赤と銀の人型になり

 

「僕はウルトラマンティガ」

 

ダイゴは赤と紫と銀の人型となった。

 

 

 

 

 

 

「ハー、フー…………」

 

「「イッセー(君)(先輩)?」」

 

イッセーはリングをかざすと突然紫が混じった宇宙空間となり

 

「ウルトラマンさん!」

 

〈ULTRAMAN!〉

   

―へャァッ!―

 

リングの中に通すような形で白音から託されたカードを翳すと、輪の部分が青く輝きカードも同じ色の光の粒子に変換されてイッセーの左後ろへ飛んで行くと”伝説の光の巨人”【ウルトラマン】が現れる。

 

「ティガさん!」

 

〈ULTRAMAN TIGA!〉

   

―チャッ!―

 

続けて今度は朱乃から渡されたカードを翳すと黄色い輝きと共に変換された粒子が右後ろに飛んで集まると”超古代の光の巨人”【ウルトラマンティガ】となり、輪の部分が左右で青と黄色に輝き始める。

 

「光の力、お借りします!」

 

 イッセーがオーブリングを掲げると二体の巨人も同じ動きをし、持ち手のトリガーを押した。

 

〈FUSION UP!〉

 

ーシュアッ!ー ーチャァッ!ー

 

 瞬間、リングの両側にある装飾が展開し、輪の部分が青、黄、紫の順に光を放つと、同じようにウルトラマンとティガもそれぞれ青と黄色のオーラを纏い、光に包まれたイッセーと重なる。

 

そして足元から光が粒子となって霧散し、露わとなった姿は大きく変わっていた。

 

 胸には鮮やかな水色の輝きを放つ光輪があり両肩から背中にかけて黄と銀で彩られたプロテクターを装着した体は赤・紫・黒を主としており、やや青みがかった白い瞳を持つ銀色の顔の額にあるクリスタルは紫の光を放っている。

 

それは、とある戦士が伝説の始まりとなった二体の巨人を、その身に宿すことで誕生する姿。

 名を――

 

〈ULTRAMAN ORB!SPACIUM ZEPERION‼〉

 

――ウルトラマンオーブ・スぺシウムゼぺリオン。

 

 イッセーが変身した光の戦士は赤と青の時空間から飛び立つと、廃協会に向かって一直線に飛翔した。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあてそろそろとどめを…………グオオ!?」

 

ドーナシークはとどめを刺そうと右腕に魔力を籠めるが突然光の輪に当たり右腕は斬り裂かれた。

 

「あれは一体?」

 

リアスが振り向くとウルトラマンオーブがそこにいた。

 

「なんだ貴様!?」

 

ドーナシークが聞くとオーブは応える。

 

「俺の名はオーブ!闇を照らして悪を撃つ!!」

 

 

 

 

 




来週でオーブは最終回!

悲しいです!

追記
ユナイトさんのアイディアはとても素晴らしく彼の方が書いた方が良いのではないかと思うほどです。
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