魔法少女リリカルなのはvivid~過去と未来と現代の交差~ 作:ガイル
前回の内容を忘れてしまっていたとか駄目作者ですね~(´・ω・)
この経験を生かしてしっかりと書いていきます。
では、十八話目入ります。
―――???
オワラナイ……
「伝令!!ライオット中佐が討ち死に!!部隊も全滅です!!」
「東からの報告からはファラ大尉を率いる部隊も全滅との事!!」
オワラナイ……
「ええい!!何故これほどまでに敵の戦力が高いのだ!!」
「こちらの情報が漏れているのではないか!?」
「スパイが紛れているというのか!?」
オワラナイオワラナイ……
「伝令!!最前線に居たユーリ大佐までもが討ち死に!!」
「このままではユーリ大佐の部隊が全滅に合います!!」
「最前線は要だ!!突破させるわけにはいかん!!増援を送らねば!!」
「だが、指揮を取られておるユーリ大佐がおらん!!兵士たちは浮足立っておる!!新しい指揮者が必要だ!!」
オワラナイオワラナイオワラナイ……
私は戦争の為、自陣の奥にある一番でかくて広いテントの中で作戦の指揮を立てるために戦場の描かれた紙を眺めていた。伝令からは悪報ばかりが飛んできて、味方の全滅した部隊の所にはバツ印が付いている。
テント内は様々な状況の言葉が飛び交って慌ただしい雰囲気だ。悪報の伝令が来るたびに軍師の老臣達は頭を悩ませている。
「他の部隊はどうした!?」
「他の部隊も押されています!!撤退させなければ全滅も時間の問題です!!」
「……ここは全部隊の一時撤退が必要だろう」
「しかし、他の部隊を撤退させるためにも最前線は突破させるわけにはいかん!!」
「最前線へ指揮を取れる者はおるか!?」
状況は刻一刻と劣勢へ傾いている。ライオット中佐、ファラ大尉、ユーリ大佐までもが戦死し兵士たちの士気に大きく響いている。
劣勢となった今の戦況を立て直すためにも一時撤退が必要となる。そのためには最前線で敵を食い止めなければならない。
しかし、ユーリ大佐ほどの者を討ち死にした者が最前線に居る。そこへ指揮を取りに行かねばならない。
つまりは自分の命を捨てに行く覚悟を持って仲間の撤退をしなければならない。
「ええい、誰か最前線に行ける者はおらんか!!」
会議の賛否の権限を持っている頭の固い軍師達は待機している者たちに声をかけたが誰も挙手をしようとしなかった。
言葉が飛び交っていたテント内は誰も口から言葉を出さない為、あれほど騒がしかったのが嘘のように静まり返っていた。
オワラナイオワラナイオワラナイオワラナイ……
誰も行かないのなら……ユーリ大佐以上の人物が必要なら私が……。
私は挙手しようとした。
「私が行こう」
しかし、その行動よりも先に私の後ろに居た人物が私の肩に手を置きながら、何の曇りもない真っ直ぐな言葉を発言した。
そのおかげで挙手するタイミングを失ってしまった。
「へ、殿下!!殿下が最前線に行かれるなどもっての外ですぞ!!」
「ユーリ大佐ほどの人物が戦死したのだ。それ以上の人物でないと足止めにもならんさ」
「し、しかし、それでは……殿下が……」
「ん?お前は俺が負けると思っているのか?」
「い、いえ……ですが……」
「相変わらず頭が固い爺さんたちだ」
殿下は笑いながら私に顔を向けてきた。その表情は命を落とすかもしれない危険な最前線に行くと言ったのに不安を出さずに笑っていた。
そして、私に顔を向けながら他の者たちに話をする。
「それにこいつが挙手しようとしていたからな。流石に不味いと思った」
「で、ですが……」
「……このまま仲間を死なせるわけにはいかない」
「……」
殿下の気迫のある低い声が渋っていた軍師達を黙らせた。
「……殿下がそう仰られるなら、仰せのままに」
軍師達は何を言っても無駄だろうと思ったのか、納得のいかない表情をして困惑していたがしぶしぶ了承した。
殿下はうむ、と言ってテントから出ていく。殿下が最前線に行くとなったのでテント内の言葉の口論が始まった。急いで護衛兵を集めろとかやはり殿下を最前線へ行かせるのは不味いのではなど。
私は殿下の後について行くために口論で騒がしいテントから出た。そして、馬に乗る殿下の元へと駆けつける。
殿下は私に気付いたらしく、こちらを見て笑みを零す。
「すぐに行かれるのですか?」
「ああ、1秒でも早く行かねば味方がどんどん戦死してしまうからな」
「……」
私は殿下の顔をまともに見れなく顔を伏せた。そして、瞳から一滴の雫が流れたのが自分でも分かった。最前線に行く……それは自分から死にに行くような事なのだから。
「俺の為に泣いてくれるのか?」
殿下も私が泣いているが分かり、キョトンとした表情をしていた。なぜ私が泣いているのかが分からないようだ。
「あ、当たり前です……たった一人の……もはや世界でたった一人の……」
「お前は小さいころから泣いてばかりだな……オリヴィエ……」
そう言いながら私の頭に手を乗っけて撫でてくる。
「お前の理解者が現れるといいな。お前の為に笑い、お前の為に戦い、お前の為に頑張ってくれる奴を」
「い、今はそんな事を言っている場合では……」
