東方世界録   作:猫のみこ

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こんにちわ!!!!!!のみこです!!!

すみませんすみませんすみません、長らく更新できませんでした……

二月に入れば投稿頻度が高くなると思うので!申し訳ないです……

さてお話の話をしますが、今回は視点がコロコロと変わります

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↑一応これが視点変更を記号にしています!


それではごゆっくり~!


香霖堂にて~強奪編~

 

 

 

 

 

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――――――――香霖堂、入り口

 

 

「やっと着いたわね」

「おおー全然変わってない、霖乃助さんの家」

 

 

目の前には少し古ぼけた小屋が一軒、ポツンと建っている。

お世辞にも立派とは言えないその風貌 店の周りにはたくさんの雑草が生い茂っている 俺達はこんな家からさらに巻き上げていくのかと思うと、とても気が引ける思いになるな………。

 

「……本当に入るの? 急に来てあれこれよこせって来られる側からしたら凄く迷惑だと思うんだけど……」

「そんな事考えなくていいのよ、もらえるものはもらわなくっちゃ」

「ん、貰うというよりかは奪うって感じがするけどな……」

「人聞きの悪いこと言わないでよ、゛唯斗が使う゛って言えば紫も霖乃助さんもホイホイくれるわ」

「ふむ……そういうもんか」

「分かったらほら、さっさと入るわよ」

 

ギィ~ チリンチリン

 

鈍い音と共にドアを開くと、ドアに取り付けられていた鈴のような物が甲高く鳴った。

 

 

「「お邪魔しまーす」」

 

「いつ見てもパッとしない店ね~」

「そうか?俺は結構好きだよ」

 

香霖堂はいわば雑貨屋のような店だ。置いている商品の種類も様々でかなりの数を取り扱っている、申し分ない程充実した雑貨店だと俺は思ってるぞ。使い方が分からないような怪しい商品も結構あるけどね

 

 

 

「霖乃助さんは留守かしら?」キョロキョロ

 

「これどうやって使うんだろ……」

 

「こら、あんたも探すの」

 

「ほいほい、んーここにいないってことは奥にいるんじゃないか?」

 

霖乃助さんが店を留守にするということは滅多に無いからね、多分裏で作業でもしてるんじゃないかな。もし俺達が買い物に来たお客さんだったらどうするつもりなんだろうな………。

 

 

「霖乃助さーーん! いるのーー!? 私が来たわよーーー!!」

 

 

霊夢の大きな甲高い呼び声が世の中を響き渡る

 

 

 

「あぁ―――――ちょっと待っててくれるか―――」

 

 

その声とは正反対の低く落ち着いた声が店の奥から返事が返ってくる、、、

 

 

「いたいた」

 

「よく考えたら霖乃助さんが店にいない事なんて滅多に無かったわね」

 

『店主が店からいなくなってしまったら 商売客が来たとき困るだろう』ニュ~

 

「お、レプリカ。珍しいな自分から出てくるの」

 

『友人との再会の挨拶だ 声だけでは伝わらない物もある』

 

「ふむ、なるほど」

 

「来るお客もいないんだから留守にしても問題ないんじゃないかしら?」

 

『それは一理のあるな―――と、どうやら待ち人が来たみたいだぞ』

 

コツコツコツ

 

足音と共に店の奥から人影が近づいてくる

俺より頭一個分大きな影だ、かなりの長身の持ち主に見える。

俺、前に身長を測った時ようやく160cmになったから多分190cmはあるんじゃないかな

容姿は白い髪に金縁の眼鏡かけており、青と黒の左右非対称のツートンカラーをした洋服と和服の間のような服を着ている。

そして頭を手で掻き撫でながら凄く気だるそうな雰囲気で部屋に入ってきた。

 

 

「そんなに大きな声をださなくても聞こえてるよ、霊夢」

 

 

この人の名前は森近 霖乃助(もりちか りんのすけ)さんだ。

昔からよく面倒をみてもらった人で、師匠の古くからの友人の一人でもある 俺や霊夢からしたら親戚のおじさんっていう感じになるのかな。

 

 

(………)

 

 

……霖乃助さんに会うのも三年振りになるだろう。心配をかけたに違いない。

こうゆう時、どういう顔をすればいいのだろう。どういった言葉を発すればいいのだろうか。 そんな事を考えている内に霖乃助さんは口を開く。

 

「おかえり、そしていらっしゃい。よく来たね、唯斗 レプリカ」

 

