ハイスクールU×O   作:あいーんチョップ

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今回は修業パート(ソフト)です。


修練せし眷属

「部長の婚約者のライザー・フェニックス?」

 

「そうにゃん。リアスは純血悪魔だから将来他の純血悪魔と結婚して子供を作らないといけないらしいにゃん」

 

イッセーは黒歌に聞くと昨日のリアスの暴走に納得するが、何故自分が選んだのか混乱した。このことを話すと黒歌たちが暴走してしまうかもしれないので黙った。

 

「グレイフィアさん、あの人本当に貴族なんですか?どう見てもそうは思えないんですが、というかあなた部長の家のメイドなんですからやらしく触っているのを注意して下さいよ」

 

イッセーはグレイフィアに懇願するがグレイフィアは目を瞑ったまま動かない。

 

「いいかげんにしてライザー!私はあなたと結婚するつもりはないわ!」

 

リアスはライザーを突き飛ばし

 

「おいおいリアス、君は家を潰したくないだろう?それに俺だってフェニックスの看板を背負ってんだ………お前の眷属全てを殺してもお前を連れてくぞ!」

 

ライザーが炎を吹き出すとグレイフィアが近づき

 

「おやめ下さいライザー様。あなたが人間界で暴れるのなら私も黙っていませんよ」

 

グレイフィアはその髪と同じ色の魔力を漲らせるとライザーの顔色は変わり炎を収めた。

 

「最強の女王(クイーン)と呼ばれるあなたと戦うつもりはない」

 

冷静を装っているライザーだがグレイフィアの脅しで恐れた冷や汗は隠せなかった。

 

「止めるのが遅いのではないでしょうか?それとも古に戦った悪魔とは所詮年を取った老いぼれだから判断するのが遅れるのでしょうか?」

 

イッセーの皮肉が混じった嫌味に反応し少し殺気を出すグレイフィアだが、それでもイッセーは止まらない。

 

「それにこんな奴と部長を結婚させるなんてグレモリーというのは部長を除いて相当な無能のようですね」

 

「小僧!貴様「それ以上の侮辱は許しませんよ」」

 

イッセーの皮肉にライザーは怒るがグレイフィアがイッセーに近づいたので猫のように大人しくなった。

 

そしてグレイフィアは先ほどライザーを止めたのと同じくらい魔力と殺気を出すがイッセーは変わらない表情で

 

「どうなるとゆうのでしょうか?」

 

イッセーも負けじと殺気を出すと周囲の物がヒビが入り、心なしか大地が揺れている感覚を2人以外味わい子犬のように震えた。

 

「イッセーもういいの!自分のことは自分で解決するから!!」

 

リアスがなんとかイッセーたちを止めてお互いの矛を仕舞わせると全員が落ち着いた。

 

「お嬢様、旦那様から最後のチャンスがありますがどうしますか?」

 

「.……レーティングゲームでしょ?分かったわ。私はライザーに勝って自分で自由を掴み取るわ!」

 

リアスが意気込むとライザーは先ほどの余裕を取り戻し

 

「おいおいリアス、君の下僕の数はいくつだ?そこの少年は関係ないから除くがたったの4人。俺のは全員揃ったフルメンバーだ」

 

自分の眷属を召喚し、自慢するライザーだがイッセーを格上と認識したライザーは小僧から少年と呼んだ。どう見ても情けない姿だがそれより気になることがあった。

 

(全員が女性ってどうことだ)

 

イッセーは気を荒立てるがなんとか落ち着かせるが兄の一正はだらしなさと羨ましさに溢れた顔でライザーの眷属を見ていた。

 

「ライザー様ーあの人やらしい目で私たちを見てるー」

 

「気持ち悪いー」

 

眷属の女の子たちが一正の視線を感じ取り気分を悪くしていたがライザーは優越感を感じたのか

 

(マジか!?)