私はそう言って涙を手で拭って顔を上げ、真面目な表情になる。陛下は笑っていた。
「……絶対戻ってきてください……“兄さん”」
「ああ、可愛い妹が待っているからな」
殿下……兄さんは聖王家の証である左眼が紅で、右眼が翠の瞳を細めて太陽の様に明るい笑みを私に向けて、そして自陣から疾風の如く馬に鞭をあて飛び出して行った。
それが最後に見た兄さんの表情だった。
兄さんは最前線でユーリ大佐を討ち死にした人物を倒し、味方の撤退に大いに時間を稼いでくれた。
しかし、最前線の兵たちも撤退させるために最後まで残った兄さんは、全身を突かれ絶命ながらも決して倒れることなく立っていたと最前線にいた兵士たちが言っていた。最後まで仲間の事を思って兄さんは最後まで立っていたのだ。
その兄さんの気迫に敵は怯み追撃をせずに一時撤退をしたのだ。
オワラナイオワラナイオワラナイオワラナイオワラナイ……
兄さんの最後が素晴らしかったのはわかった。だが、兄さんが戦死したという事は聖王家は私、オリヴィエ・ゼーケブレヒトが最後の一人となってしまった。
私の家族は全てこの乱世の中で命を落とした事になった。
私はこの乱世が憎かった。
オワラナイ……
必然的に兄さんの後継者となった私はこの乱世を1日でも早く終わらせようと再び戦場に立った。
血を血で洗うしかないこの世の中に……聖王女として。
オワラナイ……センソウガ……オワラナイ……
私の理想は……私の願望はこの時に固まった。
私はそれを叶える為に戦場を駆け巡った。
―――マンション
「んっ……」
私はベッドで目を覚ました。いつもは起きてからも少し寝ぼけてしまう私だが今日は脳がハッキリと覚醒しているのが分かった。
昨夜はキャスターのマスターに酷くやられてしまい、傷を癒すために魔力をかなり使ってしまいました。
ガイの魔力値が低く魔力のラインがうまく繋がっていない為、ガイからの魔力の補給が出来ない。
ですが、魔力の低さをどうこう言うつもりはないです。ガイは魔力値を上げようと何年も努力を積み重ねているのは知っている。それで、魔力値がC-という結果であるのだから。
「お、目が覚めたか」
「……いい匂いがしますね」
嗅覚にはとても美味しそうな匂いが、聴覚には何かを焼く音とガイの声が聞こえてきた。
「もう少しで出来上がるから待ってな」
私はベッドから体を起して立ち上がりキッチンの方を見る。そこにはフライパンにベーコンを炒めているガイが立っていた。
時間は六時前。私がこの時間で起きた時に朝食を作っているという事はもっと早く起きて準備をしていたのだろう。
「ガイ、いつもよりも早く起きていますね。その上、昨夜はソファーで眠ったから完全に疲れが取れていないのでは?」
「今日はアインの授業参観に行かないといけないからな。普段着なれていない背広を着ないといけないから少し時間が欲しいんだ」
そう言いながら、片手で卵を割りフライパンへと落とす。
昨日の夜、アインハルトが授業参観に来ないかと誘われた。ガイは行くと言った。私はクラウスの子孫であるアインハルトの私生活にも興味は湧いていたが、何故か行く気が起きなかったので断った。
その時に見せたアインハルトの寂しげな顔が脳裏に残っていますが。断らなければ良かったでしょうか……。
「オリヴィエは何で行かないんだ?」
「……少し調べたいものがあるので」
「……そう」
ガイは視線をフライパンに落としたまま、素っ気なく言う。
ガイは必要以上に私の事に関して聞いてこない。私の願望も知らずに一緒に居てくれる。
それでいいのかと思ってしまうほど。
「ん、出来た、と」
考え事をしている内にガイはベーコンの上に目玉焼きを乗っけたベーコンエッグを皿に移す。それと同時にチンと音がして、トースターからキツネ色に焼けたトーストが二枚出てきた。
「後は盛りつけにミニトマトとキャベツを千切って完成か」
キャベツも盛り合わせて出来上がった料理をテーブルに運ぶ。私も朝食の主食であるトーストを皿に乗っけてテーブルに運ぶ。
「俺は一度外に出るから、着替えなよ」
「いえ、別にガイが出ていかなくても私はここで着替えますよ」
寝起きのままでガイの青の縦縞のパジャマを着ていた私は胸元のボタンを外しながらそう言うと、ガイは慌てて顔を真っ赤にして私から視線を逸らした。
「……少しは恥じらいを持ってくれな」
そう言って、顔を真っ赤にしたままガイは部屋を出て行ってしまった。
「……ふふっ」
そんなガイの様子を見ていると自然と笑ってしまった。昨夜から“理想”の事について考えて、ガイから言わせればしけた顔をしていたらしいが、ガイのあの慌てたような表情を見ると沈んだ心が温まったように思える。
「ガイがマスターで良かった」
本心からそう思える言葉を口にした。
しばらくして、ガイと朝食をとり、押入れの中からビニールのカバーを付けた背広を取り出して、それを着たガイはお昼までには戻るからと言って、部屋を出て行った。
聖杯戦争中なので、もしもの時にはその右手の紋章に強く念じて下さい、と私は言っておいた。
そうすればその力を持って空間転移で私をすぐ呼ぶことも不可能ではない。
