魔法少女リリカルなのはvivid~過去と未来と現代の交差~   作:ガイル

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どうもガイルです。投稿した後に誤字脱字を見つけると凹みますw

では、二十二話目入ります。


二十一話“覚醒と真実の交差”

―――???

 

闇。

 

キャスターが作り上げた固有結界……“世界の実在外(アウトオブザワールド)”は一言でいえば本当に闇そのもの。

 

上下左右360度見渡しても暗黒の暗闇が延々と続いている。この中を一生歩き続けてもこの世界の果てには届かないのではないかと思ってしまう。

 

そんな中、唯一のオブジェクトがある。それは二つの白い十字架。そこに張り付けられているのはヴィヴィオとアインハルト。

 

白という色がこの暗闇の中、浮かび上がっているのでその周りだけは気休め程度だが少し明るく見える。

 

あの2人を助けるためにこの塗りつぶされた暗闇の中、俺とアルトリアはキャスターと対峙する。

 

炎の変換資質でもあれば明かり程度にはなるんだが、生憎とそのようなモノは俺の中には無い。それに俺の魔力の色は黒。魔力を展開しても周りの闇と同化して明かりにすらならない。

 

光になるモノがなければここは十字架を除き、黒という一色のしかない世界なので視覚からの情報はほぼ0になる。そして、キャスターの黒い霧が周りの暗黒の暗闇と同化してほとんど肉眼では捕えられない。ちょっとでも反応が遅れたら串刺しにされてしまう。

 

逆に俺の魔弾も同化してキャスターに闇討ちを出来るのではないかと思うが、あのキャスター相手に通じるとも思えない。

 

「……状況は最悪か」

「ガイ……冷静になってなりよりです……ですが、こういう時だからこそ私の時の訓練を思い出して下さい」

「オリヴィエとの?」

 

オリヴィエとの特訓を思い出す。

オリヴィエとの組手で死の恐怖を肌で感じさせられ、それでもって死を感じても決して動きを止めないで避け続けるための特訓。

 

「……視覚が使えないこの状況だとあの特訓の更に上のレベルの状況下だけどな」

「応用編だと思えば、このくらい……来ます!!」

「……!?」

 

会話の途中、オリヴィエはキャスターの方に振り向いて拳を動かした。バシュっと何か固体の物体が霧状になった音が聞こえて来たので、おそらく飛んできたキャスターの武器を手甲で弾いたのだろう。

 

キャスターの武器が全く見えねぇ……だが、飛んでくる方角からの気配は感じた。

 

俺はオリヴィエが黒い武器を弾いている間、この状況の打破に模索し続けた。本当は今すぐにでもヴィヴィオとアインハルトを助けに行きたいが、その溢れ出す気持ちを何とか抑え込む。

 

「“闇の雨(ダークレイン)”」

「!?」

 

キャスターの低い声が暗闇の中に静かに響き渡る。

 

すると幾つもの気配を上空から感じ取れた。それが一気に俺たちの居るこの場所へと向かってくるのが分かった。

 

漆黒の闇。その中でキャスターによって錬成された鋭い闇が俺たちに襲いかかってくる。

 

「ガイ!!」

 

そんな中、オリヴィエが動いた。瞬時に俺を掴みその場から大きく跳んで後退した。それと同時に俺たちの居た場所の闇がみるみる濃くなっていった。

 

数多の武器がその場に刺さり、さらに濃い闇へ埋め尽くされたのだろう。

 

「っと、着地が難しいな」

「ガイは何も見えていない……夜目を持っていないのですね」

「この距離で辛うじてオリヴィエの体の輪郭が分かる程度だ」

 

俺とオリヴィエは闇の上に着地した。

 

360度闇に覆われたこの世界で着地するにも距離感がいまいち掴めない。この中で飛行をしたら平衡感覚が全く分からなくなって、全力スピードで地面にぶつかる可能性もある。

 

「オリヴィエは視覚は利くのか?」

「ええ。普段よりかは視覚が狭まっていますが問題ないです」

 

凄いな、英霊って。

 

オリヴィエがこの世界の中で見えるとなれば、オリヴィエとは離れないようにしないと見えない俺はあっという間にキャスターの武器で串刺しだ。

 

「……この世界を何とかしないと」

「ガイ、一つ提案があります。乗ってくれますか?」

「提案?」

 

隣にいたオリヴィエが少し不安げな様子で頷いていた。

 

「乗ってくれますか?」

「……ああ、乗ろう」

 

そして、僅かな話し合いの後、俺たちは再び十字架を目指して走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―――???

