由良と焔が二人で暮らし始め時が経つのが早く2年経った。
この2年で由良と焔の関係は保護者の関係より歳の離れた姉弟の様な関係になっていた。
そして更に分かったのは、焔の家事能力の低さが分かった。
料理自体は好きで良くやるのだが、「隠し味は愛情よね」と言いながら、鍋の中で科学の実験をよくやって、必ずと言っても良いほど由良が被害にあっていた。
何度か被害を受けた後、由良が焔に「お世話になってるので家事は僕がやる」と焔に持ちかけた。
焔自身は由良が自分を想って言ってくれたと思い嬉しくなって家事を手伝ってもらう事にした。
だが、料理だけは譲らなかったので由良と共同に作る事に納得し、今では二人で料理を作って食べている。
そんな平和な日常が2年続いた。
そんなある日、由良が小学1年生になる少し前の出来事である。
由良が、一人で留守番をしていると目の前に突如光とともに一つの銃が現れた。
「な、んだ、これ?
急に光りだしたと思ったら・・・」
「起動
マスター確認、登録開始、魔力波登録、DNA登録、本機体名の登録してください」
「な、名前?
これもしかして黒姫の『
「本機体名を『旋龍』で登録しますか?」
「よく分からんがそれで頼む」
「了解しました
続けてマスター名を登録してください」
「榊原由良」
「マスター名及び声紋登録を行いました
AI機能を起動します」
今まで喋っていた銃が急に黙り始めて次のアクションが起きるまで待っていると
「初めましてマスター
私はマスターのデバイスとして神の所から来ました
今後マスターのサポートを全力でしますのでよろしくお願いします」
今までは機械的な音声に対し、今の声は大和撫子の女性が出すような凛とした声であった。
それに驚きつつ、由良は今後の確認のために色々と旋龍に質問をする事にした。
「旋龍でいいのかな」
「はい」
「神様て事は、私をここに転生してくれた神様でいいのかな?」
「はい
その認識で間違いはありません」
「そっか
でもなんで今更になって急に?」
「元々この時期に送られる様に設定されていました
理由は原作が始まる少し前あたりから私が来てマスターのサポートをする様に言われてきました」
旋龍が俺の疑問に色々と答えてくれて分かった事がある。
分かった事は一つ、旋龍は俺のサポートのために神様が作ってくれた「オリジナルデバイス」らしい。
どうやら俺が使う魔砲はかなり特殊な魔法の分類になるらしく普通のデバイスでは使う事が出来ないみたいだ。
二つ、旋龍の中にはこの魔法少女リリカルなのはの「知識」がどうやらあるみたいだ。
ただ、旋龍がその内容はあまり教えてくれないのだ。
理由は「あくまでこの世界の元になっている原作であり、この世界の未来ではない」と言われたからだ。
三つ、原作がそろそろ始まる―いつ始まるかは教えてくれなかった-らしい。
この三点を旋龍は教えてくれた。
「じゃあ、旋龍これからよろしくな
俺この世界と言う『魔法』てのがよく分からないから、それを教えてくれ
『魔砲』は大体どんなのか分かるがそっちも色々と教えてくれよな」
「お任せください
私はそのためにいるんです
貴方に『魔法』も『魔砲』もしっかり教えます
私の指導は色々と厳しいので頑張ってくださいね」
旋龍が最後に機械の出す声のはずなのに、とてもいい声でとんでもない事を言われたので苦笑いするしかなかった由良であった。
一応これでプロローグは終わりです
次回からは少し原作に入る前のお話をするので「原作はよ」と言わずもう少し付き合ってくださいm( _ _ )m
今年最後の投稿になると思いますので皆さんあと僅かですが、今年も良いお年をお過ごしください!!