しかし、私もあの紋章はどれほどの力を持っているのかは分かっていない。壮大な魔力を秘めているのは知っているが、それを使えば私への魔力補給も出来なくはない。だが、三画しかないその貴重な紋章をそんな簡単に使う事は出来ないだろう。
それにあの紋章の名前すらも分かっていない。
「……さて、私も行きますか」
私もカラーコンタクトを付けて部屋を後にした。行先は1つだ。
―――聖王教会本部
ミットチルダ北部にある中世風の大きな建物が山々に囲まれた中で威厳を放つように建っている。
周囲の自然に溶け込むようにそそり立つそれは何の違和感もなく、しかし、それでいて真正面から見ればその威厳の威圧に驚きを隠せないだろう。
それがこの聖王教会だ。
ここは観光スポットとしても有名らしく一般人の人もある程度なら中に入る事が出来るようだ。
「……懐かしいですね」
私は大きな門の入口の所でその建物を見上げて、自然と口から言葉が零れた。たぶん、今の私は微笑んでいると思う。
ここは私が小さい頃に育てられた場所だ。建造物が現代にそのまま残っているのは珍しい。その歴史的な建造物を残すために定期的に補強作業を行っているのだろう。
きっと、兄との背比べで柱に刻んだ傷とかも無いのでしょうね……そう思うと少し寂しいですが。
胸に少し穴が開いた虚無感を抱きつつも、私は大きな門を潜った。今日は土曜日なので観光客も少しばかり多い。
中に入ると大きな噴水が中央にある中庭に出た。噴水は壺を持った女性を模造した石像が壺から水を流しているように作られており、幻視的な姿に見惚れるほどだ。
椅子やテーブルもあるのでここは休息や憩いの場にはピッタシだろう。
「本当に懐かしい」
感情の籠った声が自然と出ててしまう。
私の居た時代の時もこの噴水はあった。家族全員でここで昼食を取ったこともあった。兄さんと追いかけっこをしたこともあった。噴水の溜まっている水を覗き込んで水の中に落ちてしまった事もあった。
ここにいるだけで思い出がぽろぽろと走馬灯のように蘇ってくる。思い出すものは何もかも平和で日常の一コマをくり抜いた様な光景ばかりだ。
ここに居た頃は本当に平和だった。この平和がいつまでも続くと思っていたこともあった。
しかし、乱世の時代が訪れたため、戦場に近いこの教会から離れるためにここを離れた。
長く思えたここの生活は簡単に終止符が打たれた。
「あれ?フリージアさん?」
「あ、ほんとだ」
「ん?」
と、物思いに耽っていると、この世界では偽名を使っている名がこの中庭に聞こえてきた。声のした方を見るとそこには2人の人物がこちらに向かって歩いて来ていた。私はその人物を見て一瞬だが警戒した。
「……ああ、なのはとフェイトですか。こんな所でどうしたのですか?」
“なのは”が居たからだ。サーヴァントとして“未来”のなのはが参戦しているため、“現代”でなのはに会ったら警戒だけはしておいた方が良いと昨日ガイと話し合った。
未来のなのはも今目の前にいるなのはも瓜二つなのだから。
しかし、格好は戦闘とは皆無なおしゃれな感じの服装だ。とても戦いに来たとは思えない。それに雰囲気が和やかだ。目の前の“なのは”はきっと“現代”のなのはとして間違いはないだろう。
私は警戒を解く事にした。とは言っても相手からは分からないような心構えだが。
そして、フェイトの服装は決まりすぎてここでは少し場違いかもしれない。
「今日、ヴィヴィオの授業参観だったから行ってきたの。で、騎士カリムから話があるって連絡があったから、その帰りにここに寄ってきたんだよ」
「い、一度着替えてから来たかったんだけどね」
フェイトは顔を赤くしながら困ったように首を傾げる。
ハイヒールに黒いストッキング。タイトスカートの切れ端から黒ストッキングを掴んでいるガーターベルトがちらちらと見えるような格好をしている。
「ガイ君も来てたんだけど、ガイ君がフェイトちゃんのここをチラチラと見ていたから私が、ここが気になるんだよね~、と口に出しちゃった。そしたらガイ君は必死に否定して来るんだもの。見てて面白かったよ」
なのはがフェイトのタイトスカートから見えるガーターベルトを指差す。
ガイがフェイトの太ももを見て、ガイもフェイトも顔を赤くして、隣でなのはが笑っている光景が思い浮かぶ。
「ううっ、それを言われてからこの服装が結構恥ずかしくなったよ。一度帰って着替えたかったけど、それだと騎士カリムとの時間が合わなくなっちゃうし」
その部分を手で隠しつつ、少し涙目な表情をしてくるフェイト。
「まあ、ガイは恥ずかしがり屋ですからね。私が部屋で着替えようとするとすぐに顔を真っ赤にして外に出てしまいますし」
「……そ、それは……」
「ガイが悪いわけじゃないと……」
2人はどのように答えたらいいか分からない表情をして苦笑しながら言葉に出す。
「まあ、ガイ君は純情な子だからね~。フリージアさんと同居していたらなかなか大変なのかもしれないね~」
「どういう意味ですか、なのは?」
「ふふっ、それは内緒だよ」
天使のような笑みを向けてはにかむなのは。内心はどんな事を考えているのだろうか?