 

「オリヴィエ!!これ以上体に負担をかける事はしないでくれ!!」

「……」

 

後ろから悲鳴に近いような怒鳴り声が聞こえてきた。その声の主は間違えるはずもない。

 

私は後ろを振り向いた。

 

「クラウス……」

 

その声はシュトゥラの国の覇王の王子、クラウス・イングヴァルドだ。周りには幾人もの護衛兵がクラウスを守るように立っていた。

 

私には護衛兵が居ない。

 

「それ以上、戦う必要はないはずだ」

「ですが、戦わなければこの乱世に終わりはありません」

 

私の周りには既に亡くなっている敵兵が何人も倒れていた。私が殺したのだ。

 

倒れている敵兵の中に私に付いていた何人もの護衛兵も倒れている。護衛兵が殺されてしまってその弔いの為の戦いだったはずだ。

 

しかし、敵兵を倒したからと言って護衛兵が戻ってくるわけでもない。ただ、私自身が前線で戦う必要があったからだ。それの付けたしで護衛兵の弔いなのだ。弔いなど二次的な理由にすぎない。

 

この戦乱の中、私が率先して前線で戦わなければ味方は怖気づいてしまうし士気も上がらない。

 

戦争とは人の心理戦でもある。相手の行動を読み、戦況を読みとり、勝てる戦い方を味方に教えて士気を上げさせる。

 

私が前線に立つことにも意味はある。

 

「だが、オリヴィエ。貴方の体はとうに限界を超している。それを無理して動かしているのは……」

「いいのです、クラウス」

 

クラウスの悲痛の声を私は遮って止める。

 

シュトゥラと国交がある聖王家では戦争の時も同盟軍として同じ戦場に立つ事がある。それが今だ。

 

「兄さんのようにはいかないけど、私は私なりのやり方でこの乱世を鎮めたい。たとえこの体が壊れようとも……」

「オリヴィエ!!」

 

私は右手を握りこめる。手甲には返り血が付いている。服装もかなりボロボロだ。体も限界を超えて悲鳴を上げている。それでもあの兄の最後を思うと不思議と気持ちが引き締まる。

 

「兄さんは味方の為に殿を務めて最後まで最前線で戦って味方の危機を脱してくれた。兄さんは凄いと思いました。私も兄さんのような覚悟を持ちたい。聖王家最後の聖王、オリヴィエ・ゼーケブレヒトは只の聖王ではない」

「オリヴィエの兄上の事に関しては不幸の事態だったと思う。だが、聖王家最後の聖王なら……最後の聖王なら生きる選択肢も必要だ。死を急いだって何もならない」

「……ありがとう、クラウス」

 

最前線へ行こうとする私を必死な表情で引き止めようとしていくれているクラウスには感謝の気持ちで一杯だ。

 

兄さんの言っていた“お前の為に笑い、お前の為に戦い、お前の為に頑張ってくれる奴”は今だとクラウスに当てはまるだろう。

 

私はクラウスに近づいてクラウスの頬に手を添えた。

 

「大丈夫ですよ。こう見えても私とっても強いんですから」

 

いつか、クラウスの居た城の庭で語った言葉と同じ言葉を微笑みながら呟く。

 

その時は笑ってくれてたクラウスだが、今は……

 

「……オリヴィエ……」

 

歯切りを鳴らして悲痛の表情を浮かべて私の事を見ていた。

 

「その技は危険だ……」

「それも承知の上です」

 

私は目を瞑って頷いた。

 

「では、私は最前線へ行きます」

 

そして、クラウスに背を向ける。そのまま戦場の激戦区へ進みだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガイはヴィヴィオとアインハルトが張り付けにされている十字架へ一直線に走っていた。直線的な動きは相手にとっては読みやすい行動なので危険な行為だ。だが、それでもガイは一直線に走っていた。私は少し後ろから後をつけるように続いた。

 

キャスターが動いたのが闇の中で分かった。黒い霧が武器へと変化してガイに向かって飛ばしている行動だ。“闇の雨”というものだろう。上空から数多の武器がガイ目掛けて襲ってくる。私は夜目があるのでこの闇の中、その動きも見る事が出来た。

 

『前方より、多数の魔力熱源の反応有り』

 

ガイの持っているデバイスのプリムラがキャスターの魔力に反応した。

 

私は体内の魔力を放出した。すると、ガイはその武器の雨を掻い潜って全て避けたのだ。キャスターは驚きを隠せていない表情だ。ガイは背中を向けていて表情が読み取れないが多分驚いている。

 

「お前、見えるのか?」

 

キャスターの疑問が言葉に現れた。

 

「……何とかな」

 

嘘です。

 

私は笑みを溢しつつ心の中で呟いた。

 

身体自動操作。

今のこの世界では“ネフィリムフィスト”と言われているようですが、昔にはそんな名前は付いていなかった。

 

コロナのようなゴーレム操作を自分の体に行い、自動操作にする事。骨が折れようと腕が千切れようと戦える。

 

それをゴーレム操作と同じようにガイに繋げた。私の意志でガイを動かせる事が出来る。夜目の無いガイにとって相手の武器がとても厄介だ。それを夜目の利く私がガイを動かしてそれらを避ける。

