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閑話2
世界が広がっていた
広がっている世界には笑顔があふれていて、
少女の目の先に居るあの人だけ、その笑顔が輝いていた
「ねえ、それなあに?」
少女が指差して聞くと、その人は嬉しそうに微笑んだ
「デュエルモンスターズって言うんだ」
でゅえるもんすたーず?
少女は首をかしげる
何をしているのか、少女はまだわかっていない
「そう、すっごく楽しいんだ」
そういって一枚の札を見せてくれる
かっこよくて、頭がよさそうで、そして強そうな絵が描かれている
そこまで話すと、その人は目の前の人の方を向いて、続きを始めてしまった
少女はまた、その様子をじっと見始める
何が起きているのかはわからない
何をしているのかわからない
なのにどうしてだろう?
少女の顔には、笑顔が出てきている
少女は、楽しそうにその様を見ている
どうしてだろう?
どうしてだろう?
何が楽しいのかもわからないのに
何が嬉しいのかもわからないのに
でも、少女は楽しそうだ
心の底から
楽しそうなみんなを見ているからでもなくて
雰囲気に、流されて笑っているわけでもなくて
「ねえ」
少女は、足を踏み出していた
自分の意思で
「私もやってみたい」
そしてあの人は、少女の頭を優しくなでた
「いいぜ、やってみよう!」
とくん、とくんと心が騒いでいる
少女は、その感情がなんなのか分かっていない
ただ、少女は心地よさそうに
少女は笑顔を浮かべて
少女は愛しそうに、カードを触った