 

ライザーは眷属全員と見せびらかすようにキスをするがイッセーと一正を交互に見比べた。

 

「そこの下僕くんと少年くんはそっくりだな。どういうことだ?」

 

「その子たちは双子の兄弟で兄の一正が私の下僕よ」

 

リアスが一正を紹介するとライザーは馬鹿にするような顔で一正を指差し

 

「ハハッ!兄が無能で弟が優秀とはな!リアスも眷属にする人間を誤ったわけだ!」

 

ライザーが小馬鹿にしたように笑うと一正は突然立ち上がり

 

「ふざけんなこの焼き鳥野郎!俺の方がそんな奴より強い!」

 

一正は赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を出してライザーに殴り掛かろうとするが

 

「ミラ、やれ」

 

「はい」

 

ミラと呼ばれた少女が持っていた棍で一正を突き、一正を沈めた。その様子を見てライザーは機嫌をよくしたのか

 

「さすがに足手纏いがいるんじゃリアスがかわいそうだな10日くらい期間をくれてやるよ」

 

ライザーは魔法陣を作り眷属と一緒に帰っていった。

 

「それではこれで失礼します」

 

グレイフィアも同じく魔法陣を作り帰還した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イッセー、お願いがあるの」

 

「察しはつきますがなんでしょう?」

 

リアスは真剣な顔でイッセーに

 

「私たちを鍛えて!」

 

一正を除いたリアスたちはイッセーに頭を下げて頼み込み、イッセーも真剣な顔で

 

「いいでしょう。もし眷属になれと言ったら断ってましたがそれでも俺は容赦しません。それでもやりますか?」

 

『はい!』

 

イッセーの剣幕に物怖じとせずリアスたちは返事をした。

 

(なんでだよ!なんで俺はこんなに弱いんだ!?なんで主人公である俺がこんな目に遭わなくちゃいけないんだ!?)

 

未だに自分が主人公と勘違いしている道化はイッセーに無駄な嫉妬をしていた。

 

「場所はどこで?」

 

「私の所有している別荘があるわ。周囲に人はいないから修業には最適だと思う」

 

そんな一正を放ってイッセーはリアスたちを鍛える場所を尋ね、それぞれのトレーニングメニューを練った。

 

「よし、それでは行きましょう!部長魔法陣を!」

 

「ええ!」

 

イッセーたちはリアスが作り出した魔法陣に入り、リアスの別荘へジャンプした。

 

 

 

 

 

 

 

「行くぞ木場!」

 

「来い!」

 

祐斗のメニューはウルトラ念力で重力を操り、騎士(ナイト)の力のスピードを封じた上での模擬戦だ。

 

「隙がありましてよ!」

 

「クッ!」

 

朱乃の雷光の攻撃を躱すが少しの接触でも戦闘不能になるので祐斗の神経は更に研ぎ澄まされる。が

 

ガラ空きだ!

 

「ゴフッ!」

 

油断しているところでイッセーの光弾がヒットし致命傷を受ける。

 

「アーシア!」

 

「はい!」

 

すかさずウルトラ念力を解除し、アーシアに祐斗を回復させるよう指示を出す。

 

「よし、回復タイムが短くなった。上出来だアーシア!」

 

「はい!」

 

「木場はもう少し不意打ちにも対応出来るように!神経は剣のようにただ鋭いだけじゃダメだ!」

 

「はい!」

 

イッセーは祐斗に出来るだけ実戦の能力を高めるため再びウルトラ念力を発動する。

 

「よし!じゃあ朱乃さん続きをよろしく!」

 

「うふふ、分かりましたわ。それじゃあ祐斗くん、私も容赦しませんわよ」

 

「お願いします!」

 

祐斗はウルトラ念力に耐えながら朱乃の攻撃をなんとか回避するが、不意打ちが来てもいいように周囲に神経を巡らせる。

 

「アーシア、君は悪魔になったのはいいけど本当に良かったのかい?」

 