「ところで、フリージアはここで何をしているの?」
「私ですか?私はここの見学に来ました」
フェイトが話を変えてきたのでフェイトの方へ顔を向ける。まだ顔が少し赤いようだ。
「留学生だもんね。いろいろと見て回るといいかもね。電車で来たの?」
「いえ、歩いてきました」
「「えっ?」」
当たり前のように答えたと思ったのですが2人は絶句したように表情を固まって言葉に詰まっていた。
「ガイ君の住んでいるマンションからここに歩いて来たの?」
「ええ」
「あそこの最寄り駅でも駅からここまで40分ぐらいは掛るよ。どのくらい歩いたの?」
「七時間ぐらい……ですかね」
「「……」」
2人からは驚いているのか唖然としているのか分からない表情をして私を見ている。
「どうしたのですか?」
「う、ううん、何でもないよ。歩く人が好きな人もいるもんね」
「そ、そうだよ、なのは。たとえ七時間歩こうとそれが好きならね」
2人は互いの顔を見て苦笑しながらもうんうん、と頷く。
「あ、なのは。そろそろ時間」
「ほんとだ。騎士カリムに会わないと。それじゃあ、フリージアさん。またね~」
「ええ、また」
なのはとフェイトは笑みを浮かべてお辞儀をして私から離れていった。
“現代”のなのははとても優しくて思いやりのある人物だ。時々小悪魔な考えをしている時もありますが。ですが、そんななのはが聖杯戦争に参戦している。
なのはもいつかは英霊となって人々の記憶に残っていくのだろう。それが英雄なのか反英雄なのかは定かではないが。
「……敵として会いたくありませんね」
私はなのはの背中を複雑な思いで見つめていた。
―――喫茶店内
「はあぁああぁぁ!!」
「……」
アルトリアが天井に踏み込んで真上からキャスターに向かって、素手のように思えるがまるで何か剣を握っているような手の構えでキャスターに攻撃を放っていた。
アルトリアの持ち方からして剣だろう。
何か特殊な力を持って不可視な剣になっているのかもしれない。
キャスターは杖を上に掲げてその不可視な剣に対して受けの態勢に入る。
ガキン、と金属のぶつかり合う音が店内に響き渡った。その余波が店内のテーブルや食器などを吹き飛ばす。
「ふんっ!!」
その間にゼストが好きの出来たキャスターの横から円月刀の形をした槍を横切り薙ぎ払うように踏み込んで放っていた。
「……ジャッカル」
『了解した、マスター』
しかし、キャスターは冷静に分析し、デバイスである“ジャッカル”に指示を出して黒い霧を瞬時に大気に散布した。あれは魔力が蒸気化したモノだろう。
それはまるで、その散布した魔力がキャスターを守るようにしてキャスターの周りで渦巻いている。
そして、それはキャスターとゼストの間に集まり凝固して擬似的な盾となってゼストの攻撃を受け止めた。
その間にアルトリアは床に着地して、不可視な剣を突きのモーションのようにしてキャスターに突き刺そうとする。
「ぐっ!!」
だが、それは届く事無く黒い霧が固まって出来たハンマーのような形によって、独立して動けるのか、それに殴られて後ろへ飛ばされ、そのまま厨房の中へ激突した。周囲にあった食器類も衝撃を受けて割れ、ガシャンパリンという軽い音が戦闘中でも心に響く。
「ここだっ!!」
だが、そのおかげでキャスターに隙が出来た。俺はその隙を狙って鞘から鞘走りした刀でキャスターを狙う。
「踏み込みが甘いな」
だが、それも難なくアルトリアを止めていた杖で受け止められる。そして、黒い霧が俺の目の前で固まり両手剣のような武器となって矛先をこちらに向けていた。それはすぐ俺に向かって飛んでくるはずだろう。
「危険だぞ、ガイ!!」
隣にいたゼストが兜割りのように槍を振り下ろした。そのため、キャスターの注意がゼストに向いた。
俺はその間に転がるようにして矛先から体を動かす。と、同時に先ほどまで居た場所に黒い両手剣は通過して飛んでいき後ろの壁へと突き刺さった。
間一髪だ。ゼストが注意を引かなかったら死んでいただろう。
そして、ゼストの兜割りも受け止められ、その間にゼストに黒い霧が濃くなって押し寄せてくる。
