魔法の世界で……   作:アルペリア

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2話目です

はじめなので結構速くかけました。

次も頑張って早く更新したいです。




”世界”ではない場所で

 

 

 

 

Side―アキラ(回想・1)

 

 

 俺はどこにでもいるような学生だった。特に何か特別なことがあったわけでもなくただ単調に大学まで進んでいった。そうやって現在大学二年生の19歳。そして大学でも何か特別なことがあるわけでもなく、普通に通学して、普通に講義を受けて、普通に大学の友人と交流しながら1日1日を過ごしていく、そんなのが俺の毎日だった。

 

 

 

繰り返しの日々、変わらない毎日、その中で小さな起きる変化に友人とバカ騒ぎする。そんな変化が楽しい毎日。それが楽しくて、それがずっと続くものだと思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………だけど、そんな日々の終わりはいきなりやってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………その終わりは次の講義に行くために友人たち別れ、教室のドアを開け、廊下に出た。

 

 

 

 

……………………そして俺は“世界”からいなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side―アキラ(回想・2)

 

 

 

 ドアを開けたらそこは自分の知っている校舎の廊下ではなかった。目の前にはただ一本の道があった。それ以外には何もなく辺りの景色すら分からない。ただ何もない空間が広がっていた。

 

 

 

その中にある一本の道、それが何かもの凄い違和感を出していて、何か嫌な感じがした俺は急いで戻ろうと、振り返るとそこにも道は続いていて、まるで今まで俺がその道をずっと歩いてきたかのようだった。

 

 

 

その景色が何だか急に怖くなってきて、元の場所、教室に戻りたくてそのまま走り出そうとした。

 

 

 

 

「あなたの進む道はそっちではありません。」

 

 

 

「うわぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 いきなり聞こえた声に驚き思わず大きな声を上げてしまった。一体今のは何なんだ。声がしたので辺りを見回すが周りはなにもない空間が広がっているだけで自分以外の人間を見つけることは出来ない。

 

 

そして俺が進むのは今向いている向き、ドアがあったであろう向きではなく、ドアの先の方らしい。

 

 

 

 声に言われたとおりに体の向きを変えると、後ろにある道に変化が起きていた。

 

 

 なんと道の両側に花、しかも彼岸花が咲き誇っていたのだ。

 

 

 

 ………………別に彼岸花は好きな花なので嫌ではないが、まるで“死”への道みたいな感じなので、ものすごくうれしいというわけでもない。

 

 

 だが、こちらの道を進むしか俺に出来ることはなく(その場にとどまるという選択肢はない)、ただただ道を歩く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………………………歩いてからどれくらいの時間がたったのだろうか、時計がないので時間を知ることが出来ず、自分がどれ位歩いたのか分からない。かなりの距離を歩いたと思うのだが、足に疲れは感じず、ここに疲労というものがないのだと実感し、ここが自分がいた“世界”とは違うものだと嫌でも実感してしまう。

 

 

 

 

…………………

 

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

 

………………………

 

 

 

 

………………………

 

 

 

 

 

 

 

 また、どれくらい歩いたのだろうか。いい加減終わりのない両脇に彼岸花が咲く道に苛立ちを感じていた時、道の終わりは当然にやってきた。

 

 

 

 何もない空間にある道の先にポツンと立っている何の変哲もない木製のドア。今まで何もない空間しか見ていなかった俺にはそれがもの凄く違和感を感じて、だけどどこか自分の見覚えのあるものに安心感を覚え、歩くペースを速めてそのドアに近づいた。

 

 

 

 近くで見て見ると、ドアノブに何か引っかかっていた。それはどうやら手紙の用で、ご丁寧に「渡良瀬アキラ様」と書いてあった。

 

 なぜ俺の名前を知っているかは分からないが、取りあえず俺はその手紙を開けてみることにした。

 

 

 

 

 

「渡良瀬アキラ様

 

 長い道のりお疲れ様でした。

 

 ここで道は終わりとなります。

 

 この扉を開けると新しい“世界”になります。

 

 ご覚悟はよろしいですか?」

 

 

 

 

…………………何が新しい世界だ。今まで人を散々歩かせてきたくせによく言う。

 

 

 この手紙を書いた奴に一言言ってやりたくて、俺はドアノブに手をかけ、ドアを開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よぉぉぉぉぉぉこそぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!お待ちしておりましたぁぁぁぁ!!!

 あなたが最後の一人ですっっっ!!!さぁぁぁ!!!早く席についてくださぁぁぁぁい!!!」

 

 

 

 

 

 

 

ドアを開けると、そこには俺に背を向けて座る4人の男女。そしてその奥にその4人と対峙するように立っている、やたらハイテンションな一人のタキシード姿の男だった。

 

 

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