イッセーはアーシアを心配するがアーシアは迷いのない顔で

 

「私が決めたからいいのです。私もイッセーさんたちと一緒にいて戦いたいです!」

 

「分かった。じゃあアーシアには課題を出す」

 

「はい!」

 

「アーシアには僧侶(ビショップ)の力である程度魔法を覚えてもらうよそしてアーシアの最大の武器である回復能力の向上と回復出来る範囲の拡大で神器(セイクリッド・ギア)聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)を使って自身の能力を高め、最終的にはそれを俺みたいに弾丸のように飛ばすのを目指す!」

 

「はい!」

 

イッセーは祐斗とアーシアを修業つけると白音の場所ヘ行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!」

 

「フッ!」

 

イッセーは白音に光の弾を出しつつ肉弾戦での修業をつけた。戦車(ルーク)の駒を持つ者の修業にしては一見地味だが少しでも油断したら

 

「きゃっ!?」

 

「今度は上からの攻撃にも気をつけろ!こっちは数が少ないから質で攻めるしかない!」

 

上空にセットしておいた光の弾を白音にぶつけた。が白音はそんなに甘くない。

 

「なるほど、仙術で気配を察知してたか」

 

猫耳と尻尾が出ていた。白音は仙術を発動しイッセーの攻撃の気配を察知し回避したがすぐさま元に戻る。

 

「ペース配分も完璧だ。そしてカウンターに蹴りを入れるのもグッドだよ白音ちゃん」

 

イッセーは白音に出来る限り仙術を発動させないでペース配分を考慮して戦闘能力を高めさせる修業をさせた。

 

「それじゃあレイナーレさんたち!」

 

「はいはい」

 

イッセーはレイナーレたちを呼び出して指示しようとする。

 

「一人は白音ちゃんと地上で戦ってもう二人は白音ちゃんにたまに攻撃して下さい」

 

「「分かったわ」」

 

「了解っす」

 

イッセーはレイナーレたち堕天使に頼んで次の黒歌の元へ行った。

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!」

 

「行くにゃん!」

 

イッセーは光の剣を生み出し、黒歌と模擬戦をした。女王の黒歌にはその高い性能を更に上げさせるために徹底的に基礎上げを望んだ。

 

「喰らうにゃ!」

 

「甘いっ!」

 

黒歌は仙術と魔法のフルバーストをイッセーに喰らわせようとするが光の剣で薙ぎ払い、黒歌に接近し斬ろうとするが

 

「クッ!」

 

黒歌は騎士の力を使って寸での距離で躱すが服を少し斬られていた。

 

「ナメないで欲しいにゃん!」

 

黒歌は華奢な体見た目に反して戦車の剛力を使いイッセーに反撃をしようとするが

 

「ハッ!」

 

イッセーは光の壁を作り防御するが黒歌の猛攻はイッセーの光の壁を容易く壊す。

 

「もらったにゃん!」

 

「まだだっ!」

 

「ふにゃっ!?」

 

イッセーは剣を地面に突き刺し光の弾を火山噴火のように発射した。

 

「うう〜イッセー少しは手加減して欲しいにゃん」

 

「何言ってんですか黒歌さん。あなたは女王なんですから部長と同じくらい頑張らないとゲームに勝てませんよ」

 

黒歌はイッセーに言うが事態が事態なので手加減をすることなどできない。下手をすると1人も倒せずゲームに負けてしまうかもしれないというつもりイッセーはゲームに重要な黒歌を鍛えている。

 

「それじゃあ俺は部長と兄さんのところへ行って来ます。黒歌さんは少し休んでて下さい」

 

「分かったにゃ〜」

 

イッセーはゲームで鍵を握るだろうリアスと問題の一正が待っている場所ヘ行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ部長はやはり徹底して基礎を固めてもらう上に全体的にレベルアップしてもらいます。そして兄さんは基本まで叩き上げるから覚悟してもらいます」

 