「むっ!?」
黒い霧は瞬時に二刀の長刀になりハサミのようにして左右からゼストに襲いかかってくる。
「ゼスト!!」
ダンッと後ろからものすごい音がしてアルトリアが叫んで走る……というよりも弾丸のように跳んでゼストの隣へ着地して片方の長刀を不可視の剣で受け止める。ゼストはもう一方の長刀を受け止める。
俺はゼスト達の反対側から抜いてある刀を片手で振り下ろす。しかし、キャスターは見向きもせずに杖を使ってそれを受け止める。
見なくても防御できんのか。更にあの黒い霧……ここは……。
俺は一つの結論に達したので大きく後ろへ下がった。アルトリア達も同じ考えをしていたのか、キャスターから離れ俺の方へ跳んできた。そして、そのままキャスターが割って入ってきた窓から外へと出た。
あの狭い喫茶店内で戦っていては満足に戦う事も出来ないし、あの黒い霧から出来る武器を避けるのも動きに制限が掛ると容易ではない。
それなので俺たちは外へ出る結論に達したのだ。
喫茶店内は人がリラックスできるような光景ではなく、荒れ果てた戦場となってとても営業できるような所ではなくなっていた。
「あの霧……やっかいですね」
「瞬時に武器の形になりそれを飛ばせることが出来るとわかっただけでもいいだろう。予備知識があれば事前に動ける」
「ああ、そうだな」
先ほどの戦闘から得たモノを簡単にまとめていると、荒れ果てた喫茶店中からキャスターが殺気も十分に込めながらゆっくりと歩いてくる。
戦闘中もあの殺気を緩めることなく放っていたのだから冷静な判断能力があの時は無かったのかもしれない。
そして、キャスターの眼にはどす黒い殺気の他にも何か違う感情が映っていたのも見えた。
あの眼に映る感情の色は……なんだろうか?
「中だと狭いと考え、外に出たか。だが、それは私にとっても好都合」
「「「!?」」」
キャスターが右手を空に上げた。すると、黒い霧は更に増え、大きく展開し俺たちと喫茶店を囲い込むようなドーム状になり、光を遮って視界は暗闇に包まれた。俺たちは互いに背中を預けて武器を構える。
「いけ……」
キャスターが短く呟くと、その霧は様々な武器となって矛先を俺たちに向け飛んできた。俺の動体視力を持って軌道を見切れても10が限度だ。喫茶店を囲むほどの大きさの武器の数だ。200や300は当たり前のようにあるだろう。
「俺に任せろ」
ゼストの声が背後から呟くように聞こえてきた。ゼストの方を向くと槍が輝いてこの暗闇の明かりになっている。槍に魔力を込めたのだろう。
「牙龍!!」
「わっ!!」
その槍先を下に向け思いっきりコンクリートに差し込んだ。大地を這うような衝撃がゼストを中心に波紋のように広がった。そして、コンクリートが吹き飛ぶぐらいの衝撃が俺たちの足元以外の所から湧き上がってくる。それが飛んでくる黒い武器にぶつかり勢いを殺し俺たちの身を守ってくれた。
ぶつかり合ったので煙幕が巻きあがる。
「ぐっ!!」
「ぬわぁ!!」
「ぬ!!」
だが、大気に舞い上がっている煙幕を吹き飛ばすほどのジャイロ回転のある黒い魔弾が三つ俺たちに飛んできて腹部に当たる。そのまま、それぞれ三方向に飛ばされた。
威力がありすぎた。そして速い。バリアジャケットや騎士甲冑が付いていなければ腹部に風穴が開いていただろう。
「ぐっ!!」
その衝撃は強力すぎたので腹部に激痛が走る。服部のあたりのバリアジャケットが剥がれ落ち、うつ伏せの状態で腹部を押さえつつ顔を見上げる。目の前にはいつの間にかキャスターが見下ろすように冷たい目で俺を見ていた。
飛ばされた衝撃で鞘と刀が一対のプリムラを手放してしまった。
「貴様は弱い」
「くっ……」
キャスターから言われた言葉は否定する気が起きなかった。事実、その通りなのだ。
だが、その事実を現実として受け止めてしまうと周りに迷惑をかけてしまう。それが悔しい。
「ふん、その現実に否定する気はないようだが内心は悔しがっているようだな」
「ふ、ふざける……」