 

ガイにとっては外部から動かされて戸惑いを感じるようですがそれでもこの闇の中、攻撃を避けれると言うのは大きい。

 

ただ、ガイの体が限界を超えても動かしてしまうので体への負担は大きい。最悪、昔の私のように動かせなくなってしまうかもしれない。いえ、昔の私は体に無理をさせてしまい壊してしまって、この自動身体操作で動かしていたわけですが。

 

「ガイ、無理はせずに」

「ああ、分かってる」

 

ガイの隣に並んだ。目の前には二つの白い十字架。その前にキャスターが暗闇の中こちらに顔を向けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オリヴィエの外部自動身体操作には驚きを隠せなかった。暗闇の中、一直線に進むと言うのは恐怖を捨てきれない。

 

それでも俺は一直線に進んだ。そして、暗闇の中、キャスターが何か攻撃をして来たのが分かった。

 

プリムラからも反応ありと伝えてきた。

 

それが分かるだけでも視覚の利かない今の心境では、心の中にある恐怖が何倍にも膨れ上る。

 

何かがやってくる気配を感じる。そして、それが俺の眼と鼻の先まで来て、恐怖に襲われながらも避けようと思ったとき、己の意志とは別に体が思っていた方向と逆の方角に勝手に動き出した。

 

その動きでそれらの気配を避け続ける事が出来た。オリヴィエが俺を動かしているのだ。俺が思っていた動きだと串刺し確定コースだったのだろう。

 

鍛えた反射神経と動体視力はこの世界では通用しない。オリヴィエが居てくれて本当に助かった。

 

そして、この操り人形のような動きで、その気配を全て避けた。キャスターもそれには驚いた様子を隠せないるだろう。

 

「いくぞ、キャスター」

「……」

 

キャスターからは何の反応も無かった。そして、俺とオリヴィエはキャスターに向かって走り出す。

 

オリヴィエが先頭だ。俺は夜目が無いためオリヴィエの後について行くしかない。

 

プリムラは探知能力に全ての動力を注ぎ込んでいるので会話は出来ない。最低元の言葉で探知した最大限の情報を与えてくれる。

 

オリヴィエと同じくこの暗闇の中で頼りになる。

 

「“聖王聖空弾”」

 

オリヴィエは走りながら一発の虹色の魔弾を頭上に精製する。オリヴィエのベルカ式の虹色の魔法陣が展開されて周りが少しだが明るくなった。

 

それを二つの白い十字架の手前にたどり着く直線的な軌道で飛ばした。

 

暗闇の中、1つの虹の魔弾が飛んでいく様は流れ星のようにも見えた。そして、それは暗闇の場所で止まっていた。

 

その虹の色でキャスターがこちらに向いて立っているのが見える。

 

右手に持っているデバイス・ジャッカルを前で掲げてプロテクションを展開させ、オリヴィエの魔弾を受け止めていた。

 

「“聖王聖……」

 

そして、いつの間にかキャスターの背後に走り込んでいたオリヴィエが魔力を込めた拳を放っていた。

 

キャスターはそれを黒い霧で受け止めていた。その霧のおかげで虹色が黒で塗りつぶされ、再び暗黒の世界へ戻った。

 

オリヴィエの虹の魔弾が消えたので視覚からの情報は皆無に近かった。

 

「えっ……!?」

 

俺は驚きを隠せず言葉が出てしまった。体が勝手に動いたのだ。

 

俺の先ほど居た場所には黒が濃くなっていた。黒い武器が飛んで来たのだろう。だから、オリヴィエが動かした。

 

気配は……感じなかった。そして、オリヴィエが動かしたのは分かった。だが、ものすごい違和感がある。

 

その避ける動きを終えると近くにオリヴィエが着地した。そして、こちらに必死な表情で口が動いていた。

 

「―――!!」

 

だが、その言葉が俺の“耳”に届く事は無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ガイ!!」

 

キャスターの背後に居た私はガイにも黒い霧が武器となって飛んで行ったのが見えた。

 

『前方より複数の魔力反応有り』

 

プリムラが反応してくれた。

 

それによってガイも警戒してくれるはず……だった。だが、何も反応をしていない。

 

「っく……」

 

私はキャスターから離れて“身体自動操作”を発動させる。

 

「えっ……!?」

 

それはギリギリ間に合い、ガイは黒い武器を避けた。しかし、ガイは何故か呆けた様な表情をしていた。

 

「ガイ!!何をやっているのですか!?」

 

私はガイの隣に着地して必死に叫んでいた。プリムラが反応したのに何もしなかったガイは私がほんの少しでも遅れていたら串刺しだった。

 

ガイが何もしていない事に腹が立った。だが、帰ってきた言葉は思わぬ台詞だった。

 

「きこ……えない」

「え?」

 

きこえない?聞こえない?音がという事ですか?