「分かったわ」

 

「ちっ」

 

リアスは素直に頷くが一正は納得していないのか子供のようにふてくされていた。

 

「まずは部長、あなたはバアル家の滅びの魔力を使ったウィザードタイプと聞きます。ですがそのバリエーションが少ないのが致命的です」

 

「ええ、今まで格上と戦ったことがないしバアルの滅びの魔力は誰にも負けないと思っていたけど以前のあなたと鳳凰の戦いで自分がいかに弱かったか実感したわ」

 

イッセーはリアスがライザーのようにプライドが高く修業が進めないことを予想していたが事が進んで順調に進めたと思ったが厄介な人物が残っていた。

 

「最後に兄さん」

 

「………」

 

イッセーの目を合わせずただただふてくされていた一正だがイッセーは容赦なく現実を叩きつける。

 

「この中で一番弱いのは間違いなく兄さんだ。兄さんは悪魔になったばかりだし、何の戦闘もしていないから仕方ないと思う。けれど兄さんのが持っている赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)は所有者が弱ければ単なる宝の持ち腐れだ」

 

イッセーの容赦ないアドバイスに一正は歯を噛み砕かんばかりに噛むがそれでもイッセーは止まらない。

 

「兄さんだって分かるだろう?あのミラって子は魔力や仕掛けもないただの棍で兄さんを沈めたんだ。俺の見立てが正しいならあの子はあの眷属の中で弱い方だと思う」

 

「………黙れ」

 

「だから兄さんには赤龍帝の籠手を禁手化(バランス・ブレイク)まで行かなくても格段に強くならなければならない。兄さんはこのゲームで鍵になるんだから」

 

「黙れよぉぉぉ!!」

 

イッセーのフォローは一正をかえって逆上させた。

 

「部長、あなたは皆さんと同じ兄さんと俺と一緒に4日間修業してもらいます。この修業でお互い何か掴めるかもしれません」

 

「分かったわ」

 

「それじゃあ兄さん。まずは「くたばれぇぇぇ!」フッ!」

 

一正は赤龍帝の籠手を発動しイッセーに殴りかかるが余裕で捌かれると同時に蹴りを入れられ逆に痛手を受ける。

 

「ハアアアアア!!」

 

リアスは滅びの魔力を全身に迸らせ何かをしようとしていた。このままでは明らかに危険だろう。

 

「よし、来い!」

 

イッセーは伸びている一正を巻き込ませないように位置を変え、光の力を総動員させ壁を作った。

 

「行くわよイッセー!」

 

「その構えは!?」

 

なんとリアスはウルトラマンオーブになったイッセーの光線技と同じ構えを取り滅びの力を全身から腕へ腕から手に集中させた。

 

「喰らいなさい!!」

 

黒い魔力がオーブの光線と同じ形で放出されその威力は普段放っている魔力とは桁が違うだろう。

 

「グウゥゥ!!」

 

「ハアアアア!!!」

 

リアスはなんとか押し切ろうとするが

 

「オオオオ!!!」

 

「キャッ!?」

 

イッセーは渾身の力で光の壁を強化してなんとか上空へ弾かせた。

 

「ハア、ハア、まさか俺の技を真似て魔力を一点集中させて放出するとは思いもしませんでした」

 

「フウ、フウ、私も伊達に上級悪魔じゃないもの。朱乃と黒歌に頼んで稽古付けさせてもらったのよ」

 

「強いですね部長。それに引き換え………」

 

イッセーは呆れた表情で兄の一正を見て計画を変えた。

 

「部長、兄さんを修業する時には常に女王に昇格(プロモーション)させておいて下さい」

 

「分かったわ」

 

イッセーは苦肉の策でリアスに頼むと、リアスは目を伏せて考え込むとしぶしぶ了承した。

 

 

 

 




次回はハード。

そして明日はとうとうウルトラマンオーブ最終回!

次はどんなウルトラマンが?
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