そう言い終える前に俺の右手の甲をキャスターは足で踏ん付けて左右に動かす。
「ぐ、ぐあああ!!」
「この“令呪”もいらんだろ。私のマスターに渡してファイターでも使役するか」
キャスターの左手に黒い霧が集まり凝固して刀となった。それを掴み俺の手に近づける。この紋章……令呪を狙っているようだ。このまま右手を切り取るつもりだ。
「ぐっ……」
俺は腹部と右手への激痛に耐えながらも黒い魔弾を真上に錬成する。
「意味ないぞ」
「!?」
だが、それは一瞬にして弾き飛んだ。キャスターが左手の刀で一振り振っただけで俺の魔弾は弾き飛んだのだ。
「無駄な足掻きだ」
「ぐっ……い、いや……無駄なんかじゃない……さ」
「……ほぅ」
キャスターは感心したような声を放って俺から視線を離して真正面を見ながら大きく跳んで後退した。
「ガイ!!」
俺の後ろから聞き慣れた声がした。そして俺を抱き起こす。騎士甲冑と手甲を付けたオリヴィエが起こしてくれたようだ。オリヴィエは心配そうな表情をして俺を見ていた。だが、それも怒りの表情に変って、俺からキャスターに視線を移す。
「オリヴィエ・ゼーケブレヒトか」
「くっ……あなたがガイを……」
特に何の感情もなくキャスターはオリヴィエの真名を口にした。
俺はオリヴィエを呼んだのだ。
黒い魔弾は囮でキャスターがそちらに注意を払っているうちに俺はこの“令呪”に強く念を押していた。来いオリヴィエ!!と。そうすれば時空転移で俺の傍に来てくれると言っていた。
これで来るかと半信半疑だったが、どうやらちゃんと来てくれたようだ。
「天幕よ、落ちよ!花散る天幕(ロサ・イクトゥス)!!」
「……ふん」
そして、後ろへ下がったキャスターの更に後ろに紅く捻れた特徴的な剣を踏みこんで横斬りを放っている人物が居た。それをキャスターは振り返ることもせずに右手を右肩へ動かし杖を背中に持っていきその剣を受け止めた。そのまま鍔迫り合いのような形となって互いに動きが止まった。
「ふむ、不意を突いたつもりだったのだがな」
「来客が多いな。今度はセイバーか」
「えっ……」
その人物……セイバーはアルトリアにそっくりだった。胸当てがとれ、不可視な剣を地面に指して剣に体重を預けていたアルトリアも自分自身に似ている人物が目の前に居て驚きを隠せないでいた。
俺も痛みに耐えてオリヴィエに肩を借りて起き上がり、セイバーを改めて観察する。
金髪の髪に翠の瞳。そして、顔の輪郭も容姿もアルトリアにそっくりだ。
違うのは服装。鮮やかな赤のドレスに、随所に施された金の刺繍があり、大きく腰下まで開いた背中のラインがある。スカートの前が半透明なシースルーになっており白い下着なのだろうか?それが丸見えになっている。
ドレスで戦うのか?まあ、それでもあの剣を使いこなしているのを見る限り疑問ではないが。だが、あのスカートが半透明なシースルーなっていて下着みたいのが見えるのがちょっと気になる。
「えっ?セ、セイバー?」
「凛!?なぜここに?」
あのセイバーの後ろにどこかで見たような美少女が驚きの表情を見て、セイバーと言いつつもアルトリアの方を見ていた。
黒い髪を黒いリボンでツインテールに縛り、翠の瞳。黒いニーソックスに黒く短いミニスカート。胸元に十字の紋章が付いている赤い服を着ている……ああ、思い出した。都市中の書店を漁るために移動していたら出会いがしらでぶつかった人物だ。あの子も聖杯戦争に関与しているのか?
「何故俺を狙う?」
「なに、前の対決に決着がついていなかったのでな。余が最優先で終わらせたいものはそなたとの決着だ。それにそなたは前回本気で戦っておらぬしな」
俺が思い出していると、こちらの鍔迫り合い状態のままでの2人は一言二言、会話した。それを俺は聞き取る。
前回の戦い?廃棄都市区画での戦いだろうか?オリヴィエがキャスターのマスターと対決した時にはこのような人物がいるとは言っていなかったし。となるとその時に居た人物たちはキャスターとこの人物になるだろう。
と、なるとあのセイバーと同時に現れたあの凛って子はセイバーのマスターか?