 

「オリヴィエがなんて言っているのか分からない。耳が聞こえない!!」

「ガイ……くっ!!」

 

私の瞳に必死に訴えてくるガイは不安な表情を顔に出している。

 

この暗闇で視覚が利かない上に今度は原因が分からないが聴覚もダメになっている。五感のうちの二つが無い状態だ。これでは精神的にかなり辛いのだろう。

 

「ガイを動かしていたのはやはり貴様か。オリヴィエ・ゼーケブレヒト」

 

背後からキャスターの声が聞こえたので振りかえる。

 

「ガイに何をした!?」

「私は何も……何もしていない……だが……」

 

キャスターは一息を吐いてから次を語る。

 

「この“世界の実在外(アウトオブザワールド)”は世界の外の空間だ。時間の縛りもなく、この暗闇なので視覚も必要ない。そして、この空間では元より音というもが存在しない。空気を振動させる要因が無いからな。更に付け足すと宇宙の膨張とは違いこの空間は動かない。この動かない空間では嗅覚も味覚も、更には触覚ですら意味はなくなる。私たちのようなこの空間にとっての部外者は動いていたり空気を振動させたりすると、排除するような形として五感を侵食し始める」

「な……に?」

 

この空間は時間の流れが存在しない。停止している空間なのだ。

 

停止している空間とは想像するのも難しいが、黒に塗りつぶされた暗闇の絵の中に私たちは居ると考えるのが分かりやすいか?そして、その絵は動いている私達を危険と判断して少しずつ必要としない五感を侵し始める。

 

時間に縛られていない私やキャスターのような英霊にはそれほど関係ないが生身を持つガイにとってはこの空間は五感を侵される毒の世界のようなものなのだ。

 

ガシャンとガイの居た後ろから何かが落ちた音が聞こえた。今度はガイの方を向くと左手に持っていた鞘に収まっているプリムラを落としていた。それに気づいていないガイは私を不安げに見ている。

 

「ガイ……触覚まで……!!」

 

歯切りを鳴らして再びキャスターを見る。一刻も早くこの世界から動いてはいないがヴィヴィオとアインハルト……そして侵食され始めたガイをも脱出させなければならない。

 

ヴィヴィオもアインハルトもこの世界は危険だ。早急に脱出しなければ!!

 

「……ジャッカル」

「!?」

 

そして、キャスターは一瞬にして私の目の前に移動して腹部に杖の先端を向けた。

 

『了解した、マスター』

「ぐっ……!!」

 

反応している暇もなく出力された魔力が私の隙だらけの腹部に重たい衝撃を与えて思いっきり飛ばされた。

 

衝撃が凄まじい。時速100kmは超えるくらいの勢いで私は成す術もなく暗闇の中を駆け抜ける羽目になった。

 

ガイ……ガイ!!

 

「ガイィィィイィィィィィイ!!」

 

キャスターの目の前に残されたガイが殺されてしまう不安が頭の中をよぎり、停止しているこの暗闇の空間の中、木霊するぐらいの勢いでガイの名前を叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 目の前でオリヴィエがキャスターに飛ばされた光景を辛うじて視界に入れる事が出来た。だが、それは心の中にあった恐怖が増加するだけのモノだった。その死神はこちらに向きを変える。

 

音も感覚も……ない。おそらく嗅覚や味覚も。

 

俺は何も聞こえてはいないが自分の五感が段々と鈍くなっていくのが分かった。左手に握っていたはずのプリムラを落としていたのを気付いたのもついさっきだ。

 

拾おうと思った矢先にオリヴィエが飛ばされてしまった。

 

「―――」

 

キャスターの口が動いていたのが分かった。何を喋っているのか分からない。表情はひどく不機嫌で飛んで行ったオリヴィエの方を一度見た。

 

耳が聞こえなくなったのはオリヴィエがキャスターの背後を取って、技を繰り出す時だった。

 

途中から聞こえなくなっていた。

 

そこから音が無くなっていた。気配も五感から感じ取るモノだ。五感が鈍り始めたら気配何か読めなくなるのも当然だ。

 

キャスターは再びこちらを向く。

 

「……うっ」

 

五感が無くなりつつあるのにキャスターから向けられる膨大な量の殺気は何の変化もなく、俺は息に詰まった。体を動かそうにもその殺気からの恐怖心が俺の許容を越えて金縛り無状態になって動けない。

 

そして、キャスターの右手に1つの武器を握っていた。おそらく剣だろうか?周りの闇に同化しすぎて分かりづらい。

 

キャスターは無表情のまま、その切先を俺の胸に向けた。

 

もう死神の鎌は目の前にある。後はそれを振るだけだ。おそらく、その剣らしきもので俺の心臓を貫くのだろう。

 

ここで死ぬ……のか?この聖杯戦争で何も出来ずに終わってしまうのか?

 

嫌……だ……嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!死にたくない!!まだ死ねない!!

