【主】
外洋から内海に入ったらしく波が治まってきた。左右両側に緑が見え、点々と建物が見える。しかし人が住んでいる気配もない。崩れ落ちている家、火事が起きている倉庫、何もかもが破壊されている。艤装から妖精さんたちが身を乗り出している。すると旗艦の扶桑さんが
「鎮守府にもう着きます。着いたら私についてきてください。」
と言ってきた。俺は
「OK」
と答えた。すると艦隊のみんなが?な顔をした。俺は心の中で「英語は使わないように」と言い聞かせた。
目の前にいくつかのクレーンと倉庫が見えてきた。
陸に上がると俺は真っ先に扶桑さんについていった。レンガ造りの学校のような建物の中に入り、4階へと上がったそして提督執務室と書かれたドアの前まできた。扶桑さんが
「提督は一人で話したいとおっしゃっていましたので私が案内できるのはここまでです。助けて頂きありがとうございました。」
と言った。俺はドアを開けて中へはいった。するとそれは驚いた。そこにはクラスメイトで隣りの席だった西寺さんがいた。西寺さんもとても驚いている。
「七多出くん....七多出くぅぅん」
そういって彼女は俺に抱きついてきた。西寺さんは俺の幼馴染でクラスの中では付き合っていると勘違いするやつもいるほど仲が良い。しかし俺も西寺さんも全く恋愛などには興味がなく付き合ってなどいない。いわば友達である。彼女は俺がいなっかた1週間程の話をしてくれた。
1日目、俺が行方不明になっていた。2日目、テレビのニュースで世界各国が何者かに攻撃されていることが報道され、日本政府は緊急事態宣言を出した。3日目朝起きたら、そこら中が焼け野原になっていて自分に艤装がついていることに気が付いた。4日目日本国防軍が設立され、彼女はここ名古屋鎮守府に配属された。そして数日たった今日俺に再開した。
「ところで西寺さん、ほかのみんなは?」
と尋ねた。彼女は暗い顔になり、
「市民の90%が死亡、残りが行方不明なの。そしてあなたと私の家族は...」
彼女は涙をこらえようとしていたがついには泣き始めた。
「七多出くん...七多出くん、私と一緒にこの日本を世界を救いましょう。」
彼女は泣きながら俺へとまた抱きついてきた。
「わかった親友に言われたら聞くしかないだろ。」
そう言って俺は微笑んだ。このとき初めて自分が泣いていることに気が付いた。俺と西寺さんと艦娘たちの戦いが幕を開けたのである。ところで彼女の艦種は軽空母である。
西寺 香(にしでら かおり)
年齢15歳
趣味 お菓子を食べること 読書
性格 とてもおしとやか
備考 父は大手企業の社長で母は京都の宿の女将さんであった。だから金持ち。