脳内の情報整理が追い付かなくなる。俺の頭の中は得てきた情報を処理するためにフル回転中だ。
2人の鍔迫り合いに変化が起きた。セイバーの周りに黒い霧が寄って来たのだ。セイバーはすぐに後ろへと下がってその霧から離れた。
その間にキャスターは黒い霧から複数の武器の形を作り、矛先をセイバーに向けて飛ばした。それをセイバーは難なく薙ぎ払った。
「オリヴィエ、プリムラを取ってきてくれ。鞘と刀が転がっている」
「ガイ、無理しないで下さい」
俺はキャスターがセイバーに注意を向けている間にオリヴィエから離れて、左手でキャスターに踏みつけられた右手の甲を押えながらオリヴィエにプリムラを取ってきてもらうように促す。
「アルトリア……ランサー組とは停戦協定を結んだ。だが、三対一でもあのキャスターに敵わなかった。しかし、あのセイバーが現れて状況も変化した。あのセイバーはキャスターと戦いたいらしいし、それにマスターであるアルトリアとあの凛って子も多分、知り合いだ。うまくいけば今度は六対一になる。キャスターは強敵だ。落とせる時に落としとかないと不味い」
「その通りだ、ガイ」
「ランサー!!」
俺の隣にゼストが槍を杖代わりについて立っていた。服部あたりのバリアジャケットが破れてしまっている。
俺もアルトリアもゼストも受けたあの黒い魔弾はかなり強力だと言う事が俺たちを見ることで物語っている。
オリヴィエは先ほど停戦協定を結んだと言ったとはいえ、少し前までは敵だったので俺の前に出てランサーを警戒していた。
「あれは強敵だ。共同戦線を張らない限り、この聖杯戦争はキャスターの勝ちになるだろう」
「ランサーも同じことを言いますか……で、ですが……」
「頼む、フリー。俺もフリーを呼んで何もせずに戦場からは撤退はしたくない」
「……分かりました。取ってきます」
何か納得のいかない表情をしていたが、俺の気持ちを摘むんでくれてオリヴィエは俺から離れてプリムラを回収に向かった。
「あのセイバーもなかなかの技量をもっているな」
「ああ、キャスターの動きについている」
キャスターとセイバーは武器を交えていた。とは言っても、キャスターが黒い霧から武器を作成し飛ばして、それをセイバーが薙ぎ払っているだけだが。時折、黒い魔弾も飛んでいくがそれは紙一重で避けている。
ふと、俺の右手の甲を見る。キャスターに思いっきり踏まれたので赤くなっているがその赤に劣ることなく紅い令呪は少し形が減っていた。
ライオンの形をしていたが今は耳と輪郭の部分が無くなっている。確かこれには絶対的命令権がある。
「使用回数に限りがあるってことか……」
残りの区画からして一回か二回だろう。残りが眼と鼻と口だけだ。
「きゃはは♪」
「「!?」」
と、考え事をしていると背後からあまり聞きたくない笑い声が聞こえてきた。俺とゼストはそちらに振り向く。
「やっほ~、ガイ。またまた殺しに来たよ~♪」
いかにも楽しそうな声で残忍な笑みを向けている少女がいた。バーサーカーのマスター、トレディだ。
ブラウン色のセミショートに薄汚れているような黄色の瞳。服装もあの時と変わらずピンクと白のアオザイだ。
「トレディ!!」
「なに~、大きな声で私の名前を言っちゃって~、そんなに私に会いたかったの~?もう恥ずかしいわね~」
高い声でそう言いつつも残忍な笑みを崩れないのでふざけているのはわかる。
「しっかし、令呪が反応したこの大きな結界に入ってみたら中はなかなか面白い状況ね~。」
「令呪が反応した?」
俺はこの結界に疑問が浮かび上がってきた。
対象の人物だけを結界内に閉じ込めて外部からの干渉を断ち切るモノだと結論付けたが例外も存在しているという事だろうか?それとも令呪の魔力が強くてここに反応出来たのだろうか?