 

まだ夢をかなえていない!!ヴィヴィ達との日常にも戻りたい!!この聖杯戦争にだって終止符を打ちたい!!

 

まだ……終われない。

 

頭の中で必死に死ぬことに対して否定しているが現実では何も変わらない。

 

「―――」

 

じゃあな、我が……、とキャスターが口を動かして何か言葉に出していたが不思議とそれは聞こえてきた。いや、俺がそう言っているのでは無いかと憶測で感じたのかもしれない。

 

そして、キャスターの剣は俺の心臓に一突きする様に真っ直ぐ向かって来た。

 

終わ……る……死ぬ……この武器が俺の心臓を一突きして終わる……。

 

死ぬ時は何故か心に恐怖というモノは存在しなく、涼しげな心境になると言われていた。今がそのときなのだろう。

 

先ほどのパニック無状態とは違くえらく落ち着いていた。

 

落ち着いていた俺は心臓に剣が刺さるイメージをした。それで終わるのだと分かって。

 

……カチリ。

 

だが、そのイメージをした瞬間、ズレていた歯車が其処にハマったような音がした。すると心臓から体に何かが波紋のように広がって、それは体全体を包み込んだ。そして、変化が起きた。

キャスターの握っていた剣のような武器の速度がスピードを落とし、スローモーションのような速度になった。

 

なんだ?何が起こった……ぐっ……胸が……痛い……。

 

俺は心臓を握りつぶされるような激痛に膝を付いて前のめりになっ頭を地に付けた。その痛みは次第に体全体に侵食された。

 

本当に体全体を握りつぶされるのではないかと思うくらいの錯覚の痛みだ。

 

熱……い!!痛い!!……なんだ……こ……れ?

 

痛みによって思考がうまく働いてくれない。

 

だが、疑問だけは思う事が出来た。こうしている間にも俺はキャスターの武器によって命を絶たれるはずなのだが未だにそれは無い。

 

俺は何とか顔を上げる。

 

キャスターは未だに俺に向かって剣の武器をさっきまで心臓の位置にあった場所に向かって突きをスローモーションで行っていた。

 

「なんだ……これ?」

 

訳が分からなくなった。

 

痛みが少しずつ薄らいで行ったので、隣に落ちているプリムラを掴んだ。そして、また違和感を感じた。

 

感覚が……ある?そういえば、さっきも膝をついた時に感覚があった。触覚が戻ってきたって事か。

 

ありえない現状が続いているが俺は何とかそれらを理解しようと脳をフル回転させる。

 

と、思った矢先、キャスターの動きが突然早く速くなり、突きを放っていた剣は俺の頭上を通り過ぎた。

 

「!?」

 

キャスターは驚きを隠せていない。俺は状況が追いついていないが、今はキャスターと対峙することだけを考えて、膝立ちのままで刀を抜いた。

 

「ぬっ!!」

 

俺の横切りは空を切っただけだ。キャスターは俺の刀の軌道から少し離れて下がったから。

 

そのまま立ち上がって、刀を収める。

 

音も聞こえる……五感が戻ってきたってことか。

 

「プリムラ、通常モードへ」

『了解しました。探知モードから通常モードへ移行します』

 

プリムラを探知モードから通常モードへ戻した。プリムラの無機質な音声の声も聞こえる。相棒の声を聞けて俺は安心感を持てた。

 

プリムラを通常モードへ戻した理由は今の俺には探知は必要としなかったからだ。

 

「お前、見えているのか?」

「何とかな」

 

さっきも同じ会話をした気がする。だが、今回はオリヴィエが動かしたわけでもないので嘘ではない。

 

実際に先ほどのよりもこの暗闇の中、キャスターと離れていようとキャスターを見る事が出来る。

 

あの痛みの後から夜目があるようだ。痛みも消えたが体はまるで自分のものではないような不思議な感覚だった。

 

『マスター!!それは一体なんですか?』

「それって?」

 

予想外な事態なのか会話が出来るようになった通常モードのプリムラからも疑問が飛んでくる。

 

『マスター自身です。マスターの中の魔力が別のモノになっています』

「えっ?」

 

プリムラから思わぬ言葉が出てきて目を白黒させた。

 

俺の魔力が別のモノ?どういう事だろうか?

 

「……覚醒したか」

 

その疑問に対して言ってきたのは今対峙しているキャスターからだった。

 

「覚……醒?」

 

プリムラからキャスターの方を見ると凛としていた表情が少し緩んでいた。

 

「……自分で調べるのだな」

 

そう言って、自分の周りに纏いだした黒い霧を無数の武器に変える。そのまま俺に向かって飛ばした。

 

「ガイ!!」

 

だが、それはあり得ないほどの速度で飛んできたオリヴィエが俺の前に立ち、その全ての武器に手甲で殴り霧状にさせた。

 

何故だろうか。今まで見ていたオリヴィエとは比べ物にならないほど動きが速い。

 

そして、俺に振り向く。表情は気が緩んでホッとしている表情だ。

 

「無事でなりよりです」

「俺も何故無事だったのか分からないがな」

「私の声が聞こえるのですか!?それにガイからの魔力のパスがちゃんと繋がっています!!」

「え?」

 

興奮気味のオリヴィエが語る。本当に今日は驚きデーだ。あと何度驚けば今日を乗り過ごせるのだろうか?