その顔は俺の中で渦巻いていた不安をかき消してくれるかのように暖かく、優しい微笑の顔だった―――――

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・ほんの少し前の事

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、ざっとこんなものかな」

 

 

 

 

 

僕は今、ある男の子のために荷物を作っている最中だ。日常用品から食料を初めとする生活をするにあたって不便がないように、様々な物を家中からかき集めている。

 

 

 

「―――――――それにしても、まさか唯斗が帰ってくるなんて思いもよらなかったよ」

 

 

 

その既報が聞いたのはつい一時間前ほど、

普段のように店で本を読んでいたときの事だった――――

 

 

 

 

~~~~~回想~~~~~

 

 

 

 

 

 

「ふわぁ~」

 

つい間の抜けた声のあくびが出てしまった。

 

穏やかな秋の日差しが窓から差し込み、鳥の囀る声が家の中まで聞こえてくる。とても平穏で気分の良い日だ。読書にはもってこいだと思う。

今の時刻は正午前、僕は本を読みながら来るか分からないお客をひたすら待っている所だ。それが僕の一日 なんら刺激が無く代わり映えのない一日。他の人から見ればつまらない一日見えるが、僕にとってはこれが一番の充実した一日の過ごし方だと思っている。

 

 

 

 

「随分と大きなあくび。お客さんが来たというのに呑気なものね~?羨ましいわ」

どこかから聞こえてくる声

 

 

「………これは珍しい客が来たもんだ、何か用かい? 紫」

 

 

何も無い空間に亀裂が入り、その中から紫がニュ~っと出てきた。よっこらせと口ずさみながら足を床に着ける。

 

 

「あら、用が無かったら来ちゃだめなのかしら?」

 

「僕は見ての通り忙しい、何もないなら帰ってくれると凄く助かるんだが」

 

「ふふ、愚問ですわ。こう見えても私は無駄な事をするのが嫌いな主義、今日も重要な理由があってこそ来たのよ!」

 

「……一応聞くけどどんな理由だい?」

 

「それはね………暇潰しをしにきたのよ!」

 

 

「……………」

 

「ごめんなさい霖乃助さん、謝るからそんな目で見ないで下さいお願いします」

 

 

 

……全くとても面倒なお客に来られてしまった。これでは落ち着いて本すら見ることが出来ない。

 

 

「こほん! でも理由があったのは本当よ!」

 

「はぁ……どうせろくな内容じゃないんだろう?」

 

「それはどうでしょうね~? 聞いたらあなた、驚いて腰が抜けてしまうかもしれないわ~」

 

「もったいぶらずに早く言ったらどうなんだい。 こんな所を誰かに見られたら人里からのお客が減ってしまうんだが」

 

「減るほどここって繁盛してたかしら……まぁいいわ」

 

 

紫は一息つき、先ほどの緩い雰囲気とはうってかわって真剣な表情をする。

 

 

「唯斗が昨日、ここに帰ってきたわ」

 

 

「へぇそうかい……。

 

 

 

 

 

 

えぇ!!!??? それは本当なのか!!??」

 

 

 

「――――――い、いきなり大きな声を出さないで!」

 

「す、すまない……しかしそれは本当なのか!?」

 

「ふふ、ここで嘘を言う必要があるかしら?」

 

「そ…それもそうだが……!」

 

「と、いうか霖乃助さんもそんな声出せたのね……。驚きましたわ……」

 

「そんな大切な事を唐突に言われたら誰でも驚くに決まってるだろう……」

 

「一応念を押したつもりだったのだけれど」

 

「冗談交じりのあれが念を押したというのならば私はもう一度辞書を引きなおす必要があるみたいだ」

 

 

危うく心臓が飛び出るところだった

どうせいつものくだらない理由でここに来たんだろうと思っていた矢先にこれだ。こんな重大な報告をあっさりと伝える辺り、紫は食えない妖怪なんだと再度分からされたよ。

 

 

「それでまぁしばらくしたら霊夢と一緒にここへ来るはずだから、予め準備をしておいて欲しいんですわ」

 

「準備?何のだい?」

 

「少し待っててね」

紫はスキマを開き その中に手を突っ込む

 

 

「え~と…… 確かこの辺に……あった!これよこれ、はい」

 

少しした後に手と共に一枚のメモ用紙のようなものを引き抜き、僕にそれを差し出してくる。 ……これは…買い物リスト?だが半分くらいはチェックがついている。

 