いろいろと疑問が現れるがそれは一先ず脳の隅に置いておくことにした。
「来な、バーサーカー」
「バーサーカー……だと?」
トレディの真横には白い全身プレートアーマーのバーサーカーが実体化して現れた。俺が壊した手のプレートも修復して元の状態に戻っている。
そして、隣にいたゼストはその単語を聞いて見て驚いている様子だ。
アラル港湾埠頭で俺とオリヴィエが離脱するときにこのバーサーカーとやりあっていたからな。
「ガイ!!」
オリヴィエが大声を出してプリムラを持って俺の元へと走って来ている。
「遅いよ、バーサーカー!!」
「Aaaaaaaa!!」
「むっ!!」
バーサーカーは俺に向かって神速のような速さで俺に近づいてきた。俺に向かって死の拳を放つのだろう。
隣にいたゼストも傷の痛みか突然の動きに一瞬だが反応が遅れてしまった。だがそれだけで分かった。ゼストの行動では俺に向かってくる攻撃は止まらないと。
俺はプロテクションを展開させた。
「なっ!?」
だが、読み違えた。神速で放たれたバーサーカーの拳は重くプロテクションなどただの紙切れな状態だ。
一瞬にして破られてその死の拳は俺の目の前まで来ていた。それを止めようもなく俺は死ぬだろう。戦場での判断ミスは即死に繋がる。
それは確かに今、目の前の出来事だった。
だが、それは俺の所に来ること無く、人ぐらいの大きさの盾が俺の目の前に二つ現れてそれを防いだ。
「ふ~ん……」
「この盾は……」
「むんっ!!」
トレディとオリヴィエはその盾の出現したことに注意が向いていたが、隣にいたゼストは兜割りのように槍をバーサーカーに振り下ろす。、バーサーカーはそれを避けて大きく跳びトレディの真横に着地する。
その間にオリヴィエは俺の隣に来てプリムラを渡してくる。複雑な表情で上を見ながらだが。俺もプリムラを受け取り上を見上げる。
「……なのは……さん?それに……衛宮……士朗……」
そこには大きな砲撃銃を片手で持ちながら上空から俺たちを見ているなのはさんの姿があった。周りには盾が1つと紋章のような形をしてコアが埋め込まれているモノが浮遊している。
盾の上には士郎が乗ってなのはさんと一緒に浮遊していた。
「シールドピッド、速度、安定、精密、どれも良好」
『これなら十分に戦えます』
「アーチャーの武装は相変わらず凄いな」
なのはさんの言葉に紋章のような形をした中心部にあるコアがピカピカと光って答える。音声が変わっていないとすれば、あれはレイジングハートだろう。
隣にいた士郎は感心したように俺たちがいる戦場を眺めている。そして、ある一点で凝視し驚いた表情のまま固まった。
「え?セイバーと凛?」
「な、今度は士郎ですか!?」
「あの馬鹿……やっぱりこの聖杯戦争に……」
あの三人はどうやら知り合いらしい。三人には様々な思いがあるのだろう。
「Aaaa……Laaa……Aaaaaaaa!!」
様々な状況が訪れる中、今度はバーサーカーが枯れた声で叫び出し、半歩右足を下げて右腕を後ろへと振り回す。
「……」
そこに居たのはフードを深くかぶって顔が見えない人物だ。前にバーサーカー戦で会って一度助けてもらった事がある。
その人物はバーサーカーの拳を片手で受け止める。
「へぇ、私は感知タイプなのに気付かなかったんだけど~。貴方、アサシン?それにバーサーカーの拳をそんな簡単に止めれるなんてぇ」
「……」
その人物は何も答えない。代わりにバーサーカーの右手をしっかりと掴んで、背負い投げのようなモーションでバーサーカーを投げ飛ばす……はずだったが、バーサーカーは円を描くようにして足から着地して、ブリッジのような格好になる。
「!?」
「AaaaaLaaaaaa!!」
そのまま、どのようにして力を入れたのかはわからないが、掴まれている手を今度はバーサーカーが掴み、足に踏み込みを入れて起き上がりその勢いでその人物を投げ飛ばす。
その人物も何とか着地して擦り下がりながら結界の端まで下がった。
「この結界内……かなり荒れそうだ」
「ええ、気を引き締めましょう、ガイ。私は前回の名誉挽回のチャンスだと思って動きます」
「……気にする事じゃないと思うが……負けるなよ、フリー」
「ガイも負けないで下さい」
俺のパートナーはまだ完全に傷が癒えていない。昨夜の戦いが響いた。俺もそうだが、俺以上にオリヴィエの傷は大きい。無理をさせないようにしないと。
「プリムラ行けるな?」
『お任せください』
俺は鞘に納刀してあるプリムラを掴み握りを確かめながら現在の状況を整理した。
・ガイ、オリヴィエ(ファイター)
・アルトリア、ゼスト(ランサー)
・キャスター
・凛?セイバー
・トレディ、バーサーカー
・士郎、なのは(アーチャー)
・フードをかぶった人物(マスターかアサシン?)
マスターは全て揃っているわけではないが七組全てがここに集結した。状況はバトルロワイヤルとなるだろう。
それぞれの思惑や思考が入り混じったこの戦場は混沌へと突入した。
バトルロワイヤル始まりました。
結界内の広さは半径500メートルぐらいだと思ってくだされば。
何が起こるか作者にもわかりませんw
……ウソです。ちゃんと考えていますので見捨てないで下さいw
まだ、正体がわからないのがバーサーカー、キャスター、アサシン?ですかね。
アサシン?はマスターが一度も出てきてませんがw
しかし、戦闘シーンは本当に三人称の方がいいよな~。
これを一人称と二人称でやって読者の人に伝わるだろうか?
そこは腕の見せ所ですね^^
うまく伝わると言いですが。
何か一言感想がありますと嬉しいです。
では、また(・ω・)/