 

「それって……俺の魔力が上がったってことか?」

「おそらく」

 

オリヴィエとの魔力パスがちゃんと繋がらなかったのは俺の魔力が低かったからと言っていた。

 

だが、今はしっかりと繋がっているようだ。その恩恵でオリヴィエは俺が今まで見ていた速度以上の動きで俺の所へやってきた。

 

しかし、疑問は残る。

 

プリムラから魔力とは別のものに変わったと言っているし、キャスターからは覚醒と言われた。そして、何より一番の疑問はこの俺の体だ。本当に自分のものではないのかと思うくらいに違和感がありすぎる。

 

肉体と精神が分離しているような……そんな感覚は味わった事ないけど。

 

「ガイの五感はなんとも?」

「ああ、今のところはな。でも、この世界は危ないな」

「この空間自体が私たちの事を否定しているようです。なるべく長居はしない方が良いです」

 

否定している世界に俺たちを引き込むとは……キャスターも嫌なモノを持っていやがる。

 

俺とオリヴィエはキャスターを見据えた。その後ろには十字架に張り付いているヴィヴィオとアインハルトが気を失っている。

 

「ヴィヴィとアインも早くこの世界から出さないと不味いだろう」

「ええ、急ぎましょう」

 

オリヴィエは軽く微笑んで、構える。

 

「ガイに本当の聖王オリヴィエ・ゼーケブレヒトをお見せします」

 

そう言い残して、キャスターに突進した。その速度は今まで見たことも無い早い速度だ。これが本当のオリヴィエの速さなのだろう。

 

キャスターは黒い霧を複数の武器にして突進してくるオリヴィエに切っ先を向けて飛ばした。

 

「遅い!!」

 

だが、それはオリヴィエにとっては止まって見えるのか速度を全く落とさずに向かってくる武器を最小限の動きで避けてキャスターに向かった。

 

「はあぁあぁぁ!!」

 

そして、気合いのこもった右拳をキャスターに放つ。キャスターは黒い霧を纏い防御に走る。オリヴィエの拳が黒い霧に当たった。

 

「!?」

 

その瞬間、キャスターに纏っていた黒い霧が散布して吹き飛んだ。威力が先ほどとはけた違いに大きいのだろう。

 

そのまま、キャスターの腹部にオリヴィエの右拳がクリーンヒットしてキャスターを二つの十字架の間を通るようにして飛ばした。

 

先ほどの状況とは逆だ。

 

オリヴィエ・ゼーケブレヒト。かつて武技において最強を誇っていた人物。今なら本当に納得できる。

 

あれほど苦戦していたキャスター相手にこうも簡単に攻撃を与える事が出来たのだから。

 

俺は改めて凄いパートナーなのだと分かった。

 

「ガイ。今のうちにヴィヴィオ達の所へ行きましょう!!」

「あ、ああ」

 

眼の前の光景に驚きながらも俺はオリヴィエに付いて行き、十字架まで移動した。

 

そして、張り付いている手と足の紐を解き、2人を地面に寝かせた。

 

「プリムラ」

『2人とも魔力の潤滑に影響はありません。少し弱まっているようですが正常です』

 

俺が診査を頼む前にプリムラは診査を終わらせていたようだ。

 

2人とも無事だと言う事に緊張の糸が少し緩くなった。

 

「後はキャスターをぶっ飛ばして、早くこの世界から出る事だな」

「ええ、そうですね。この2人もここに長居させてはいけない」

 

だが、一つ気になる事があった。それを確かめるためにも……。

 

「オリヴィエ。悪いが2人を見ていてくれないか?」

「え?」

 

思わぬ言葉にオリヴィエは面食らっていた。

 

「キャスターには気になる事が出来た」

「危険です。私が行きますので2人を……」

「悪い、オリヴィエ。どうしても気になるなるんだ」

 

オリヴィエの言葉を打ち消して俺は話す。

 

「もし、危ないと思ったら駆けつけてくれ」

「……その気になるモノとはとても重要な事なのですか?」

「ああ。今、知っておかないと俺は多分一生後悔する」

 

俺は真面目な表情になって語っていたのだろう。それがオリヴィエにも伝わり、戸惑いの色をしていた表情は笑顔に変わった。

 

「わかりました。身体自動操作は今のガイにはなぜか使えません。なので私も見える範囲でキャスターに立ち向かって下さい。状況が悪くなったらすぐに駆けつけます」

「ああ、わかった。ありがとう」

 