「今、あの子達は人里へ買い物に出てるのよ。唯斗の使用品の買出しにね。お金は一応多めに渡したつもりなのだけれど霊夢なら少しでもお金を浮かそうとしてここに物を貰いに来ると思ってね。だからそのための荷造りの準備をしておいて欲しいの」

 

「ハァ……こんな小さな小屋に住んでいる僕からまだ巻き上げる気かい?」

 

「――――それにしては満更でもなさそうなのは気のせいかしら?」

 

「………あの子達のめんどうを見るのが僕達の務め、だろう? ほら用事が済んだのなら帰った帰った」

 

「ひっどいわよ~、霖乃助さん!お茶の一つくらい出してくれてもいいじゃない!」

 

「あいにく君に出す茶葉は持ち合わせていないんだ」

 

「そんなケチな霖乃助さん何てもう知らない! ゆかりん怒っちゃうんだから!」

 

 

「………………」

 

 

 

「え、え~と……私はもう帰りますわ、とりあえず今回の件宜しく頼むわね……。それと唯斗の事、宜しく頼みますわ。まぁあなたなら心配無いと思うけれど」

 

 

紫はそう言ってスキマの中に入っていった・・・・・・

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~

 

 

 

思い出すだけで頭が痛くなってきた……。紫が来るとそれだけでどっと疲れる。

僕の周りにはどうしてこんなにも個性豊かな人達が集まるのか、もしかして僕の方になにか問題があるのだろうか……。さらに頭が痛くなる。この事は後日また暇な時に考えるとしよう。

 

 

「全く、紫の奴が唯斗が帰ってくるのならもっと事前に言ってくれればこっちももっとちゃんとしたものを準備できたんだが……」

 

押し入れから引っ張り出してきたものが多く染めているので年季が入っている物ばかりだ。だが唯斗はそんな物でも喜んで使うだろう、師匠があれだからな………。

 

 

「仕方ない、しばらくはこれで我慢しておいてもらうとするか」

 

後は唯斗達がここへ来るのを待つとしよう、紫の情報によればもうしばらくしないうちに着くはずだ。

 

 

「さてどうしたものか……」

腕組みをしてハァと溜め息をつく、

紫が帰る間際に言っていた言葉

 

 

「よろしく頼むって……っ本当簡単に言ってくれるよ、紫は」

 

 

僕は唯斗が幻想郷(こ こ)に来なくなった理由を知っている。

三年間何をしていたのかも、紫の奴から嫌というほど聞かされていた。

事情を知っているからこそ、かける言葉が見つからないのだ。攻める事なんてもっての他だ。

 

(……だがまぁこういう事は考えて伝える事じゃないか、なるようになるだろう)

 

そう、同情の言葉も哀れみの言葉も考えて放つ物じゃない。あの子の顔を見れば伝えたい事が自然と出てくるだろう。

そんな事を考えている時、店の方から大きな女の声がする。

 

 

「霖乃助さーん! いるのーー!? 私が来たわよーーー!!」

 

 

(霊夢の声か…… どうやら来たみたいだね)

 

 

「あぁ ちょっと待っててくれるかーー」

霊夢の声に適当な返事で返す、

 

 

(さて……行くとしよう)

 

僕は心の準備を決めて、店の方へと向かった―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

――――香霖堂、入り口

 

 

 

 

「やっと到着したぜ!」

 

 

 

 

箒を急降下させ香霖堂の前に着地する。

そして入り口にあるドアに向かって歩き始め、

 

「にしてもあいっ変わらずボロボロな店だな~こりゃ客もよりつかない訳だ」

 

 

今思ったんだが香霖はどうやって生計を立てているのだろうか、不思議で不思議でたまらない。少し考えたパッとした答えが見つからない……狩猟か……いや農業かな?

 

「ま、そんな事どうでもいいか!」

 

私は入り口のドアノブに手をかけ思いきりドアを開ける

 

 

 

バァン!!!! チャリン!チャリン!

 

 

「香霖!! 魔理沙さんが来たんだぜ!! 茶を出してくれ!!! それと霊夢の奴をm――――――――――――ん?」

 

 

 

「「「ん?」」」

 

 

部屋にいた三人は一斉にこちらを振り返った。

 

 

 

 

ん、三人?霊夢と香霖の他にもう一人いるぞ?

 

 

 

「おお、魔理沙だったのか。久しぶり久しぶり」

 

 

 

 

「へ?」

 

 

 

 

 






と、いうことで次回は魔理沙との再会の話になります!

ちなみに物語が原作に入るのは40話前後になっている……どういうことだ……。


それでは次回も良かったら見に来てください!バイビ!
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