俺はオリヴィエに礼を言って、ヴィヴィオとアインハルトを見る。今の表情は穏やかだ。なるべくこの世界に居させたくない。

 

「2人をよろしくな」

「ええ、ご武運を」

 

俺は三人に背を向けて、飛んで行ったキャスターの方向へ歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少し進むと暗闇の中、キャスターがポツンとこちらに顔を向けて立っていた。表情は冷たく、そして、あの膨大な殺気もある。だが、今の俺にはそれに怯む事は無かった。気になることの方が強いからだ。

 

俺はキャスターから少し離れた所で歩みを止める。

 

「聞きたい事がある」

「……なんだ?」

 

キャスターはどんな質問が来るのか分かっていたのだろう。だが、あえて質問することにした。

 

「俺に武器で心臓を刺す時に音は聞こえない状況下だったのに何故かあんたの言葉が聞こえた。そして、その事が真実なのか嘘なのか知りたい」

「……聞こえていたか」

 

少しだが、殺気が薄くなった気がした。そして、目を瞑った。

 

今すぐ武器が飛んでくるというわけでもないので俺は話をする。その真実を知るために。

 

あの言葉を脳裏に再生する。

 

“じゃあな、我が……”

 

キャスターは目を開けた。その黒い瞳は複雑な思いの色があったのが分かる。そして、静かに呟いた。

 

その真実に俺は予想はしていたが驚きを隠せずに表情に出してしまった。

 

「俺の名前はヴァンス・テスタロッサ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“かつてお前の父親だった者だ”




戦闘の描写は本当に難しい。

今回は戦闘オンリーですから書くのが大変だった。

そして、キャスターの真名オープン。

わかっていた人も居るかな?

多分、ガイ自身だと思っていた人も居るはず。

次も戦闘シーンが多いのか~……頑張るぞ~。

一言感想をいただけると頑張れます。

今年中に後二回は更新したい。

頑張るぞ~w

では、また(・ω・)/





以下、各サーヴァントのステータスです(今更かよw








クラス:ファイター
マスター:ガイ・テスタロッサ
真名:オリヴィエ・ゼーケブレヒト
性別:女性

筋力:A
魔力:B
耐久:B
幸運:C
敏捷:A
宝具:A+

・クラス別能力

対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のモノを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

白兵戦:B→A+
接近戦において、自分の理想とする動きに展開して戦えることのできるスキル。
このランクにもなると接近戦での一対一では敗北する可能性は0に近い。
ガイからの魔力パスが繋がったのでランクが上昇した。

・保有スキル

第六感:C→A+
研ぎ澄まされた第六感は不本意な状況下に陥っても致命傷を避ける事ができき、五感に干渉する妨害を軽減させる。
ガイからの魔力パスが繋がったのでランクが上昇した。

身体自動操作:B
自動操作を自分の体に行い、戦うスキル。骨が折れようと腕が千切れようと戦うことが出来る。

修得:C
必要とされたものなら、それほど時間をかけずに習得することのできるスキル。
戦闘で必要となる技術はB以上なので新しく技を習得するのは難しい。

カリスマ:C
軍団を指揮する天性の才能。一国の王としてはCランクでは少し心もとない。

・宝具

“聖王騎士甲冑”
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:-
聖王家の特殊な仕様を施した騎士甲冑。オリヴィエが聖王流の技を最大限に発揮できるように精密に作られた代物。乱世のベルカ時代でこの甲冑に傷を付ける事が出来た人物は少ない。

“聖王のゆりかご”
ランク:EX
種別:対軍宝具
レンジ:?
最大捕捉:?
古代ベルカの遺産の一つ。旧暦において一度は世界を滅ぼした強大な質量兵器、巨大飛行戦艦。それは聖王のみが操る事が可能で、制御中枢である玉座に座らせる事で起動する。





クラス:セイバー
マスター:遠坂凛
真名:???
性別:女性

筋力:A
魔力:A
耐久:B
幸運:C
敏捷:B
宝具:A+

・クラス別能力

対魔力:C
二工程以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法等、大がかりな魔術は防げない。
彼女自身に対魔力が皆無なため、セイバーのクラスにあるまじき低さを誇る。

・保有スキル

皇帝特権:EX
本来持ち得ないスキルも、本人が主張することで短期間だけ獲得できる。
該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。
ランクがA以上の場合、肉体面での負荷(神性など)すら獲得する。

頭痛持ち:B
生前の出自から受け継いだ呪い。
慢性的な頭痛持ちのため、精神スキルの成功率を著しく低下させてしまう。
せっかくの芸術の才能も、このスキルがあるため十全には発揮されにくい。

・宝具






クラス:アーチャー
マスター:衛宮士朗
真名:高町なのは
性別:女性

筋力:B
魔力:EX
耐久:C
幸運:C
敏捷:B
宝具:A+

・クラス別能力

対魔力:C
二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:A
マスター不在でも行動できる。ただし宝具の使用など膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。

・保有スキル

不屈の心:A++
決して諦める事の無い精神面での強さ。このランクになるとたとへどんな状況下に置かれても心が折れることはまず無い。

心眼:A
修行、鍛錬によって培った洞察力。戦闘時、常に最高の戦闘理論を持ち出し、有利な状況へ導く。

軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有効な補正が与えられる。

・宝具

“CX-AEC02X(ストライクカノン)”
ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:?
最大捕捉:?

陸/空両対応型の中距離砲戦端末。カートリッジシステム搭載型。かなり大型の機体で、腕に装着した手甲とジョイントすることで保持される。単体でも使用可能だが、“フォートレス”との連結機能も備えている。機体の大半を占める長大な砲身は、展開状態では砲弾の加速レールになるが、綴束状態では“突撃槍”“重剣”として用いられる。

“AEC-00X(フォートレス)”
ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:?
最大捕捉:?

CW社製の、航空魔道師用総合総合ユニット。魔力非結合状況化での飛行制御・火砲制御を行なうメインユニットと、三機の“多目的盾”で構成される武装で、それぞれの盾は“砲戦用の大型粒子砲”“中距離戦用プラズマ砲”“近接近用実体剣”を内蔵している。
いずれの盾も独立飛行が可能で、腕部に装備して使用することも出来る。

“レイジングハート・エクセリオン(単独飛行形態)”
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:-

ストライクカノンとフォートレスの使用によって、両手がふさがってしまう高町なのはをサポートするため、レイジングハートが自ら申請した形態。
この形態のまま、“杖”として振る舞い、高町なのはの魔力をその身から撃ち出すことが可能となっているほか、機体保護と安定翼を兼ねるブレードエッジは“切断武器”としての特性も持つ。
第五世代端末のシステムを一部組み込んでおり、魔力阻害状況下でも活動が可能となっている。





クラス:ランサー
マスター:アルトリア
真名:ゼスト・グランガイツ
性別:男性

筋力:A
魔力:A+
耐久:B
幸運:E
敏捷:B
宝具:B

・クラス別能力

対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のモノを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

・保有スキル

カリスマ:A
大軍団を指揮する天性の才能。
Aランクはおよそ人間として会得しうる最高峰の人望と言える。

魔力放出:B
武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。カートリッジシステムとはまた違う。

直感:B
戦闘時、常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
視覚、聴覚に干渉する妨害を軽減させる。

・宝具

“ベルカ式槍型デバイス”
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:2~5
最大捕捉:1人

ベルカ式のデバイス。名は無く、必要なこと以上を話さないので寡黙。フルドライブを使うことで爆発的に所有者の能力を向上させることが出来るが、フルドライブは体への負担が大きく、命を削る一撃であるため安易には使用できない。





クラス:キャスター
マスター:???
真名:ヴァンス・テスタロッサ
性別:男性

筋力:C
魔力:B
耐久:C
幸運:A
敏捷:B
宝具:A+

・クラス別能力
陣地傾城:A+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。
ここまでランクが上がると壮大な魔術を作り出すことが出来る。

・個別スキル

殺気:A+
対立するだけでも相手を失神させるほどの殺気を放つことが出来る。

・宝具

“ジャッカル”
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:2~5
最大捕捉:1~50人

所有者の命令に対して瞬時に魔力を展開させることの出来るミットチルダ式の杖。
魔力を込めた黒い霧を所有者を中心に散布させることが可能。その黒い霧は様々な武器の形にすることができ、それを飛ばすこともできる。時には所有者に纏わりついて敵からの攻撃をとめる事も出来る。

“世界の実存外(アウトオブザワールド)”
ランク:EX
種別:結界宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:1000人

世界の外側を結界内で発動させる宝具。時間という概念がない。暗闇の世界であるが宇宙の膨張とは違いこの空間は動かないので人間の五感は皆無に近い。
外側にも意思は存在し、止まっているこの世界で動いている異物を見つけるとこの世界の肌に合うように犯し始める。生きているものなら五感が犯される。
霊的存在である英霊たちはこの世界に居ても大した影響は無い。





クラス:アサシン
マスター:???
真名:???
性別:女性?

筋力:A++
魔力:B
耐久:A
幸運:B
敏捷:A
宝具:C

・クラス別能力

気配遮断:A++
完全に気配を断てば発見することは不可能に近い。ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

・保有スキル


・宝具




クラス:バーサーカー
マスター:M~_?
真名:???
性別:???

筋力:[@
魔力:-\
耐久:\]
幸運:#$
敏捷:`=
宝具:_{

・クラス別能力
狂化:C
幸運と魔力以外のパラメータを上昇させるが、言語能力が失われ、複雑な思考が出来なくなる。

・固有スキル


・宝具






とりあえずセイバーは真名と宝具を伏せたけど意味無いかなw?
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